第一 一 二 三 株式会社商工組合中央金庫法及び中小企業信用保険法の一部を 改正する法律案要綱 株式会社商工組合中央金庫法の一部改正 こ の法律 の廃止その他の必要な措 置 政府は、その保有する株式会社商工組合中央金庫の株式について、株式会社商工組合中央金庫の目的 (附則第二条関係) の 達 成 に 与 え る 影 響 及 び 市 場 の 動 向 を 踏 ま え つ つ そ の 処 分を 図 り 、で き る 限 り 早 期 に そ の 全 部を 処 分 す るも のとすること。 危 機対 応業務の実施 の責務 株式会社商工 組合 中央金庫は 、その目的を達成するため、当分の間、株式会社日本政策金融公庫法第 二条第 四号に規定する特定資金を 必要とする者に対し円滑に資 金が供給され るよう、同条第五号に規定 (附則第二条の二関係) する危機対応業務(以下「危機対応業務」という。)を行う責務を有するものとすること。 株式の政府保有 政 府は 、当 分 の間 、指 定 金 融 機関( 株 式 会 社 日 本 政策 金融公庫 法第 十一 条第 二 項に 規定 す る指 定 金融 四 機関を いう。)に係る制度の運 用の状況、六 の危機対応準備金に係る株式会社商工組合中央金庫に対す る出 資の状況 、株式 会社 商工 組合中 央金庫 による危機対応業務の実施の状況 、株式会社商工 組合 中央 金 庫の財政基盤、株主となる中小 企業団体及びその構成 員の資金の余力、社会経済情勢の変化等を勘案し 、株式会社商工 組合 中 央金庫が危機対 応業 務を的 確に実施するために 必要な株式を保有して いなければ (附則第二条の三関係) 事業計画には、主務省令で 定める危機対応業務の実施方針に関する事項及び他の事業者との間の適 (附則第二条の四第一項関係) 大臣の認 可を 受け なければならないものとするとともに、所要の規定の整備を行うものとすること。 対 応業 務 に関 す る 事 業 計 画( 以下 「 事業 計画 」と いう。 )を 作成し 、当該 事業 年度 の開始 前に 、主 務 株式会社商工組合 中央金庫は、当分の間、事業年度ごとに、 主務省令で定めるところ により、危 機 危機対応業務に関する事業計画の認可 ならないも のとすること。 1 2 (附則第二条の四第二項関係) 正な競 争関 係を 確 保す るた めに 講じようと する措置に関する事 項を 記載しなければなら ないものとす ること。 五 六 適正な競争関係の確保 株式会社商工 組合中央金庫は 、当分の間、その業務を行うに当たっては 、他の事業者との間の適正な (附則第二条の五関係) 株式会社商工組合中央金庫は、2の政府の出資があったときは、その全額を危機対応準備金として (附則第二条の六 第二項関係) 金額の範囲内にお いて 、株式会社商工組合中央金庫に出資で き るものとす るこ と 。 政府は、当分の間、危機対応業務の円滑な実施のために必要があると認めるときは、予算で定める (附則第二条の六第一項関係) 金」と いう。)を設け、2により政府が出資した 金額をもってこれ に充てるものとすること。 会社商工組合中央金庫の財政基盤の確保に資するものとして 、危機対応準備金(以下「危機対応準備 株式会社商工組合中央金庫は、指定金融機関として危機対応業務の円滑な実施のために必要な株式 危機対応準備金 競争関係を阻害することのないよう特に配慮しなければならないものとすること。 1 2 3 七 第二 一 計上するものとすること。 その他 (附則第二条の六第三項関係) 六に掲げるもののほか、危 機対応準備金の額が計上されているとき の欠損の塡補を行う場合の額の減 (附則第 二条 の七から第二条の十二まで 関係) こ の 法律に おけ る 「小 規模企業 者 」に関し、特定事業を行う特定 非営 利活動法人で あ つて 、常時使 (第二条第一項第六号関係) る事業とする事業者については百人)以下のものを追加するものとすること。 員の数が三百人(小売業を主たる事業と する事業者については五十人、卸売業又はサービス業を主た 進 法第 二条第 二項に 規定 する 特定 非営 利 活動 法人を いう 。 以下同じ。 )で あつて 、常時 使 用す る従業 こ の法律に おけ る 「中小 企業 者」 に関 し 、特定事業を 行う 特定 非営 利活動法 人( 特定 非営 利活動 促 用語の定義 中小企業信用保険法の一部改正 少、国庫納付金、報告等に係る規定を 設け るとともに、業 務報告書等について規定すること。 1 2 二 三 第三 一 二 (第二条第三項第七号関係) 用する従業員の数が 二十人(商業 又はサービス業を 主たる事業とする事業者については、五人 )以下 のも のを追加するも のとすること。 特別小口保険にかかる部分保証の追加 (第三条関係) 中小企業信 用保険 の特別小 口保険 の対象と なる信用保証協会の保証割合について 、部分保証を導入す その他所要の規定 の整 備を 行うものとすること。 こと。 (附則第一条関係) (附則第六項関係) 危 機 対 応業 務と して 行 う貸 付け に 係る 債 務 の保証に ついては 、本法の規定は 適用しな いものとする その他 るた めの措置を講ずるものとすること。 1 2 附則 施行期日 この法律の施行期日について必要な規定を設け るものとすること。 危機対応業務に関する検討 1 2 3 政府は、この法律の施行後適当な時期において、指定金融 機関に係る制度の運用の状況、危機対応 準備金に係る株式会社商工組合中央金庫に対する出資の状況、株式会社商工組合中央金庫による危機 対 応 業 務 の 実 施 の状 況 、 株 式 会 社 商 工 組合 中央 金 庫 の 財 政 基 盤 、 株 主と な る 中 小 企 業 団 体 及 び そ の 構 成員の資金の余力、社会経済情勢の変化等を勘案し、株式会社日本政策金融公庫法第二条第四号に規 定する特定資金を 必要とする者に対し円滑に資金が供給されることを確保する観点 から 、危機対応業 務の在り方及びこれを踏まえた株式会社商工組合中央金庫に対する国の関与の在り方について検討を 加え、必要があると認めるときは、その結果に 基づいて所要の措置を講ずるものとすること。 (附則第四条第一項関係) (附則第四条第 二項関係) 政府は、1の検討を 行うに当たっては、一般の金融機関を 代表する者その他 の関係者の意見を聴か なければならないも のとすること。 政府は、1の検討の結果、政府による株式会社商工組合中央金庫の株式の保有に関する義務に係る 措置その他の株式会社商工組合中央金庫による危機対応業務の的確な実施を確保するための措置を継 続する必要がないと認めるときは、速や かに、当該措置を廃止するために必要な法制上の措置を講ず 三 四 るものとすること。 経過措置 (附則第四条第三項関係) (附則第二条、第 三条及び第五条関係) この法律の施 行に 伴う経過措置について 必要な規定を設けるものとすること。 その他 その他所要の改正を行うものとすること。
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