(速報値) - 海上保安庁

【問い合わせ先】
宮城海上保安部 022-363-0114
警備救難課長 上薗(内線 3750)
(人身事故担当)
交通課長
山口(内線 3791)
(海難担当)
平成27年2月13日
宮 城 海 上 保 安 部
平成26年の宮城県沿岸における海難(船舶事故)及び人身事故の発生状況等について
(速報値)
平成26年に発生した宮城県沿岸における海難(船舶事故)及び人身事故の発生状況
等(速報値※1)をお知らせします。
【概況】
1
海難は34隻で、前年と比べて6隻減少しました。死者・行方不明者を伴う海難
は1隻(死者1名)、前年と比べて1隻増加しました。
2
人身事故者数は70名で、前年と比べて24名増加しました。死者・行方不明者
数は29名で、前年と比べて19名増加しました。
(参考)
※1
速報値に基づくお知らせですので、船舶海難の隻数、人身事故者数等が確定値と相違
することがあります。
1
平成26年に発生した海難の発生状況
( )内数値:平成25年
平成26年に発生した宮城県沿岸における海難隻数は34隻(40隻)で、前年に
比べ6隻減少しました。
船種別に見ると漁船が最も多く11隻(19隻)、海難種類別に見ると衝突が最も
多く8隻(10隻)、原因別に見ると見張り不十分が最も多く8隻(9隻)となって
います。
死者・行方不明者を伴う海難は1隻【水上オートバイ、1名】(0隻)で、前年に
比べ1隻増加しました。
2
平成26年に発生した人身事故の発生状況
(
)内数値:平成25年
平成26年に発生した宮城県沿岸における人身事故者数は70名(46名)で、前
年に比べ34名増加しました。
発生状況別に見ると、乗船者の人身事故31名(34名)、マリンレジャー以外の
海浜事故31名※2(8名)、マリンレジャーに伴う海浜事故が8名(4名)となって
います。
死者・行方不明者数は29名(10名)で前年に比べ19名増加しました。
(参考)
※2
平成26年は自殺18名(4名)
、陸上からの海中転落10名(1名)が増加
3
平成26年の主な海難・人身事故事例
【海難事例】
乗揚げ :3月
仙台塩釜港塩釜区を出港したセメント運搬船A丸が自船の船位を確認しないまま
航行を継続し仙台塩釜港沖の暗礁に乗揚げた。乗組員は総員退船し負傷者等はなかっ
た。乗揚げた船体は燃料油等の抜取り作業を施し、乗揚げから約 3 ヶ月半後に浮上、
曳航され仙台塩釜港仙台区内ふ頭に着岸した。
衝突
:6月
操業を終了し僚船と共に石巻漁港向け帰航中の漁船B丸船長は、B丸を自動操舵と
し、適切な見張りを行わず接近する貨物船に気付かないまま衝突した。この衝突でB
丸乗組員 4 名中 3 名が負傷、B丸が自力で石巻漁港に入港後、石巻市内の病院に救急
車で搬送された。
【人身事故事例】
負傷
:2月
漁船C丸乗組員Dは、船体中央部付近の左右に設置してあるドラムの間(幅約 30
センチメートル)の台座に配置しドラムから外れた曳き綱をドラムに巻き直す作業の
指揮をしていたところ、台座から左足先がはみ出していることに気付かず、ドラムの
補強材と台座とに左足先を挟まれ負傷した。C丸入港後、Dは石巻市内の病院に搬送
され左足親指の骨折で全治1ヶ月と診断された。
海中転落:11月
岸壁係留中の漁船E丸の乗組員Fは、夕方から友人と飲食店で飲酒し友人にE丸
着岸岸壁まで送られたのを最後に行方不明となった。翌朝出港中の漁船G丸船長が港
内で漂流していたFを発見、通報後間もなく海上保安署所属艇により収容されたが、
死亡が確認された。死因は溺水による窒息死であった。
4
海難・人身事故防止への取り組み
宮城海上保安部では、昨年の海難・人身事故の発生状況を踏まえ、今後も安全講習
会や訪船による指導などあらゆる機会を捉えて衝突などの海難の未然防止、自己救命
策確保の3つの基本(ライフジャケット常時着用・携帯電話などの連絡手段の確保・
救助要請は118番)の推進を海で活動する多くの方々に呼びかけながら、安全で安
心できる宮城の海を目指し、活動を継続して行きます。
1 船舶海難の発生状況
(1)宮城県沿岸における海難隻数の推移(H17-H26)
80
74
66
70
60
53
46
50
(隻)
41
40
40
40
34
30
28
27
H22
H23
20
10
0
H17
H18
H19
H20
H21
H24
H25
H26
単位:隻
H17
H18
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
漁船
42
37
23
20
19
14
12
16
19
11
213
プレジャーボート
15
15
13
11
14
12
6
8
13
9
116
貨物船
5
3
5
3
3
1
5
5
3
9
42
1
1
2
1
2
1
2
タンカー
遊漁船
4
2
2
3
1
旅客船
5
2
2
4
1
2
1
作業船
その他
3
4
6
3
2
総計
74
66
53
46
41
1
28
※ 東日本大震災による海難は含まれておりません。
10
5
1
19
1
2
17
2
1
1
10
2
2
2
1
25
27
40
40
34
449
※ 作業船 : 浚渫船、くい打ち船、起重機船、警戒船、潜水作業船
※ その他 : 曳船、土運船、台船、調査船等
H26 総計
(2)平成26年 宮城県沿岸における海難種類別発生状況
推進器障害, 1隻,
3%
衝突, 8隻, 23%
火災, 1隻, 3% 浸水, 1隻, 3%
安全阻害, 1隻, 3%
転覆, 2隻, 6%
運航阻害, 6隻, 18%
乗揚, 7隻, 20%
計 34隻
機関故障, 7隻, 21%
※ 運航阻害 : バッテリー過放電、燃料欠乏、ろ・かい喪失・無人漂流
※ 安全阻害 : 転覆に至らない船体傾斜、走錨、荒天難航
(3)平成26年 宮城県沿岸における原因別発生状況
乗船者の死亡・行方不
明・傷病, 1隻, 3%
その他, 2隻, 6%
取扱不注意, 1隻, 3%
見張り不十分, 8隻, 23%
気象海象不注意, 1隻, 3%
貨物取扱不注意, 1隻, 3%
船位不確認, 2隻, 6%
整備不良, 2隻, 6%
荒天準備不良, 4隻, 11%
水路調査不十分, 2隻, 6%
不完全修理, 3隻, 9%
操船不適切, 4隻, 12%
船体機器整備不良, 3隻,
9%
※ その他 :積込作業時の衝撃による発火、バッテリーの設置整備不備
計 34隻
(4)宮城県沿岸における死者・行方不明者数の推移
17名
18
16
14
12
10
8
6
4名
4
2名
2
2名
0
0
H17
H18
H19
(2隻)(2隻)(1隻)
平成26年
H20
H21
0
0
0
0
H22
H23
H24
H25
(2隻)
1名
H26
(1隻)
: 水上オートバイにて遊走中、切り立った岩の壁面に衝突したもの。
平成21年−1 : 水上オートバイにて遊走中、桟橋に衝突したもの。
平成21年−2 : 帰港中の漁船が、他の漁船と衝突したもの。
平成19年
: 帰港中の漁船が、船首から大波を受け転覆したもの。
平成18年−1 : 航行中の漁船が貨物船と衝突し1名が行方不明となったもの。
平成18年−2 : 航行中の漁船が大時化のなか機関故障となり、浸水海難となったもの。
乗組員16名中9名が遺体で発見され,7名は行方不明。
平成17年−1 : 漁業中、荒天を避けるため養殖施設に係留するも風浪により転覆したもの。
平成17年−2 : 帰港中の漁船が追い波を受け船体が傾斜した際、積載していたアンカーが荷崩れ
を起こし、転覆したもの。
2 人身事故の発生状況
(1)宮城県沿岸における人身事故者数の推移(H17-H26)
(人)
80
70
70
60
50
59
61
60
64
61
56
46
42
40
40
31
30
25
27
29
26
29
23
20
10
10
9
10
H23
H24
H25
0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
死者・行方不明者
総計
※ 東日本大震災による人身事故は含まれておりません。
(2)平成26年宮城県沿岸における人身事故発生状況
マリンレジャーに伴
う海浜事故, 8人,
12%
乗船者の人身事故,
31人, 44%
マリンレジャー以外
の海浜事故, 31人,
44%
計 70人
H26
(3)宮城県沿岸における乗船中の人身事故発生状況の推移(H17-H26)
(人)
40
34
35
30
28
31
30
28
26
25
22
20
15
31
17
16
15
9
10
7
4
5
9
5
5
6
3
4
0
H17
H18
H19
H20
H21
死者・行方不明者
H22
H23
H24
H25
H26
総計
※ 東日本大震災による人身事故は含まれておりません。
(4)平成26年宮城県沿岸における乗船中の事故内容別発生状況
海中転落, 4人, 13%
病気, 7人, 23%
負傷, 20人, 64%
計 31人
(5)宮城県沿岸におけるマリンレジャー以外の海浜事故発生状況の推移(H17-H26)
(人)
40
34
35
31
30
25
22
21
20
26
25
24
21
17
16
21
17
13
15
11
8
10
8
7
5
5
5
3
0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
死者・行方不明者
H23
H24
H25
総数
※ 東日本大震災による人身事故は含まれておりません。
(6)平成26年宮城県沿岸におけるマリンレジャー以外の人身事故発生状況
負傷, 3人, 10%
海中転落, 10人,
32%
自殺, 18人, 58%
計 31人
H26
(7)宮城県沿岸におけるマリンレジャーに伴う海浜事故の推移(H17-H26)
(人)
15
16
14
12
12
9
10
6
9
8
8
7
8
9
6
7
5
4
3
4
4
2
0
0
H17
H18
H19
H20
H21
H22
死者・行方不明者数
H23
4
1
1
H24
H25
H26
総数
※ 東日本大震災による人身事故は含まれておりません。
(8)平成26年宮城県沿岸におけるマリンレジャーに伴う人身事故発生状況
ウェイクボード中, 1人, 13%
サーフィン中, 2人,
25%
磯遊び中, 1人, 12%
遊泳中, 2人, 25%
釣り中, 2人, 25%
計 8人