開催要項 1 名 称 企画展「請西藩林家が遺したモノ」 2 開催期間 平成27年3月14日(土)~6月15日(月)開館81日間 3 会 場 千葉県木更津市太田二丁目16番2号 木更津市郷土博物館金のすず 2階 第2展示室 4 主 催 木更津市郷土博物館金のすず 5 観 覧 料 一般200円 高大学生100円 65歳以上・中学生以下無料 障害者とその付添者1名無料 ※団体(20名以上)割引あり 一般160円 大学・高校生80円 ※6月15日(月)は県民の日につき無料 6 開催趣旨 木更津の礎は、江戸幕府から大坂の陣の戦功として上総周辺の輸送権の 独占などを得たことによる。そのため、木更津の風土そのものが徳川びい きであったといえるだろう。 かつて木更津には請西藩があり、林家が治めていた。請西藩林家は、藩 主自ら脱藩し新政府軍と戦った結果、明治維新に全国で唯一潰された藩と しても有名である。 この処分によって失われた家格の再興に向け、様々な働きかけを実施し、 20 年以上の時を経て、家格の再興が叶った。その後、林家は貴族院議員を 務め華族としての道を歩む。 今回の企画展では、幕末期は勿論、明治期以降における男爵林家の初公 開を含む資料を紹介する。 7 展示構成 ① 譜代大名 林家 林家は徳川家直参の旗本で、14 代忠英が先代までの知行3千石に7千石を加え 1万石を領した。その後、文政 10 年(1827)には貝渕村に陣屋を設けたのち、15 代忠旭により貝渕村から請西村へ陣屋を移した。 現在の木更津市内に陣屋を構えた林家について、成立ちや代々の藩主、藩主自 やどもと ら脱藩し戊辰戦争へ参加したこと、さらに林家が宿元(身元引き受け人)であっ までのこうじ た万里小路関係の資料についても紹介する。 【主な資料】 ・林家系譜 ・万里小路関係 ・献兎 ・降伏待刑 ② 家格再興にむけて 請西藩は慶応 4 年(1868)5 月に所領が没収され、全国の大名で唯一取り潰しの処 分を受けた。忠崇は身柄預けとなり謹慎の後、明治 5 年(1872)に免じられた。 その後明治 26 年(1893)になると、家督を継いでいた甥の忠弘が男爵の位を与え られ、忠崇自身も翌年には従五位下に叙されることにより、家格の再興が果たさ れる。この間に再三行われた家格再興に向けた強い願いに関する資料を展示する。 【主な資料】 ・御達并進達留 ・嘆願書 ③ 華族としてのあゆみ 名誉回復が叶った後、貴族院議員となった林家のあゆみを辿る。 【主な資料】 ・理事叙任状 ・写真 ・第 90 回帝国議会貴族院議員氏名表 8 関連事業 講演会 日時 3月21日 土曜日 午後2時から 場所 木更津市郷土博物館金のすず3階集会室 講師 田中 正弘 氏 (國學院大學栃木短期大学 日本文化学科教授) 演題 「 (仮)江戸城大奥の部屋方奉公と万里小路 ~幕末期における岡田家姉妹を中心に~」 申込方法:電話による申込 3月1日 午前9時から 9 印刷物 ポスター・チラシ 10 担当 郷土博物館金のすず 主事・学芸員 多田 あゆ美 11 連絡先 木更津市郷土博物館金のすず 〒292-0044 千葉県木更津市太田二丁目16番2号 電話 0438-23-0011 FAX 0438-23-2230 E-mail: [email protected]
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