データdeかなざわ(富岡西・能見台地区)

金沢区幸せお届け大使
ぼたんちゃん
データ de 富岡西・能見台
金沢区地区別データ集
平成26年10月発行
金沢区地域振興課地域力推進担当
金沢区福祉保健課事業企画担当
富岡西・能見台地区
1.地区の概況 図1 地区の位置 *地形図は国土地理院 基盤地図情報(数値標高モデル)5m メッシュにより作成
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表1 人口、世帯数、年齢別人口等の動向 *「町別世帯と人口」、「町丁別年齢別男女別人口」による。各年 3 月末現在
*人口等の統計データは町丁目を単位に集計されデータを活用しています。
*町丁目の境界線が複数の区域にわたる場合は、町丁目の区域を単位としていずれかの区域に含まれるものとして集計しました。
1
富岡西・能見台地
2.町丁別人口世帯の動向 *「町丁別世帯と男女別人口」による。各年 3 月末現在
図 2 町丁別人口の動向 富岡西六丁目
能見台通
能見台東
(人)
7,000 6,000 5,000 富岡西・能見台地区には、平成 26 年 3 月現在約
9,370 人が暮らしています。
世帯数は約 4,150 世帯、
平均世帯規模は 2.26 人/世帯です。(表 1 参照)
地区全体としては、平成 21〜26 年の期間でみる
と、人口、世帯数ともにゆるやかに減少しています。
世帯規模は縮小する傾向が続いており、平成 26
年の平均世帯規模は市の平均を下回り、金沢区の平
均(2.25 人/世帯)に近い規模です。(表 1 参照)
4,000 3,000 2,000 1,000 0 平16
平18
平20
平22
平24
平26
図 3 町丁別世帯数の動向 富岡西六丁目
能見台通
能見台東
(世帯)
3,000 平成26年時点の65歳以上の人口比率
(高齢化率)
は、22.7%で市平均(22.1%)に近い水準で、区の
平均(25.3%)を下回っています。5 年間で約4%
上昇しました。
0〜14 歳の人口(年少人口)比率、15〜64 歳の
人口(生産年齢人口)いずれも低下する傾向があり
ます。(表 1 参照)
富岡西・能見台地区には 3 町丁が含まれていま
す。
地区の南側に位置する能見台東で、住宅の供給が
進み人口、世帯数がともに増加していましたが、平
成 20 年頃をピークに人口、世帯数ともに緩やかな
減少傾向になっています。
世帯規模はわずかに小さくなる程度でほぼ安定
しています。(図 2,3 参照)
富岡西六丁目、能見台通は人口、世帯数ともほぼ
安定してます。(図 2,3 参照)
2,500 2,000 1,500 1,000 500 0 平16
平18
平20
平22
平24
平26
図 4 町丁別平均世帯規模の動向 富岡西六丁目
能見台通
能見台東
(人/世帯)
2.90 2.70 世帯規模は、いずれの町丁ともゆるやかに縮小す
る傾向が続いています。
富岡西六丁目は平均世帯規模が最も大きく平成
26 年時点でも 2.4 人/世帯、一方、能見台通は最も
小さく平成26年時点で2.0人/世帯になっています。
(図 4 参照)
2.50 2.30 2.10 1.90 1.70 1.50 平16
平18
平20
平22
平24
平26
2
富岡西・能見台地区
3.地域の施設等の分布状況 図 5 地域の施設等の分布状況 *土地利用現況、建物用途現況は、横浜市都市計画基礎調査結果による。
*施設の位置は、金沢区オープンデータ等による。
3
富岡西・能見台地
4.年齢別人口と人口異動 *年齢別人口は「町丁別年齢別男女別人口」による。各年 3 月末現在
*異動人口は平成 11〜25 年の人口異動集計結果による
図6 年齢5歳別の人口の変化 図7 年齢5歳別の人口の推移率 (人)
1.4 1,200 1.2 平16
平21
平26
1,000 800 1.0 0.8 600 0.6 200 0.2 0 0.0 (人)
2,500
0−2歳
3-5歳
小学生計
中学生計
20〜24歳
25〜39歳
65歳以上
75歳以上
2,000
1,500
1,000
500
0
平16 平18 平20 平22 平24 平26
図9 人口異動の動向 50
40
30
20
800
10
600
4
_80歳以上
_75〜79歳
_70〜74歳
_65〜69歳
_60〜64歳
_55〜59歳
_50〜54歳
_45〜49歳
_40〜44歳
H11
H12
H13
H14
H15
H16
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
-200
_35〜39歳
-30
_30〜34歳
-20
0
_25〜29歳
200
_20〜24歳
-10
_15〜19歳
0
400
-400
H11
H15
H20
H25
(人)
60
_10〜14歳
1000
転入計
転出計
社会増加
出生
死亡
自然増
人口増
平成 26 年時点で年齢 5 歳別人口は、45〜49 歳を
中心に前後の 40〜54 歳に大きなピークのある構成
になっています。
(図 6 参照) このピークは、平成 16 年時点で既にあったピー
クに平成 16〜21 年の期間の人口増加が積み重なる
形で出来上がっています。能見台東での住宅供給に
よる変化ということがわかります。
(図 6,8,10 参照) 平成 13〜17 年にかけて大きな転入があり、これ
に伴い人口も増加しました。しかし平成 20 年以降
は、人口が減少する傾向にかわっています。 住宅開発立地に伴い転入増加がおこりますが、同
時に転出も多くなります。大きくなった転出入によ
って人口の増減が左右されることになります。
(図 9
参照) 図 10 年齢 5 歳別社会異動人口の動向 _5〜9歳
1200
平21~26推移率区平均
_0〜4歳
1400
平21~26推移率
*推移率:上記の場合は、年齢 5 歳階級人口の各階級の人口が、死亡、
転出入によって 5 年後に 1 階級高齢の人口になる割合。
図8 年齢別人口の変化 (人)
1600
平16~21推移率
5-9才
10-14才
15-19才
20-24才
25-29才
30-34才
35-39才
40-44才
45-49才
50-54才
55-59才
60-64才
65-69才
70-74才
75-79才
80-84才
85-89才
90-94才
95-99才
100才以上
0.4 0-4才
5-9才
10-14才
15-19才
20-24才
25-29才
30-34才
35-39才
40-44才
45-49才
50-54才
55-59才
60-64才
65-69才
70-74才
75-79才
80-84才
85-89才
90-94才
95-99才
100才以上
400 富岡西・能見台地区
*各年「国勢調査」結果による
5.世帯の状況と居住歴 図 12 65 歳以上の高齢者がいる世帯の動向 図 11 6歳未満の子どもがいる世帯の動向 (世帯)
(世帯)
500 1,400 その他の世
帯, 16 3世代世帯,
15 450 400 その他の世
帯, 17 3世代世帯,
18 350 1,200 800 250 夫婦と子供
世帯, 439 200 100 600 夫婦と子供
世帯, 379 その他の世
帯, 4 3世代世帯,
13 150 400
夫婦と子供
世帯, 114 50 200
0 H12
H17
70 単独世帯,
278 夫婦と子供
の世帯, 150 夫婦と子供
の世帯, 171 夫婦のみの
世帯, 378 夫婦のみの
世帯, 435 H17
H22
H12
図 14 住宅の建て方別の世帯人員の割合 持ち家に住む世帯
公的借家に住む世帯
民営借家に住む世帯
給与住宅に住む世帯
持ち家に住む世帯区平均
公的借家に住む世帯区平均
民営借家に住む世帯区平均
(%)
その他の世
帯, 66 3世代世帯,
86 単独世帯,
85 夫婦と子供
の世帯, 86 夫婦のみの
世帯, 161 単独世帯,
368 0 H22
図 13 住宅の所有関係別の世帯の動向 (%)
11階建以上
共同, 8.7
100 80 11階建以上
共同, 45.0
60 60 50 40 40 20 30 20 6〜10階建
3〜5階建共 共同; 11.2
同; 10.7 1・2階建共
同, 2.8
一戸建
29.9
6〜10階建
共同; 15.3
3〜5階建共
同; 20.2
1・2階建共
同, 8.3
一戸建
45.4
0 10 H22
一戸建
1・2階建共同
6〜10階建共同
0 H12
H17
H22
図 15 規模別世帯の動向 H22区平均
長屋建
3〜5階建共同
11階建以上共同
図 16 居住歴別人口の割合 (%)
(世帯)
4,500 100 4,000 5人, 137 90 4人, 684 80 3人
839 70 5人, 162 3,500 4人, 672 3,000 3人
807 2,500 2,000 5人, 90 1,500 4人, 268 3人
1,000 289 500 その他の世
帯, 173 3世代世帯,
130 1,000 300 その他の世
帯, 209 3世代世帯,
90 2人
370 1人
470 0 H12
1人
2人
3人
50 40 1人
1,004 1人
1,199 30 H17
H22
10 4人
5人
6人
20 0 7人以上
5
不詳, 5.4
20年以上,
28.1
10年以上20
年未満, 20.0
60 2人
1,209 2人
1,139 不詳, 6.5
20年以上,
13.5
5年以上10
年未満, 26.5
10年以上20
年未満, 19.9
5年以上10
年未満, 16.3
1年以上5年
未満, 20.2
1年以上5年
未満, 17.0
1年未満, 7.5
出生時から,
5.8
1年未満, 5.6
出生時から,
7.7
H22比率
H22比率区平均
富岡西・能見台地
6.65 歳以上の高齢者のいる世帯、要介護認定者数 表 2 高齢者のいる世帯の状況(H26) 高齢者のいる世
高齢者単身世帯
帯計
世帯数(世帯)
(単身世帯除く)
外がいる世帯
581
467
477
36.8
14.0
11.3
11.5
40.0
14.1
12.5
13.3
100.0
38.1
30.6
31.3
100.0
35.3
31.4
33.3
区平均(%)
区平均(%)
高齢者と高齢者以
1,525
世帯総数比率(%)
高齢者のいる世帯数比率(%)
高齢者のみ世帯
*高齢者のいる世帯は金沢区役所資料。平成 26 年 3 月末現在
*世帯数は「町丁別世帯と男女別人口による」。平成 26 年3月末現在。
表 3 要介護認定者数(H26) 計
要支援
要支援
要介護
要介護
要介護
要介護
要介護
1
2
1
2
3
4
5
要介護認定者数(人)
435
66
58
71
95
39
64
42
人口比(%)
4.64
0.70
0.62
0.76
1.01
0.42
0.68
0.45
4.23
0.57
0.72
0.89
0.52
0.52
0.52
0.43
100.00
15.17
13.33
16.32
21.84
8.97
14.71
9.66
100.00
13.45
17.10
20.99
12.34
12.31
12.31
10.23
人口比区平均(%)
要介護認定者総数比(%)
区平均(%)
*要介護認定者数は金沢区資料。平成 26 年 3 月末現在
*人口は「町丁別世帯と男女別人口」による。平成 26 年3月末現在
図 17 要介護認定者数の動向 (人)
500 450 要介護5; 42 400 要介護4; 64 350 要介護5; 39 300 要介護3; 39 要介護4; 53 250 要介護5; 56 要介護3; 56 要介護2, 95 200 要介護4; 40 要介護3; 28 要介護2, 40 要介護2, 67 要介護1, 71 要介護1, 89 要支援2, 66 要支援, 25
要支援1, 46 要支援1, 66 平成16年
平成21年
平成26年
150 100 50 0 要介護1, 25 要支援2, 58 *要介護認定者数は金沢区資料。
*平成 18 年 4 月の制度改正で、それまでの「要介護1」が「要支援2」と「要介護1」の2つに分割されました。
6
1
2
富岡西・能見台地区
7.地区の特徴と動向 富岡西・能見台地区は、計画的に開発整備が進め
られた住宅地です。地区の東側は京急線に接し、能
見台駅があります。 居住者の約 70%が共同住宅に住んでいます。中で
も 11 階以上の高層の共同住宅に住む人が多く約
45%を占めています。戸建て住宅に住む人は約 30%
です。
(図 14 参照) 持家に住む世帯は約 47%です。民間の借家に住む
世帯は約 14%です。
公的な借家に住む世帯が約 36%
と多いのが特徴です。
(図 13 参照) 比較的新しく開発された能見台東に住む人の割合
が多く、転出入も活発なため、居住期間が比較的短
い人が多くなっています。平成 22 年時点で、居住
期間が「5 年以上 10 年未満」の人が最も多く約 27%
を占めています。
「10 年〜20 年未満」は約 20%、
「20 年以上」は約
14%です。
(図 16 参照)
能見台東で子育て世代の入居があったため、平成
17 年には、6 歳未満の子供のいる世帯が増加しまし
たが、その後、平成 17〜22 年には 6 歳未満の子供
のいる世帯は減少(子供が 6 歳以上になったか又は
転出)しました。
(図 11 参照) 平成 22 年時点では、6 歳未満の子供のいる世帯(約
410 世帯)は、世帯総数(約 4,090 世帯)の約 10%で
す(区平均は約 9%)
。このうち約 92%が核家族に
なっています。
(図 11 参照) 図 18 人口の動向と推計 総人口
0〜14歳
(人)
15〜64歳
12,000 65歳以上
75歳以上
10,000 8,000 6,000 4,000 2,000 0 H21
H26
H31
H36
H41
*平成 21〜26 年の年齢5歳別人口の変化の傾向が続くものとして
推計した値です。
*平成 21、26 年は実績値、平成 31 年以降が推計値です。
図 19 人口の動向と推計 年齢別比率 0〜14歳
15〜64歳
65歳以上
75歳以上
(%)
70.0
60.0
50.0
40.0
30.0
平成 12 年以降、65 歳以上の高齢者のいる世帯数
は増加する傾向にありますが、高齢者の単独世帯や
夫婦のみの世帯の増加が目立ちます。 平成 22 年で 65 歳以上の高齢者のいる世帯(約
1,270 世帯)は世帯総数の約 31%です(区平均は約
35%)
。このうち、約 34%が高齢者の夫婦のみの世
帯、約 29%が高齢者の単独世帯です。これら高齢者
だけで暮らしている世帯は、高齢者のいる世帯全体
の約 63%を占めています。
(図 12 参照) 20.0
10.0
0.0
H21
H26
H31
H36
H41
*平成 21、26 年の実績値、平成 31 年以降の推計値の対総人口比
率を表示したものです。
現在の年齢別人口の変化の傾向が続くと、生産年
齢人口の減少、年少人口の減少傾向が続き、結果的
に人口減少と高齢化が急速に進むと考えられます。 (図 18,19 参照) 平成 26 年時点の高齢者のいる世帯の比率は約
37%で区の平均(約 40%)下回っています。(表 2 参
照)
また、要介護認定者の人口比率は約 4.0%で、区
の平均(約 4.2%)を下回っています。
(表 3 参照) 現在は、30 歳代前半に転入増加傾向があるもの
の、20 歳代や 35〜40 歳代や 5〜9 歳等に転出減少傾
向があります。
(図 7 参照) 7