平成27年度 教育訓練実施計画 - 入校のしおり - 埼玉県消防学校 目 Ⅰ 次 教育訓練計画 1 教育の基本方針・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 2 平成27年度教育訓練実施計画・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 3 平成27年度教育訓練実施計画表・・・・・・・・・・・・・・・・・・8 Ⅱ 入校案内 1 入校の手続き・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9 (1)入校者の推薦 (2)入校推薦の時期及び提出書類 (3)入校人員 (4)入校決定 (5)その他 2 入校推薦書類の作成要領・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11 3 服制等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13 4 入校中の携行品等・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14 5 入校中の経費・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 (様 式) ○ 推薦書(様式第1号(1) ) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・16 ○ 推薦書・救急救命士養成教育用(様式第1号(2))・・・・・・・・・・17 ○ 消防履歴書(様式2) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18 ○ 健康診断書(様式3) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19 ○ 健康診断証明書(様式3の2) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・20 ○ 埼玉県消防学校身上調書(様式4) ・・・・・・・・・・・・・・・・21 (救助科・警防活動教育・水難救助員教育) ○ 体力測定結果表(様式5) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23 Ⅰ 教育訓練計画 1 教育の基本方針 消防職員及び消防団員に対して、消防の任務を正しく理解させるとともに、資質 の向上、知識・技能の修得、体力の錬成、規律の保持、協同精神の涵養などを主眼 とした教育訓練を行い、もって人格の高揚に努め、その職務遂行に万全を期すこと を目的とする。 - 校訓 - 使命自覚 規律厳守 自己啓発 (昭和63年3月7日制定) 2 平成27年度教育訓練実施計画 (1)消防職員に対する教育 ア 初任教育 【到達目標】現地に配属後、直ちに警防隊員として活動できる。 【実施計画】総時間数805時間 ・第132期(H27. 4.6~H27. 9.25 休校日 8.13~14) 140人 ・第133期(H27.10.1~H28. 3.25 休校日 12.28) 140人 【教育対象】新規採用職員及び初任教育未修了者 イ 専科教育 (ア)警防科 【到達目標】警防行政の現状と課題を理解するとともに、各種災害事象に対す る基本的消防戦術を理解し、災害現場においては部隊を適切かつ 効果的に指揮できる。 【実施計画】総時間数70時間 ・第11期(H27.11.9~H27.11.20) 50人 【教育対象】警防活動に従事する指揮・指導的立場の者で、消防大学校の教育 訓練修了歴がない者 (イ)火災調査科 【到達目標】火災原因調査に係る専門的知識及び技術を修得し、これらの知識 を適切に活用して、火災調査業務を的確に遂行できる。 【実施計画】総時間数70時間 ・第6期(H27. 8.17~H27. 8.28) 50人 【教育対象】火災調査業務に従事している者又は従事させようとする者 (ウ)救急科 【到達目標】救急医学に関する基礎知識に基づき、応急処置時における的確な 観察・判断能力、応急処置に必要な専門的技能を修得し、救急隊 員として活動できる。 【実施計画】総時間数252時間 ・第126期(H27. 6.16~H27. 8. 5) 88人 ・第127期(H27.10.27~H27.12.17) 88人 ・第128期(H28. 1.18~H28. 3. 8) 88人 【教育対象】救急業務に従事させようとする者(日赤救急員の有資格者、初任教 育救急講習修了者又はこれらと同等以上の知識技能を有する者) (エ)救助科 【到達目標】救助に係る最新の専門知識及び専門的で高度な技能、技術を修得 するとともに、基本活動要領を習熟することにより、救助活動及 び救助訓練において自らの安全を確保できる技能を培う。また、 厳しい条件下において、救助活動を遂行し得る旺盛な士気及び強 健な身体を形成する。 【実施計画】総時間数150時間 ・第29期(H27. 9.15~H27.10.23) 60人 【教育対象】救助業務に従事させようとする者で、初任教育修了者かつ採用後 3年以上の消防経験を有する35歳以下の者 ウ 幹部教育 (ア)初級幹部科 【到達目標】初級幹部として、旺盛な職務遂行意欲にあふれ消防行政の現状や課 題を理解し、上司の補佐及び部下の指導を行い業務を遂行できる。 【実施計画】総時間数70時間 ・第43期(H27. 5.11~H27. 5.22) 50人 【教育対象】消防司令補及び部隊又は係の長である消防士長の階級にある者 エ 救急救命士養成教育 (ア)救急救命士養成教育 【到達目標】救急業務に一定期間以上従事している消防職員が、救急救命士法 に基づく救急救命士国家試験受験資格を取得する。 【実施計画】総時間数910時間(講義504時間・臨地実習406時間) ・第17期(H27. 8.12~H28. 3.15) 30人 【教育対象】①救急救命士法施行規則第14条で定める講習の課程を修了した者 (救急Ⅱ課程又は救急標準課程修了者) ②救急救命士法施行規則第15条で定める期間以上救急業務に従事 した者(5年以上又は2000時間以上) ③救急救命士法施行規則第16条で定める現に救急業務に従事して いる者 (事前教育訓練) ・第1回(H27. 4.22~H27. 4.24) ・第2回(H27. 5.12~H27. 5.14) 合計70人 ・第3回(H28 年 1 月中旬) 第17期養成教育訓練学生候補者及び救急振興財団東京研修所 研修生(平成27年度後期・平成28年度前期候補者)に対し 受講までの心構えや留意点などを指導する。 オ 救急救命士専門教育 【到達目標】薬剤認定若しくは登録救急救命士が、新たに追加された特定行為(心 肺機能停止前の重度傷病者に対する静脈路確保及び輸液、血糖測定 並びに低血糖発作症例へのブドウ糖溶液の投与)について、その適 応を適切に判断し、プロトコールに基づき的確かつ安全に施行する 能力を身につける。 【実施計画】①講義:総時間数8時間(講義7時間・効果測定1時間) ※事前に各地域 MC 協議会が行うビデオ学習 2 時間を受講する。 2回実施 定員計 240 人 ・第1回(H27.5.25) ・第 2 回(H27.6.22) ②実習(受講者は①の講義を受講する。):総時間数24時間(実習 16時間・効果測定8時間) 3回実施 定員計 90 人 ・第 1 回(H27.5.26~H27.5.28) ・第 2 回(H27.6.23~H27.6.25) ・第 3 回(H27.7.14~H27.7.16) 【教育対象】救急救命士の資格を有するもので、かつ心臓機能停止の状態である 傷病者に対する薬剤(エピネフリン)投与の実施のための講習及び 実習を修了した者。また、上記資格に併せて各消防本部において静 脈路確保と薬剤投与についての知識、手技が確実にできていること の確認ができている者。 カ 特別教育 (ア)警防活動教育 【到達目標】厳しい条件下において、警防活動を遂行し得る旺盛な士気の下に 基本的知識と技術の向上が図られ、警防隊員として適切かつ効果 的な消防活動ができる。 【実施計画】総時間数49時間 ・第11回(H27. 5.28~H27. 6. 5) 50人 【教育対象】警防活動に従事させようとする者で、初任教育修了者かつ採用後 3年以上の消防経験を有する35歳以下の者 (イ)実科指導員教育 【到達目標】現場における実科訓練に必要な訓練礼式及びポンプ操法の指導技 術の向上が図られ、実科指導員としての業務を遂行できる。 【実施計画】総時間数35時間 ・第23回(H28. 3.16~H28. 3.23) 50人 【教育対象】実科訓練の指導者又はその予定者 (ウ)幹部特別教育 【到達目標】消防に関する教育指導技法及び安全管理等の高度な知識及び技術 を修得し、職場研修等の推進役となれる。 【実施計画】総時間数84時間 ・第272回(H27. 5.21~H27. 6. 5) 1人(通学) ・第273回(H27. 9.16~H27.10. 6) 1人(通学) ・第274回(H27.10. 7~H27.10.23) 2人(宿泊) 【教育対象】職場教育等の指導に従事させようとする者で、消防司令補又は消 防士長の階級にある原則として40歳以下の者 (エ)救急救命士特別教育 ・ビデオ硬性挿管用喉頭鏡 【到達目標】救急救命士がビデオ硬性挿管用喉頭鏡を用いた気管挿管法を的確 かつ安全に施行する技術を修得する。 【実施計画】総時間数7時間(講義3時間・実習3時間・試験1時間) 3回実施 計90人 【教育対象】気管挿管認定救急救命士の資格を有する者 (2)消防団員に対する教育 ア 基礎教育 【到達目標】地域防災の担い手としての任務を自覚し、消防組織の概要及び消 防対策に必要な地域特性を理解している。災害現場では自らの安 全を確保しながら、下命に基づく現場活動を遂行できる。 【実施計画】総時間数24時間(学校教育7時間・現地教育17時間) 学校教育 年5回 計700人 ・第1回(H27.12.19) 140人 ・第2回(H27.12.26) 140人 ・第3回(H28. 2. 6) 140人 ・第4回(H28. 2.27) 140人 ・第5回(H28. 3.12) 140人 【教育対象】消防団員としての実務経験が概ね3年に満たず、消防学校にお ける教育訓練を受講したことがない者で、所定の現地教育を修了 した者 イ 幹部教育 (ア)初級幹部科 【到達目標】消防団初級幹部としての職責を自覚し、消防団の運営に必要な規 律、災害活動要領、安全管理の重要性について深く理解している。 地域住民に対して防災指導を行える。 【実施計画】総時間数12時間 ・第12期(H28. 1. 8~H28. 1. 9) 120人 【教育対象】団長から推薦を受けた初級幹部団員(班長) (イ) 指揮幹部科 a 現場指揮課程 【到達目標】大規模災害時における現場指揮者として、職責を自覚し、現場 の指揮について実戦的な実技が行える。 【実施計画】総時間数14時間 ・第3期(H28. 1.29~H28. 1.30) 64人 【教育対象】団長から推薦を受けた中級幹部団員(部長又は部長と同等の 実務経験を有する班長) b 分団指揮課程 【到達目標】大規模災害時における現場指揮者として、職責を自覚し、分 団本部等における指揮が行える。 【実施計画】総時間数10時間 ・第4期(H28. 2.12~H28. 2.13) 90人 【教育対象】団長から推薦を受けた中級幹部団員(分団長・副分団長) (3)民間人に対する教育 ア 民間教育 民間消防関係者に対し消防防災意識と地域社会の自衛消防力を高めるため、 防火防災に対する普及啓発を図りながら、災害発生時における自主防災活動の 推進のための活動力の育成を図る。 Ⅱ 入校案内 1 入校の手続き (1)入校者の推薦(埼玉県消防学校校則第4条) ア 消防職員は、消防長が推薦します。 イ 消防団員は、消防団長が推薦します。 ウ その他の者は、市町村長が推薦します。 (2)入校推薦の時期及び提出書類 原則として、入校推薦書提出期限までに、必要書類を添えて消防学校に必着 するようにしてください。 (入校推薦事務予定表を参照してください。 ) なお、消防団員教育については、(財)埼玉県消防協会を通じ、別途通知します。 (3)入校人員 別途通知済みですが、増減員を希望する場合は、事前に文書で申し出てくだ さい。 なお、増員希望については、欠員がある場合以外は認められません。 (4)入校決定 入校決定者の通知は、入校予定日の概ね3週間前までに発送する予定です。 (5)その他 ア 入校経費 入校中の経費として教材費、食費等が必要となりますので、納入期限まで に銀行振込を完了してください(振込口座は、教育課程ごとに異なりますの で注意してください。)この経理は、「埼玉県消防学校教育振興会」が行いま す。 また、救急救命士養成教育等に係る経費負担金については、県が発行する 納入通知書により納入期限までに支払ってください。 イ 入校に当たっての留意事項 (ア) やむを得ない事情で休暇を取る必要が生じた場合は、事前に消防本部の 休暇承認書を提出してください。(病気等で緊急に休暇を取った場合は、後 日、同様の休暇承認書を提出してください。 ) (イ) 本校拘束時間以外の通学等に際しては、適正な交通手段を指定してくだ さい。 (ウ) 入校生には、次の事項についての入校期間中の心構えを、事前に指導し ておいてください。 ① 教育目的の理解 ② 消防学校校則及びその他の諸規程の遵守 ③ 入校中の事故防止 2 入校推薦書類の作成要領 (1)推薦書(様式第1号(1)) ・氏名は、本人に確認の上、正確に記入してください。 ・推薦者の職は、消防本部設置条例に規定する名称を使用してください。 ・年齢は、入校日現在で記入してください。 ・現住所は、住民票の住所とします。 ・最終学歴が各種学校の場合は、学校教育法第1条に定める学校のうち最終の ものを併記してください。 (例・○○高校、短期大学、大学、高等専門学校) ・最終職歴は、消防本部に採用直前のものを記入してください。 ・資格・免許の欄は、下記のものについては、必ず記入してください。 自動車運転免許(普通・中型・大型)、救急救命士(免許・認定・登録) 無線従事者資格(第二級陸上特殊無線技士など) ・身体状況及び既往症については、必ず本人に確認をして記入してください。 また、既往症等がある場合は、医師から学校生活に支障のない旨の確認を得 てください。 ・初任教育については、備考欄に通学等に際しての交通手段を明記してくださ い。 専科については、車両通学(車両番号を含む。 )の有無を必ず明記してください。 ・初任教育については、推薦書の資料として、次に示す写真を1枚提出してく ださい。 ①本人、上半身、縦45mm×横35mm程度の大きさのもの ②裏に所属本部名、氏名を記載 ③白黒写真可 ④写真のコピーでも可 なお、写真は台紙等に貼らず、定型封筒に推薦者数分の枚数を入れて厳封 し、「推薦者写真在中」と朱書してください。 (2)消防履歴書(様式2) ・初任教育については、提出不要です。 ・消防歴欄には、採用の日から職歴を例に従って記載してください。 (例)消防歴 平成 9.4 採用 ○○分署△△係 配属 平成18.4 救急隊長(兼務) 平成23.4 ○○課△△係長 現在に至る なお、現職については、隊種別(消防・救助・救急・その他等)を記入し てください。 ・消防学校の教育訓練修了歴欄には、初任教育からの修了した課程について、 例に従って記載してください。 (例)第××期初任教育(平9) 第××期専科教育救急科(平15) (3)健康診断書(様式3) ・初任教育、救助科及び警防活動教育について、用意してください。 ・入校前3か月以内に診断したもので、項目のすべてについて記載してくださ い。 ・項目3の「血糖」については、空腹時血糖又は HbA1c(グリコヘモグロビン) 値を記入してください。 ・既往症及び現に疾患等がある場合は、教育訓練期間中の通院の要否等につい ても明記してください。 ・様式3以外の様式であっても、すべての項目が含まれていれば可とします。 (留意事項) 共通 ・健康診断項目の心電図・血圧が経過観察を要すると判定された者を入校推薦 しようとする場合は、健康診断書とは別に「健康診断証明書(様式3の2)」 を提出してください。 ・健康診断科目に再検査を要する又は精密検査を要すると判定された者を入校 推薦しようとする場合は、健康診断書とは別に「健康診断証明書(様式3の 2) 」を提出してください。 ・関節、靱帯に既往症歴のある者又は治療中の疾患やアレルギーのある者は、 「推薦書(様式1号(1))」の身体状況及び既往症欄へ具体的に記入してく ださい。 その他・専科教育の救助科及び特別教育の警防活動教育、水難救助員教育の入校推薦 予定者で健康診断によりメタボリックシンドロームと判定された者は入校 できませんので、健康診断の結果を確認の上、メタボリックシンドロームに 該当しない旨を「推薦書(様式1号(1) )」の備考欄に明記してください。 3 服制等 (1)訓練礼式 制服、制帽、短靴、白手袋 (2)授業(講義) 制服、短靴又は運動靴(救急科にあっては指定の服装) (3)授業(実技) 活動服、作業帽、保安帽、運動靴又は編上靴 (4)その他 体育着又は活動服、運動靴(屋外)又は室内履(屋内) (5)冬服及び夏服の区分 埼玉県消防関係職員の服制及び制服の貸与に関する規程第5条に基づき、 次のとおりとしますが、変更する場合は別途通知します。 ・冬 服 10月1日から5月31日まで ・夏 服 6月1日から9月30日まで (6)活動服及び救助服等は、次の要領で消防本部名及び姓を表示する。 (初任教育は不要) ・初任教育のシャツは紺色、救助科・警防活動教育のシャツは白色とする。 ・名札は左胸に付ける。 様式5 体 力 測 定 結 果 表 救助科(第 【 項 目 属 氏 名 実施年月日 測 定 右 1 握 所 期) 消防本部(局) 年 月 結 日・年齢 果 得 Kg 力 平均 左 Kg Kg 2 上体起こし 回 3 長座体前屈 ㎝ 4 反復横跳び 点 5 20m シャトルラン 回 6 立ち幅とび ㎝ 総 合 評 価 A B C D 】 E 点 平成27年度教育訓練実施計画-入校のしおり- 発行 埼玉県消防学校 〒369-0131 埼玉県鴻巣市袋30番地 電話048-548-5411(代表) FAX048-547-1040 E-mail: [email protected]
© Copyright 2025 ExpyDoc