原子力規制庁記者ブリーフィング 日時:平成27年2月17日(火)14:30~ 場所:原子力規制委員会庁舎 記者会見室 対応:米谷長官官房総務課長 <本日の報告事項> ○司会 それでは、定刻になりましたので、ただ今から原子力規制庁の定例会見を始めた いと思います。 まず初めに、米谷総務課長の方から報告事項がございます。 ○米谷総務課長 最初にですね。先ほど13時46分頃に岩手県沖で発生した地震による原子 力施設への影響についてお知らせをいたします。まず東北電力の東通原発について、東 通村の震度は2でありました。そしてプラントの状態に異常はなく、排気筒モニター、 モニタリングポストにも異常がありませんでした。六ヶ所のサイクル施設、六ヶ所村の 震度も2でございました。プラントの状態に異常はなく、排気筒モニター、モニタリン グポストに異常はございませんでした。それから東北電力の女川発電所、これ石巻市の 震度が3、女川町の震度が2でございました。プラントの状態に異常はなく、排気筒モニ ター、モニタリングポストに異常はありませんでした。 その他、今日はこちらから3点の報告をいたします。 原子力規制委員会について。明日2月18日水曜日、10時半から第57回原子力規制委員 会を開催します。議題は5つであります。 1つ目は日本原子力研究開発機構の中期計画の変更について。 2つ目は日本原子力研究開発機構の次期中長期計画について。 3つ目は東京電力福島第一原子力発電所の中期的リスクの低減目標マップ(平成27年2 月版)(案)について。 4つ目は国際規制物資の使用等に関する規則の一部を改正する規則(案)等に対する 意見募集の実施について。 5つ目が国際アドバイザーからの助言についてです。 1番目の日本原子力研究開発機構の中期計画の変更については、独立行政法人日本原 子力研究開発機構の第2期中期目標、これは平成22年度から平成26年度までの5年間を対 象としておりますが、その中期目標については所管する文部科学省、経済産業省、原子 力規制委員会から本年1月30日付けで原子力規制委員会における安全研究についてとエ ネルギー基本計画の策定を踏まえて目標変更指示を行っていましたが、この度、日本原 子力研究開発機構から2月2日付けで第2期の中期計画の変更に係る認可の申請があった ため、これを審議するものでございます。 1 議題の2番目の日本原子力研究開発機構の次期中長期計画について、これは同じく独 立行政法人日本原子力研究開発機構のものでございますが、今度は次期の中長期計画、 これは平成27年度から平成33年度までの7年間に係る中長期計画に係るものでございま す。既に1月21日の委員会で、次期中長期目標の策定について文部科学省と原子力規制 庁より説明をし議論をしたところでございますが、18日は中長期目標の指示を受けた独 立行政法人日本原子力研究開発機構で策定する次期中長期計画について原子力機構か ら説明を受けるというものでございます。 議題の3の東京電力福島第一原子力発電所の中期的リスクの低減目標マップにつきま しては、1月21日の委員会で審議をし各委員から意見を頂いたところでございます。ま た、2月9日に開催された特定原子力施設監視評価検討会でも意見を頂きました。これら を踏まえまして事務局の方で中期的リスクの低減目標マップ(平成27年2月版)を修正 しましたので、これを決定いただくものでございます。 議題の4番は国際規制物資の使用等に関する規則の一部を改正する規則(案)等に対 する意見募集の実施について、これは新しい保障措置の手法がIAEAから提案されたため、 これを我が国の法制度にも取り込もうというものでございます。具体的には現在保障措 置の実施に当たって核燃料物質の在庫やその変動を確認するために中間在庫検査が行 われておりますが、この一部に変えてですね、あらかじめ設定された区域に短期通告に より立入り巡視し施設の運転状況を示す計測制御装置の値を目視確認することによっ て対象施設における未申告の核燃料物質の精製処理が行われていないことを確認する という制度を盛り込もうというものでございます。 議題の5番目、国際アドバイザーからの助言については、昨年の11月に国際アドバイ ザーであるメザーブ氏、ラコスト氏が来日され、原子力規制委員会の各委員と意見交 換を行いました。その際の議論を踏まえて、それからメザーブ氏が欠席したウェイト マン氏を含めて、3人の国際アドバイザーからの助言をまとめて田中委員長宛のレター と し て 送 っ て き て く だ さ い ま し た の で 、 18日 の 委 員 会 で は こ れ を 事 務 局 か ら 報 告 す る というものでございます。 次に検討チームの会合会見などについてでございます。 本日2月17日は、13時半から、原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合(第 196回)を行っています。既に13日に御説明をしたとおり本会合は特定重大事故等対処 施設に係る非公開の審査会合ということで、関西電力高浜発電所、東京電力柏崎刈羽 発電所、電源開発大間発電所を対象といたしまして、事業者から説明を伺っておりま す 。 1 点 だ け 変 更 が ご ざ い ま し て 、 13日 に は 更 田 委 員 が 出 席 の 予 定 で す と 言 い ま し た が、櫻田部長が出席して会合を行っております。 明日2月18日水曜日は、14時から、東北電力東通原子力発電所敷地内破砕帯の調査に 関する有識者会合ピア・レビュー会合を開催いたします。石渡委員が出席の予定でご ざいます。 2 同じく2月18日水曜日、14時半から田中委員長の定例の記者会見を行う予定です。 明後日2月19日木曜日は、先週の会見で10時から開催するとしておりましたが、13時 半から原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合(第197回)を開催いたします。 この会合では、中部電力浜岡発電所、中国電力島根発電所、東北電力女川発電所、東 京電力柏崎刈羽発電所を対象といたしまして事業者から説明を受けることになってお り ま す 。 内 容 に つ き ま し て は 3つ ご ざ いま し て 、 安 全 施 設 の 誤 操 作 の 防 止 に つ い て 、2 つ目は安全避難通路等について、それから3つ目は安全保護回路について、この3つにつ いて4つの発電所を対象といたしまして合同で審査会合を開催する予定にしております。 櫻田部長が出席をする予定でございます。 2月20日金曜日は、10時から、核燃料施設等の新規制基準適合性に係る審査会合(第 46回)を開催します。石渡委員が出席の予定でございます。既にこれも13日に御説明を しておりますが、日本原燃の再処理施設、MOX燃料加工施設を対象といたしまして、事 業者から説明を受けることにしております。 同じく2月20日金曜日13時半から、原子力発電所の新規制基準適合性に係る審査会合 (第198回)を開催します。対象事業者につきましては判明次第、お伝えをいたします。 石渡委員が出席の会合でございます。 2月20日金曜日、14時半から定例の規制庁ブリーフィングを行います。 3点 目 、 要 人 面 会 に つ い て 、 今 週 木 曜 日 2月 19日 、 15時 に 、 フ ラ ン ス 原 子 力 安 全 規 制 当局のフィリップ・ジャメ委員が田中知委員に面会にいらっしゃいます。 私から以上でございます。 <質疑応答> ○司会 それでは皆様からの質問をお受けしたいと思います。いつものとおり所属とお名 前をおっしゃってから質問の方をお願いいたします。質問のある方、手を挙げてくだ さい。 よろしいですか。 それでは、本日の会見、これで終わりにしたいと思います。御苦労さまでした。 -了- 3
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