学校だより 東たぶせ 平成27年1月 東田布施小学校 【今月のめ あて】めあて をもって努 力しよう~決めたことに取り組む・始業時間を守る・学習用具揃え~ 「金 声 玉 振」 校 長 河 村 隆 保護者の皆様、地域の皆様には、よ き新春をお迎えのこととお喜び申し上 げます。 昨年も、皆様方にしっかりと支えら れ、おかげさまで、充実した素晴らし い年となりました。心よりお礼申し上 校長室に掲げてある「金聲玉振」の書 げます。 さ て 、私 は 本 校 に 着 任 以 来 、新 年 最 初 の 式 で あ り ま す 始 業 式 で は 、毎 年 必 ず「 金 声 玉 振 」 についての話をすることにしています。子どもたちに「金声玉振」の意味をしっかりと理 解して欲しいし、立派な「金声健児」に成長して欲しいからです。 本校は、明治11年に山口県より「金声」の称を賜り、波野小学、田布施小学を合併し て 「 金 声 小 学 」 と 改 称 し ま し た 。 こ の 「 金 声 」 と は 、 中 国 の 古 書 「 孟 子 」 の 一 節 、「 金 声 玉振」から引用したものです。 ※ (「 孟 子 」 第 五 萬 章 章 句 下 よ り 一 部 抜 粋 ) 孔子之謂集大成、集大成也者、金聲而玉振之也、金聲也者、始條理也、 玉振之也者、終條理也、始條理者、智之事也、終條理者、聖之事也、 <訳> 孔子とは 、これらの聖人の道を集大成したものと言うべきだ。集大成とは たと 音楽で喩えれば金声(鐘の演奏)と玉振(玉楽器の演奏)をあわせて持つ ようなものだ。金声で、合奏は開始する。玉振で、合奏は休止する。合奏 のごとき調和を開始させる能力とは、すなわち智である。またそれを休止 させる能力とは、すなわち聖である。 「 金 声 玉 振 」と は 、本 来 は 、古 代 中 国 に お い て 八 種 類 の 楽 器( 金( 鐘 )、玉( 磬 )、糸( 琴 )、 竹 ( 笛 )、 匏 ( 笙 )、 土 ( 笛 )、 革 ( 鼓 )、 木 ( 拍 子 木 )) で 合 奏 す る の に 、 ま ず 鐘 を 鳴 ら し て音楽を始め、磬を打って音楽をまとめ収束するという意味で、始まりと終わりの整って いるさまをいう中国の故事でした。 し か し 、上 記 の よ う に 、孟 子 が 孔 子 の 人 格 を 賛 美 し た こ と か ら 、才 知 や 人 徳 が 調 和 し て 、 よく備わっているたとえで、すぐれた人物として大成することをいうようになりました。 本 校 で は 、「 金 声 健 児 の 育 成 」 を 学 校 教 育 目 標 の 中 核 と し 、「 立 腰 」 と 「 立 志 」 を そ の 基盤として、皆様方としっかり連携して様々な取組を行っております。本年もどうぞよろ しくお願いいたします。 【 語 句 の 意 味 】( 部 ) 「 磬 」( ケ イ )・ ・ 玉 石 で 「 へ 」 の 字 に 曲 げ て 作 っ た 、 つ る し て 打 つ 楽 器 「 匏 」( ホ ウ 、 ひ さ ご )・ ・ ひ ょ う た ん を く り ぬ い た も の 「 笙 」( シ ョ ウ )・ ・ 匏 を 台 に し て 作 っ た ふ え 12月の思い出 【全校一斉漢字テスト】 毎学期末に全校一斉漢字テスト を実施しています。1年生にとっ ては初めてのテストで、どの子も 真剣に取り組んでいました。 【避難訓練:全校】 火災を想定した避難訓練を し ま し た 。「 押 さ な い 、 走 ら な い、しゃべらない」を目標と して上手に避難しました。 【霜柱の観察:2年】 砂場や花壇にたくさんの霜柱が でき、1・2年生が観察をしまし た。大きな霜柱を手に持って「冷 たい」と歓声をあげていました。
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