防災 行政で 防災 災害は不意打ち。 必要なのは、 地域で 11 防災力。 防災 東日本大震災の発生から、3月 日で4年。いざ という時のために、身の回りの防災力をあげておく ことが大切です。 防災力。 家庭で すぐには動けない、助けが必要な人は 皆さんを守るため、修正しました 災害時に、家族の援助が受けられない人や自力で の避難が難しい人を事前に登録し、いざという時に 地域で援助を受けられる体制作りを進めています。 対象=在宅の人で、次のいずれかに該当する人。 ①65歳以上の一人暮らし ②介護保険の認定区分が要介護度3・4・5 ③身体障害者手帳1級・2級を持っている18歳以上 ④療育手帳A判定の18歳以上 ⑤その他、援助を必要とする人(①から④までに 準ずる人で災害時には特に支援が必要な人) 申し込み=平成26年4月1日から平成27年2月28日 までに新たに①から④までに該当した人には、登録 希望確認書類を3月下旬に郵送します。登録を希望 した人には、5月以降、各地区の民生委員が訪問調 査をします。また、⑤に該当する人で登録を希望す る人は、市役所1階の福祉課及び新里・黒保根支所 市民生活課で受け付けます。 問い合わせは、福祉課社会福祉係(☎内線271)へ。 12月の桐生市防災会議で、桐生市地域防災計画を見直 し、大雪への備えを明確にした雪害予防計画を新たに盛 り込んだほか、大規模災害への対策を強化するための修 正などを行いました。今回の修正の概要は、下のとおり です。桐生市地域防災計画は、市ホームページから御覧 いただけます。 ■雪害予防計画 「大雪時による集落の孤立や都市機能の阻害等、雪害 に対し強いまちづくりの推進」「除雪援助体制の整備」 「住民に対する大雪時の留意事項の周知」などを新設。 ■大規模災害への対策の強化 避難勧告などの発令に係る、発令者、住民の行動、伝 達事項や方法などを整理。 ■避難所の見直し 災害の種別ごとに、災害が迫った場合や災害の発生時 に緊急避難し、身の安全を確保する「指定緊急避難場所」 と被災者が一定期間滞在する「指定避難所」を改めて指定。 問い合わせは、安全安心課防災係(☎内線415)へ。 避難行動要支援者に登録を 3・ 11 広報きりゅう平成27年3月号 避難者を 支援する団体 東日本大震災により、桐生市に避 難してきた避難者の皆さんを震災直 後から支援し続けている団体があり ます。 23 問い合わせは、安全安心課防災係 (☎内線415)へ。 23 ■桐生地区被災避難者サポートセン ター(NPOわたらせライフサービス) 平成 年3月から支援開始。避難 者の要望を把握し、必要な支援物資 を収集・提供。地元支援者と協力し、 避難者を招いたクリスマス会の開催 など、避難者と支援者の交流を促進。 ■きりゅう市民活動推進ネットワー ク(桐生市民活動推進センター “ゆい”) 平成 年3月から支援開始。避難 者の情報交換の場として「避難者サ ロン」を開催し、避難者同士、また 地域住民との交流の場を提供。福島 県の県外避難者支援事業として、福 島県への交流バスを運行するなど帰 還支援を実施。 ■群馬県広域桐生福島県人会 平成 年3月から支援開始。避難 者宅を訪問し就職支援を実施。食事 会や納涼会、クリスマス会、旅行な ど、避難者と様々なふれあいの場を 設け、交流を支援。 23 市防災計画の見直し 6 緊急情報を自動的に受信します 30 59 防災力。 7 防災力。 問い合わせは、安全安心課 防災係(☎内線415)へ。 FM桐生の電波や外部ア ンテナについてなど、技術 的・専門的なお問い合わせ はこちらへ。 77 T字型室内ア ンテナを設置 することで受 信感度を改善 できます 11 の貸し出しも有ります。 なお、この防災ラジオはF M桐生局のみを受信します。 毎月1回、第4金曜日に試験 放送を実施しています。 ■FM桐生で 3・ 特別番組を放送 家庭でできる災害への備え や、災害に対する市の取り組 み、防災ラジオなどを紹介し ます。FM桐生を受信できれ ば、どなたでもお聴きいただ けます。 期日=3月 日(水) 時間=午後2時 分~2時 分 11 FM桐生ユーザーサポート デスク (☎20‐7557) 災害時の情報伝達手段の一 つとして、「緊急告知FMラ ジ オ 」( 防 災 ラ ジ オ )を 1 台 1000円でお配りしていま す。このラジオは、電源が入 っていない状態でも、緊急情 報の信号を受信して、自動的 に最大音量で流します。 配布場所は、市役所3階の 安全安心課、新里支所、黒保 根支所、境野公民館、広沢公 民館、梅田公民館、相生公民 館、川内公民館、菱公民館の 9か所です。 自宅でFM桐生( ・ メ ガヘルツ)を受信できるかを 確認するための、防災ラジオ 試験機とT字型室内アンテナ 桐生市防災アドバイザー 片田教授の防災コラム③ あなたは本当に 避難できますか? 災害が起ころうとするとき、避難しなく てはならないことは誰もが知っています。 しかし、実際には避難せずに多くの犠牲者 が毎年発生している現実があります。人は なぜ避難しないのか?という問題に長年向 かい合ってきました。もちろん避難困難者 の方々は避難したくても避難できないとい う問題があり、高齢化が進む桐生の防災に とっても大きな課題です。しかし、実際に 起きた災害現場においては、避難できる健 康な方々であっても、避難せずに多くの 方々が犠牲になっています。 実際の災害現場に立ち、犠牲となった 方々の「その時」に思いを馳せることを繰 り返してきて思うことがあります。時に人 は人として避難できないことがあるという ことです。東日本大震災のあの日、多くの 人々は津波の襲来を予想しました。そして 避難の必要性を感じ多くの人が避難をしま した。しかし、津波が襲来すると思ったか らこそ避難しない人もいました。 子どもがいない。津波が来そうなのに子 供の所在がわからない。母親は子供を懸命 に探しました。そんな母親を津波は容赦な く飲み込んでいきました。地域の避難所と なっている高台に駆け上がった若者は、祖 父母を探しましたが見当たりません。誰か が手助けしなきゃ祖母は避難できない。そ う考えた若者は自宅に駆け戻り、そのまま 帰ってきませんでした。 防災意識が低いから避難しなかったので はありません。避難の必要性も十分に分か っていました。しかしこの母親も若者も、 家族を思うが故に避難できませんでした。 多くの防災の専門家や研究者は、このよう な人たちも含めて防災意識が低いからと断 じます。しかし私は、人は人として避難で きないのだと思います。 「津波てんでんこ」。東北の津波常襲地帯 で語り継がれる言葉です。津波の時にはて んでんばらばらに逃げよと教えるこの言葉 は、家族の絆が被害を拡大してきた悲しい 歴史の中で、先人が残してくれた言葉です。 お年寄りや子供は放っておいて、自分だけ でも逃げよと教えているようで、聞きよう によっては薄情な言葉にも聞こえます。 考えたくはありませんが、自分がそのよ うな場面に置かれたときを考えてみてくだ さい。あなたは本当に避難できますか?多 くの人は避難できないのではないでしょう か。私は「津波てんでんこ」という言葉が 本当に教えようとしていることは、「てん でんこ」な避難ができる家庭を築いておけ ということなのだろうと思っています。一 人ひとりが自分の命を守ること、そしてそ れを家族がお互いに信頼し合っていること。 それが「てんでんこ」な避難を可能として、 家族みんなが助かることにつながります。 家族それぞれが、しっかり避難することの 意味を御家族で話し合ってみてはどうでし ょうか。 桐生市役所 ☎0277 ‐ 46 ‐ 1111 7 緊急告知FMラジオ (防災ラジオ) 特集
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