企画5 都区財政調整協議結果の概要について

企画総務委員会資料
平 成 27年 2月 17日
政策経営部財政課
都区財政調整協議結果の概要
1
平成27年度フレーム
(1) 財源状況
27 年度
① 調整税
26 年度
増減
増減率
1 兆 7,585 億円 1 兆 7,745 億円 △160 億円
△0.9%
② 基準財政収入額A
1 兆 987 億円
9,870 億円 1,117 億円
11.3%
③ 基準財政需要額B
2 兆 243 億円 1 兆 9,191 億円 1,052 億円
5.5%
④ 交付金(調整税の 55%)
普通交付金(B-A 交付金の 95%)
9,743 億円
9,812 億円
△69 億円
9,256 億円
9,321 億円
△65 億円
487 億円
491 億円
△4 億円
特別交付金(交付金の 5%)
△0.7%
※平成27年度板橋区の財政調整交付金予算計上額
普通交付金 625億円
特別交付金
14億円
合計 639億円
(2) 協議結果
単位:百万円
項
新規算定
目
影響額
7 項目 計
343
帰宅困難者対策用食料等の備蓄等 7 項目
343
算定改善等 35 項目 計
4,738
交通災害対策費算定充実等 10 項目
4,899
公金取扱手数料の見直し等事業費の見直し及び算定改善 25 項目
△161
財源対策
3 項目 計
137,755
公共施設改築工事費の臨時的算定等 3 項目
137,755
その他増減(H26 臨時的財源対策の終了等)
合
2
△37,610
計
105,226
平成26年度再調整
○東京都において調整税が増額補正されたことに伴い、交付金総額を増額する。
8月の当初算定における残額
229億円……(A)
税収増による普通交付金の増
4億円……(B)
再調整額
233億円……(A)+(B)
○再調整額233億円のうち229億円については、国民健康保険に係る保険料軽減措置
等を追加算定し、残りの4億円については特別交付金に加算する。
○23区交付金の総額
9,816億円
普 通 交 付 金(交付金の95%)
9,321億円
特 別 交 付 金(交付金の 5%)
495億円
○ 板橋区普通交付金
当初算定額 629億74百万円……(1)
追加算定額
合
計
当初予算計上額
最終補正予算額
11億91百万円……(2)
641億65百万円……(3)〔 (1)+(2) 〕
630億円……(4)
11億65百万円……(3)-(4)
※項目ごとに四捨五入しているため、合計等が一致しない場合がある。
企画総務委員会資料
平成 27 年 2 月 17 日
政策経営部財政課
地方法人課税の見直しについて
1
平成 26 年度税制改正大綱(25.12.24 閣議決定)
大綱では、地域間の税源の偏在性を是正し、財政力格差を縮小するため、法人住民税
の一部国税化と地方法人特別税・譲与税の一部継続が盛り込まれた。
2
概要
消費税 8%段階
消費税 10%段階
地方法人税(仮称)創設(国税(交付税原資)化) 国税(交付税原資)化を
法人住民税
全国で 6,000 億円規模
法人税割
法人税割
税率
[都道府県
現行
都道府県分
市町村分
・市町村税]
さらに進める
改正後
5.0%
3.2%
12.3%
9.7%
国税化
1.8%
2.6%
廃止とともに現行制度の
意義や効果を踏まえて、
地方法人特別税
1/3の規模(6,000 億円)を事業税に復元
・譲与税
他の偏在是正措置を講ず
るなど、関係する制度に
[都道府県税]
ついて幅広く検討を行う
3
都区への法人住民税影響額(都から提供された情報)
※都から提供された情報
(1)27年度 都民税・市町村民税影響額
△914億円
(2)28年度 都民税・市町村民税影響額
△1,900億円
うち特別区影響額
△600億円
(市町村民税 55%ベース)
4
区長会が推計した法人住民税影響額(上記の影響額から推計)
(単位:億円)
平成 27 年度
都民税額
市町村民税
(都 45%)
市町村民税
(区 55%)
計
△389
平成 28 年度
△809
△236
△491
△525
△289
△914
△1,091
△600
△1,900
※ 法人住民税の一部国税化は、平成 26 年 10 月 1 日以降に始まる法人の事業年度の利
益にかかる税収から適用されるため、平成 28 年度に平年度化となる。
5
板橋区の特別区交付金への影響想定額
(単位:百万円)
平成 26 年度
①地方消費税交付金増収額
1,500
②消費税負担増加額
1,295
A
差引増収額
③特別区交付金減収見込額 B
[法人住民税一部国税化]
財政影響額
A―B
205
―
205
平成 27 年度
平成 28 年度
5,450
5,450
(5,250)
(5,250)
1,331
1,331
(1,295)
(1,295)
4,119
4,119
(3,955)
(3,955)
△2,000
△4,100
(△2,358)
2,119
(1,597)
(△3,773)
19
(182)
※( )は昨年度の推計値
◆①地方消費税交付金増収見込額は当初予算額を基本とし、平成 28 年度は平成 27 年度
予算額を横引きした。
②消費税負担増加額は、消費税率 8%の内、3%の増税分として、光熱水費、物品購入、
委託料、使用料及び賃借料、工事請負費などに係る負担増分から算出した。
③特別区交付金減収見込は、板橋区普通交付金のシェアを参考に算出した。
6 消費税率 10%引上げ時における法人住民税の一部国税化について
平成 26 年度与党税制改正大綱において、
「消費税率 10%段階においては、法人住民税
法人割の地方交付税原資化をさらに進める。」と明記されていることから、平成 29 年 4
月の消費税率 10%引上げ時に、再度、法人住民税の一部国税化の強化について、国にお
いて議論されることが想定される。