募集要項 - 国土交通省

平成 27 年 2 月 23 日
「訪日外国人旅行者向けにユニバーサルツーリズムの情報発信を行う
バリアフリーツアーセンター(相談センター)」に係る募集要項
1.目的
ユニバーサルツーリズムに対応した観光地づくりを進めるためには、地域の一元的な相談窓
口として機能するバリアフリーツアーセンターと当該地域の観光行政や観光事業者等との連携
が不可欠であり、2020 年オリンピック・パラリンピック開催を見据え、海外から訪れる高齢者・
障がい者等の受入体制を整備する必要があります。
このため、観光庁では、国内におけるユニバーサルツーリズムに対応した観光地づくりは進
んでいるものの、海外から訪れる高齢者・障がい者等の受入体制に課題がある地域におけるバ
リアフリーツアーセンターの情報発信の多言語化を行い、2020 年オリンピック・パラリンピッ
ク開催に向けた受入体制のみならず、その後の海外からの高齢者・障がい者等を受け入れるた
めの体制づくりを促進し、ユニバーサルツーリズムの更なる普及促進を図ることを目的としま
す。
2.募集概要
訪日外国人旅行者向けに情報発信を行うバリアフリーツアーセンターを数件選定する予定で
す。募集するバリアフリーツアーセンターは、以下の選定要件に該当するものとします。
なお、バリアフリーツアーセンターという名称を使用していなくても、地域と一体となった
受入体制を構築している組織や案内所が対象となります。
(1)地域と一体となった受入体制を構築しているバリアフリーツアーセンター
・国内の高齢者・障がい者等が地域に旅行する際の一元的な相談窓口としての機能を有して
いること。
・地域のバリア&バリアフリー情報を一元的に集約・発信していること。
・相談窓口において、高齢者・障がい者等への地域の観光に関する相談・問い合わせの対応
を行っていること。
・相談窓口や案内所において、車いすやベビーカーの貸出等の対応を行っていること。
・地域と連携した取組が行われていること。具体的には、地域の観光案内所と一体的な形で
案内・相談対応ができている、バリアフリーツアーセンターの運営に観光事業者が関与し
ている、地方自治体等がユニバーサルツーリズムに関係する事業を創出しバリアフリーツ
アーセンターに委託している、等の状況にあることを言う。
・介助サポート等の一部分のみの連携ではないこと。
・上記のような取組が、他の地域の参考となっている或いは先進的な取組となっているが、
多言語化対応が進んでいないため、海外からの高齢者・障がい者等の受入に課題を抱えて
いること。
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※平成 26 年 3 月作成「ユニバーサルツーリズムに対応した観光地づくりのための地域の受
入体制強化マニュアル」の図2、図3による体制や機能を参照して下さい。
URL:http://www.mlit.go.jp/common/001032655.pdf
(2) 本事業の趣旨に合致した取組が可能な組織または観光案内所であること。
※任意団体又は代表者を定めた上での複数の者による応募も可。
※地方公共団体を応募者の構成員とすることも可。ただし、地方公共団体単独での応募は不
可。
(3)暴力団員が実質的に経営を支配する者又はこれに準ずるものとして、警察当局から、国土交
通省公共事業等への排除要請があり、当該状態が継続している者でないこと。
3.事業概要
(1)多言語化の実施
・多言語化の実施はバリアフリーツアーセンターのホームページを原則とし、地域の状況に
応じてバリアフリーツアーセンターの窓口に備え付けているパンフレット等の案内物につ
いて実施する。
・多言語化を行う言語は原則英語のみとするが、地域の実情に応じて複数言語での実施も可
能とする。
・ホームページの多言語化にあたっては、観光庁が別途作成する基本的なフォーマットを使
用することを予定している。
・多言語化に伴う問い合わせ・相談対応にあたっては、観光庁において実証的な取組を行う
ことを予定している。
・多言語化したホームページについて、関係組織等のホームページでのリンク行い、広く普
及を図る。
(2)多言語化実施後の目標・展開
・多言語による情報発信後に、海外からの高齢者・障がい者等の受入を行う目標や計画があ
ること。具体的には、地域が障がい者スポーツ大会の誘致や 2020 年パラリンピック競技の
事前合宿を誘致し、情報提供や相談対応をバリアフリーツアーセンターが行う、等の地域
とバリアフリーツアーセンターが連携して実施することを言う。
・多言語化したホームページについては、当事業実施後は各バリアフリーツアーセンターが
自力で更新を行うこととする。
(3)事業規模
・事業実施規模は、1バリアフリーツアーセンター当たり数百万円程を予定しているが、選
定件数や多言語化を行う情報量等に応じて異なる。
・当事業は、観光庁が別途実施する企画競争により受託事業者を決定するため、観光庁と各
バリアフリーツアーセンターが直接契約をするものではありません。
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(4)事業実施期間
・平成 27 年 3 月~平成 27 年 7 月(予定)
(5)事業報告及び効果検証等
・事業実施期間中、観光庁から指示があった場合は速やかに状況報告を行うこと。
・事業実施期間中、観光庁が行う外国人目線による検証に協力すること。
・事業実施後、観光庁へ実施内容の報告を行うこと。
・事業実施後、観光庁が行う効果検証等に協力をすること。
4.応募に際しての必要書類
応募に際しては、以下の(1)~(3)に留意し、所定の様式に記入の上、提出して下さい。様式
については観光庁のホームページからダウンロードして下さい。
URL:http://www.mlit.go.jp/kankocho/topics06_000053.html
(1)応募書
・応募は「訪日外国人旅行者向けにユニバーサルツーリズムの情報発信を行うバリアフリー
ツアーセンター(相談センター)
」に関する応募書(所定の様式)を使用すること。
(2)概算見積額
・多言語化に伴って必要となる概算見積額(様式自由)を PDF にして送付すること。
※本資料は、観光庁の事業費を決定するものではありません。
(3)その他
・応募者の概要や、地域と連携してユニバーサルツーリズムに対応した観光地域づくりを行
っている取組がわかる資料(様式自由)を参考に添付すること。
・応募者の概要を把握する上での補足資料として、組織や事業のパンフレット等を可能な範
囲で送付すること。
5.募集期間・応募方法
(1)募集期間
・平成27年2月23日(月)~平成27年3月9日(月)17:00必着
(2)応募方法
・応募書類は、下記送付先に電子メールで提出すること。
・電子媒体の使用可能なソフトは、
「MicrosoftWord2013」以前の形式に限ります。
・提出先
観光庁観光産業課 上井
E-mail [email protected]
※国土交通省の情報セキュリティレベルにより、ファイル送信サービスサイトによる送受信
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が出来ません。
※なお、パンフ等 PDF による送付が困難な場合は下記の宛先に郵送して下さい。
〒100-8918 東京都千代田区霞ヶ関 2-1-3
観光庁観光産業課 上井
※応募書提出後に、必要に応じてヒアリングを実施する場合があります。
6.選定について
(1)選定方法
・応募内容を観光庁において審査し選定します。
(2)選定結果の通知
・選定結果の通知は観光庁から各応募者あてに行います。
7.問い合わせ先
記入方法に関する相談等につきましては、以下連絡先にご相談下さい。
【連絡先】
〒100-8918 東京都千代田区霞ヶ関2-1-3
観光庁観光産業課 上井
TEL 03-5253-8329
本応募に関するお問い合わせの受付期間は、平成27年3月6日(金)12:00までとし
ます。
8.その他
・応募に必要な資格のない者の提出した書類、提出した書類に虚偽の記載を行った場合、所
定の様式以外での応募した場合については当該書類を無効とします。
・必要書類の作成、提出に係る費用は、提出者の負担とします。
・提出された書類は、原則返却しません。
・提出された書類は、当該申込者に無断で二次的な使用は行いません。
・採択された書類は、「行政機関の保有する情報の公開に関する法律」(平成11年5月1
4日法律第42号)において、行政機関が取得した文書について、開示請求者からの開示
請求があった場合は、当該企業等の権利や競争上の地位等を害するおそれがないものにつ
いては、開示対象となる場合があります。
以上
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