平成 26 年度第 10 回価格審査会の開催について

平成 26 年度第 10 回価格審査会の開催について
平成 26 年度第 10 回価格審査会が開催されましたので、議事概要についてお知らせいたします。
この価格審査会は、当財団の価格情報誌の発行前にその掲載価格の妥当性等について、外部の有識者
によって審査を行うものです。
開催日時
平成 27 年 1 月 14 日(水)10:00 ~ 12:00
場
一般財団法人建設物価調査会
委
所
員
会議室
吉田
保
日本工営株式会社
中嶋
西牧
英雄
均
株式会社日本設計 コスト設計部 専任部長
一般財団法人日本建設情報総合センター システム事業部門
淳
コリンズ・テクリスセンター長(兼)電子入札施設管理センター長
東日本旅客鉄道株式会社 東京工事事務所 次長
高木
特別顧問
□平成 26 年度第 9 回価格審査会議事録(案)確認
□平成 26 年度第 10 回価格審査会審議資料説明
審議資料の説明
1.「建設物価」2 月号、「Web 建設物価」2 月号の価格動向
・ 価格が上昇した資材は、レディーミクストコンクリート(富良野、湯沢、名古屋、豊田、福井、宮津
ほか)、一般建築用木材(米松)(全都市)、コンクリート型枠用合板(全都市)、アスファルト混合物・
再生アスファルト混合物(佐渡、福知山、岡山ほか)、道路用コンクリート製品(宇都宮、東京)、高張
力タイロッド(690)(全都市)、建築用コンクリートブロック(札幌、東京、名古屋、高松、福岡)、移
動式クレーン作業料金(北海道、関東、中部の各都市)等であることを説明。
・ 価格が下落した資材は、異形棒鋼(九州の各都市)、伸銅品(全都市)、レディーミクストコンクリート
(金沢)、ストレートアスファルト・アスファルト乳剤(全都市)、燃料油(全都市)、鉄くず(全都市)、
非鉄くず(全都市)等であることを説明。
2.注目資材
・ ストレートアスファルト【東京】
・ 配管用炭素鋼管(ガス管)【東京】
3.比較資料
・ 企業物価指数、モニター調査結果、業界紙との比較結果について説明。
審議事項
委員の意見、質問
建設物価調査会説明・回答
全国の生コンについて、地域的に目立っ
東北地区では昨年度ほどのひっ迫感が出ておら
た傾向があれば知りたい。
ず、需給ひっ迫に伴う市況上伸傾向は一段落した
ものとみられる。北陸地区はこれから本格化する
審議1
北陸新幹線関連工事を控え市況が上伸した地区、
同工事の終息による需要減から市況が下落した地
区の双方が見られる。中部地区は名古屋駅前再開
発関連工事により需給のひっ迫が目立つ。
審議2
審議3
審議4
審議5
審議6
鉄筋について、最近の出荷量推移が知り
たい。
関東地区の電炉粗鋼生産量は昨年 12 月、1 月と漸
減傾向にある。
H形鋼について、需給緩和に応じた市況
高炉、電炉メーカーともに強い姿勢で市況維持に
の下落が見られないのはなぜか。
努めていることが奏功しているものとみられる。
燃料市況の下落が始まった後にも輸送
コストの上昇を理由とする資材市況の
燃料市況は下落状況にあるが、運転手の高齢化や
後継者不足、運送事業者の社員待遇改善など運転
上伸が見られるが、この理由について知
りたい。
手の定着確保が輸送コスト上昇の理由になってい
るとみられる。
東京オリンピック開催決定による工事
需要増加についての話題が一時ほど上
東京オリンピック開催決定当初は特需への期待感
が高まったが、想定されたほどの実需の盛り上が
らなくなった感があるが、どのような状
況にあるか知りたい。
りには至っていない。もう少し時間を要するもの
とみられる。
震災後に耐震性向上を目標に開発され
一例として、ダクタイル鋳鉄管では従来普及して
流通している新製品があれば知りたい。 いたNS形から耐震性を向上させたGX形の流通
が増えており、建設物価 2 月号から掲載規格を増
加した。
審議結果
「建設物価」2 月号、「Web 建設物価」2 月号の価格動向について問題はなかった。
以
上