「リチウムイオン電池」

「リチウムイオン電池」
リチウムイオン電池とは
関連用語
電力貯蔵
蓄電システム
充放電ができるリチウムイオン電池は、正確にはリチウムイオン二次電池といいます。
リチウムイオン二次電池(以下リチウムイオン電池と称します)は、1980年代に積極的に研究開発が
おこなわれ、1990年代初めに実用化されました。
リチウムイオン電池は、正極にリチウム金属酸化物、
負極に炭素材料等、電解液に有機溶媒を使用して
います。充放電はリチウムイオンの移動によりおこ
なわれ、充電時には正極から出て負極へ、放電時
には逆に負極から出て正極へ移動します。
リチウムイオン電池の正極材料にはコバルト、
ニッケル、マンガン、リン酸鉄等が用いられ、エネ
ルギー密度や充放電特性、価格などに違いがあ
ります。また負極の炭素材料としてはグラファイト
やハードカーボンが使用され、こちらもエネルギー
密度や充放電特性が異なります。リチウムイオン
電池は大容量化が進められており、EVやHEVの
ほか定置型蓄電システムなど電力貯蔵の用途も
実用化が進んでいます。