中国・四国地区研究大会(広島大会)を終えて 中国・四国地区研究大会(広島大会)大会長 三村 千秋 広島県の「ばらのまち福山」において,8 月 11 日,12 日に第 19 回全日本特別支援 教育研究連盟中国・四国地区研究大会(広島大会),第 55 回広島県特別支援教育研究 大会福山大会及び平成 26 年度広島県特別支援教育校長研修大会を開催いたしました。 県内外から 700 名近い方々にご参加いただき,実りある大会を催すことができまし たことを心から,感謝申しあげます。 平成 16 年度に広島市で行われた全日本特別支援教育研究連盟全国大会広島大会か ら,10 年ぶりに大規模な大会を広島県福山市で行うことができました。 本大会では,「自立と社会参加に向けた特別支援教育の展開 ~将来の豊かな生活 の実現を目指して~」を大会主題として,保・幼,小・中・高等学校,特別支援学校 までの多様な学びの場での実践発表・協議会を通して,教職員が日頃の研究実践を学 び合うことで特別支援教育の質を高めるとともに子どもたちの自立と社会参加に向け た未来に繋がりを図っていきたいとの思いから取り組んでまいりました。 一日目の全体会では,ふくやま芸術文化ホール リーデンローズの素晴しい施設の 中で,全日本特別支援教育研究連盟理事長 た特別支援教育の展開 松矢勝宏様から, 「自立と社会参加に向け ~将来の豊かな生活の実現を目指して~」と題して基調講演 をいただきました。国内の制度改革の中,インクルーシブ教育システム構築の意義や 生きる力を育むキャリア教育の観点を熱く語っていただきました。 また,元文部科学省初等中等教育局特別支援教育課調査官 特別支援教育コーディネーターコース教授 現兵庫教育大学大学院 樋口一宗様より, 「 インクルーシブ教育の 構築に向けて」と題して,国の施策や今後の特別支援教育の方向性について,改めて 認識を深めることのできた有意義な講演をしていただきました。 また,二日目には,福山大学・福山市立大学・まなびの館ローズコムの3つの会場 に分かれ,園長・校長の学校経営の分科会も含め,就学前から高等学校・特別支援学 校まで幅広く 13 分科会の実践発表・協議会が行われました。各分科会では,実行委員 会の皆様のアイディアにより参加型の協議会がもたれ,論議が深まり,今後の実践に 活かせる会となりましたことを大変,嬉しく思っております。 終わりになりましたが,本大会の開催に当たりましては,多大なご支援をいただき ました広島県教育委員会をはじめ,福山市教育委員会,関係機関,関係団体の皆様に 深く感謝申しあげ,広島大会を終えての挨拶とさせていただきます。
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