仕様書 - 京都市

参考資料2
京都市地域リハビリテーション推進センター診療所(仮称)医事業務に係る労働者派遣業務
仕様書
本仕様書は,派遣元事業者(以下「乙」という。)が,「労働者派遣事業の適正な運用の
確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律」(以下「派遣法」という。)及びそ
の他関係法令の定めに基づき,京都市地域リハビリテーション推進センター(仮称)
(以下
「甲」という。)の指揮命令の下,乙が雇用する労働者(以下「派遣労働者」という。)に
より京都市地域リハビリテーション推進センター診療所(仮称)医事業務を行う際の作業
要領等の仕様を定めるものである。
1 件名
京都市地域リハビリテーション推進センター診療所(仮称)医事業務に係る労働者派
遣業務
2 業務履行場所
京都市地域リハビリテーション推進センター診療所(仮称)受付窓口
3 契約期間
平成27年4月1日から平成28年3月31日まで
4 予定価格
派遣労働者1人1時間当たりの派遣料金単価
1,856円
消費税及び地方消費税
148円
合計
2,004円
5 業務履行に当たって
⑴ 契約を締結した者は,
「京都市会計規則」第43条第1項の規定により京都市公金収
納受託者となるとともに,京都市会計規則,京都市会計規則事務取扱要項,公金収納
受託者の収納事務(業務マニュアル),京都市契約規則及びその他関連法令を遵守し,
本仕様書及び実施計画書に基づき円滑かつ確実に業務を実施すること。
⑵
使用料等の領収は,京都市公金収納事務であることから,高度な公共性を有するこ
とを十分に認識し,円滑な実施に努めること。
⑶ 甲の各部署,特に管理課と緊密な連携を図り業務を進めること。
⑷
乙は本仕様書及び実施計画書の業務実施方法につき,遺漏のないよう甲と事前に十
分な打合せを行うこと。
1
⑸
乙は本仕様書及び実施計画書に定めがない事態が生じた場合においては,甲と速や
かに協議を行うこと。
6 派遣元責任者
派遣は派遣法等関係法令の定めに基づき,自己の雇用する労働者の中から派遣元責任者
を選任し,派遣労働者の適正な就業確保のための措置を講じなければならない。
7 派遣先責任者
甲における派遣先責任者は京都市地域リハビリテーション推進センター(仮称)次長
とし,指揮命令者は京都市地域リハビリテーション推進センター(仮称)管理課長とす
る。
8 派遣労働者の確保
⑴
派遣労働者については,医療事務に習熟した派遣労働者(一般財団法人日本医療教
育財団が認定するメディカルクラーク2級の有資格者又はそれと同程度の能力を有す
る者)を乙が責任を持って選定・確保し,個人情報の取扱い等について就業前に研修
を行うこと。
⑵
乙は,派遣労働者の選定に当たって,原則として12箇月間従事できる者を選定す
ること。
⑶
派遣労働者に交代がある場合は,円滑な引継ぎが行えるよう,乙の責任において必
要な引継ぎ期間を設けること。
この場合,追加的に発生する経費は乙の負担とする。
⑷
派遣労働者が病気・休暇等により長期間就業できないときは,甲及び乙が協議のう
え対応するものとする。
9 労働者派遣契約の中途解約に当たって講ずる派遣労働者の雇用の安定を図るための措置
⑴
甲は,労働者派遣契約の契約期間が満了する前に,乙及び派遣労働者の責に帰すべ
き事由以外の事由によって労働者派遣契約の解除を行う場合は,30日以上前に乙に
解除の申し入れを行うものとする。
⑵
甲は,労働者派遣契約の解除の申入れについて,30日以上前に,乙に申入れする
ことができないときは,少なくとも派遣契約を中途解除したことによって,乙に生じ
た次の損害を賠償する。
ア 乙が派遣労働者を休業させる場合は,休業手当に相当する額以上を賠償
イ 乙が派遣労働者をやむを得ず解雇する場合は,次の各賃金に相当する額以上を賠償
(ア)
甲の予告がないために,乙が解雇予告できなかったときは30日以上
(イ)
解雇予告の日から解雇までの間の期間が30日に満たないときは,
解雇の30日
前の日から解雇予告の日までの期間の日数分以上
⑶
甲は,乙から請求があったときは,派遣契約の中途解除を行った理由を乙に対して
明らかにする。
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10 派遣元事業者及び派遣労働者の遵守事項
⑴ 乙は,派遣法をはじめ労働法その他関係法令を遵守すること。
⑵
乙は,派遣労働者の就業に先立ち当該労働者の氏名を書面により派遣先責任者に通
知すること。
⑶
乙は,派遣労働者に対する業務の指導教育について責任を持ってこれに当たり,業
務上不都合が生じたときは,甲は乙に再教育又は交替の措置を申し入れることができ
る。この場合,乙は速やかに代替派遣労働者を派遣すること。
⑷
派遣労働者の故意又は重大な過失により甲に損害が生じた場合は,乙の責任におい
て当該損害の賠償に当たること。
⑸ 乙は,事業が終了した場合は実績報告を作成し,甲に提出しなければならない。
⑹
乙が契約内容に反した場合,甲は契約額の一部又は全部を返還させる権利を有する
ものとする。
11 業務内容
⑴ 新規,再来患者受付業務
ア 受診申込方法,受診申込カードの記入説明を行うこと。
イ
受診科振り分けの相談対応を行うこと。必要に応じ,外来看護師等に連絡し,対
応を引き継ぐこと。
ウ 受診申込みの受付を行うこと。
エ
保険証等の提示を受け,保険情報等の確認を行うとともに,新規,変更等の場合
は,保険証等のコピーを行うこと。
オ
患者基本情報及び保険情報等のコンピュータ入力,検索,確認,修正を行うこと。
カ
患者基本情報及び保険情報等に変更のある場合,診療録表紙の修正を行うこと。
キ
診療録表紙及び診療録ファイルの作成を行うこと。
ク
診療録の検索,抽出,搬送を行うこと。
ケ
診察券の発行,再発行を行うこと。
コ
会計カードの作成を行うこと。
サ
診察券,会計カードをファイルにセットして患者に手渡し,受診案内を行うこと
⑵ 外来会計業務
ア
会計カード及び各種会計伝票等を受け取ること。
イ
内容点検のうえ,診療データ等のコンピュータ入力を行うこと。
ウ
料金計算を行うこと。
エ
診療費を徴収,収納し,領収書の発行を行うこと。
オ
障害者支援施設利用者分については,毎月定期及び退所時に請求書を作成するこ
と。
⑶ 諸証明及び診断書等(各種意見書等を含む。
)に関する医事業務
ア
患者等から作成依頼の受付を行うこと。
イ
診療録等を抽出し,担当医師等に作成依頼を行うこと。
ウ
各種診断書等の引渡しを行うこと。
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エ
文書料を徴収,収納し,領収書の発行を行うこと。
⑷ 公金収納関係業務
ア
現金の確認を行い,収納金日計報告書の作成を行い,管理課職員に提出すること。
イ
管理課作成の払込書に基づき,指定金融機関への現金払込を行うこと。
ウ 収納金出納簿を作成すること。
エ
領収調書について,領収調書受払簿を作成し,適切な保管を行うこと。
オ
つり銭準備を行うこと。
カ
会計に関する問合せ,支払い方法の相談,未収金に関する問合せ等に対応するこ
と。
⑸ 診療報酬請求業務
ア
診療録を確認し,病名入力を行うこと。
イ
毎月末にコンピュータにより,外来レセプトを打ち出し,点検を行うこと。
ウ
点検の結果,疑義のあるものについては,診療録との照合,調査を行うこと。
エ
ウの結果,なお不明な分は,当該レセプトを診療録とともに,各担当医師の点検
に付すること。
オ
点検箇所の内容を整理し,レセプト及びコンピュータの診療データを修正するこ
と。
カ
点検作業終了後,完了分については総括点検を行ったうえ,集計して所定の方法
により調製して綴じ,オンライン請求に係るものは記録媒体にデータを記録する。
いずれも所定の期日までに管理課職員に提出し,確認を受けること。
キ
レセプトの点検に当たっては,補正箇所,疑義及び提言等があれば,報告書とし
て管理課職員に提出すること。
ク
返戻レセプトについては,必要に応じて管理課職員に連絡し,適切な処理のうえ,
再度,診療報酬請求を行うこと。
ケ
生活保護医療(生活保護医療券,要否意見書等)に関する事務を行うこと。
コ
高額療養限度額認定申請の案内業務に関する事務を行うこと。
サ
労働災害,公務災害及び自費に関する事務を行うこと。
⑹ その他の医事業務
ア
診察日前日に予約票に基づき必要な診療録を抽出し,当日に診療所(仮称)に運
搬すること。
イ
診療録の整理,収納を行うこと。
ウ
診療録のファイル修理,分冊を行うこと。
エ
その他のデータ入力を行うこと。
オ
入力済み各種会計伝票等の整理及び保管を行うこと。
カ
診療録,会計カード,診察券等各種帳票等の管理を行い,不足する場合には管理
課職員に発注を請求すること。
キ
医事窓口での各種問合せに対する対応等を行うこと。
12 業務時間
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⑴ 月曜日,水曜日,木曜日
原則として,午前8時45分から午後1時15分までとする。
(休憩時間はなし。
)
⑵ 火曜日
原則として,午前8時45分から午後5時15分までとする。休憩時間は正午から
午後 1 時までとし,実働は7時間45分とする。
⑶ 月~木曜日共通事項
所定内時間を超える勤務時間は1日5時間,月45時間,年間360時間以内とす
る。
なお,金曜日,土曜日,日曜日,国民の祝日に関する法律に規定する休日(振替休
日を含む)並びに1月2日,同月3日及び12月29日から同月31日までは原則と
して作業休止日とする。
13 派遣料
派遣料は1人1時間当たりの単価で定め,各月初日から末日までの実業務時間の合計
を乗じた料金とする。ただし,1日の実業務時間が8時間を超える場合,または,1週
間の実業務時間が40時間を超える場合の業務料は25%増し,深夜業(午後10時か
ら翌午前5時まで)については25%増しとする。また,休日勤務については35%増
しとする。
14 派遣料の請求及び支払い
⑴
乙は,甲の承認を受けた就業確認書(タイムシート)等に基づき,派遣料の請求を
行う。就業確認書に記載する時刻は15分単位とし,15分未満の端数は切り捨てる
ものとする。
⑵
甲の乙に対する業務料の支払いは月1回とし,毎月末日で締切り,乙からの適法な
支払請求書を受理したときは,30日以内に乙に当該請求金額を支払う。
15 服装
乙は,業務時間中は派遣労働者に乙所定の服装,名札を着用させ,乙の社員であるこ
とを明らかにすること。
16 破損,紛失等の防止
乙は,業務遂行に当たり,レセプト,同付随資料及び現金並びに会計関連帳票等が破
損,紛失及び汚損しないようその取扱いには最大の注意を払うとともに,その防止のた
め業務規律の徹底,処理業務の責任体制の確保など,必要な措置を講じること。
17 整理整頓及び清潔の保持
乙は,診療録及び付随資料等の整理整頓に留意し,併せて清潔の保持に努めること。
18 異常の連絡
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乙は,業務遂行に当たり異常事態が発生したときは,直ちに甲に連絡し,甲の指示を
受け,必要な措置を講じること。
19 秘密の保持
⑴
乙は,秘密保護の重要性に鑑み,秘密保護に遺漏のないよう就業規則,業務規程そ
の他諸規程を整備すること。
⑵
乙は,派遣労働者に対し,秘密保護の職責上の重要性を認識させ,故意又は過失に
よる遺漏防止を徹底させるとともに,あらゆる機会を通じ,絶えず教育,訓練を実施
すること。
⑶
乙は,秘密保護に関する責任者を任命し甲に報告するとともに,甲の指示に従い常
に実情の把握及び一貫した秘密保護対策を継続に行うこと。
⑷
乙の派遣労働者及び乙の派遣労働者であったものは,本契約中はもちろん期間終了
後においても,次に定める秘密は漏らしてはならない。
ア 業務上知り得た患者の個人情報並びにレセプト,同付随資料等の内容
イ
業務上知り得た知識及び特に秘密扱いをすべき旨取り決められた甲の業務上の秘
密事項(甲固有の事項及び統計数値など(公表している数値を除く。)
)
⑸ 甲は,委託事項に係る秘密保護について調査,監督権を有し,必要に応じ,乙に
対して報告を求め適切な措置を指示することができる。
20 安全及び衛生
本件業務の遂行に伴う安全衛生の管理については,甲及び乙が連携し,労働基本法,
労働安全衛生法その他関係法令の規定に基づき適切に処理することとする。
21 便宜供与
派遣労働者は,甲の更衣施設,休憩時間における休憩施設及び衛生施設について使用
することができるものとする。
22 その他
⑴ 本契約等において使用する言語及び通貨は,日本語及び日本国通貨とする。
⑵ 契約保証金は免除する。
⑶ 契約書作成の要否は要とする。
⑷ 各種制度改正等がある場合,甲と乙で協議し,仕様の内容を変更することがある。
⑸
乙は,次年度契約業者が乙以外に決定した場合,甲の指示の下,次年度からの業務
に支障がないよう引継ぎをしなければならない。
⑹
その他,本仕様書に定めがない事項については,甲及び乙が協議のうえ,適切に処
理するものとする。
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