法律案・理由

福島復 興再生特別措置法の一部を改正す る法律案
既存の事業所に係る個人事業者等に対する課税の
福島復興再生特別措置法(平成二十四年法律第二十五号)の一部を次のように改正す る。
目次中「第二十五条」を「第二十六条」に、「第二節
第二款
第一款
帰還環境整備事業計画及びこれに基づく措置(第三十
一団地の復興再生拠点市街地形成施設に関する都市計
公 営 住 宅 法 の 特例 等 ( 第 二 十 七 条 ― 第 三 十 一 条 )
住民の帰還の促進を図るための措置
第三款
既 存 の 事 業 所 に係 る 個 人 事 業 者 等 に 対 す る課 税 の 特例
「第二節
第四款
に、「 第二 十 九条―第三 十四 条 」を「 第三 十九 条―第四 十四 条」 に、「第
特例 等(第二十六 条―第二十八条) 」を
画(第三 十二条)
三条―第三十五条)
等(第三十六条―第三十八条)」
三十五条―第三十八条」を「第四十五条―第四十八条」に、「第三十九条―第五十条」を「第四十九条―第
六 十 条 」 に 、 「 第 五 十 一 条 ― 第 六 十 三 条 」を 「 第 六 十 一条 ―第 七 十 三 条 」 に 、「 第 六 十 四 条 ・ 第六 十 五 条 」
を「第七十四条・第七十五条」に、「第六十六条―第 七十条」を「第七十六条―第八十条」に、「第七十一
条―第七十六条」を「第八十一条―第八十六条」に、「第七十七条―第八十二条」を「第八十七条―第九十
四 条 」 に 、 「 第 八 十 三 条 」 を 「 第 九 十 五 条 」 に 、 「 第 八 十 四 条 ― 第 八 十 八 条 」を 「 第 九 十 六 条 ― 第 百 条 」 に
改め る。
第 五 条 第二 項 第 五 号中 「 第 五 十 一 条 第 一 項 」を 「 第 六十 一 条 第 一 項 」 に 改 め 、 同項 第 七 号 中 「 第 七 十 一 条
第一項」を「第八十一条第 一項」に改め、同項第八号中「いう 」の下に「。第三 十二条第一項第二 号におい
て同じ」を加える。
第 十 三 条第 二 項 中 「 第 五 十八 条 第 二 項 第 二 号」 を 「 第 六 十 八 条第 二 項 第 二 号 」 に改 め る 。
第二十条第三項第二 号中「実施が」の下に「避難解除等区域への住民の帰還の促進その他の」を加える。
第 二十 三 条 中「 第 二十 六 条 」を 「 第 三 十 六 条 」 に 改 め る 。
第二十 四条 中「第二十七 条」を「第三十七 条」に改める。
第 八 十 八 条 を 第 百 条 と し 、 第 八 十 四 条 か ら 第八 十 七 条 まで を 十二 条 ず つ 繰 り 下 げ る 。
第八章中第八十三条を第九十五条とす る。
第七章中第八十二条を第九十四条とし、第七十八条から第八十一条までを十二条ずつ繰り下げる。
第七十七条第一項中「含む」の下に「。次 条において 同じ」を加え、同条を第八十七条とし、同条の次に
次の見出し及び二条を加え る。
国は、放射線又は長期にわたる避難 により生ずる健康 上の不安、帰還後 における生活上の不安
(住民の円滑な帰還の促進を図るための措置)
第八十八条
そ の 他 の 原 子 力 災 害 の 影 響 に よ り 避 難 指 示 区 域 か ら 避 難 して い る 者 が 有す る帰 還 に 対す る不 安 を 解 消す る
国は、長 期にわたる住民の 避難その他の事情 により避難指示区 域に おいて イノシ シそ の他の鳥
ため、福島の地方公共団体が行う 相談体制の整備そ の他の取組を 支援す るため必要な措 置を講ずるも のと
する。
第八十九条
獣 に よ る 被 害 が 増 大 して い る こ と に鑑 み 、 住 民 の円 滑な 帰 還を 促 進す るた め 、 避 難 指示 区 域 内 に お け る当
該被害 を防 止す るため必 要な 措 置を 講ず る もの とす る。
第六章中第 七十六条を第 八十 六条とし、第 七十 五条を第八十 五条とす る。
第 七十四条中「及び 医療機器」を「、 医療機器及びロボ ット 」に改め、同 条を第八十四条とす る。
第七十三条中「第七十一条第五項 」を「第八十一条第五項」に、「第七十五条」を「第八十五条」に改め
、同条を第八十三条とする。
第七十二条中「第七十一条第五項の」を「第八十一条第 五項の」に、「第七十一条第六項」を「第八十一
条第六項」に、「第七十一条第三項」を「第八十一条第三項」に、「第七十一条第五項」」を「第八十一条
第五項」」に、「第七十一条第五項各号」を「第八十一条第五項各号」に、「第七十一条第七項」を「第八
十一条第 七項」に改め、同 条を第八十二 条とす る。
第 七 十 一 条 第 一 項 中 「 第 七 十 四 条 」を 「 第 八 十 四条 」 に、 「 及 び 医療 機 器 」を 「 、 医療 機 器及 び ロ ボ ット
」に改め、同条第六項中「第七十三条」を「第八十三条」に、「第七十四条」を「第八十四条」に、「第七
十五条」を「第八十五条」に改め、同条を第 八十一条とす る。
第七十条中 「第六十六条」を 「第 七十六条」に改め 、第五章第三 節中 同条を第八十 条と し、第六十九条を
第七十九条と し、第六十六条から第六十八条まで を十条ずつ繰り下げ、同章第二 節中 第六十五条を 第七十五
条とし、第六十四条を第七十四条とする。
第六十三条中「第五十一条第二項第三号」を「第六十一条第二項第三号」に改め、第五章第一節中同条を
第七十三条とする。
第六十二条中「第五十一条第二項第三号」を「 第六十一条第二項 第三号」に改め、 同条を第七十二条とす
る。
第六十一条第一項中「第五十一条第二項第三号ホ」を「第六十一条第二項第三号ホ」に改め、同条第二項
中「第五十一条第二項第三号」を「第六十一条第二項第三号」に改め、同条第三項中「第五十一条第四項」
を「 第六 十一条第四項 」に改め、同条第四項中「第五十一条第 十項」を「第六十 一条第十項」に、「第五十
二条第一項」を「第六十二条第一項」に改め、同条第五項及び第六項中「第五十一条第十項」を「第六十一
条第十項」に改め、同条を第七十一条とする。
第六十条中「第五十七条第五項」を「第六十七条第五項」に改め、同条を第七十条とする。
第 五十 九 条 第一 項 中 「 第 五十 七条 第 二 項 第 三 号 」を 「 第 六 十 七 条 第二 項 第 三 号 」 に 改め 、 同 条を 第 六 十九
条とし、第五十八条を第六十八 条とし、第五十七 条を第六十七 条と す る。
第 五十 六条 中 「 第 五十一 条第 二 項 第 三 号 ニ 」を 「 第 六 十 一 条 第二 項 第 三 号 ニ 」 に、 「 第 六 十 条 」 を「 第 七
十条」に改め、同条を第六十六条とする。
第五十五条第一項中「第五十一条第二項第三号ハ」を「第六十一条第二項第三号ハ」に改め、同条第四項
中「第五十一条第二項第三号」を「第六十一条第二項第三号」に改め、同条を第六十五条とする。
第五十四条第一項中「第五十一条第二項第三号ロ」を「第六十一条第二項第三号ロ」に改め、同条第七項
中「第五十一条第二項第三号」を「第六十一条第二項第三号」に改め、同条を第六十四条とする。
第五十三条第一項中「第 五十 一条第二項第三号イ」を「第六 十一条第二項第三 号イ 」に改め、同 条第 七項
中「第五十三条第七項 」を 「第六十三条第七項」に、 「 第 五十 三 条 第 五 項 各 号」 を 「 第 六 十 三 条第 五 項 各 号
」に改め、同条第八項中「第五十三条第九項」を「第六十三条第九項」に改め、同条を第六十三条とする。
第 五 十 二条 第 一 項 中 「 第 五十 一 条 第 九項 の 」を 「 第 六十 一 条 第 九 項 の 」 に 、 「 第 五 十 一 条 第 十 項 」を 「 第
六十一条第十項」に、「第 五十一条第四項」を「第六 十一条第四項」に、「第五十一条第九項 」」を「第六
十一条第九項」」に、「第五十一条第二項第三号」を「第六十一条第二項第三号」に、「第五十一条第九項
各 号 」 を 「 第 六 十 一 条 第 九 項 各 号 」 に 、 「 第 五 十 一 条第十一項 」を 「第六十一条 第十 一項 」に改め 、同 条を
第六十二条とする。
第 五十一条第二項第三号中「第五十三 条から第六十三条 まで 」を「第六十 三条から第七十三 条まで 」に改
め、 同号イ中「第 五十 三条第二項」を「 第六十三条第二項」に改め、同 号ホ中「第六十一条第二項」を「第
七 十 一 条 第 二 項 」 に 改 め 、 同 項 第 四 号 中 「 第 五 十 三 条 か ら 第 六 十 三 条 まで 」 を 「 第 六 十 三 条 か ら 第 七 十 三 条
まで 」 に 改 め 、 同 条 第 三 項 中 「 第 五 十 三 条 か ら 第 六 十 一 条 まで 」 を 「 第 六 十 三 条 か ら 第 七 十 一 条 ま で 」 に 、
「第六十二条」を「第七十二条」に、「第八十五条ただし書」を「第九十七条ただし書」に、「第六十三条
」を「第七十三条」に改め、同条第四項中「第五十七条及び第六十条」を「第六十七条及び第七十条」に改
め、 同条を第六十一条とす る。
第五十条中「第四十一条」を「第 五十一条」に改め 、第四章中同条を 第六十条とし、第四十九条を第 五十
九条とし、第四十五条から第四 十八条まで を 十条ずつ繰り下げる。
第四十四条第一項中「第四十六条」を「第五十六条」に改め、同条を第五十四条とし、第四十三条を第五
十 三 条 と し 、 第 三 十 九 条 か ら 第 四 十 二 条 まで を 十 条 ず つ 繰 り 下 げ る 。
第三十八条中「第三十六条第一項」を「第四十六条第一項」に、「第三十五条第一項」を「第四十五条第
一項」に改め、第三章第三節第二款中同条を第四十八条とし、第三十七条を第四十七条とする。
第三十六条第三項中「第三十八条」を「第四十八条」に改め、同条を第四十六条とし、第三十五条を第四
十五条とし、第三章第三節第一款中第三十四条を第四十四条とする。
第 三 十 三条 中 「 ( 平成 十 七年 法 律 第 八 十 二 号) 」、 「(同法 第二 条第一項 に規 定す る住宅をいう 。) 」及
び「 (同 法第二条第一項に規定す る住宅部分をいう。)」を削り、「代わるべき 建築物又は建築物 の部分」
の下に「(避難指示・解除区域原子力災害代替建築物 に該当するものを除く。)」を加え、同条を第四十三
条とする。
第三十二条中「(平成十五年法律第百 号)」を削り、同条を第四十二条とする。
第三十一条第一項中「第二十九条第一項」を「 第三 十九条」に、「第三十六条第三項」を「第四十六 条第
三項」に、「東日本大震災復興特別区域法第七十八条第三項に規定する復興交付金(次項及び第八十条第一
項 に おいて 「 復 興 交付 金」 と いう 。 ) 」 を「 復 興 交付 金 」 に、 「 公 営 住 宅 法 第二 条 第 九 号 に規 定す る 共 同 施
設(次項において 「共同施設」という。)」を「共同 施設」に改め、同条第二項中「第二十九条第一項」を
「第三十九条」に改め、同条を第四十一条とする。
第 三 十 条中 「 ( 昭 和 三 十 五年 法 律 第 八 十 四 号) 」を 削 り 、 同 条を 第 四 十 条 と す る。
第二十九条第一項中「公営住宅法(昭和二十六年法律第百九十三号)第二条第十六号に規定する事業主体
(以 下「事業主 体 」と いう 。) 」を 「事 業主 体 」に改 め、「(現に避難指示で あって 第四 条第四号イからハ
まで に 掲 げ る 指 示で あ る も の の 対 象 と な って い る 区 域を い う 。 以 下 同 じ 。 ) 」 を 削 り 、 「 居 住 して い た 者 (
」の下に「特定帰還者である者を除く。」を加え、「同法第二条第七号」を「公営住宅法第二条第七号」に
じん
、「激甚災害に対 処す るための特別の財政援助等に関す る法律(昭和三 十七年法律第百五十号。以下この条
及び第三十一条において 「激甚災害法」という。)」を「激甚災害法」に改め、同項の表公営住宅法第八条
第一項の項及び激甚災 害法 第二十二条第 一項 の項中「第二 十九条第一項」を 「第三十九条」に改め 、同条第
二項を削り、同条を第三十九条とす る。
第 二 十 八 条 中 「 第 二 十 五 条 」 を 「 第 二 十 六 条 」 に 改 め 、 第 三 章 第 二 節 中 同 条 を 第三 十 八 条と し、 第 二 十 七
条を第三十七条とし、第二十六条を第三十六条とする。
第三章第二 節の 節名を削る。
第二十 五条 中「第二十八 条」を「第三十八 条」に改め、同条を第二十六条とし 、同条の次に次の節名、三
公営住宅法の特例等
住民の帰還の 促進を図るための措置
款及び款名を加える。
第二節
第一款
公営住宅法(昭和二十六年法律第百九十三号)第二条第十六号に規 定す る事業主 体(以下「事
(公営 住宅 に係 る国の 補 助の 特例)
第二十七条
業主体」という 。)が、避難指示 ・解除区域(避難指示区域(現に避難指示で あって第四条第四号イ から
ハ まで に掲 げ る 指 示で あ るも の の 対 象 と な って い る 区 域 を い う 。 以 下 同 じ 。 ) 及び 避 難 解 除 区 域 を い う 。
第三十一条及び第三十三条第一項において 同じ。)に存する住宅に平成二十三年三月十一日において 居住
して い た 者で あ って 当 該 住 宅 の 存 し た 市 町 村 に 帰 還 す るもの (以 下「 特定帰 還者」という 。)に賃貸 又は
転 貸す るた め 同法 第 二 条 第七 号 に規定す る 公営 住 宅 の 整備を す る 場合 に おいて は、 次 の 表の 上欄 に掲 げ る
規定中同表の中欄に掲げる字句をそれぞれ同表の下欄に掲げる字句と読み替えて、これらの規定を適用し
じ ん
、 同 法 第 八 条第 一 項 た だ し 書 及び 第十 七 条 第 三 項た だ し 書 並 び に 激甚 災 害 に 対 処す るた め の 特別 の 財 政援
助 等 に 関す る法 律 ( 昭 和 三 十 七 年 法 律 第 百 五十 号 。 以 下 「 激 甚 災 害 法 」と い う 。 ) 第 二 十 二 条 第 一 項 ただ
公営住宅
において 、事業主体が災害に
次の各号の一に該当する場合
をいう。第十七条第三項において同じ。)で ある
十四年法律第二十五号)第二十七条に規定する特定帰還者
事業 主体 が特定帰還者(福 島復興再生特別措 置法(平成二
し書の規定は、適用しな い。
法第八条
より滅失した住宅 に居住して
公営住宅
地域にあつた住宅で あつて 激
同項 に規定す る政令で 定める
法第二十
激甚災害
当該激甚災害により滅失した
る地域にあつた住宅で あつて
激 甚 災 害 を 受 け た 政 令で 定め
である
第二十五号)第二十七条に規定する特定帰還者をいう。)
特定 帰還者(福島復興再生特別措置法(平成二十四年法律
特定帰還者で ある
第一項
法第十七
甚災害により滅失したものに
いた
条第三項
二条第一
ものにその災害の当時居住し
そ の 災 害 の 当 時 居 住 して い た
項
ていた
特定帰還者については、当分の間、公営住宅法第二十三条第二号(住宅地区改良法(昭和三十
(公営住宅及び改良住宅の入居者資格の特例)
第二十八条
五年法 律第 八 十四 号) 第 二十 九条第 一項 に おいて 準 用す る 場 合を 含む 。) に掲 げる 条件を 具備す る者 を 公
営住宅法第二十三条各号(住宅地区改 良法第二十九条第 一項において 準 用す る場合を含む 。)に掲げる条
件を具備する者とみなす。
第二十七条の規定により読み替えられた公営 住宅法第八条第一 項若しくは激甚災害法第二十二
( 特定 帰還 者 向け公 営 住 宅等 の 処 分 の 特 例 )
第二十九条
条第一項の規定 に よる国の補助を 受け 、又は第三十 四条第三項に 規定する帰還環境整備交付金(次項にお
いて 「帰還環境整備交付金」という。)若しくは東日本大震災復興特別区域法第七十八条第三項に規定す
る 復 興 交 付 金 ( 以 下 「 復 興 交 付 金 」 と いう 。 ) を 充て て 特定帰還者に賃貸するため 建設又は買取りを した
公営住宅法 第二 条第二 号 に規 定す る公営住宅 ( 当該 公営住宅 に係 る同 条第九号に規 定す る共同施設(以下
「共同施設」という。)を含む。)に対す る同 法第 四十 四 条 第 一 項及 び第 二 項並び に 附 則第 十 五 項 の 規定
2
の適用については、同条第一項中「四分の一」とあるのは「六分の一」と、同条第二項中「又はこれらの
修繕若しくは改良」とあるのは「若しくはこれらの修繕 若しくは改良に要する費用又は地域における多様
な需要に応じた公的賃貸住宅等の整備等に関する特別措置法(平成十七年法律第七十九号)第六条の地域
住宅計画に 基づく事業若しくは事務の実施 」と 、同法附則第 十五 項中「その耐用年限の四分の一を経 過し
た 場合においては」とあるのは「その耐用年限の六分の一を経過した場合において特別の事 由のあるとき
、又は耐用年限 の四分の一を経過した場合において は」とする。
事業主体は、第二十七条の規定により読み替えられた公営住宅法第八条第一項若しくは激甚災害法第二
十 二条第一 項の規定 による国の補助を 受け 、若しくは帰還環境整備交付金若しくは復興交付金を充てて 特
定帰還者に賃貸するため建設若しくは買取りを し、又は特定帰還者に転貸するため借上げをした公営 住宅
法第 二条第二号に規定する公営住宅(当該公営 住宅に係る共同施設を含む。)について、当該事業主体で
ある地方公共団体の区域内の住宅事情からこれを引き続いて 管理する必要がないと認めるときは、同法第
四十四条第 三項 の規定にかかわらず 、当該公営 住宅 の用途を廃止 することができ る。こ の場合において、
当該事業主体は、当該公営住宅の用途を廃止した日から三十日以内にその旨を国土交通大臣に報告しなけ
ればならない。
独立行政法人都市再生機 構は、独立行政法人都市再生機 構法 (平成十 五年法律 第百 号)第十一条
(独立行政法人都市再生機構法の特例)
第三十条
第 一項 に規 定す る業 務の ほか 、 福島 に おいて 、 福島の 地方公 共団 体 からの委託 に基 づき 、 同条第 三項 各 号
の 業 務(特定帰還者 に対す る住宅及び宅地の供給 に 係 る も の に 限 る 。 ) を 行 う こ と がで き る 。
独立行政法人住宅金融支援機構は、独立行政法人住宅金融支援機構法(平成十七年法律第八十
(独立行政法人住宅金融支援機構の行う融資)
第三十一条
二号)第十三条第一項に規定す る業務のほか、避難指示・解除区域原子力災害代替建築物(住宅(同法第
二 条第 一項 に規 定す る住宅を いう 。第四 十三 条 にお いて 同 じ。) 又は 主と して 住宅 部分 (同法 第二 条 第一
項 に規 定す る住 宅 部分 を いう 。 第四 十三 条 にお いて 同 じ 。) から 成 る建 築物 が 避難 指 示 ・ 解 除区 域 内 に存
す る場合におけるこれらの建築物又は建築物の部分に代わるべき建築物又 は建築物の部分で あって 、当該
避難指示・解除区域をその区域に含む 市町村の区域内に存し、又は存す ることとな るも のをいう。同条に
おいて 同じ。)の建設又 は購入に必要な資金(当該避難指示・解除区域原子力災害代替建築物の建設又は
一団地の復興再生拠点市街地形成施設に関する都市計画
次に 掲げ る条件のいず れにも該当する避難解除区域等内の区域であって 、円滑かつ迅速な復興
第二款
購 入 に 付 随 す る 行 為 で 政 令で 定 め る も の に 必 要 な 資 金 を 含 む 。 ) を 貸 し 付 け る こ と がで き る 。
第三 十二条
及び 再 生を 図るた めに 復 興再 生拠点 市 街地 (避 難 解除区 域等 内の 帰還す る 住民 の生 活及び 地域経 済の 再建
の た め の 拠 点 と な る 市 街 地 を い う 。以 下こ の項 に おいて 同じ。) を 形 成す るこ と が 必 要 で あ ると 認 めら れ
る も の に つ いて は 、 都 市 計 画 に 一 団 地 の 復 興 再 生 拠 点 市 街 地 形 成 施 設 (復 興 再生 拠点 市 街 地 を 形 成す る 一
団地の住宅 施 設、特定業 務施設(事務所、事業 所その 他 の 業 務施 設で 、 避 難 解 除区 域 等 の 基 幹 的 な 産 業 の
復 興及び再生、当該避難解除区域等内の地域における雇用機会の創出並び に良好な市街地の形成に寄与す
るもののうち 、この項に規定す る 特定公益的施設以 外のものをいう。次項第一号に おいて 同 じ。)又 は特
定 公益 的施 設 (教 育施 設 、医 療 施 設、 官 公 庁施 設、 購 買施 設 その 他の 施 設で 、 地域 住 民の 共同の 福祉 又 は
利 便のために必要な ものをいう。同号において 同じ。) 及び特定公共施設 (道路、公園、下水道その他政
令で 定 め る 公 共 の 用 に 供 す る 施 設 を い う 。 同 号 に お いて 同 じ 。 ) を い う 。 以 下 同 じ 。) を 定 め る こ と が で
きる。
2
3
一
二
円滑かつ迅速な復興及び 再生を図るた めに当該避難解除区域等内の帰還す る住民の生活及び 地域 経済
の 再 建 の た め の 拠 点 と して 一 体 的 に 整 備 され る 自 然 的 経 済 的 社 会 的 条 件 を 備 えて い る こ と 。
当該区域内の土地の大部分が建築物(東日本大震災により損傷した建築物及び長期にわたる住民の避
難に伴い利用が困難となった建築物を除く。)の敷地として 利用されて いないこと。
一団地の復興再生拠点 市街地形成施設に 関する都市計画に おいては、次に掲げる事項を定 めるものとす
一
建築物の高さの最高限度若しくは最低限度、建築物の延べ面積の敷地面積に対する割合 の最高限度若
住 宅施 設 、特定 業 務 施設 又は 特定公 益 的施 設 及び 特定公 共施 設 の 位置及び 規模
る。
二
しくは最低限度又は建築物の建築面積の敷地面積に対する割合の最高限度
一団地の復興再生拠点市街地形成施設に関する都市計画は、次に掲げるところに従って定めなければな
前 項第 一号 に 規定す る 施 設は 、 当該避難解 除区 域 等 内 の 帰 還 する 住民 の 生活及 び地 域 経 済 の 再建 のた
らない。
一
めの拠点としての機能が確保されるよう、必要な位置に適切な規模で配置すること。
二
帰還環境整備事業計画及びこれに基づく措置
避難解除等区域復興再生計画に適合するよう定めること。
第三款
(帰還環境整備事業計画の作成等)
避難指示・解除区域市町村(避難指示・解除区域をその区域に含む市町村をいう。以下こ の項
一
住民の帰還の促進を図るための環境を整備する事業であって 次に掲げるものに関する事項(特定市町
帰還環境整備事業計画の目標
帰還環境整備事業計画には、次に掲げる事項を記載するものとする。
の 環 境 を 整 備す る 事 業 に 関 す る 計 画 ( 以下 「 帰 還環 境 整 備事 業 計 画」 と いう。 )を 作成 す ること がで き る 。
難指示・解除区域市町村若しくは特定市町村の長と福島県知事は共同して 、住民の帰還の促進を図るため
あ る も のと して 復興 庁 令 で 定 める も の を い う 。 以下 同 じ 。 ) の 長 若し く は 福 島 県知 事 は 単 独で 、 又は 、避
あって 、その区 域における放射線量その他の事項を 勘案して次項第二号ヘに掲げる事業を実施する必要が
及び次条第一項にお いて同じ。)若しくは特定市町村( 避難指示 ・解除区 域市 町村 以外の福 島 の市町村で
第三十三条
2
二
村の長が単独で、又は、特定市町村の長と福島県知事が共同して作成する帰還環境整備事業計画にあっ
ハ
ロ
イ
公営 住宅法第二条第二号に規定する公営 住宅(以下「公営 住宅」という。)の整備又は管理に関す
道路法第 二条第一項に規定する道路の新設又は改築に関する事業
一団地の復興再生拠点市街地形成施設の整備に関する事業
土地区画整理法(昭和二十九年法律第百十九号)第二条第一項に規定する 土地区画整理事業
ては、ヘに掲げる事業に関する事項に限る。)
ニ
ホ
放射線量の測定のための機器を用いた住民の被ばく放射線量の評価に関する事業その他住民の健康
土 地 改 良 法 第 二 条 第 二 項 第 一 号 か ら 第 三 号 まで 及 び 第 七 号 に 掲 げ る 土 地 改 良 事 業
る事業
ヘ
の増進及び 健康 上の不安の解消を 図るための事業と して 復興庁令で定 めるもの
三
計画期間
前号に規定する事業と一体となってその効果を増大させるために必要な事業又は事務に関する事項
その他復興庁令で定める事業
四
前 各号 に 掲げるも の のほ か 、 住民 の 帰 還の 促進 を 図 る た め の 環境 の整 備 に 関 し 必要 な 事 項
ト
五
(帰還環境整備交付金の交付等)
避 難 指 示 ・解 除 区 域 市 町 村 、特 定 市 町 村 又 は 福 島 県 ( 次 項 に お いて 「 避 難 指 示 ・ 解除 区 域 市 町
前三項に定めるもののほか、帰還環境整備交付金の交付に関し必要な事項は、復興庁令で定める。
該 規定にかかわ らず 、行わな いも のと する。
又は事務に要する費用については、土地区画整理法その他の法令 の規定に基づく国 の負担又は補 助は、当
前項の規定に よる交付金(次項及び次条において 「帰還環境整備交 付金」と いう。)を充てて 行う事業
囲内で 、交付金を交付することができ る。
帰還環境整 備交付金事業 等の実施に要する経費 に充て るため 、復興庁令で定めるところ により、 予算 の範
国は、避難指示・解除区域市町村等に対し、前項の規定により提出 された帰還環境整 備事業計画に係る
、当該帰還環境整備事業計画を内閣総理大臣に提出しなければならない。
「 帰還 環境 整 備交付金事 業等 」と いう。 ) の実 施を し ようと する とき は 、復興 庁令で 定 めるとこ ろ に より
村等」と いう。 )は、同項の交付金を充てて 帰還環境整備事業計画に 基づく事業又は事 務(同項において
第三十四条
2
3
4
(東日本大 震災復興特別区域法の準用)
第三十五条
東 日 本 大 震 災 復 興 特 別 区 域 法 第 八 十 一 条 か ら 第 八 十 三 条 まで の規 定 は 、 帰 還 環 境 整 備 交 付 金 に
つ いて 準 用す る。こ の 場合に おいて 、 同法 第 八 十 一 条第 一項 中 「 特定 市町 村 又 は 特定都 道 県 」と あ るのは
「福島復興再生 特別措置法第三十四条第一項に規定する避難指示・解除区域市町村等(以下「避難指示・
解 除 区 域市 町 村 等 」とい う 。 ) 」と 、 同 条 第二 項 及 び 同 法 第 八十 三 条中「 特定 市町 村 又 は 特定都 道県 」と
あるのは「避難指示・解除区域市町村等」と、同法第八十二条中「)は、復興交付金事業計画」とあるの
は「)は、福島復興再生特別措置法第三十三条第一項に規定す る帰 還 環境 整備 事 業 計画 (以 下 「 帰 還 環境
整備事業計画」という。)」と、「同法」とあるのは「補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律
」と、「確定は、復 興交付金事業計画」とあるのは「確定は、帰還環境整備事業計画」と、同法第八十三
条第一項中「復 興交付金事業計画」とあるのは「帰 還環境整備事業計 画」と、「復 興交付金事業等」とあ
既存の事業所に係る個人事業者等に対する課税の特例等
るのは 「福 島復 興再生 特別措 置法第三十四 条第 一項 に規 定す る帰 還環 境 整 備 交 付金 事 業 等 」 と 読 み 替 え る
ものとする。
第四款
第二十四条の次に次の一条を加える。
第二十五条
避難指示で あって 第四条第四号ロ又はハに掲げる指示で あるものの対象となった区域内に平成
二 十三年三月十一日 に おいて そ の事業 所が所在して い た 認定事業者で あって 、提出企業立地 促進計画に定
められた企業立 地促進区域内において 認定避難解除等区域復興再生推進事業実施計画に従って 避難解除等
区 域 復 興再 生 推 進 事 業 の 用 に 供 す る 施 設 又 は 設 備 の 新 設 、 増 設、 更 新 又 は 修 繕 (以 下 こ の 条 に お いて 「 施
設 の 新 設 等 」と いう 。 ) をす るも の が 、 当 該 施 設 の 新設 等 に 要す る 費 用の 支 出 に 充て る た め の 準 備 金 を 積
則
み立て た場合には、震災特例法で 定めるところ により、課税の特例の 適用があるものとす る。
附
この法律は、公布の日から施行する。
(施行期日)
第一条
( 通訳案内士法等の 一 部 改 正 )
通訳案内士法 (昭和二十四年 法 律第二百十 号) 第四条第十号
次に掲げる法 律の 規定中「第五十三 条第八項」を 「第 六十三条第八項」 に改める。
一
奄美群島振興開発特別措置法(昭和二十九年法律第百八十九号)第十七条第五項第十号
第二条
二
四
三
外国人観光旅客の旅行の容易化等の促進による国際 観光の振興に関す る法律(平成九年法律第九十一
小笠原諸島振興開発 特別 措置法 (昭和四十四年法律第七 十九 号)第十七条第五項第十号
六
五
総合特別区域法(平成二十三年法律第八十一号)第二十条第五項 第九号及び第四十三条第五項第 九号
沖縄振興特別措 置法(平成十四年法律第十四号)第十四条第五項第十 号
中 心市街地の活性化に関する法律(平成十年法律第九十二号)第三十六条第五項第十号
号) 第十三条第十 号
七
公営住宅法(昭和二十六年法律第百 九十三号)の 一部を次のように改正す る。
(公営 住宅法の一部改正 )
第三条
第八条第七項中「第二十九条第一項」を「第二十七条に規定する特定帰還者(第十七条第三項及び第四
項 に お いて 単 に 「 特 定 帰 還者 」 と い う 。 ) の帰 還 の た め の 環 境を 整 備 し 、 又 は 同法 第 三 十 九 条 」 に 、 「 第
三十六条第三項」を「第三十四条第三項に 規定する帰還環境整備交付金(第十七条第三項及び第 四項にお
い て 単 に 「 帰 還 環 境 整 備 交 付 金 」 と い う 。 ) 又 は 同 法 第 四 十 六 条 第 三 項」 に 改 め 、 「 と き は 、 」 の 下 に「
当該帰 還環境整備交付金又は」を加える。
第 十 七 条 第 三 項 中 「 充て 、 」 の 下 に 「 特 定 帰 還 者 に 賃 貸 す る た め 帰 還 環 境 整 備 交 付 金 を 充 て 、 」 を 加 え
、同条第四項中「低額所得者又は」の下に「特定帰還者若しくは」を、「復興交付金」の下に「、帰還環
境整備交付金」を加える。
登録免許税法 (昭 和四十二年法 律第三十五号)の 一部 を次のように改正す る。
(登録 免許税法の一部改正)
第四条
第三 十四条の三中「第五十一条第一項」を「第六十一 条第一項」に、「 第五十二条第一項 」を「第六十
二 条第 一項 」に、「 第六 十一 条第三項 」を 「第 七 十 一 条第三 項」 に改め る。
別 表 第 一 第 百 二 十 五 号 、第 百 三 十 九 号 及 び 第 百 四 十 号中 「 第 六 十 一 条 第 一 項 」を 「 第 七 十 一 条 第 一 項 」
に、「第五十一条第九項」を「第六十一条第九項」に、「第五十二条第一項」を「第六十二条第一項」に
改める。
住民基本台帳法(昭和四十二年法律第八十一号)の一部を次のように改正する。
(住民基本台帳法の一部改正)
第五条
別表第三の二十一の三の項中「第五十三条第七項」を「第六十三条第七項」に改め、同表の二十九の項
中「第三十九条」を「第四十九条」に改める。
別表第五第二十六号の三中「第五十三条第七項」を「第六十三条第七項」に改め、同表第三十四号中「
第三十九条」を「第四十九条」に改める。
都市計画法(昭和四十三年法律第百 号)の一部を次のように改正す る。
(都市計画法の一部改正)
第六条
一団地の復興再生拠点市街地形成施設(福島復興再生特別措置法(平成二十四年法律第二十 五号
第十一条第一項中第十三号を第十四 号とし、第十二号を第十三号とし、第十一号の次に次の一号を加え
る。
十二
)第三十二条第一項に規定する一団地の復興再生拠点市街地形成施設をいう。)
第十一条第四項及び第十三条第四項中「一団地の津波防災拠点市街 地形成施設」の下に「、一団地の復
興再生拠点市街地形成施設」を加える。
独立行政法人中小企業基盤整備機構法(平成十四年 法 律第 百四 十七 号) の一 部を次のよう に改 正す
(独立行政法人中小企業基盤整備 機構法の一部改正 )
第七条
る。
附則第五条第一項第五号ニ中「第七十三条」を「第八十三条」に改める。
独立行政法人都市再生機構法(平成十五年法律第百号)の一部を次のように改正する。
(独立行政法人都市再生機構法の一部改正)
第八条
第十一条第二項第四号中「第三十二条」を「第三十条及び第四十二条」に改める。
独立行政法人住宅金融支援機構法(平成十七年法律第八十二号)の一部を次のように改正する。
(独立行政法人住宅金融支援機構法の一部改正)
第九条
第十三条第二項第一号中「第三十三条」を「 第三十一条若 しくは第四十三条 」に改める。
復興庁設置法(平成二十三年法律第百二十五号)の一部を次のように改正す る。
(復興庁設置法の一部改正)
第十条
第四条第二項第六号中「生 活環境整備事業に関すること」の下 に「、同法第三十三条第一項に規定する
帰 還 環境 整 備事 業 計 画 に 関す るこ と 、 同法 第 三 十四 条 第 三項 に規 定す る帰 還 環境 整 備 交 付 金 の 配分 計 画に
関す ること 」を 加え 、「 第三 十 五条第 一項 」を 「 第四 十 五 条 第 一 項 」 に 、 「 第 三 十 六 条 第 三 項 」 を 「 第 四
十六条第三項」に、「第 五十 一条第九項」を「 第六十一条第 九項 」に、「第七十一条第五項」を「第八十
一条第五項」に改め、「並びに」の下 に「同法第三十四 条第一項に規定す る帰還環境整備交付金事業等、
」を加え、「第三十六条第一項」を「第四十六条第一項」に、「第五十一条第二項第三号」を「第六十一
条第二項第三号」に改める。
理
由
福 島の復興及び再生 を一層推進す るため、一団地の復 興再生拠点市街地形成施設に関する都市計画の制度
及び 住民の帰還の 促進を図るための 環境を整備す る事 業を行う 地方公共 団体に交付金を 交付す る制度を創設
す る 等 の 必 要 が あ る 。 こ れ が 、 こ の 法 律 案 を 提 出 す る 理 由で あ る 。