(SSB)評価ガイド - ジュピターテクノロジー株式会社

評価ガイド
syslog-ng Store Box
Rev. 2.0
平成27年2月18日
1
BalaBit syslog-ng Store Box (SSB)の評価を
ご検討頂き、誠にありがとうございます。
本ガイドでは、SSBを仮想環境で評価していただくために、仮想環境へのインストールや
SSBの基本的な設定手順、および、留意事項を説明いたします。
目 次
• SSBの評価版について
• 仮想環境へのインストール
• SSBの初期設定
• ログ受信の設定方法
• ログメッセージの閲覧方法
• ログメッセージの管理(バックアップ、アーカイブ)
• SSBの管理(アラートメール)
• レポートの生成と閲覧
• FAQ(よくあるご質問)
付録
• VMware vSphere Clientのインストール
• VMware ESXiへのアクセス
• SSBの起動・シャットダウン方法
2
SSBの評価版について
SSBの評価版について
◆SSBの評価版ソフトウェアは、次の3種類を用意しています。
◇SSBをインストールした仮想マシン(ovfファイル)として提供
仮想マシンは、CPU:1、メモリ:512MB、ディスク:8GB です。
これ以上のリソースが必要な場合、③ ISO版を使用して下さい。
① VMware Player – Virtual Box 版
② VMware vSphere ESXi 版
◇SSBのインストール用にISOイメージとして提供
③ ISO版
※仮想マシンの作成が必要です。
◆評価版ソフトウェアは弊社ホームページ(以下URL)よりダウンロード可能です。
https://www.jtc-i.co.jp/support/download/
◆評価用ライセンスについて
評価版ソフトウェアのご利用には、評価用ライセンスキーが必要です。
弊社までお申し込み下さい。
https://www.jtc-i.co.jp/contact/scontact.php
※なおVMware製品やVirtual Box製品の機能詳細のサポートについては、弊社で承れません。
詳細についてはVMware社やOracle社にお問合せ頂きます様、お願い申し上げます。
4
VMware環境での制限事項
u SSBでは、バーチャルホストにアサインされた固定ディスクのみ使用できます。
オンデマンド・ディスクは使用できません。
u High availability (高可用性)構成は、VMwareではサポートされません。
u SSBのハードウェアに関連するアラートやステータスは、正確な情報を
表示できない可能性があります。
(例えば、Degraded RAIDステータスの表示)
※ SSBがインストール可能なVMware バージョン
・VMware ESXi 4.0 以上
・VMware ESX 4.0 以上
・VMware ESXi 5.0 以上
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Webブラウザとクラアント要件
SSBを検証するにあたり、クライアントPCからSSBに接続するには
Webブラウザが必要になります。
まず、クライアント側の環境が以下の要件に合っていることをご確認下さい。
u サポートしているクライアントOS
Windows XP、Windows Server 2003、Windows Vista、Windows Server 2008、 Windows7、Linux
u サポートしているWebブラウザ
・Mozilla Firefox 17.0
・Microsoft Internet Explorer 8 と 9
ブラウザはHTTPS接続、JavaScript/cookieに対応している必要があります。
JavaScript/cookieは有効になっていることをご確認下さい。
他のテストしたブラウザ:Mozilla Firefox 3.6、Google Chrome 17
u ブラウザの注意
・Windows Server 2008 R2 EnterpriseのInternet Explorer 8.0を使用する場合、
Content Advisorを無効にしてください。
設定方法: Tools > Internet Options > Content > Content Advisor > Disable(無効)
6
仮想環境へのインストール
本ガイドでは、以下のバージョンを使用しています。
uVMware vSphere Client バージョン 5.5.0
uVMware vSphere ESXi バージョン 5.5.0
SSBに関連する内容について記載していますので、他の設定項目
はご使用の環境に応じて作成して下さい。
仮想マシン(OVFファイル)の展開方法 1
vSphere Client を起動し、OVFテンプレートのデプロイ をクリックします。
本ガイドでは、VMware vSphere ESXi版の仮想マシンを使用して展開します。
8
仮想マシン(OVFファイル)の展開方法 2
ソース選択画面にて、参照ボタンをクリックします。
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仮想マシン(OVFファイル)の展開方法 3
解凍した評価版ssb_4.x.x_VMWareフォルダのovfファイルを選択します。
(同一フォルダに、vmdkファイルを置いておく必要があります。)
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仮想マシン(OVFファイル)の展開方法 4
仮想マシン名等を設定し、デプロイを完了します。
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ISO版インストール方法 1
vSphere Client を起動し、仮想マシンを作成します。
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ISO版インストール方法 2
構成でカスタムを選択して進みます。
ゲストOSには、Ubuntu Linux (64ビット)を選択します。
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ISO版インストール方法 3
メモリサイズを設定します。
<SSB推奨>
1 GiB 以上 (以下は内訳)
- 基本システム要件:256MiB
- syslog-ng:128∼1GiB
- logspace毎にindex用の
メモリも必要になります。
(参考)
GiB(gibibyte)とはコンピュータの
容量や記憶装置の大きさをあらわす
情報の単位の一つです。
1 GiB = 230 B = 1,073,741,824 B
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ISO版インストール方法 4
NICを4つ作成します。アダプタは、必ずE1000を選択して下さい。
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ISO版インストール方法 5
SCSIコントローラは、LSI Logic パラレルを選択します。
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ISO版インストール方法 6
ディスクサイズを選択します。
SSBのディスクサイズ(GB) : 8, 12, 68, 160, 230, 250, 465, 500, 925, 1029, 2053, 3077,
4101, 4645, 5125, 6149, 7173, 8197, 9205
※ディスクプロビジョニングは、シックプロビジョニング(Eager Zeroed)を推奨します。
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ISO版インストール方法 7
仮想マシンのサマリタブで設定の編集を行います。
起動オプションの“強制的にBIOSセットアップ”にチェックを入れます。
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ISO版インストール方法 8
仮想マシンを起動し、ISOイメージをマウントします。
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ISO版インストール方法 9
CD/DVD ドライブからBootすると、以下の画面が表示されます。
“Installer”を選択します。
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ISO版インストール方法 10
All data will be erased on this box, Are you sure?
Type ‘YES’ to continue or Ctrl + Alt + Del to reboot :と表示されます。
問題なければ、‘YES’を入力します。インストールを開始します。
Install finished successfully と表示されれば、インストール完了です。
※再起動前に、ISOイメージのアンマウントをお願いします。
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SSBの初期設定
SSBの起動
仮想マシンをRebootすると、以下の画面が表示されます。
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SSBのIPアドレスについて
SSB v2.1からの機能で、SSBが起動するネットワーク上にDHCPサーバーが存在すると、
SSB はDHCPサーバーから自動的にIPアドレスを取得します。DHCPサーバーからのIPアドレスの取得に
失敗すると、SSBデフォルトで、192.168.1.1/24のIPアドレスを設定します。
クライアントPCからSSBにアクセスするには、クライアントPCのインターフェースに「192.168.1.0/24」の
ネットワークの任意のIPアドレスを設定して下さい( IPアドレスが重複しないようにご注意してください)。
※ SSBが起動を完了すると、SSBのコンソールに、アクセス可能なSSBのIPアドレスが表示されます。
ブラウザーを開いて、以下のURLを入力します( HTTPS接続であることに注意してください)。
https://SSBのコンソールが表示したIPアドレス
任意のIPアドレスを設定する場合は、まずSSBにログインして下さい。
ssb login : root (デフォルト)
Password : default (デフォルト)
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SSBのIPアドレス変更 1
SSBのコンソール画面が表示されます。
<Ok> → <Main menu> → <Shells> → <Core shell>を選択します。
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SSBのIPアドレス変更 2
Core shell画面にて、IPアドレスを変更します。
変更後、ログアウトします。
IPアドレスの変更例
NICは4つ(eth0, eth1, eth2, eth3)使用していますが、
IPアドレスはEXTERNALインタフェースであるeth0のみ変更して下さい。
※SSBは最小のPCI IDをeth0(EXTERNALインタフェース)としてNICを使用しますが、
VMware環境によってはラベルが違う場合があることにご注意下さい。
例えば、 eth0にネットワークアダプタ4(NIC 4)がラベルされる場合があります。
注記:上記で設定したIPアドレスは一時的なものであり、SSBを再起動すると初期値に戻ります。
SSB Web GUI画面で再度IPアドレスを設定した時点で、永続的に反映されます。
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SSB Web GUI へのアクセス
Webブラウザで、SSBのIPアドレスにhttpsで接続します。
27
ウェルカムウィザード 1
SSBのWeb GUIに最初にアクセスすると、初期設定を行うために
ウェルカムウィザードがスタートします。
最初に、設定ファイルをインポートするか選択します。
設定ファイルをインポートしない場合は、‘Next’をクリックします。
SSBは、初期設定時にバックアップしておいた設定ファイルを取り込むこともできます。
・「参照…」ボタンを押下して、バックアップしておいたSSBの設定ファイルの場所を選択して下さい。
・「Encryption password」に「パスワード」を入力します。
・「Upload」ボタンを押下します。
注意:現在稼動している他のSSBの設定ファイルを取り込むときは、IPアドレスが重複しないようにご注意下さい。
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ウェルカムウィザード 2
ライセンスアグリーメントに同意し、ライセンスをアップロードします。
「License agreement(ライセンス同意)」欄に記載されているライセンス条項を注意してお読みいただき、
同意されましたら、「Confirmation(同意)」欄の「I have read and agree with the terms and conditions
(ライセンス条項を読み終え、このライセンス条項に同意しました)」にチェックを入れます。
・「License file upload:」の「参照…」ボタンからライセンスファイルを選択します。
・「Upload」でライセンスファイルを読み込ませて、「Next」ボタンをクリックします。
注記:トライアルライセンスキーは、弊社までお申し込み下さい。
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ウェルカムウィザード 3
ネットワーク関連の設定を入力し、 ‘Next’をクリックします。
設定例
注記:オレンジ色の項目は必須です。
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ウェルカムウィザード 4
Admin、Rootパスワード等を設定し、 ‘Next’をクリックします。
・「Admin password:」には、管理ユーザーがSSBのWebインターフェースにアクセスするときのパスワードを入
力します。
・「Retype admin password:」には、確認のために「Admin password:」で入力したパスワードを再度入力します。
・「Root password:」には、SSHまたはローカルコンソールからSSBにアクセスするときのパスワードを入力します。
・「Retype root password:」には、確認のために「Root password:」で入力したパスワードを再度入力します。
・「Seal the box:」はSSH経由でリモートからSSBにアクセスさせたくない場合に、チェックを入れます。
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ウェルカムウィザード 5
必要な項目を入力の上、Generate certificateをクリックします。
証明書を作成(Generate certificate)したら 、 ‘Next’をクリックします。
設定例
③生成された
証明書・鍵が
表示されます。
①必要項目を入力します。
②左のボタンを押します。
④Nextボタンを
押します。
注記:オレンジ色の項目は、必須です。
32
ウェルカムウィザード 6
入力項目を確認の上、 ‘Finish’をクリックします。
これでウェルカムウィザードでの初期設定が完了です。
33
SSBへのログイン 1
SSB (https://SSBのIPアドレス)へ Webブラウザでアクセスします。
Login: SSBのユーザID(初期値:admin)、Password を入力します。
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SSBへのログイン 2
SSB にログインすると、以下の画面が表示されます。
35
ログ受信の設定方法
SSBのログ受信の設定概要
SSBでsyslogを受信するには、以下の作業が必要です。
l 送信元機器(ネットワーク機器、サーバ)にて、syslog送信設定 ①
l SSBにて、送信元ホストとソース情報の登録 ②
l SSBにて、syslog保存先であるスペースの登録 ③
l SSBにて、ソースとスペースの関連付け(path)の登録 ④
SSB
①
送信元機器からsyslog送信
②
送信元ホスト
および
ソース情報
③
④
path
スペース
(ログの
格納場所)
(関連付け)
登録された送信元ホストからのsyslogは、ソース情報に
基づいて処理され、pathによって紐付けられたスペース
に保存されます。
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①ログの送信元設定
syslogをSSBに送信する場合、送信元のネットワーク機器、サーバなどで、
あらかじめSSBにsyslogを送信する設定を行っておく必要があります。
主な設定項目は以下の通りです。
l syslog送信先(SSB)IPアドレス:例:192.168.10.60
l syslog送信に使用するプロトコル:例:UDP、TCP
l syslog送信に使用するポート:例: 546、10001
またネットワークやサーバにファイアウォールが存在する場合、
ファイアウォールにてsyslog送信に使用するポートが許可されて
いる必要があります。
詳細な設定方法は、ネットワーク機器、サーバ、ファイアウォールの説明書等を
ご確認ください。
38
②ログ送信元の登録
syslog送信元のホストをHostlistsに登録(指定)します。
登録しない場合、任意のホストから受信することができます。
l Policies→Hostlistsに移動し、画面右の+ボタンをクリックします。
l 左上に任意の名称を入力 例:Host69
l Match:→Addressに、ホストのIPアドレスを入力 例:192.168.10.69
IPアドレスは、レンジで入力することも可能です。例:192.168.10.0/24
l 最後にCommitボタンをクリックして確定してください。
39
②ソース情報(ログ受信)の設定 1
送信元からのsyslogデータをどのようにSSBで受信するか設定します。
l Log → Sourcesに移動し、画面右の+ボタンをクリックします。
l 左上に任意のソース名を入力 例:Source69
l Listening addressで、SSBのIPアドレスを選択 例:192.168.10.60
l Listening portにリスニングするポート番号を入力 例:546
l Transportで、syslogを受信するプロトコルを選択 例:UDP
l Syslog protocolで、受信するログ形式を選択 例:Legacy(RFC3164 )
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②ソース情報(ログ受信)の設定 2
l Hostlist: で、このソースに関連付けたいホストリストを選択 例:Host69
l Commitボタンをクリックしてください。
41
③スペース(ログ保存場所)の指定
ログ(syslog)の保存場所を設定します。
l Log → Spacesに移動し、画面右の+ボタンをクリックします。
l 左上に任意のスペース名を入力 例:Space69
l Type:で、SSB標準のバイナリ形式で保存する場合はLogStoreを、
テキスト形式で保存する場合はText fileを選択します。
l ログを検索し表示させたい場合は、上記保存形式でLogStoreを選択し、
Indexer:でEnabledを選択します。
l Commitボタンをクリックします。
42
④ソースとスペースの関連付け設定
ログ送信元(ソース情報)とスペース(保存場所)を関連付けします。
l Log → Pathsに移動し、画面右の+ボタンをクリックします。
l 左上の [all] の右横の+ボタンをクリックし、関連付けたいソースを選択します。
l 右上の [none - omitted] の右横の+ボタンをクリックし、
関連付けたいスペースを選択します。
l Commitボタンをクリックします。
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ログメッセージの転送(リレー)方法
ログメッセージをリモートホストに転送(リレー)する方法は以下です。
l Log →Destinationsに移動し、画面右の+ボタンをクリックします。
l 左上欄に任意の宛先名を入力 例:relay69
l Typeに転送(リレー)先タイプを選択
例:Remote host(他のsyslogサーバなど)、リレー先Address、ポート、
プロトコルなどを設定します。
l Commitボタンをクリックします。
l Log→Pathsに移動し、path文のDestinationに
上記で作成した宛先を設定します。例:relay69
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ログメッセージの閲覧方法
ログメッセージの閲覧方法 1
Search→Spacesに移動し、画面左上の Logspace nameで閲覧したい
ログスペースを選択します。
ログの範囲指定方法は、①開始・終了日時の指定(直接入力/カレンダー)、②虫眼
鏡ボタン、③「Jump to last」選択、④オレンジ色の棒グラフをドラッグ指定、⑤左右
ボタン( <または> )で左右に移動、です。
①
⑤
②
③
①
⑤
④
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ログメッセージの閲覧方法 2
ログの表示範囲指定方法
①開始・終了日時の指定(直接入力/カレンダー)
②虫眼鏡ボタン
以下のスケールで1つのバーの表示範囲の拡大・縮小を行います。
(最小←)1/2/5/10/30分、1/2/6/12時間、1/2/5/10日、1/2/3/6ヶ月、1/2年(→最大)
③「Jump to last:」選択
直近の15分、1時間、6時間、1日、1週間を選択できます。
④オレンジ色の棒グラフをドラッグ指定
選択部分を
→
拡大表示
⑤<または>ボタンで左右に移動(表示されているスケールのままスライドします)
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ログメッセージの閲覧方法 3
ログメッセージの一覧
一覧の表示件数を
選択可能
表示期間の先頭に
ジャンプ
この「Up」ボタンをクリック
又は
キーボードの↑カーソルキー
又は
マウスのホイールを上スライド
で1件上にスクロール
この「Page up」ボタンをクリック
又は
キーボードのPageUpキー
で前のページを表示
一覧の表示列を
カスタマイズ可能
個々の「>」を
クリックすると
詳細表示します
表示期間の末尾に
ジャンプ
この「Down」ボタンをクリック
又は
キーボードの↓カーソルキー
又は
マウスのホイールを下スライド
で1件下にスクロール
この「Page down」ボタンクリック
または
キーボードのPageDownキー
で次のページを表示
48
ログメッセージの閲覧方法 4
ログメッセージの検索
「Search query」の空欄にキーワード等を入れ、「Search」ボタンをクリックすると
一致したメッセージが表示されます。(※indexの作成が前提です)
使用可能な演算子:
AND (かつ)、 OR (または)、 NOT (否定)
使用可能なワイルドカード:
* (任意の文字)、 ? (任意の1文字)
指定方法の例 (注:かっこ「」を除いて指定します)
・「error」 … メッセージ中に”error”が含まれるものを検索
・「error AND (NOT (login))」 … ”error”が含まれ、かつ、 ”login”が含まれないもの
・「(host:Server01 OR host:Master01) AND login」
・「program:syslog*」
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ログメッセージの閲覧方法 5
ログメッセージの検索
「Search query」欄への直接入力以外にも、メッセージ一覧に表示されているキー
ワードをクリックすることで、該当キーワードが検索欄に入力できます。
Message欄の
“syslog-ng”を
クリック
あとは“Search”
ボタンを押すだけ
※もちろん、HostやPriority、Program等からも選択可能です。
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ログメッセージの閲覧方法 6
ログメッセージの検索
次々とキーワードをクリックしていけば、条件を絞り込めます。
Host欄の
“test-ssb402a-1”を
クリック
検索欄に
追加されます
検索欄のクリアはこ
ちらの×ボタン
51
ログメッセージのエクスポート
表示中のログメッセージを手動でエクスポートしたい場合は、
一覧の右上にある「CSV Export」ボタンをクリックしてください。
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ログメッセージの管理
ログメッセージの削除方法
l Log→Spacesに移動し、削除したいログが貯められたスペース名を
クリックします。
l 右上の [Empty] ボタンをクリックします。確認のため、10秒間ダイアログ
が表示されます、再度OKボタンをクリックしてください。
l 全てのスペースのログを削除したい場合は、 Log→Spacesに移動し、
右上の [Empty ALL] ボタンをクリックしてください。
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ログメッセージのアーカイブ 1
l Policies →Backup & Archive/Cleanup → Archive/Cleanup policies
にて、右側の+ボタンをクリックします。
・左上に任意のポリシー名を入力します。(例:ArchiveTest)
・Start time: にアーカイブを実施する時刻を入力します。(例:2:00)
・Target settings: に保存先の種類を選択します。(例:SMB/CIFS)
Target settings: SMB/CIFS の場合、
-Target server: (保存先サーバーIPアドレス)
-Username: (ログインユーザー名)
-Password: (ログインパスワード)
-Share: (共有フォルダ)を入力します。
Target settings: NFS の場合、
-Target server: (保存先サーバーIPアドレス)
-Export: (保存先フォルダ)を入力します。
・Retention time in days: ログを保持する日数を
入力します。(それ以前のログがアーカイブ対象)
・Send notification: アーカイブ失敗時等に
・メール通知を行うかどうかを設定します。
l 設定後、Commitボタンをクリックしてください。
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ログメッセージのアーカイブ 2
l
l
l
l
l
l
Log →Spaces に移動し、ログをアーカイブしたいスペースを選択します。
Archive/Cleanup policyにて、適用したいポリシーを選択します。
入力が終わりましたらCommitボタンをクリックします。
アーカイブポリシー適用後は、指定タイミング・条件でログがアーカイブされます。
今すぐアーカイブを実施したい場合は、
スペースの右側のArchive/Cleanupボタンをクリックします。
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SSB設定のバックアップ方法
l SSBの設定をバックアップするには、
Basic Settings→System→Export Configuration
にて、パスワード保護するかなどを選択後、Exportボタンをクリックしてください。
l バックアップした設定ファイルは、
Basic Settings→System→Import Configuration
にて、インポートできます。
57
SSBの管理
メールの設定
lアラート等、連絡先メールの設定を行いたい場合は、
Basic Settings →Management →Mail settings
にて、SMTP server address: にSMTPサーバーのIPアドレス、
Administrator‘s e-mail address: 等に、メールアドレスを入力してください。
lその他の欄(任意):
Send e-mail as:
メールの「送信者」を設定
Send e-mail alerts to: アラートの送信先を設定
Send reports to:
レポートの送信先を設定
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レポートの生成と閲覧
レポートの閲覧 1
l レポートを作成したい場合は、Reports →Configurationにて
Generate partial daily report
Generate partial weekly report
Generate partial monthly report
のいずれかをクリックします。
l 作成されたレポートは、Reports →Generated reports の
ダウンロードボタンよりダウンロードできます。
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レポートの閲覧 2
l レポートは
Reports →Configuration→Generate this report every
にて、一日ごと、一週間ごと等、自動作成ができます。
l Send reports in e-mail にチェックを入れると、メールに
添付し送信することもできます。
62
FAQ(よくある質問)
FAQ 1
Q.ログメッセージが閲覧できません。
→送信元からSSB、SSBから送信元へPINGは成功しますか?
SSBからのPINGは、Basic Settings →Troubleshooting より可能です。
→送信元のSyslog送信ポート、プロトコルと、Sourceのリスニングポート、
プロトコルは一致していますか?
→Spaceにて、Indexer: はオンになっていますか?
→PATHにSourceとSpaceは設定されていますか?
Q.ログの項目は並べ替えができますか?
→ Logs →Destinations: →Customize columnsにて並べ替えや項目の
追加削除が可能です。
Q.全てのsyslogを削除することはできますか?
→ Logs →Spaces にてEmpty ALLをクリックしてください。
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FAQ 2
Q.ESXiにSSBをインストールした場合、 ESXi起動時にSSBは自動起動しますか?
→ ESXiにて仮想OSをESXiの起動時に自動的に起動する設定になっていれば、
SSBもESXi起動時に同時起動します。詳細はVMware社にお問いあわせください。
Q.Windowsのイベントログをsyslogとして受信できますか?
→Windowsに「Windowsエージェント」をインストールすれば可能です。
詳細はマニュアルをご参照ください。
Q.ADMIN以外の権限のユーザーを作成できますか
→AAA→Local Usersにて作成できます。詳細はマニュアルをご参照ください。
Q.検索画面でFacilityでのフィルターができません。
→Sourceのindex設定にてFacilityにチェックがついていますか?
65
FAQ 3
Q.アーカイブとバックアップの違いはなんですか?
→アーカイブはデータをSSBの外部に移動します。
アーカイブされたログはこれまで通り検索可能です。
バックアップは、データを外部にコピーします。
バックアップされたログそのものは検索できません。
バックアップファイルは、SSBへリストアすることが可能です。
(ただしリストア先のデータは消去されます)
Q.SSBのコンソールではどのようなことが可能ですか?
→リスタート、一部のコマンド実行など 主にトラブルシューティングのための
機能が利用可能です。
Q.SSBのコンソールにSSH接続することはできますか?
→Basic Settings→ Management → SSH settings →
Enable remote SSH access: にチェックを付けることによって可能となります。
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付録
付録: VMware vSphere Clientのインストール 1
評価をVMwareESXi上のSSBにて行う場合、
ESXのシャットダウン等、ESXの機能を使用するには、 VMware vSphere Clientを
以下手順にて端末にインストールし実行する必要があります。
(VMwarePlayerで評価を行う場合は、 VMware vSphere Client は必要ありません。)
https://(ESXiのIPアドレス)/(例: https://192.168.10.111)
にWEBブラウザでアクセスしてください。
以下のような警告画面が出た場合は、
「このサイトの閲覧を続行する (推奨されません)。 」をクリックします。
VMware社製品の機能,仕様等については、弊社ではサポートしておりません。詳細については、VMware社様にお問い合わせください。
68
付録: VMware vSphere Clientのインストール 2
以下のような画面になりましたら、「Download vSphere Client」をクリックし、
vSphere Clientのインストーラーをダウンロードします。
69
付録: VMware vSphere Clientのインストール 3
vSphere Clientのインストーラーをダウンロードしましたら
ウィザードにしたがって、インストールを完了してください。
70
付録: VMware ESXiへのアクセス
VMware ESXiへアクセスするには、
VMware vSphere Clientを起動して、
IPアドレス: ( ESXiのIPアドレス)(例:192.168.10.111)
ユーザー名: ( ESXiのID)(例:root)
パスワード: ( ESXiのパスワード)(例:root )
を入力し、ログインボタンをクリックしてください。
71
付録: ESXiのIPアドレス変更方法 1
• 左側ツリーの最上部のESXiのIPアドレス(例:192.168.10.111)を選択し、右
側タブで構成をクリックします。
左欄のネットワークをクリックし、右側のネットワークアダプター
画面にて、プロパティーをクリックします。
72
付録: ESXiのIPアドレス変更方法 2
• ポートタブのManagementNetworkを選択し、画面下の編集ボタンをクリッ
クします。
IP設定タブにて、IPアドレスを変更し、OKボタンをクリックします。
73
付録: SSBの起動方法
SSBをVMware ESXiサーバー上で評価する場合は、
サーバーに電源ケーブルを挿し、パワーボタンを押します。
SSBがVMware ESXiサーバーを起動すると、自動的に電源がオンになるように
なっている場合は、数分後に、SSBが自動的に起動いたします。
(SSBがVMware ESXiサーバーを起動すると、自動的に電源がオンになるように
なっていない場合は、 VMware vSphere Clientを起動し、SSBの仮想マシンを右
クリックし、電源→パワーオンを選択します。)
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付録: SSBのシャットダウン方法 1
BasicSettings→System→SystemControlのShutdownをクリックします。
シャットダウンが完了すると、 ESXi上で、SSBのアイコンが緑色から青色に変化します。
評価をESXi上のSSB仮想アプライアンスで行っている場合で、
さらにESXiもシャットダウンする場合は vSphere Clientを起動します。
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付録: SSBのシャットダウン方法 2
左側ツリーの最上部のESXiのIPアドレス(例:192.168.10.111)を選択し、
右クリックし、シャットダウンをクリックします。
しばらくすると、 ESXiのシャットダウンが完了し、サーバーの電源も落ちます。
サーバーを撤去する場合は、電源ケーブルを抜いてください。
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付録: VMwarePlayerのネットワーク設定
VMwarePlayerで起動したSSBを外部ネットワークに接続可能に
する場合は、仮想マシン→仮想マシンの設定
にて、ネットワークをブリッジに変更してください。
VMware社製品の機能,仕様等については、弊社ではサポートしておりません。詳細については、VMware社様にお問い合わせください。
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お問い合わせ先
ジュピターテクノロジー株式会社
〒183-0023
東京都府中市宮町2-15-13
第15三ツ木ビル
Tel
042-358-1250
Fax
042-360-6221
URL
http://www.jtc-i.co.jp/
技術サポートに関するお問合せ
https://www.jtc-i.co.jp/support/customerportal/index.php
78