「放送開始90年」関連

報道資料
平成27年2月18日
NHK広報局
「放送開始90年」関連
2015年3月は、1925年に日本でラジオ放送が始まってから90年の節目にあたります。
これまで放送が果たしてきた役割を振り返り、変化の大きいメディアの未来を占うために、NH
Kでは3月に関連番組を集中編成します。
○NHK90時間ラジオ「もっと届け、大切なこと。」
“大切なことを、もっと広く、深く、早く届けるために…”
、これからもラジオは、身近メディアであり続け
るため、リスナーや地域との“つながり”を大切にしていきます。番組でもこの“つながり”をキーワードに
90時間にわたって伝えます。
【放 送】3月19日(木)6:00~22日(日)24:00 <ラジオ第1(一部FM)>
【90時間ラジオ・メインキャスター】
山本 哲也 アナウンサー、武内 陶子 アナウンサー
【主な番組と出演者】
(1)ラジオの歴史をふまえながら未来を展望し、放送の過去と未来をつなぎます
●ドラマ「ニッポン・ローリング・デイズ」
[19(木)
・20(金)23時台]
放送開始当時の浅草を舞台に、お笑いや放送、文学に夢をかけた若者たちの姿を描くオーディオドラマ。
ラジオが人々の輪の中心だった時代を描きながら、次第に近づく戦争の足音の中で未来に夢を託した若者
たちの熱き心情を描きます。
(出演)三宅裕司、石田ひかり、藤村俊二 ほか
●「放送100年へ ラジオの未来」
[22(日)22~23時台]
これまで放送を支えてきた「東京タワー」の展望台・特別スタジオから、ラジオ放送とゆかりの深いみ
なさんとともに、ラジオの未来や魅力について語りつくします。
(出演)黒柳徹子、谷村新司、篠田麻里子 ほか
(2)90時間ラジオカーが全国をめぐり、日本各地のリスナーをつなぎます
●「90時間ラジオの旅」
[19(木)~22(日)12~13時台、22(日)19時台]
90時間ラジオ用に装った2台のスペシャルカーが北と南から日本列島をひた走り、地域のみなさんの
“大切なこと”を集めながらゴールの東京タワーをめざします。
(3)番組を通じて“日本と世界をつなぐかけ橋”となります
●「Radio Japan で “We Love Japan”~ラジオ国際放送80年~」
[21(土)18時台]
毎日18もの言語で日本のニュースや情報を世界に発信する「NHKワールド・ラジオ日本」がお届け
するスペシャルプログラム。「ラジオ日本」を通じて日本知り、自分たちの暮らしの中に活かしながら楽
しむ世界各地のリスナーたちの声を届けます。
●「悩み解決!世界のベストアンサー」
[22(日)14~15時台、18時台]
就職、老後、人間関係など、現代日本人のさまざまな悩みに世界のラジオ番組で活躍する“人生相談の
プロ”たちが解決に挑み、日本人がたくましく生き抜くためのヒントを探ります。
(4)参加型のさまざまな企画でリスナーとつながります
●「あなたが選ぶ 未来に残したい歌ベスト90」
[22日(日)20~21時台]
日本でラジオ放送が始まってから90年。時代を彩った数々の名曲の中から、リスナーのみなさんの投
票により「未来に残したい歌ベスト90」を選びます。あなたが残したい名曲を教えてください。
●「アニソン・アカデミーSP 電波の聖地 東京タワーから生放送だァっ!!」
[21日(土)13~15時台]
放送90年を祝して“電波の聖地”東京タワーから、レギュラー陣に加え、ゲストに“アニソン界の大
王”ささきいさおさんを迎えてのギガハイテンションな公開生放送!
(出演)中川翔子、あべあきら、藤崎弘士アナウンサー、ゲスト:ささきいさお
きゅうじゅっ さ い
○東京タワーでのイベント NHK「放送 9 0 祭」
長年にわたり電波塔として放送を支えてきた東京タワーでは、放送90年の歴史をふり返り、未来のメディア
を展望するイベントを実施。21日、22日の週末2日間は、
「90時間ラジオ」のメイン会場ともなります。
【日
時】3月19日(木)~22日(日)午前10時~午後6時
【会
場】東京タワー(東京都港区)
(1)「90時間ラジオ」公開生放送で放送90年をお祝い!(要事前応募)
21日「アニソンアカデミーSP<FM>」
22日「みんなでつくるラジオドラマ<FM>」
「90時間ラジオの旅グランド・フィナーレ<ラジオ第1>」
「DJ日本史」<ラジオ第1/収録>
ほか
このほか、19日には「ひるブラ」特別版でイベントの模様を紹介します。
(2)ようこそ!放送90年の世界へ(観覧自由)
●放送の歴史を彩った名機たち、なつかしのアーカイブス映像
・ラジオとテレビが始まった日をセットで再現
・最新の機器で見る思い出のあの名場面
●ココロおどる最新テクノロジー
・超高画質!超高音質!“8Kスーパーハイビジョン”
・見るテレビから参加するテレビへ“ハイブリットキャスト”
・飛び出すテレビ、インテグラル立体テレビ、CGキャラクター体験
・触れる!驚く!変化する!「花燃ゆ」デジタルアートの世界
(3)世界へ発信!NHK WORLD TV(観覧自由)
●今年は国際放送開始から80年。NHKが世界に発信する番組の魅力を紹介。
・世界を旅する~多言語音声シャワー~、海外の民族パフォーマンス&ステージショー
○3 月の主な放送記念特集番組
放送 90 年ドラマ「紅白が生まれた日」
【放送】3月21日(土)21:00~22:13
<総合テレビ>
昭和20年の大みそか、紅白歌合戦のきっかけとなった番組が放送されました。
終戦直後、GHQの厳しい統制の中、日本に明るい未来を届けたいと生まれた
歌番組の誕生秘話を描きます。撮影は4Kカメラで行われ、戦後の街並みを
コンピュータグラフィックスで再現するなど、映像技術の見どころもたっぷり。
《作》尾崎将也 《音楽》遠藤浩二
《出演者》松山ケンイチ 本田翼 miwa 小林隆 六角精児 大空祐飛
小松和重 草村礼子 / 星野源 高橋克実
ザ・プレミアム「深海のロストワールド」
(仮)
【放送】3月21日(土)21:30~22:59
<BSプレミアム>
太平洋・赤道直下に浮かぶニューギニア島。極彩色のサンゴ礁のすぐ外側
は、断崖が一気に千メートルまで落ち込んでいます。2014年、ほとんど
調査が進んでいないこの「熱帯の深海」で、待望の潜水艇調査が始まりまし
た。オウムガイ、ウミユリ、シーラカンスなど太古から姿を変えていない“生
きた化石”を求め潜行します。高精細4Kカメラとマルチカメラで、手に汗
握る深海探検を克明に追います。
○放送 90 年ドラマ「経世済民の男」3 部作 制作
日本が近代的な国民国家を目指した明治元年から、間もなく150年。
明治、大正、昭和の激動の時代、国民生活は大きく変化し、
「経済大国」と呼ばれるまでになった。
かつての「経済大国」日本はどのように生み出され、そして危機を乗り越え、成長して行ったのか。
現在の日本を「創った」といえる3人の経済人を取り上げ、その生涯を描くドラマを東京・大阪・名古屋
3局で制作する。
※「経世済民(けいせいさいみん)
」・・・中国の古典に登場する語で「世を經(おさ)め、民を濟(すく)う」
の意。「経済」という言葉の語源になったと言われている。
①
8月
「高橋是清(仮)」
前・後編
(東京制作)
大蔵大臣の時に経済手腕を発揮し日本のケインズといわれた高橋是清。彼は激動の幕末
に生まれ、13歳でアメリカに留学。帰国後、英語教師や官僚などの職業でキャリアを積む
が、ペルーの銀山開発事業の失敗に巻き込まれ一文無しとなる。その後、日銀総裁の
川田小一郎に声をかけられ、日本銀行に入行、独特の発想と楽天主義でさまざまな困難に
立ち向かい日露戦争時は「天佑」ともいうべき幸運で外債募集に成功し日銀総裁や
総理大臣、そして大蔵大臣を7回歴任した。
【放送予定】 8 月 15 日、22 日(土)午後 9:00~9:58
【 作 】 ジェームス三木
【 主 演 】 オダギリ ジョー
【収録予定】 4 月中旬~6 月上旬。
②
8 月「小林一三~夢とそろばん~(仮)
」前・後編
(大阪局制作)
阪急電鉄、阪急百貨店や宝塚歌劇団をユニークな手法で創設し、現在にも通じる
ビジネスモデルを作り上げた小林一三氏の生涯をドラマ化。小説家志望で落ちこぼれ
銀行員だった小林氏が、ビジネスと人生の師に出会って事業の面白さに目覚め、独創的な
手段で弱小電鉄を大企業へと成長させる。最後まで夢見ることを大切にした男の波乱万丈
の生涯を描く。
【放送予定】 8 月 29 日、9 月 5 日(土)総合 後 9:00~9:58
【
作 】 森下 佳子
【 主 演 】 阿部サダヲ
【収録予定】 2 月末~6 月下旬
③
9 月「鬼と呼ばれた男~松永安左ェ門(仮)」(名古屋局制作)
戦後の復興と高度経済成長の基礎となる、電力事業の分割民営化を成し遂げ「電力の鬼」
と呼ばれた男、松永安左ェ門。福沢諭吉の門下として“独立自尊”と“民”の精神を受け
継いだ松永は、戦後の焼け跡から、たった一人で立ち上がる。ドラマでは、七十歳を過ぎて
不屈の精神で命をかける型破りで一徹な老人の戦いを、松永を父親のように慕った池田勇人
や、松永の底知れぬ情熱に畏怖すら抱いた吉田茂、近衛文麿、白洲次郎らとの交流を交えて
描く。
【放送予定】 9 月 12 日(土)総合 後 9:00~9:58
【 作 】 池端俊策
【 主 演 】 吉田鋼太郎
【収録予定】 5 月