プレスリリース 2015 年 2 月 19 日 エリクソン、モバイルネットワーク構築のあ り方を変える新世代製品を発表 • 柔軟に拡張可能なモジュール型アーキテクチャでモバイルネットワーク構築のあり方を変え、5G への道を拓く Ericsson Radio System • ボルト 1 本で簡単に取り付け可能、設置面積がないあらゆる局に適用できるレールシステムでサ イト取得の困難さを解消 • 従来製品の半分のサイズと重量で総所有コストを 20%削減しながらも、最高の性能を発揮、業界 最高のエネルギー効率と最小サイズを誇る無線およびマイクロ波ソリューション • あらゆる風景に溶け込む簡素な北欧デザイン採用のエネルギー効率が高い屋外マイクロセルが 新登場 ニューヨークのような大都市では、建物の上方の空間は貴重な資産です。マンハッタンの高層ビル群を 想像してみてください。都市計画当局は建設用地がなかったので、建物を高くすることで解決を図りま した。一方エリクソン (NASDAQ:ERIC) は、既存の局の壁面を利用してタワー型基地局の容量を安全 に 5 倍拡大することで、人口密集地で土地を見つけるという通信事業者にとって困難な課題の解決を 図りました。モバイルワールドコングレスで発表されるエリクソンの新しいモジュール型無線システムは、 これまでのモバイルネットワーク構築の常識をあらゆるレベルで覆すものです。 モジュール型アーキテクチャとマルチ標準・マルチバンド・マルチレイヤー技術を採用した Ericsson Radio System は、需要の変化に応じて 5G に至るまで柔軟に拡張することが可能です。またサイト取 得の困難さを解消し、従来比で 3 倍の容量密度を実現し、エネルギー効率を 50%高めます。Ericsson Radio System は、5G の商用化が見込まれる 2020 年までに月あたり 25 Exabyte に達すると予想さ れているモバイルデータサービスのサポートに必要なインフラストラクチャをネットワーク事業者に提供 します。新しいポートフォリオは、総所有コスト(TCO)を 20%削減します。 ソフトバンクモバイル株式会社常務執行役員 技術第一統括 佃英幸氏は次のように述べています。「モ バイルブロードバンドの需要は伸び続けており、ソフトバンクモバイルはお客様と企業ユーザー様の接 続および通信速度要件を満たすため、ネットワークの性能への投資を続けています。コンパクトでエネ ルギー効率が高いエリクソンの新しいモジュール型無線システムにより、必要な時と場所に応じて的確 に的を絞ったネットワーク投資が可能となったおかげで、需要の増加に迅速に対応してお客様の満足 度を確保すると同時に、周波数資源を最大限に活用できます」 この新しいシステムを導入することで、事業者はネットワーク上の個々の基地局をカスタマイズ/強化 することで、現在から将来に至るまでその立地に固有の要件を満たすことができます。Ericsson Radio System は、事業者の対応力を高めて設備投資と運用コストを削減します。451 Group のモバイル通 信担当主席アナリスト、ケン・レーバーン (Ken Rehbehn) 氏は次のように述べています。「Ericsson Radio System は、5G を目指すイノベーションの基盤となるであろう新世代の製品です。 この新しい製品ポートフォリオは、今後標準化される新しい機能を迅速に取り込むことができます。ま たエリクソンが進めるソフトウェア開発手法により、柔軟性とアジリティを実現する新たな可能性をもた プレスリリース 2015 年 2 月 19 日 らします。さらには事業者が制度上の要件とビジネス上のニーズを満たす上で求められている、高度 に複雑な課題に対応できます」 Ericsson Radio System は業界最高のエネルギー効率と最小サイズを誇る無線ソリューションであり、 従来の製品の半分のサイズと重量で最高の性能を発揮します。ターゲットを絞り込んだソフトウェア展 開により、高速で効率的な新規機能のロールアウトを可能とすることで、製品アーキテクチャが本来的 に備えている柔軟性が実現されています。 エリクソン上席副社長兼無線事業部総責任者のアルーン・バンサル (Arun Bansal) は、次のように述 べています。「私たちは無線ネットワークの性能について決して妥協しません。経験豊富なエリクソンの R&D チームは、まず性能を確保した上で製品のサイズと重量を削減しました。バックホールを統合し た Ericsson Radio System のマルチ標準・マルチバンド・マルチレイヤー型のアーキテクチャは、事業 者の今日のビジネスを支えると同時に、5G の基盤を構築する理想的なプラットフォームとして、2020 年への道筋を支えることでしょう」 まとめ: 新しいシステムは一方で既存の RBS 6000 ポートフォリオへの完全な後方互換性を備えているので、 事業者の既存の投資を保護し、また既存装置との併置も可能としています。Ericsson Radio System は、ボード全体に渡る改善によってサイト取得の困難さを解消し、総所有コストを引き下げ、業界最高 の無線密度を実現します。ボルト 1 本で取り付けられる革新的なレールシステムにより、床面積がまっ たく取れないあらゆるサイトに取り付けが可能です。改善されたエアフローのおかげで、極端に狭いス ペースへも設置が可能となりました。無線モジュールはレール上に縦または横方向に設置が可能で、 ケーブルラダー上にフラットに取り付けることも、アンテナの背後に取り付けることもできます。風荷重 が最大で 5 倍低減されたことで、装置はより軽量化され、タワー設置時の耐久性が向上しました。 Ericsson Radio System はマクロセル、スモールセル、アンテナ系、IP 伝送系、マイクロ波ノード、レー ルその他の装置を含む広範な新規製品から構成されるエンドツーエンドのモジュール型のソリューショ ンであり、年 2 回のソフトウェア更新とエリクソン・グローバルサービスのサポートにより最新機能の提 供が保障されます。 このたび、無線製品ポートフォリオに、市場で最小かつ最も強力な屋外マイクロセル製品である Radio 2203 が、加わりました。その滑らかで簡素な北欧風のデザインはあらゆる環境に溶け込みます。 また業界史上最強のベースバンド製品である Baseband 5216 も新しく追加されました。1 枚のボード で既存のベースバンドユニットの最大 2 倍の数のセルを処理できます。LTE FDD モードと TDD モード を同時にサポートし、最大 80,000 人の加入者に対応します。 エリクソンのすべてのバックホールソリューションは、Ericsson Radio System に完全に統合されてい ます。製品ポートフォリオは、IP ルーターと各種の MINI-LINK マイクロ波製品の追加で強化されました。 これには市場最大のマイクロ波ノード容量ながらサイズを 70%削減した屋内ユニット、設置面積を 40%削減した 1 Gbps スモールセルリンク、8 Gbps E バンドソリューションなどがあります。新しい Router 6000 シリーズは SDN に対応し、100 Gbps から 2.1 Tbps までの交換容量の製品を取り揃え て、増大する容量ニーズを全面的にサポートします。 Ericsson Radio System の最初の導入は 2015 年の第 3 四半期に始まり、Ericsson Networks Software 15B で動作します。アップグレードは年 2 回のソフトウェア更新に集約され、またシステム全 体が共通の運用管理システムである Ericsson Network Manager で運用されます。 プレスリリース 2015 年 2 月 19 日 エリクソン:Mobile World Congress 2015 スペインのバルセロナで開催される Mobile World Congress 2015 で、エリクソンは世界トップレベルの技術、サービス 能力、イノベーションをご紹介します。ネットワーク化社会はすべての産業に変革をもたらします。ICT を活用したツール は、今や企業、人々、社会の日常に欠かせない基本的なリソースとなりました。エリクソンは、モビリティ、ブロードバンド、 クラウド分野の発展を導くハードウェア、サービス、ソフトウェアソリューションを通じて新たなエコシステムの基盤を築き、 あらゆる産業に本質的な転換をもたらします。この転換がもたらす変化はすべての人々の利益となります。 私たちエリクソンは、今年のモバイルワールドコングレスで、ネットワーク化社会においてチェンジメーカーがデジタル体 験に変革をもたらす機会についてお話しします。 エリクソンのブースは、MWCのホール 2、スタンド 2N60 です。イベント期間中は@Ericssonでエリクソンをフォローし、 ディスカッションにご参加の場合は#MWC15 をご利用ください。イベント開催期間中、エリクソンの専門家とネットワーク 化社会のエバンジェリストがブログ(英語)でその知見を公開します。 エリクソンは通信技術とサービスを提供する世界有数の企業として、ネットワーク化社会 (Networked Society)の実現 を目指して邁進しています。エリクソンは世界中の大手通信事業者との長期的な関係を通じて、人々、ビジネス、社会が それぞれの可能性を追求し、持続可能な未来を創成しようとする取り組みを支援していきます。 エリクソンのサービス、ソフトウェア、インフラストラクチャ、特にモバイル、ブロードバンド、クラウド分 野におけるそれら の技術は、通信とその他の分野における事業の改善、効率の向上、より良いユーザー体験の提供、新しいビジネス機 会の創造を実現します。 180 カ国で事業を展開し、11 万5000 人を超える社員を擁するエリクソンは、グローバルな事業規模と、テクノロジーお よびサービスにおけるリーダーシップを備えています。エリクソンは今日、25 億人を超えるエンドユーザーへのサービス をサポートしています。世界のモバイルトラフィックの40%以上がエリクソンの提供するネットワークを利用しています。エ リクソンは、我々のソリューションとそれらを活用するお客様が常に時代の最先端にいられるよう、研究開発への投資を 行っています。 エリクソンは 1876 年に設立され、本社所在地はスウェーデンのストックホルムです。2014 年の売上高は 331 億 US ド ル(2,280 億 SEK)です。エリクソンは、NASDAQ OMX ストックホルムおよび NASDAQ ニューヨーク証券取引所に上 場しています。 www.ericsson.com www.ericsson.com/news www.twitter.com/ericssonpress www.facebook.com/ericsson www.youtube.com/ericsson
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