平成25年度 学校評価書 - 静岡市立清水第六中学校

平成25年度
学校評価書
学校名:静岡市立清水第六中学校
H26.4.15 現在
Ⅰ
1
2
経営の重点に関わること
学校教育目標:
A:たいへんよい
(1)時を守る
<教務部>
主幹
(2)場を清める
<教務部>
主幹
(3)礼を正す
<教務部>
主幹
Ⅱ
D:全然よくない
自己
評価
学校関係者評価委員から
①学校生活の様々な場面で時間を守る活動を通して時間に対する意
識を高める。
A
A
【学校説明】
・時間を守った学校生活を送っている。
学習部長会の活動や教師の指示により、どの学級も授業開始時刻を意識
・集団行動等を守れている生徒が多い。
して守っていた。時折、登下校の時刻を守れない生徒がいた。
【学校関係者評価を受けての学校の改善策】
家庭との連携を密に取り合って協力を仰ぐとともに、時刻の意識を高めるために登下校指導を学期区切りの前後に実
施する。
①清掃や環境整備の活動を通して生活の場を常にきれいにしようと
する心を養う。
B
A
【学校説明】
・学校の掲示物が整えられていて廊下
外来者からは校舎内がきれいであるといわれる。清掃に対する取り組み
もきれいである。
は、隅々まできれいにする気持ちが育ってきている生徒が多い。設定され
・幼稚園・小学校の取り組みの成果でも
た時間以外にゴミを拾う姿が見られることに期待したい。
ある。
【学校関係者評価を受けての学校の改善策】
清掃指導とともに、環境教育の視点をもち生徒会の活動と連携して自分の学校に誇りをもたせ「ゴミを落とさない」、
「気づいたら拾う」ことを徹底する指導をする。
①進んであいさつや返事をし、正しい言葉づかいや身だしなみに気
をつけるよう、活動を通して他人に対するマナーの向上を図る。
B
B
【学校説明】
・中学生が敬語を使うのは難しいが、来
授業前後のあいさつと登校時のあいさつは、生徒の委員会活動等により 8
校した際は生徒が進んで挨拶する姿が
割を超えて定着が進み、生徒のじまんのひとつとなっている。場に応じた
見られる。
言葉遣いと下校時の交通ルール遵守に課題がある。
・挨拶は大変よいと感じている。
【学校関係者評価を受けての学校の改善策】
学校生活における日常的な挨拶指導を継続し、時と場に応じた言葉遣いを校内生活で指導する。下校時には PTA と
も協力して下校指導を行い,交通マナー意識を高める。
各指導部・領域に関わること
大項目
1
C:あまりよくない
正しく強く生きる生徒
重点目標:
時を守り
場を清め
礼を正す
B:まあまあよい
教育課程
学習指導
中項目
評価指標
自己
評価
(1)確かな学力の定着 ①学習部長による点検活動や「学習名人への道」を活用して、学習
のルールやマナーの定着を図る指導を行う。
B
【市共通項目1】
【学校説明】
学年が上がるにつれてルールやマナーが定着している。
「学習名人への道」
を意識した取り組みは個人によって差があった。
<学習担当>
②ドリル学習やチャイム学習、補充学習を通して基礎学力の向上に
学力向上部長
向けた取り組みを行う。
B
【学校説明】
各学習の取り組みへの意識や指導はよかったが、それがなかなか基礎学
力の向上に結びついていない。
学校関係者評価委員から
B
・学級ごとにルールを守っている。
B
・家庭学習の習慣との関連が考えられ
る。
・学校側の指導努力は理解できる。
(2)道徳教育の充実
【市共通項目2】
<道徳担当>
心と体の教育部長
(3)特別活動の充実
【市共通項目3】
<特活担当>
活力向上部長
2
生徒指導
(1)一人一人を
大切にした指導
【市共通項目4】
<生徒指導>
生徒指導主事
【学校関係者評価を受けての学校の改善策】
授業改善を進めるとともに家庭学習への取り組みを強化し、基礎学力の定着に期する。
①かかわり合いの中で個の力を高め、認め合い、思いやる心を育て
る。
B
B
【学校説明】
・学級掲示が生徒の自己肯定感の向上に
各学年、学級での指導や生徒の取り組みはよく、心が育ってきているが、
役立っている。
昨年度より授業実施率が少し下がっている(昨年度69%、本年度61%)。
また、「道徳コーナー」の活用など課題が残った。
【学校関係者評価を受けての学校の改善策】
道徳授業の時間の流用を避けたり授業実施回数を記録として残すことで、道徳の授業実施率を高める。
①委員会や係活動に対する主体性を育むために、年間4回の自己
評価の場を設定し、目的意識をもって活動へ取り組む学級経営を
B
B
する。
【学校説明】
・次年度も自己評価を継続してほしい。
どのクラスも一人一役をつけ、自己評価をさせたことで、自分の仕事へ
の取り組みが後半に向けて高まっており、責任感を育む指導ができたが、
前期と後期で役割が変わったときに、意識が低下する傾向があった。
②自主的なあいさつを柱とし、活気あふれる生徒会活動を支援する。
A
A
【学校説明】
・挨拶は六中のじまんと言える。
執行部・生活委員を中心に、朝のあいさつ当番など、あいさつ活動を通
して生徒会活動が盛り上がった。また、生徒たちの中でも、あいさつは学
校のじまんであると考えている生徒が多い。
③各部活動で 1 年間をステージに区分し、ステージに合わせた目
標を掲げ、部長会を通して共有することで切磋琢磨する集団づく
A
A
りを目指す。
【学校説明】
・部活動に積極的に取り組み、心身の成
部長会でステージごとの目標を共有し、活動に取り組むことができた。
長を感じる。
また、顧問が練習につけない場合でも、自分たちで目標を立て、自主的に
活動する場面が多く見られた。
【学校関係者評価を受けての学校の改善策】
生徒の自治的活動への取組はレベルが上がってきていることを受け、次年度も一人一役を位置づけ、リーダーの育成
とそれを支える集団づくりを目指す。
①指導の重点「一点突破」の取り組みを通し、自ら正しく判断し行
B
動できる力を育てる。
A
【学校説明】
・
「一点突破」という指導は有効だと感
「時を守り、場を清め、礼を正す」を実現するために、各月そのひとつを
じる。
重点にして指導を行った。例えば、ただ単に「時を守り」だけではなく何
・与えられる社会で、自主性が乏しい。
の時を守るのかをいくつか具体的な指導項目として設定した。それにより、
職員の指導はひとつの方向に向かえたが、「生徒自らが正しく判断して」ま
では高めるまでには及ばなかった。
【学校関係者評価を受けての学校の改善策】
時期により具体的な指導項目を設定し「一点突破」を目指す指導を継続する。また、「礼を正す」指導については、
新年度当初から重点的に指導し正しい判断とマナー向上に努める。
3
進路指導
4
安全管理
(1)進路指導体制
の充実
<進路指導>
進路指導主事
①系統的なキャリア教育と自己実現に向けた学習により、夢をもち、
自分の生き方や進路を具体的に考え、努力する指導を行う。
B
A
【学校説明】
・全教員で 3 年生の面接指導を行った
多様な講師が来校し、職業講話を行うことができたので、様々な職業に
のはよい。
興味をもつことができた(1 年)上級学校調べに積極的に取り組んだり、
・保護者・地域と連携してよい職業教育
進路学習会を行い進路に向けて意識を高めることができた(2 年)体験入
ができている。
学や進路説明会を通して、進路に対して意識を高めることができた(3 年)
【学校関係者評価を受けての学校の改善策】
系統的なキャリア教育計画を確実に実施することにより、生徒自身に将来の見通しをもたせるとともに、家庭におい
ても子どもの将来について話す機会を増やすよう働きかける。
(1)学校安全システム ①日常的な校内安全点検や登下校時の指導の定期的な実施により、
の構築
生徒が安全に生活できる環境を整える。
A
A
【市共通項目5】
【学校説明】
・チェック表の活用により,子どもの安
<安全担当>
月1回安全点検を行い修理が必要な場所の対応が早くできた。(用務員土
全が確保されている。
心と体の教育部
屋さんの修繕が迅速だったためとても助かった。)
・登下校時の態度についてはどうか。
登下校の指導は定期的に行えた。
【学校関係者評価を受けての学校の改善策】
安全点検表を継続して活用し、登下校については実情を把握し随時交通ルールを生徒に守るよう伝える。
5
(1) 健康教育の充実 ①生徒保健委員会の活動を中心に、自己の健康管理に関心をもつ生
保健管理・指導
徒の育成をする。
A
【市共通項目6】
【学校説明】
<保健担当>
生徒に対する働きかけは、集会・放送・掲示・保健便りの定期発行等、
心と体の教育部
生徒保健委員会の活動として活発にできた。健康診断の事後指導として
治療率は60.5%(前年度56.3%)保護者面談時の働きかけが有
効だった。保護者の保健に対する関心を高めたい。
【学校関係者評価を受けての学校の改善策】
担任との連携を図り、保護者に早めの治療への協力を呼びかける。
6
(1) 学校の実態に
①校内におけるスクールカウンセラー、教育相談員を含めた情報交
特別支援教育
応じた校内支援体制
換により、生徒個々の実態に即した支援をする。
B
づくりの推進
【学校説明】
【市共通項目7】
週 1 回、特別支援会議を開き、特別に支援の必要な生徒について、情報
交換したり、カウンセラーや相談員の専門的な助言を受けたりすることが
<特別支援教育担当>
できた。学年や学級と連絡を密に取り合い、共通の方向性で指導に当たる
教頭
必要がある。
②会議や個々の生徒の事例に対する指導を通じて、特別支援教育に
ついての知識を深める。
A
【学校説明】
特に配慮する必要のある生徒については、外部の関係機関を呼んでケー
ス会を開いたり、巡回指導を計画し専門的な助言をいただくことができた。
A
・専門委員が機能し、生徒への健康管理
について呼びかけている。
B
・担任まで情報が行き届くシステムの構
築をしたい。
・保護者も相談できることを周知させ
る。
・保護者の理解を得るのは大変だが、努
力してほしい。
A
・不登校生徒に合わせた教育ができてい
る。
・カンファレンスに対する意識の高さを
感じる。
【学校関係者評価を受けての学校の改善策】
特別支援会議における指導の方向性との確認事項を各学年に伝えるために主任会を有効に活用する。
7
組織運営
(1)組織・運営の
改善
【市共通項目8】
<教務部>
主幹
8
研修
(1)研修体制の
充実
【市共通項目9】
<研修担当>
学力向上部
9
(1)信頼される
保護者・地域
学校づくりの
住民等との連携
推進
【市共通項目 10】
<教務部>
教頭
①全職員が週報や月行事等の計画情報を活用し、チームとして年間
計画にそった教育活動を改善しながら運用する。
B
【学校説明】
週報や月行事予定、学年日報・週報が有効に活用され、互いに声をかけ
合いながら、生徒の活動を考慮した教育活動を進めることができた。
B
・若年層の活躍の場をつくる。
・改善しながらの活動が対応しきれない
こともあった。
・地域広報により学校の行事やイベント
を知ることができる。
② 校内会議(職員会議・企画委員会・指導部会又は委員会、校内
研修会・打合せ等)を適宜設定することで、もれなく情報共有を
A
A
図る。
【学校説明】
・学校の取り組みを評価する。
朝打ちや主任会、学年部会、指導部会で十分な情報交換ができていた。
情報量が多いことにより、細部まで伝わらないことがあった。
③ベテラン、若手が対話し、学年・学級・指導部等の枠を越えた
「報・連・相」により、互いを支え合える体制をつくる。
A
A
【学校説明】
・正規職員を増やしたい。
学年を超えた相談体制ができている。若手同士の結束が強く、若手とベ
・教員全体の活気があり、若手の先生の
テランの協力体制がとれていた。各主任を中心に組織的な生徒指導対応が
やる気が生徒に伝わっている。
できた。
【学校関係者評価を受けての学校の改善策】
情報の共有をもとに教職員の共通理解をいっそう図り、次年度も指導体制の強化につなげる。
①授業公開週間や教科で設定するひと工夫等により授業改善を図
り、学習意欲を高める。
A
A
【学校説明】
・積極的に取り組んでいるので、地域の
夏の校内研修や秋の授業研究により、ひと工夫に視点を当てた公開授業
方や保護者にも学校に足を運んでもら
が積極的に行われた。生徒アンケートでも、76%の生徒が「授業がわかり、
えるとよい。
楽しい」と回答している。今後、さらに学習意欲を高めていけるよう、事
後研修で検証していく。
②理解が深まったり広がったりするかかわり合いの場を授業に設定
B
し、わかる授業をする。
B
【学校説明】
・定着には時間がかかるが、家庭学習の
どの教科も、単元の中でかかわり合いの場を授業で設定することができ
習慣を徹底させたい。
た。学習部の「学習名人への道」と連携し、関わり方を示す等して意見を
つないで話す力も身につけさせたい。
【学校関係者評価を受けての学校の改善策】
全教員が公開授業実践を行い、授業改善が進んでいる。話し合いの力を身に付けさせるために意図的な場を設定し、
どの授業でも生徒が係わる機会を増やしていく。
①学校便りやホームページの充実とタイムリーな更新・発行、保護
者や地域からの声への誠実で迅速な対応によって、保護者や地域と
B
A
の絆(高部の子を地域で育てる)を深める。
・メール配信を活用する
【学校説明】
・HP更新が頻繁に行われていて内容が
HP更新や学校便りの発行など学校側からの発信はできている。しかし、
充実している。要望への対応は難しい
地域・保護者からの意見や要望を受信したうえでの発信に課題が残る。
ことも多いと感じる。
【学校関係者評価を受けての学校の改善策】
保護者の意見を日常的に拾い上げたり事前の連絡を早めに行ったりすることで、学校と保護者の送受信の時間的な期
間にゆとりをもたせる。
10
施設設備
(1) 教育環境の
充実
<事務部>
事務主任
①「安全点検」や「その都度の声」に迅速に対応し、生徒が安全に
生活でき、意欲的に学習できる環境を整える。
A
A ・予算通りの執行ができている。
【学校説明】
・セキュリティー面への対応が充実して
安全点検の結果を用務員さんに確認してもらい、迅速な判断、修理・見
いる。緊急性のあることへの対応が速
積発注などにより、施設の安全が大きく確保された。
い。
②備品点検や年度初めの計画に従っての予算執行、危機意識をもっ
ての情報管理を徹底することにより、間違いのない資産の管理や運
C
C
用を行う。
【学校説明】
・備品管理しっかりしてほしい。
リース品管理が十分にできなかった。また、予算執行を随時確認できな
かった。
【学校関係者評価を受けての学校の改善策】
学校の施設面の管理には十分な配慮と迅速な修理対応ができたが、備品管理の方法を見直すことにより、教職員の備
品管理体制の強化を図る。
学校から
1
経営のまとめ
「時を守り 場を清め 礼を正す」を地域の小中共通の指導目標として教育実践を進めていることが、少しずつ効果
を上げ子どものマナー向上につながってきている。教職員の連携や一貫した指導がなされ、学校体制が整ってきて
いる。学力の向上や備品管理については課題となるが、次年度に新たな目標を定めて改善をしていきたい。
2
学校関係者評価委員会のまとめ
学校から経営のまとめ(成果と課題)
学校関係者評価の意見を受けて(改善策)
・高部地区の子育て指針でもある「時を守り 場を清め 礼を正す」が本校の重点目標となり、学校教育目標「正
しく強く生きる生徒」の近づくために、より具体的な手だてを講じていく。
・学校の活動場面で「六中最高」を生徒に実感をさせるために、教職員集団はチームワークを発揮して指導する。
学校評議員会への参加や学校行事等へ
の参観を通じて、学校の取り組みをよく
理解することができた。また、学校の取
り組みが数値目標で示されるようになり
わかりやすくなった。これからも教職員
の取り組みを励ますとともに外から見た
学校のことを伝え、地域ぐるみで支えな
がら温かく見守ることで、学校の教育活
動の充実に貢献したいと考えている。