募集要項(PDF文書) - 一橋大学大学院金融戦略・経営財務コース

平 成 2 7 ( 2015) 年 度
一橋大学大学院国際企業戦略研究科
博士後期課程 経営・金融専攻
金融戦略・経営財務コース 学生募集要項(編入学)
博士後期課程金融戦略・経営財務コースは、ファイナンス(アセット・アロケーション、
リスク・マネジメント、コーポレート・ファイナンス、アセット/デリバティブ・プライシ
ング、ファイナンシャル・エンジニアリング等)に関する高度な実務上の問題解決のために、
科学的厳密さと創造力を兼ね備えた高い水準の研究を遂行する能力を持ち関連する理論的
問題に精通した、研究者及び実務家を養成することを目的としています。この目的のため、
入学者には、明確な目的意識を持ちつつ、独自の学術的貢献を含む博士論文を完成させるこ
とにより、本コースで培った能力を証明することが求められます。
本コースは、金融実務上の高度な問題を扱うための問題意識を重視します。志願者には、
社会人としての実務経験があることが望ましいですが、実務経験がない場合でも十分な問題
意識が認められるならば、特例として入学を認める場合があります。勤務を継続しながら本
コースに編入学を希望する場合は、十分な学習時間を確保できることが条件となります。
本コースの研究分野と異なる分野で修士課程を修了した志願者は、その後の実務において
行った研究結果や業務上の報告書等を提示することにより、本コース編入学のための準備の
程度を示すことが求められます。
また、本コースとは異なる分野の修士課程を修了する見込みの志願者は、本コースにおけ
る研究のための準備の程度を示す資料を提出するか、研究計画書のなかにおいて記述を行う
ことが求められます。
本コース(4 月入学)の授業は、一橋大学大学院国際企業戦略研究科(所在地:千代田区一
ツ橋 2-1-2 学術総合センター内)において、主として夜間に行われます。
本コース修士課程及び専門職学位課程修了者及び平成27年3月修了見込者は進学要項にて応募して
ください。
1. 学 生 募 集 人 員
経営・金融専攻(金融戦略・経営財務コース)
4名(進学者を含む)
2. 出 願 資 格
次の各号のいずれかに該当する者
(1) 本学本研究科他コース、本学他研究科又は他大学大学院の修士課程(博士前期課程)若しくは専
門職学位課程を修了した者及び平成 27 年 3 月までに修了見込みの者
(2) 外国において、修士の学位又は専門職学位に相当する学位を授与された者及び平成 27 年 3 月ま
でに授与される見込の者
(3) 外国の学校が行う通信教育における授業科目を我が国において履修し、修士の学位又は専門職学
位に相当する学位を授与された者及び平成 27 年 3 月までに授与される見込の者
(4) 我が国において、外国の大学院の課程を有するものとして当該外国の学校教育制度において位置
付けられた教育施設であって、文部科学大臣が別に指定するものの当該課程を修了し、修士の学位
又は専門職学位に相当する学位を授与された者及び平成 27 年 3 月までに授与される見込の者
1
(5) 国際連合大学本部に関する国際連合と日本国との間の協定の実施に伴う特別措置法第 1 条第 2 項
に規定する 1972 年 12 月 11 日の国際連合総会決議に基づき設立された国際連合大学の課程を修了
し、修士の学位に相当する学位を授与された者及び平成 27 年 3 月までに授与される見込の者
(6) 文部科学大臣の指定した者
(7) 本研究科において、個別の入学資格審査により、修士の学位又は専門職学位を有する者と同等以
上の学力があると認めた者で、24 歳に達した者及び平成 27 年 4 月 1 日までに 24 歳に達する者注
(8) その他本研究科において、修士の学位又は専門職学位を有する者と同等以上の学力があると認め
た者注
注)上記(7)、(8)に該当する者は、平成 26 年 12 月 1 日(月)までに、本研究科事務室へ、出願資格につ
いて書面で問い合わせること。
3. 出 願 書 類
書 類 等
提 出 者
志願票
全
員
摘 要
所定の書式に所要事項を記入し、写真を添付したもの。
上 記 出 願 資 格 出身大学長(研究科長でも可)が作成したもの。
(1) による志願 修了見込者は見込み証明書をもって代える。
者
上 記 出 願 資 格 出身大学院の修了(見込)証明書及びM.A.又はMBA等
(2)、(3)、(4))によ の授与(授与見込)証明書
修了(見込)証明書
る志願者
上記出願資格
(5)、(6)による志
願者
学業成績証明書
全
員
出願前に一橋大学大学院国際企業戦略研究科事務室へ問
い合わせてください。
出身大学長(研究科長でも可)が作成したもの。
勤務先あるいは過去に勤務していた企業・官公庁等が
発行したもの。 在職期間又は実務経験期間を明示してく
ださい。
在職証明書の取得が困難な事情がある場合には、出願
前に一橋大学大学院国際企業戦略研究科事務室へ問い合
わせてください。
在職証明書
該当者のみ
修士論文又はそれと同等の
内容を有する論文、又は業務
上作成した研究論文 3 部
修士論文又はそれと同等の
内容を有する論文、又は業務
上作成した研究論文の要旨
3部
全
員
全て日本語若しくは英語で書かれたものに限ります。未
発表のものや、複写したものでも可。
全
員
提出する論文の要旨を、A4 判用紙に横書きの日本語で 5
枚程度にまとめてください。活字の大きさは 12pt としま
す。
提出部数:正本 1 部、副本(正本の写し)2 部、計 3 部
全
員
所定の要領に従って作成したもの。
(詳細は別紙参照)
提出部数:正本 1 部、副本(正本の写し)2 部、計 3 部
全
員
所定の書式を用い、志願者の職業上又は学術上の経験・
能力を知る者(勤務先の上司・大学院の指導教員など)
が作成し、厳封したもの。
評価報告書を提出できない場合は、所定の書式に志願者
自身で作成してください。この場合は、厳封の必要はあり
ません。
研究計画書
評価報告書
3部
2
住民票の写し
書類審査結果通知書等送付
用封筒
外国人出願者
全
員
市区町村長の発行する在留期間、在留資格が記載された
もの。外国人登録を済ませていない者は、パスポートの
写し。
定形封筒(23.5cm×12cm)に、簡易書留相当分(392
円)の郵便切手を貼付の上、書類審査結果通知書等送付先
の住所・氏名を明記したもの。
注)提出書類の中に英語以外の外国語で書かれた証明書、文書等がある場合には、その日本語訳を添付
してください。
4. 入学検定料
入学検定料
30,000円
本学修士、専門職学位課程を
平成 27 年 3 月修了見込者を
除く全員
※日本在住の者:銀行振込により納入してください。
振込先:三井住友銀行国立支店
口座名義:
「国立大学法人一橋大学国際企業戦略研究科検定料口」
口座種別、口座番号:
「普通預金7761795」
なお、振込の際、名前の前に「636」の番号を入力してください
必ず利用明細又は、振込受取書のコピーを出願書類と一緒に添付して
(振り込む際、ATM,イン
ください。
ターネット等は利用しないで
※ 日本国外に在住の者:一橋大学のホームページからクレジットカー
ください。
)
ド決済により納入してください。
http://www.hit-u.ac.jp/admission/index.html
※日本政府(文部科学省)奨学金留学生:入学検定料は振り込まずに、
その旨を証明する所属大学発行の証明書を添付してください。
※本学修士、専門職学位課程を平成 27 年 3 月修了見込の者は入学検定料
の納入は不要です。
振込期間:平成 27 年 1 月 26 日から 1 月 30 日
5. 出 願 方 法
志願者は、入学検定料を振り込みの上、上記3の出願書類及び利用明細又は振込受取書のコピーを一
括し、封筒の表に「博士後期課程金融戦略・経営財務コース願書在中」と朱書きの上、所定の期間内に
必着するよう郵送(書留郵便)で提出してください。なお、出願書類は直接持参しても受付けませんの
で注意してください。
外国から出願する場合は、日本在住の代理人が出願書類等を提出することとなります。
出 願 期 間 : 平成 27 年 1 月 26 日(月)から 1 月 30 日(金)まで 〔1 月 30 日消印有効〕
願書の提出先: 〒101-8439 東京都千代田区一ツ橋 2-1-2 学術総合センター内
一橋大学大学院国際企業戦略研究科 事務室
6. 選 考 方 法
第1次試験(書類審査及び論文審査)
、及びその合格者に対する第 2 次試験(口述試験)の結果を総合
して合否を決定します。
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(1) 第 1 次試験(書類審査及び論文審査)
書類審査: 志願者の基礎的学力について審査を行います。研究計画書では研究テーマの内容及
び立案・計画能力を判断します。
論文審査: 研究を遂行し論文を完成させる基礎的能力について審査を行います。
合否結果及び第 2 次試験の実施日時については、平成 27 年 2 月 6 日(金)以降に通知します。
(2) 第 2 次試験(口述試験)
① 第 1 次試験(書類審査及び論文審査)に合格した者を対象に行います。
期
日
試 験 科 目
試験時間
口 述
平成 27 年 2 月 13 日(金)
~2 月 14 日(土)
提出された書類及び論文等に基づ
き、専門に関連する事項、その他
について行います。
10:00 ~ 21:30
② 第 2 次試験(口述試験)試験場
東京都千代田区一ツ橋 2-1-2 学術総合センター内 一橋大学大学院国際企業戦略研究科
(地下鉄竹橋駅より北へ徒歩約 5 分又は、神保町駅より南へ徒歩約 5 分)
7. 合 格 者 発 表
日 時: 平成 27 年 2 月 19 日(木) 13:00
場 所: 一橋大学大学院国際企業戦略研究科掲示場
また、合格者受験番号を本研究科事務室ウェブサイトに掲載します。
一橋大学大学院国際企業戦略研究科事務室ウェブサイト:http://board.ics.hit-u.ac.jp/jimu/
なお、合格者には、合格通知書及び入学手続書類を郵送します。
8. 入 学 手 続
(1) 入学手続期間
平成 27 年 3 月 3 日(火)から 3 月 9 日(月)まで。 (土日除く 13:00~20:00)
(2) 入学料の納入額
入 学 料: 282,000 円
入学料については、入学手続期間内に納入がない場合、入学辞退者となります。
(注)本学には、入学料・授業料の免除・徴収猶予の制度がありますので、希望する場合には、入
学料・授業料を納入せずに、入学手続時に申請書類の交付を受けて、所定の期間内に申請を行
ってください。
(納入後の免除・徴収猶予の申請は出来ません。また、免除申請においては、免
除実施額が僅かであり不許可者が多数発生する等、全般的に厳しい状況にあるので、入学料・
授業料納入の準備は事前に十分行っておいてください。
)
(3) その他
入学手続きに必要な書類とその提出方法については、合格者に改めて通知します。(2月下旬)
授業料(267,900 円(年額 535,800 円のうち半期分)
)については、入学後に納入することと
なります。納入時期、納入方法については改めて通知いたします。
入学料・授業料の納入金額は、予定額であり、入学時又は在学中に改定が行われた場合には、
改定時から新たな納入金額が適用されます。
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9. 注 意 事 項
(1) 気象状況や公共交通機関の遅延・運休等が入試実施に影響を及ぼす場合等、受験者に対し緊急連
絡を行う場合は、本研究科事務室ウェブサイト(http://board.ics.hit-u.ac.jp/jimu/)にて通知します。
(2) 入学試験に関する照会は、書面によるものとします。一橋大学大学院国際企業戦略研究科事務室宛
てに郵便又はファックス(03-4212-3006)で送付してください。電話による問い合わせには応じません。
(3) 出願後の志望研究科、専攻、コースの変更は認めません。なお、志望するコース以外の教員の演習は
選択できないので注意してください。
(4) 出願書類及び既納の入学検定料は返却しません。
(5) 各種証明書は必ず原本を提出することとします。複写したものは受理しません。ただし、複写可の
断り書きがある書類については、この限りではありません。
(6) 口述試験の際には必ず第 1 次試験結果通知書を持参してください。
(7) 出願書類の記入にあたっては、原則としてパソコンを使用することとします。自筆等によって記
入する場合は黒又は青のペン(ボールペン可)で記入してください。
(8) 身体機能に障害のある人は、その障害の程度に応じ、受験時や入学後の学修に際して特別な配慮を
し、措置をとる必要とその準備があるので、出願に先立ち、一橋大学大学院国際企業戦略研究科事務
室に必ず申し出て相談してください。
(9) 入学手続き後、どのような事情があっても、入学料の払い戻しはしません。
(10) 入学試験合格者の個人情報及び成績は、入学後の教育・学業支援等の目的に使用することがあり
ます。
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金 融 戦 略 ・ 経 営 財 務 コ ー ス 教 員 及 び 授 業 科 目 一 覧 ( 平 成 26 年 度 参 考 )
【 授業担当教員 】 (○は演習担当教員)
○ 伊 藤 彰 敏 教 授(コーポレート・ファイナンス)
○ 大
○ 佐
○ 中
○ 林
○ 本
(国)楠
(研)祝
○ 中
○ 野
○ 横
(国)大
土
服
藤
沖
青
明
大
橋 和 彦
山 展 生
村 信 弘
文 夫
多 俊 毅
木 建
迫 得 夫
川 秀 敏
間 幹 晴
内 大 介
上 慎 吾
岐 大 介
部 暢 達
田 岳 彦
本 竜 義
木 義 充
石 英 司
沼 宏
教 授(資産価格分析、金融契約論)
教 授(M&A、バイアウト)
教 授(投資戦略、金利・債券市場分析)
教 授(マクロ経済学、応用計量経済学)
教 授(資産価格理論、証券投資、ポートフォリオ)
教 授
教 授
准教授(金融リスクのモデル化)
准教授(アカウンティング、企業価値評価)
准教授(統計学、統計的データ分析)
准教授
客員教授
客員教授
客員教授
客員准教授
非常勤講師
非常勤講師
非常勤講師
【 授業科目一覧 】
☆博士後期課程
〔専門科目〕
資産価格理論
金融市場の計量ファイナンス論
金融計量経済学Ⅰ
博士論文演習1
博士論文演習2
博士論文演習3
博士論文演習4
博士論文演習5
博士論文演習6
【修了要件】
本コースの修了要件は、3 年以上在学し、演習 12 単位以上を修得し、かつ、必要な研究指導を受けた
上、本研究科が行う学位論文の審査及び最終試験に合格することです。修了者には「
「博士(経営)
「金
融戦略・経営財務 Ph.D.」
」
(Doctor of Philosophy in Finance)の学位が授与されます。
博士後期課程科目
○ 資産価格理論:
本講義は、ファイナンスに関する博士レベルの基礎理論を学ぶ上級科目であり、主な目的は資産
価格や最適投資の決定に利用される様々なモデルの背景と数学的・経済構造を、自分の手を動かし
て習得することです。そのため、受講者には、教科書及び配布される資料に関する報告とディスカ
ッションが毎週求められます。
○ 金融市場の計量ファイナンス:
前半は、
金融市場の依存関係の計量分析において重要な役割を果たす時系列モデルを概観した後
に、ベイズ統計に基づく時系列の推定法とフィルタリングによる状態推定法を学ぶ。
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○ 金融計量経済学 I:
ファイナンスの博士課程の学生向けの計量経済学です。Fumio Hayashi の Econometrics が教科書
です。修士向けの『計量経済学』では、GMM と Maximum Likelihood についての一通りの解説をし
ますが、この授業では、それらのトピックについて、より詳細に、証明の仕方も含めて勉強します。
講義形式にするか、輪読形式にするかは、履修学生の希望に応じて決めます。
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