海外農業農村開発促進調査等事業実施要綱 平成 23 年 4 月 1 日付け 22 農振第 2125 号 最終改正 平成 26 年 4 月 1 日付け 25 農振第 2209 号 農林水産事務次官 第1 趣旨 地球温暖化等の環境問題が深刻化している中、開発途上国においては、貧困削減、環境変化等への対応が喫 緊の課題となっており、農業農村が有する役割を十分に発揮することにより課題解決に貢献することが期待さ れている。また、今後、我が国政府開発援助をより戦略的・効果的に実施していくため、開発途上国の持続的 な経済成長を支援するのみならず、国際的な援助協調を図りながら、我が国の発展にも寄与しうる取組を行っ ていく必要がある。 本事業は、以上のような観点から、農業農村開発分野における課題解決のための調査や農業農村開発協力を 促進するための各種取組を実施し、もって開発途上国における持続可能な経済成長及び我が国の海外農業農村 開発協力の円滑な推進に資することを目的とするものである。 第2 事業内容 本事業で実施する事業内容は、次に掲げるとおりとする。 1 海外農業農村地球環境問題等調査事業 (1)地域資源利活用型農業農村開発検討調査 (2)農村防災計画検討調査 (3)地下水制御による農地塩害対策調査 (4)アフリカ稲作普及促進整備調査 2 海外技術協力促進検討事業 (1)官民連携技術協力促進検討調査 (2)国際交流 (3)水田農業普及促進パートナーシップ検討調査 (4)農業農村復興等調査設計手法効率化検討調査 (5)農業インフラシステム海外展開促進調査 (6)農民参加型水管理普及促進調査 第3 1 事業実施主体及び事業実施体制 本事業の事業実施主体は、農林水産省農村振興局長(以下「農村振興局長」という。)が別に定める公募 要領により応募した者の中から選定された団体(以下「公募団体」という。)とする。 2 公募団体は、本事業を円滑かつ効率的に推進するため、必要に応じて委員会を設置し、学識経験者等の意 見を聴くものとする。 第4 事業採択期間 本事業の事業採択期間は、平成 23 年度から平成 29 年度までとする。 第5 事業実施手続 1 事業実施主体は、農村振興局長が別に定めるところにより、事業実施計画を作成し、農村振興局長に提出 し、その承認を受けるものとする。 2 農村振興局長が別に定める事業実施計画の重要な変更については、1に準じて行うものとする。 第6 助成 国は、予算の範囲内で本事業に関連して必要となる経費について、農村振興局長が別に定めるところにより、 事業実施主体に助成するものとする。 第7 事業実施状況の報告 事業実施主体は、農村振興局長が別に定めるところにより、本事業の実施状況を農村振興局長に報告するも のとする。 第8 その他 農村振興局長は、事業実施主体に対して事業の実施及び運営に関し、必要に応じて報告を求め、又は指導を 行うことができるものとする。 第9 委任 本事業の実施に当たっては、この要綱に定めるもののほか、農村振興局長が別に定めるところによる。 附 則 平成 25 年度までに採択された海外農業農村開発促進調査等事業実施要綱の一部改正について(平成 26 年 4 月 1 日付け 25 農振第 2209 号農林水産事務次官依命通知)による改正前の農業インフラ海外展開促進調査について は、なお従前の例による。
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