北海道

○各地の状況
北海道
北海道の景況は、住宅建築が弱含んでいるものの、輸出、観光が持ち直すなど、
緩やかな持ち直し。
個人消費は、大型小売店販売が減少したものの、コンビニエンスストア販売が
増加したほか、乗用車販売も軽乗用車が増加するなど、緩やかな持ち直し。住宅
建築は、持家、貸家、分譲住宅いずれも減少し、弱含み。設備投資は、製造業で
ライン新設、サービス業(ホテル等)で客室改装がみられるなど、持ち直し基調。
公共工事は、国、独立行政法人等、市町村が減少したものの、道が増加し、足許
増加。輸出は、サウジアラビア向けの鉄鋼が減少したものの、北米向けの輸送用
機器、香港向けの一般機械が増加し、増加基調。
生産活動は、一般機械、輸送機械が増加したものの、鉄鋼、窯業・土石製品が
減少し、横這い圏内の動き。
・鉄鋼は、生産水準が低下。特殊鋼線材、普通鋼棒鋼が減産。
・金属製品は、生産水準が低下。缶コーヒー用食缶(スチール)
、電力会社向け鉄塔が減産。
・一般機械は、生産水準が上昇。タイ向け収穫機械が増産。
・電気機械は、生産水準が上昇。集積回路、電子回路基板が増産。
・輸送機械は、生産水準が上昇。
・窯業・土石製品は、生産水準が低下。セメント、生コンクリートが減産。
・石油・石炭は、生産水準が低下。C重油が減産。
・パルプ・紙・紙製品は、生産水準が低下。雑種紙が減産。
・食料品は、生産水準が上昇。甜菜の収量好調に伴い同加工品が増産。
観光は、外国人客を中心に来道者数が増加し、回復。
・12 月の来道者数は、2か月連続で前年比増加。外国人客も 23 か月連続で増加。円安など
を背景にアジアからの観光客が引続き増加。
雇用は、有効求人倍率が上昇したほか、卸売業・小売業、医療・福祉で新規求
人数も増加するなど、緩やかな回復。
先行きは、緩やかな持ち直しの動きが続くとみられている。
景況判断
個人消費
住宅建築
設備投資
公共工事
輸
出
生産活動
観
(注)景況判断の文言は、会員銀行からの報告をもとに当協会で取りまとめたもの。
光
雇用情勢