プライベートバンカー資格試験のコンピュータ試験データの送信エラー

公益社団法人
2015 年 2 月 27 日
日本証券アナリスト協会
プライベートバンカー資格試験のコンピュータ試験データの
送信エラーについて
プライベートバンカー(PB)資格試験のコンピュータ試験において、試験運
営委託業者が受験者の方(1 名)に予約とは異なる資格の問題を配信するという
重大な送信エラーが発生しました。ご迷惑をおかけした受験者の方および勤務
先には深くお詫び申し上げるとともに、試験運営の信頼性に関わる重大な出来
事として事態を深刻に受け止めております。今後は、試験運営委託業者におい
て再発防止策を徹底させ、再発のないよう万全を期して参ります。
1.経緯
2015 年 2 月 15 日(日)、シニア PB 第 3 単位の受験を予約した 1 名の受験
者の方に、試験運営委託業者が予約とは異なるプライマリーPB 第 3 単位の問
題を配信するという重大な送信エラーが発生しました。
2 月 16 日(月)にご本人が、試験会場で分かる試験結果の表示内容に関し
試験運営委託業者に問い合わせを行い、業者で調べたところ予約とは異なる問
題を配信していた事実が判明しました。
上記受験者の方には、事情説明、陳謝を行い、再受験していただくことで
ご了解いただきました。ご本人および勤務先に多大なご迷惑をおかけしたこ
とを深く陳謝します。
2.原因
試験運営委託業者は、事前確認の段階で、上記受験者の試験データ(受験者
情報、試験問題)が送信されていないことが判明したため、システムでの再送
を試みたが、送信できず、試験データを手動で再登録し送信しました。
その際、試験運営委託業者は、シニア PB の試験識別記号ではなく、誤って
プライマリーPB の記号を登録したため、予約とは異なるプライマリーPB の
問題が配信されました。
試験運営委託業者によれば、試験データのシステムでの再送信ができず手動
で対応した事例は他団体の試験運営を含めてもこれまで皆無であり、今回の異
例時対応における作業体制および登録内容の確認が不十分であったため、本件
の送信エラーに至った、としています。
3.再発防止策
試験運営委託業者に、以下の再発防止策を徹底させます。
①試験データを試験会場に送信できない状態が発生した場合には、システムに
よる再送信で対応することとし、手動での再登録は行わないこととする。
②但し、システムによる再送信では対応できず、やむを得ず手動での再登録
が必要となった場合には、登録作業および確認作業を複数段階かつ複数体
制で行うことを徹底する。
③上記②の確認作業は、再登録したデータおよび再登録により会場に送付さ
れた試験データが予約データと相違ないことを本部(ヘルプデスク)およ
び会場側で徹底して行う。
また、試験運営委託業者には、上記②の手動での再登録の必要が生じない
ように、システムの改善を求めていくこととします。
【本件に関する照会先】
公益社団法人 日本証券アナリスト協会
PB 教育運営
E-mail:[email protected]
Tel:03-3666-1511