平成27年度 平城宮跡エントランス広場等警備業務委託 仕 様 平城京歴史館 書 平成27年度 1 平城宮跡エントランス広場等警備業務仕様書 趣旨 この仕様書は「平成27年度平城宮跡エントランス広場等警備業務委託」について、 発注者 (平城京歴史館)を甲とし、受注者を乙として必要事項を定めるものとする。配 置場所・時間等の業務実施方法や報告事項の詳細については、別途協議決定するものと する。 2 業務の目的及び対象部分 (1)業務の目的 本仕様書、契約書等に従い、平城宮跡エントランス広場等の管理、駐車場内及び 進入路における車両、歩行者の安全誘導等、来場者等の安全を確保できるよう、そ の業務の円滑な運営を行う。 (2)業務の対象部分 奈良市佐紀町及び二条大路南 平城宮跡エントランス広場(駐車場・バスターミナル)、進入路及び南門広場等 (別紙1平面図のとおり) 3 一般的事項 (1)本業務は平成27年4月1日から平成28年3月31日まで実施する。 (2)警備員(業務に従事する者)の制服、無線機及び誘導灯等の備品、消耗品に関する費 用一切は乙の負担とする。 (3)従事者の労務管理に関する費用一切は、乙の負担とする。 (4)乙は警備業務実施時に、以下の過失賠償責任保険に加入すること。 4 ア 対人賠償額として1事故につき、4億円以上 イ 対物賠償額として1事故につき、1億円以上 業務の基本的事項 (1)乙は配置する警備員の、名前、年齢、資格、実務経験等を書面により届出なければ ならない。警備員を変更する場合は、その都度変更届を提出すること。 (配置警備員登録名簿) (2)警備員は、警備員等の検定に関する規則(昭和61年国家公安委員会規則第5号) 第5条第1号から第2号の規定による警備員検定の受検欠格事項に該当しない者かつ 心身共に健康で体力的に頑強で機敏な行動が可能な者で、原則として同一者を年間を 通して配置するものとする。 (3)配置登録された警備員の中から警備責任者を1名、副責任者を最低2名以上選任す る。警備責任者及び副責任者は交通誘導警備業務検定2級以上の資格を有する者であ ること。 (4)配置する警備員のうち1名以上は、常に警備責任者又は副責任者でなければならな い。なお、その他資格者を有する業務が発生した場合については、公安委員会の配置 -1- 基準等に基づく配置体制に対応できること。 (5)警備責任者は、業務の遂行全体について警備員の指導監督をしなければならない。 (6)副責任者は、警備責任者を補佐するとともに警備責任者が不在となる場合は、その 職務を代行しなければならない。 (7)警備業務従事者は業務上知り得た秘密、情報について、退職後も他に漏らしてはな らないこと。 (8)警備員は故意又は過失により第三者に損害を与えたときは、その賠償責任を負うも のとする。 (9)警備員として業務に支障があると甲が認めた場合は、乙は警備員を変更するものと する。 5 業務内容及び業務実施方法 (1)業務担当場所、時間及びポスト数 警備業務は、常駐警備とし、その業務担当場所、業務担当時間及び配置人数は下 記及び配置図(別紙2-1~6)のとおりとする。なお、各業務日の体制区分は配 置体制計画表(別紙3)のとおりとする。ただし、イベント開催日の変更、利用状 況等により、配置体制については総業務量の増えない範囲で変更する場合がある。 ア)通常期(体制Ⅰ:6ポスト) ①場所 計145日間 大宮通り出入口 時間 8:00~17:30 ポスト数 3ポスト ②場所 バスターミナル入口、横断歩道 時間 8:00~17:30 ポスト数 2ポスト ③場所 朱雀門踏切 時間 8:00~17:30 ポスト数 1ポスト イ)シーズン期(体制Ⅱ:8ポスト) ①場所 計68日間 大宮通り出入口 時間 8:00~17:30 ポスト数 3ポスト ②場所 バスターミナル入口、横断歩道 時間 8:00~17:30 ポスト数 2ポスト ③場所 駐車場内 時間 8:00~17:30 ポスト数 2ポスト ④場所 朱雀門踏切 時間 8:00~17:30 ポスト数 1ポスト -2- ウ)春季・夏季シーズン期(体制Ⅲ:9ポスト) ①場所 大宮通り出入口 時間 8:00~17:30 ポスト数 3ポスト ②場所 バスターミナル入口、横断歩道 時間 8:00~17:30 ポスト数 2ポスト ③場所 駐車場内 時間 8:00~17:30 ポスト数 3ポスト ④場所 朱雀門踏切 時間 8:00~17:30 ポスト数 1ポスト エ)夏季イベント日(体制Ⅳ:9ポスト) ①場所 8:00~22:00 ポスト数 3ポスト バスターミナル入口、横断歩道 時間 8:00~22:00 ポスト数 2ポスト ③場所 駐車場内 時間 8:00~22:00 ポスト数 3ポスト ④場所 朱雀門踏切 時間 8:00~22:00 ポスト数 1ポスト オ)閑散期(体制Ⅴ:5ポスト) ①場所 計139日間 大宮通り出入口 時間 8:00~17:30 ポスト数 2ポスト ②場所 バスターミナル入口、横断歩道 時間 8:00~17:30 ポスト数 2ポスト ③場所 計3日間 大宮通り出入口 時間 ②場所 朱雀門踏切 時間 8:00~17:30 ポスト数 1ポスト カ)冬季イベント日山焼き(体制Ⅵ:8ポスト) ①場所 計9日間 大宮通り出入口 時間 17:30~20:30 ポスト数 3ポスト -3- 計1日間 ②場所 バスターミナル入口、横断歩道 時間 8:00~17:30 ポスト数 2ポスト ③場所 朱雀門踏切 時間 8:00~17:30 ポスト数 1ポスト ④場所 駐車場内 時間 8:00~17:30 ポスト数 2ポスト キ)冬季イベント日山焼き(体制Ⅵ:夜間8ポスト) ①場所 大宮通り出入口 時間 17:30~20:30 ポスト数 3ポスト ②場所 バスターミナル入口、横断歩道 時間 17:30~20:30 ポスト数 2ポスト ③場所 駐車場内 時間 17:30~20:30 ポスト数 3ポスト ク)冬季イベント日奈良マラソン(体制Ⅶ:5ポスト) ①場所 8:00~17:30 ポスト数 2ポスト バスターミナル入口、横断歩道 時間 8:00~17:30 ポスト数 2ポスト ③場所 朱雀門踏切 時間 8:00~17:30 ポスト数 1ポスト ケ)冬季イベント日奈良マラソン(体制Ⅶ:2ポスト) ①場所 計1日間 大宮通り出入口 時間 6:00~8:00 ポスト数 1ポスト ②場所 計1日間 大宮通り出入口 時間 ②場所 計1日間 バスターミナル入口、横断歩道 時間 6:00~8:00 ポスト数 1ポスト (2)業務内容 警備責任者(警備責任者が不在となる場合は副責任者)各警備員を指揮統轄する。 ただし、重大な事件・事故に直面時は上記原則にとらわれず、かつ、下記の業務 区分に関係なく、それぞれの隊員が関係各所と連携して適宜に臨機な措置を行うこ -4- ととする。 平城宮跡内の他の警備業者等との連絡体制については甲の指示に従い、互いに協 力して平城宮跡内の警備にあたることとする。 なお、日の入りが18時頃以降となる時期(4月~10月頃)について、南門ト イレ・休憩所の利用時間を1時間延長し、各体制で8:00~17:30の1ポス トを9:00~18:30の遅番とする。 詳細については別途甲の指示に従うこととする。 ①大宮通り出入口 ・入退場車両、ぐるっとバス、団体バス等の誘導 ・出入口周辺における不法駐車防止の対応 ・歩行者、自転車の安全優先通行 ・入場台数カウント(乗用車、バス等車種別) ・駐車場満車時の周知広報、郊外駐車場への案内 ・特異事案の連絡、報告及び対応 ②バスターミナル入口、横断歩道 ・入退場車両、ぐるっとバス、団体バス等の誘導 ・歩行者の安全確保 ・平城京歴史館混雑時、特に車両と横断者との安全誘導 ・特異事案の連絡、報告及び対応 ③駐車場内 ・入退場車両、ぐるっとバス、団体バス等の誘導 ・歩行者の安全確保 ・駐車場内の駐車状況把握 ・特異事案の連絡、報告及び対応 ④朱雀門踏切 ・横断者への足元注意等の広報 ・踏切外への進入防止 ・踏切内相互通行の人列整理(左側通行) ・踏切閉鎖時の停止規制 ・特異事案の連絡、報告及び対応 ⑤その他の業務 ・イベント開催時は、責任者と協議の上、総業務量の増えない範囲で特別な警 備ローテーションを組む場合がある。また、イベント警備の警備会社とは共 同して危険防止にあたることとする。 ・パーク&バスライド実施時も一般車両を受け入れるので、大型バスの来場状況 を見ながら、小型一般車のバスバースへの誘導を適宜行うこととする。 ・台風・強風時は、案内看板類の撤収及び場内施設の防護にあたる。 ・降雪時は、各所に塩化カルシウムを散布し、除雪をするなど、事故(人身・ 車両)を防止する。 ・来場者の退場後は場内の清潔保持状況を確認し、ゴミ拾い等配置場所の環境 美化に努める。また、トイレの詰まりなどを発見した場合は速やかに平城京歴 -5- 史館に連絡する。 ・県が別途指定する時間までに大宮通り出入口、トイレ2箇所(エントランス 広場、南門広場)及び朱雀門踏切ゲートの解錠及び施錠を行う。なお、閉場 時は駐車場、トイレ内に車両、人がいないかを確認する。 ・コーンの破損等があった場合、滞りなく配置すること。 ・チェーンの破損が補修をすること。 ・仕様書記載以外の軽微な事案については適宜対応すること。 6 警備員の装具 警備員は、各ポストに通信用無線機を常時携帯すること。また、夜間は、誘導灯、 ヘルメット等警備上必要と認められるものを装具すること。 7 職務規律 (1)乙は、警備員に乙指定の制服及び制帽を着用させ、氏名を明示し、警備員であるこ とを明瞭にさせなければならない。 (2)平城宮跡は多くの観光客が訪れることから、乙は週1回現場巡回を行い、制服の色 褪せ、汚れの点検を行い適時制服の交換をすること。 また、点検結果は月1回甲に報告すること。 (3)警備員は、勤務中の応対は適切に努め、粗暴な言葉遣いや態度で相手に不快感を与 えないように注意しなければならない。 平城京歴史館長は警備に関する苦情等を苦情処理用紙で受付し、調査の上、業務改 善が必要と認めた場合、乙に対し、業務改善の指導を行うものとする。 8 その他 (1)警備責任者は各月の警備担当者勤務予定表を前月中に作成し、前月末日までに提出 すること。 (2)警備員指導教育責任者は、交通誘導、警備方法等の警備計画書を平城京歴史館及び 警備責任者の意見を聴取したうえで作成し、警備責任者は警備計画書に基づき各警備 員に対する警備指令書を作成し指揮を行うこと。 各警備員は警備法上の研修を受けるとともに、警備責任者の指導のもと定期的に警 備の技能向上のため、訓練を受けるものとする。 (3)毎業務時間終了後(業務日が閉館日の場合はその翌日)、警備責任者又は副責任者 は警備状況を報告書とともに報告する。また、喫緊な場合は、遅滞なく平城京歴史館 職員に口頭報告すること。 (4)事故発生時には、迅速かつ適切な処置を講ずるとともに、平城京歴史館長及び事態 に応じて関係各官公署に連絡し、協力して事態の処理に当たり、その後速やかに事故 発生報告書を提出する。 (5)乙は、警備員について、労働基準法等関係法令に従い、適切に労働時間の管理を行 うこと。 (6)警備委託期間終了時は、次の受託警備会社に警備業務を十分に引継ぎ、交代時に業 務に混乱が生じないように努めること。 -6-
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