平成26年中における当消防本部管内の火災発生件数は23件(前年同数)となっており、建物火災11件 (前年比4件減)、林野火災1件(前年比1件増)、車両火災4件(前年同数)、その他の火災7件(前年比3件増) となっています。 町別では、遠軽町で10件(前年比6件減)、湧別町で5件(前年比1件減)、佐呂間町で8件(前年比7件増) 発生しています。 火災損害状況については、建物焼損面積1,036㎡(前年比481㎡増)、車両5台(前年同数)、林野焼損面積1a (前年比1a増)で、損害額は27,298千円(前年比2,330千円増)の貴重な財産が失われています。 また、7月、8月、9月に建物火災で合わせて3名の方が負傷していますが、住民一人一人の高い防火意識 により、平成20年から6年連続発生していた火災による死者が、7年ぶりに0件となりました。 月別では、5月から7月がそれぞれ4件と初夏に多く発生しています。 用途別では、建物火災のうち住宅火災の占める割合が高く5件発生しており、その他の火災では空地等で5 件発生しています。 原因別に見ると、燃焼器具の不適切な使用、タバコの火の不始末など、人為的ミスによる火災の発生が多 く、普段から火の取扱いには十分心がける必要があります。また、ゴミ焼きから燃え広がった火災が4件発生 しています。 生命、身体及び財産を火災から守るために、当消防本部管内では平成20年6月から、平成23年6月から は全国的に住宅用火災警報器(住警器)の設置が義務付けられているところですが、昨年7月に実施した住警器 設置率アンケート調査では、いまだに約2割の世帯が未設置となっています。 住警器を設置することで火災を早期に発見することができ、初期消火や避難、通報などの行動が早まり、延 焼防止だけではなく、自分自身はもちろん、大切な家族の生命、財産を守ることに繋がりますので、1日も早 く必ず設置してください。 7年ぶりに死者ゼロ!! 火災発生件数は横ばいです。 火の元に注意して火災を起こさない ように心がけましょう。 近年の火災発生状況 (平成24年~26年) 出 年 別 建 火 件 物 全 焼 半 焼 部 分 焼 ぼ や 1 1 3 6 数 林 野 車 両 そ の 他 合 計 1 4 7 23 焼 焼 焼 損 損 損 面 ( ㎡ 積 ) 面 ( a 積 ) 1,036 1 死 損 負 焼 損 り り 災 災 世 人 台 ( 台 数 ) 害 ( 千 額 円 ) 者 傷 者 帯 員 数 数 数 5 27,298 0 3 12 5 6 棟 30 28 26 25 出 23 火 26 13 件 13 数 25 3 5 1 6 0 4 4 23 555 0 5 24,968 4 4 18 10 21 16 16 15 10 12 10 組 合 23 20 6 6 5 1 5 H24年 H25年 H26年 9 8 5 管 内 4 3 0 H22年 24 4 1 3 4 1 3 0 16 1,670 28 3 31,058 1 3 17 6 24 H23年 組合管内 湧別町 遠軽町 佐呂間町 冬になると各家庭での火気の使用が増加し、なおかつ、空気が乾燥していることから火災の発生危険が増大します。 そこで、コンロ・ストーブの取扱いについて今一度ポイントをチェックしてみましょう。 ○コンロの使用上のポイント ○ストーブの使用上のポイント 調理中はコンロのそばを離れない! カーテンの近くで使用しない! 離れるときは必ず火を消す! 絶対にストーブの上や周りで洗濯物を干さない! コンロの点火、消火を確かめる! 周りに燃えやすい物やスプレー缶などを置かない! コンロの周りに燃えやすいものを置かない! ストーブから変な臭いがしていたら使用を中止する! 油汚れも火が燃え移る危険性があるため、きれいに掃除する! ほこりやゴミがついていないか定期的に確認し掃除する! 電磁調理器(IH)コンロは火を使わないからといっても絶対に安全ではない! ファンヒーターの給油は火を消してから行う!
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