2 月号 平成 27 年 (2015 年) ご利用の前に か ん く う じ ま ウ ェ ザ ー ト ピ ッ ク ス 関空島 WEATHER TOPICSの内容には、航空気象で利用する用語や、観測で使用する機器及 びその設置場所等の略語がでてきます。これらの解説を巻末に掲載していますので適宜ご利用 ください。 <お知らせ> 関空島ウェザートピックスの配信方法の一部変更について 関空島ウェザートピックスは、現在、関西航空地方気象台 HP、電子メール、郵送により皆 様に配信しておりますが、平成 27 年 4 月号(4 月 10 日頃発行予定)から郵送での配信を取り やめ、HP、および電子メールによる配信に変更いたします。皆様のご理解とご協力をよろし くお願いいたします。 なお、郵送で購読されているカスタマーの皆様におかれては、引き続き購読をお願いします と共に、購読いただける場合には送付先のメールアドレスを平成 27 年 3 月末までに担当(奥 田:[email protected])まで連絡願います。 関空島の 1 月の気象 天気概況 1 月は高気圧や冬型の気圧配置の影響で晴れの日と、低気圧や前線の影響で雨の降る日が周 期的に変化しました。また、強い冬型の気圧配置で寒気が流入し、みぞれや雪の降る日もあり ました。 上旬: 期間の前半は、強い冬型の気圧配置で雪の降る日もありましたが、高気圧や冬型の気圧 配置の影響で概ね晴れました。期間の後半は、強い冬型の気圧配置で寒気が流入したため、曇 りの日が多く、低気圧や前線の影響で雨の降る日もありました。 1 日から 2 日は、強い冬型の気圧配置の影響で雪が降り、1 日は VIS が 4,500m まで低下し ました。また、西よりの風が強まり、1 日は日最大風速 西 34kt、日最大瞬間風速 西 44kt、2 日は日最大風速 西北西 34kt、日最大瞬間風速 西北西 47kt の強い風が吹きました。 6 日は、日本海を北東進した低気圧からのびる前線が通過した影響で雨が降り、雨ともやで、 VIS が 4,000m まで低下しました。また、ウインドシアーの通報が 2 件ありました。 9 日は、冬型の気圧配置で風が強まり、ウインドシアーの通報が 1 件ありました。 中旬: 期間のはじめと終わりは、高気圧や冬型の気圧配置の影響で、晴れの日が多くなりまし た。期間の中頃は低気圧や強い寒気の影響で雲が広がり、雨やみぞれの降る日がありました。 11 日は、冬型の気圧配置で風が強まり、ウインドシアーの通報が 1 件ありました。 ‐1‐ 15 日は、本州の南岸を通過した低気圧の影響で雨が降り、雨ともやで、VIS が 3,500m、CIG が 1,200ft まで低下しました。また、低気圧の接近に伴って北よりの風が強まり、日最大風速 北 東 34kt、日最大瞬間風速 北東 42kt の強い風が吹きました。 17 日は、明け方に日本海を東進した低気圧からのびるシアーが通過したため雨が降り、雨と もやで、VIS が 3,500m まで低下しました。 下旬: 期間を通して高気圧と低気圧が交互に通過し、天気は数日の周期で変化しました。 22 日は、本州の南岸を通過した低気圧の影響で雨が降り、VIS が 3,000m、CIG が 800ft ま で低下しました。 26 日から 27 日は、近畿地方の南部を低気圧が東進した影響で雨が降り、26 日夜遅くには雷 を観測しました。雨ともやの影響で、26 日は VIS が 2,500m、CIG が 800ft まで、27 日は VIS が 3,000m、CIG が 400ft まで低下しました。 30 日は、本州の南岸を低気圧が通過した影響で雨が降り、VIS が 4,500m、CIG が 800ft ま で低下しました。 31 日は、冬型の気圧配置で風が強まり、ウインドシアーの通報が 1 件ありました。 第 1 図 2015 年 1 月の日別降水量 第2図 2015 年 1 月の日別気温 《降水量》 月降水量は 75.5mm(平年 36.6mm)でした。日降水量の最大は 26 日に観測し 22.5mm、 1 時間降水量の最大は 15 日に観測し 9.0mm、10 分間降水量の最大は 15 日と 26 日に観測し 2.0mm でした。(第 1 図) 《気温》 月平均気温は 6.7℃(平年 6.5℃)でした。日最高気温の平均は 9.2℃(平年 9.2℃) 、 最高は 6 日の 14.3℃でした。日最低気温の平均は 4.3℃(平年 4.0℃) 、最低は 29 日の 1.4℃ でした。(第 2 図) 《雪》 降雪を観測した日数は 5 日で、いずれも 0cm でした。 《風向風速》 月全体の風向は、西北西の風が多くなっています。時間帯別に見ても、全ての時 間帯で西北西の風、06~12 時は北東の風も多くなっています。(第 3、4 図) ‐2‐ 第 3 図 1 月の風配図 calm:0.1% 第4図 第5図 1 月の 6 時間毎の時間別風配図 calm 00-06:0.0% 06-12:0.0% 12-18:0.4% 18-24:0.2% 1 月の風速別風配図 風速別では、日最大風速が 10kt 以上の日数が 31 日、そのうち 15kt 以上の日数が 23 日、 20kt 以上の日数が 15 日ありました。10 分間平均風の風配図を見ると、10kt 以上、15kt 以 上、20kt 以上の全てで西北西の風が多くなっています。(第 5 図) ‐3‐ 《極値の更新》 1 月の極値の更新状況を第 1 表に示します。表中、橙色のセルが今月更新した 記録です。 第1表 要素名/順位 日降水量 (mm) 日最大10分間 降水量(mm) 日最大1時間 降水量(mm) 月降水量の 多い方から(mm) 日最高気温の 高い方から(℃) 月平均気温の 高い方から(℃) 月平均気温の 低い方から(℃) 日最大風速 ・風向(m/s) 日最大瞬間風速 ・風向(m/s) 関空島の 1 月の極値 1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位 33.0 33.0 32.5 28.0 25.0 22.5 22.0 21.5 20.5 19.0 (2009/1/30) (2003/1/27) (2013/1/14) 5.5 2.5 2.5 (2014/1/8) 2.0 (2009/1/22) (2015/1/26) (2006/1/14) (2012/1/19) (2015/1/15) 2.0 2.0 1.5 (2010/1/28) (2010/1/21) (2009/1/31) (2015/1/26) (2015/1/15) (2009/1/30) (2015/1/22) 10.5 10.5 9.0 9.0 9.0 7.5 7.0 1.5 (2015/1/6) 5.5 1.5 (2003/1/3) 1.5 (2014/1/25) (2010/1/31) 5.0 (2009/1/31) (2009/1/30) (2015/1/15) (2006/1/14) (2003/1/27) (2010/1/28) (2015/1/26) (2013/1/14) (2009/1/22) 4.0 (2015/1/6) 88.5 75.5 71.0 43.0 43.0 41.5 32.5 32.5 31.0 13.0 (2009/1) (2015/1) (2003/1) (2014/1) (2008/1) (2013/1) (2012/1) (2010/1) (2006/1) (2004/1) 15.7 15.6 14.1 14.0 13.8 13.5 13.4 13.3 (2010/1/21) (2010/1/20) 14.3 14.2 (2015/1/6) (2010/1/4) (2010/1/28) (2005/1/29) (2015/1/27) (2009/1/30) (2014/1/25) (2014/1/30) 7.9 6.9 6.7 6.7 6.6 6.5 6.4 6.3 6.3 5.8 (2007/1) (2009/1) (2015/1) (2005/1) (2010/1) (2014/1) (2008/1) (2012/1) (2004/1) (2013/1) 5.0 5.6 5.6 5.8 6.3 6.3 6.4 6.5 6.6 6.7 (2011/1) (2006/1) (2003/1) (2013/1) (2012/1) (2004/1) (2008/1) (2014/1) (2010/1) (2015/1) 19 西北西 17.7 西北西 17.5 北東 17.4 西北西 17 西 17 西 16.2 西 16.1 西 16 西 (2015/1/2) (2007/1/7) (2004/1/13) (2010/1/5) (2015/1/1) (2007/1/26) 21.6 北東 21.6 西北西 20.6 西北西 20.1 西南西 19 西 (2007/1/6) (2003/1/29) (2012/1/11) (2015/1/15) 24.2 西北西 23.1 西 22.6 西 (2015/1/2) (2010/1/5) (2015/1/1) 22.1 南 (2010/1/20) (2015/1/15) (2012/1/11) (2011/1/16) (2013/1/2) 19.5 西 19.5 西 (2013/1/27) (2012/1/4) 統計期間:2003 年 1 月から。ただし、日最大 10 分間降水量及び日最大瞬間風速は 2009 年 1 月から (関西航空地方気象台 ‐4‐ 観測課) 関西国際空港の冬期の気温と降雪、積雪について 1 はじめに 関空島ウェザートピックスでは、12 月号で関西国際空港の冬の季節風について、発生の要因・ 特徴及び冬型の気圧配置により強風を観測した事例を紹介しました。また、1 月号では関西国際 空港の冬期情報について説明するとともに、昨年の積雪事例について紹介しました。今回は、冬 期における関西国際空港の雪について、降雪・積雪日数注)等の統計資料と積雪のあった過去の事 例から気圧配置や気象状況についてその特徴をご紹介します。 注)降雪日数:雪などの固形降水(暖候期のひょうを除く)を観測した日数。 積雪日数:観測時刻(00UTC)に飛行場面積の約半分以上が雪におおわれた日数。 2 関西国際空港の気温と降雪の状況 第 6 図は、1994 年から 2014 年までの関西国際空港の月毎の日最低気温の極値です。 海上空港である関西国際空港では極端に気温が下がることはなく、開港以来 0℃以下を観測し たのは 1 月と 2 月で、過去最低気温の極値は 1997 年 1 月 22 日の氷点下 2.6℃です。 関西国際空港における各月毎の最低気温の極値 気温( ℃) 12月 1月 2月 3月 5 4 3 2 1 0 -1 -2 13~14 12~13 11~12 10~11 09~10 08~09 07~08 06~07 05~06 04~05 03~04 02~03 01~02 00~01 99~00 98~99 97~98 96~97 95~96 94~95 -3 年 第 6 図 関西国際空港の月毎の日最低気温の極値(1994 年 12 月~2014 年 3 月) 第 7 図は 1994 年 12 月から 2014 年 3 月までの関西国際空港における降雪日数で、1 月と 2 月 に多く、特に 2 月は全体の 43%と最も多くなっています。降雪日数の多い 2010 年から 2011 年 にかけての冬は、寒暖の差が大きく南海上を低気圧が進んだことによります。また、1997 年から 1998 年は暖冬で、雪ではなく雨が多かった年です。 なお、関西国際空港での積雪日数は、1996 年の 2 月 17 日・18 日、2011 年の 2 月 11 日、2014 年 2 月 14 日の 4 日だけでした。 ‐5‐ 関西国際空港の月毎の降雪日数 年 13~14 12~13 11~12 10~11 09~10 08~09 07~08 06~07 05~06 04~05 03~04 02~03 01~02 00~01 99~00 98~99 97~98 96~97 95~96 94~95 12月 1月 2月 3月 0 5 10 15 20 25 30 日数 第 7 図 関西国際空港の月毎の降雪日数(1994 年 12 月~2014 年 3 月) 3 関西国際空港で積雪になった過去の事例 関西国際空港で雪が降るのは冬型の気圧配置と西日本の南海上を低気圧が北東に進む南岸低気 圧による場合です。このうち、冬型の気圧配置ではこれまでに積雪に至ったことはなく、関西国 際空港で積雪を観測したのは、何れも西日本の南海上を低気圧が進む南岸低気圧の場合でした。 このような南岸低気圧の場合、近畿地方中部の平地まで大雪になることもあります。 ここでは、先月号で紹介した昨年の事例を含め、過去に積雪を観測した 1996 年の 2 月 17 日・ 18 日、2011 年の 2 月 11 日、2014 年 2 月 14 日の事例を紹介します。 (1)1996 年 2 月 17 日~18 日 第 8 図(左)は、1996 年 2 月 17 日 00UTC の地上天気図です。前線上の九州の南で発生した 低気圧が発達しながら、17 日 12UTC(第 8 図(右))には紀伊半島沖に進み、近畿地方では北か らの寒気が流入しやすい気圧配置となっていました。関西国際空港では、17 日明け方から雪が降 り始め、視程が一時 900m まで悪化、00UTC には 1cm の積雪を観測しました。昼前にかけては 気温が上昇したため、雪はみぞれや雨となり積雪は無くなりました。夜になり気温が低下した 18 日未明からは、みぞれが再び雪に変わりやや強く降ったため、視程は 1000m まで悪化、18 日 00UTC には 4cm の積雪を観測しました。 ‐6‐ 第 8 図 地上天気図 (1996 年 2 月 17 日 左 00UTC 、右 12UTC ) (2)2011 年 2 月 11 日 第 9 図は、2011 年 2 月 11 日 00UTC の地上天気図です。九州の南海上で発生した低気圧が発 達しながら北東進し、11 日昼頃には紀伊半島沖に進みました。関西国際空港では、10 日夜遅くに 降り出した雨が 11 日未明からは、みぞれから雪となり、昼前には視程が一時 1500m まで悪化し、 昼過ぎにかけて降り続き、00UTC には 1cm の積雪を観測しました。 (3)2014 年 2 月 14 日 第 10 図は、2014 年 2 月 14 日 00UTC の地上天気図です。九州の南海上で発生した低気圧が 14 日夜にかけて発達しながら紀伊半島沖に進み、関西国際空港では、14 日明け方からみぞれが 降り始め、朝には 1℃前後まで気温が下がり雪となりました。00UTC には 1cm の積雪を観測し、 昼前には視程が一時 800m まで悪化しました。その後も昼頃にかけて雪は降り続きましたが、低 気圧の接近とともに暖気が入って気温が上昇し、昼過ぎにはみぞれや雨に変わりました。 第9図 地上天気図 (2011 年 2 月 11 日 00UTC) 第 10 図 ‐7‐ 地上天気図(2014 年 2 月 14 日 00UTC) 4 積雪となった気象状況と低気圧の進むコ-スについて 低気圧による降水が雨ではなく雪となるに は、地上付近の気温が 0℃近くまで下がり、雪 が途中で融けずに降り落ちてこなければなり ません。これには地上から上空 850hPa ぐら いまでの下層の気温が重要となることを 2014 年 2 月 14 日の事例で紹介します。 第 11 図は 2014 年 2 月 14 日 00UTC の 850hPa(約 1500m)の高層天気図です。関 西国際空港を含む近畿地方中部付近の気温は、 0℃~氷点下 6℃となっており、一般に雪の目 安とされている氷点下 6℃より高くなってい ました。上空の気温変化を見るために、関西 国際空港・生駒山(アメダス地点:標高 626 m、約 940hPa)・高野山(アメダス地点:標 高 795m、約 920hPa)の 2014 年 2 月 14 日 の気温時系列を第 12 図に表します。関西国際 第 11 図 850hPa 高層天気図 (2014 年 2 月 14 日 00UTC) 空港では、降水が始まるまでは 4℃前後ありましたが、降り出しと ともに気温が 1℃前後まで下がり みぞれから雪に変わりました。こ の時、生駒山や高野山では氷点下 3~4℃前後であり、925hPa から 地上付近にかけての下層域では氷 点下 4℃から 0℃の寒気があった ため、上空の雪は解けずに地上に 達したものと思われます。さらに 冬型の気圧配置とは異なり、まと まった降水をもたらす低気圧の接 近により、雪を観測していた 13 日 21UTC~14 日 03UTC の間の 降水量は 9.5mm となり多くなっ 第 12 図 関西国際空港・生駒山・高野山の気温時系列 (2014 年 2 月 14 日) たことにより積雪となりました(積雪の深さ 1cm を観測) 。 このように関西国際空港での積雪は、西日本の南海上を低気圧が北東に進むこと、地上付近の 気温が低下すること、低気圧に向かって流れ込む上空の湿った空気によって降雪量が増えること が条件になります。また、地上気温の低下やまとまった降水になるかは、低気圧の通過するコー スによって異なります。低気圧が近畿地方の近くを通過すると降水量は多くなりますが、低気圧 に吹き込む暖気が北上し、地上付近の気温が上昇してくるため、雪とはならず雨となります(第 13 図の①コ-スの場合) 。また、離れて通過すると降水域が陸地に達せず、降雪に至らない場合 もあります(第 13 図の③コ-スの場合)。陸地から少し離れて下層寒気を維持しつつ、低気圧に 向かって湿った空気が流れ込み発達しながら通過するとき(第 13 図の②コ-スの場合)に雪とな ります。 ‐8‐ 5 おわりに 今号では、関西国際空港での積雪 について、低気圧が南海上を北東に 進む場合に上空の寒気や地上の気温、 関西国際空港周辺に流れ込む湿った 空気の条件がそろえば可能性が高く なることを紹介しましたが、南岸低 気圧による雪の予想は、その通過位 置により現象が大きく変わるため、 大変難しい予報となります。 関西国際空港では 2 月が一番雪の 降りやすい時期で、過去の積雪も全 て 2 月でした。この時期に南海上を 低気圧が進む時に発表する気象情報 に注意していただくと共に関西航空 地方気象台では雪が予想される場合 第 13 図 南岸低気圧の通過コ-スによる降雪の有無 には、説明会の開催や臨時の気象情 報を発表していますのでご利用願います。 なお、今回はお知らせしていませんが、冬型の気圧配置による降雪については積雪となる可能 性は少ないのですが、視程障害をもたらす場合があり、強風を伴うこともありますので注意が必 要です。 (関西航空地方気象台 ―― 事務局からのお知らせ 予報課) ―― <関空島ウェザートピックスについて> 「関空島ウェザートピックス」についてのご意見・ご要望は、担当(奥田)のメールアドレ ス [email protected] まで、メールにてお願いします。 <関空島内各機関・事業所へのお知らせ> MetAir 及 び 自 動 巡 回 ソ フ ト の ご 利 用 を 希 望 さ れ る 場 合 は 、 メ ー ル ア ド レ ス [email protected](奥田)までご連絡ください。担当より折り返し連絡させていただき ます。 発行日:平成 27 年 2 月 12 日 発行元:関西航空地方気象台 編 ‐9‐ 集:航空気象懇談会事務局 航空気象観測月表 官署名 関西航空地方気象台 日/要素 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 平均気圧 飛行場 海面 現地 x0.1hPa x0.1hPa 10108 10119 10158 10168 10206 10217 10170 10180 10186 10196 10069 10079 10113 10124 10170 10180 10178 10188 10179 10189 10175 10185 10261 10271 10316 10326 10265 10275 10124 10134 10169 10179 10164 10174 10215 10225 10170 10180 10248 10258 10232 10242 10079 10089 10151 10161 10240 10250 10270 10281 10190 10201 10136 10146 10223 10234 10262 10273 10166 10177 10212 10222 上旬 中旬 下旬 月 極値 起日 10154 10211 10196 10187 日最低 < 0.0 0 日平均 < 0.0 0 10164 10221 10207 10198 地点略号 RJBB 2015 年 01 月 平均 気温 最高 最低 x0.1℃ 36 39 50 79 90 99 66 58 69 72 76 53 64 56 76 79 64 60 80 73 69 87 70 71 82 85 101 42 41 57 45 x0.1℃ 60 70 80 104 116 143 88 78 89 89 114 75 87 83 88 90 96 83 106 102 99 96 97 92 110 104 138 67 59 74 69 x0.1℃ 19 26 21 48 57 66 44 43 51 60 52 35 48 15 65 60 43 38 50 48 26 76 52 43 54 51 49 22 14 38 21 % 52 50 61 68 61 76 54 54 55 48 50 53 54 67 78 61 58 58 56 57 59 85 62 59 63 81 76 54 58 81 54 66 68 68 67 92 92 91 92 143 6 44 45 41 43 14 29 58 59 67 61 日最高 >= 25.0 0 日最高 >= 30.0 0 >= 20 15 >= 40 0 >= 50 0 >= 0.0 22 >= 1.0 7 >= 200 0 視程継続時間 分 m m m < 5000 < 3200 < 1600 1105 374 0 m < 1600 0 m < 800 0 RVR継続時間 分 m m < 600 < 400 0 0 気温 日数 ℃ 日最高 日最低 日平均 < 0.0 >= 25.0 >= 25.0 0 0 0 相対湿度 平均 最小 31 11 特 記 事 項 >= 5 0 >= 10 0 >= 20 0 >= 50 0 40 最大瞬間風速 風向 風速 36 方位 kt 270 44 290 47 290 28 220 13 350 15 210 31 10 22 300 23 300 28 300 27 280 33 330 22 40 21 330 13 50 42 340 20 280 36 300 22 300 28 10 23 50 17 290 29 290 35 310 16 330 15 30 17 40 29 40 25 350 18 60 21 340 31 34 15 290 47 2 合計 x0.1mm 0 0 0 55 0 0 0 0 0 0 0 205 10 0 0 125 30 225 0 0 105 0 55 215 485 755 225 26 最大風速階級別日数 kt 日最深積雪階級別日数 cm >= 0 0 % 33 34 42 53 39 60 44 48 42 38 31 38 42 53 66 49 44 42 37 44 38 65 41 41 43 63 53 39 48 58 36 最大風速 風向 風速 36 方位 kt 280 34 300 34 290 22 160 10 340 11 210 23 350 16 290 18 300 20 300 21 280 24 340 16 40 16 40 10 40 34 340 13 300 26 300 17 290 22 50 17 50 15 290 21 300 28 310 10 340 11 30 14 40 23 30 21 30 13 60 17 290 25 >= 100 0 >= 30 3 降水量 最大 1時間 x0.1mm 0 0 0 40 0 0 0 0 0 0 0 90 10 0 0 30 20 70 15 0 25 0 最大 10分間 x0.1mm 0 0 0 15 0 0 0 0 0 0 0 20 5 0 0 15 10 20 5 0 5 0 降雪の 深さの 合計 cm 0 0 0 0 0 0 0 積雪の 深さ 09h cm - 大気現象 SHSN SHSN SHRA SHRA RA SHRA SHRA SHRA SHRA SHRA SHRA RA SHRA RA SHRASN SHRA SHRA RA SHRA RA SHRA SHRA TS RA SHRA SHSN SHRA SHRA RA SHRASN SHSN 0 0 0 0 90 15 20 26 - 日降水量階級別日数 mm >= 5.0 5 降雪の深さの日合計階級別日数 cm >= 10.0 4 >= 30.0 0 >= 50.0 0 >= 70.0 >= 100.0 0 0 m < 200 0 m < 100 0 ft < 1500 1190 ft < 1000 313 >= 0 7 >= 5 0 >= 10 0 最低雲高継続時間 分 ft ft ft < 500 < 300 < 200 17 0 0 ft < 100 0 >= 20 0 >= 50 0 >= 100 0 大気現象出現日数 雷 1 霧 0 雪 5 関空島 WEATHER TOPICS で使用する航空気象に関する用語の解説 1 本文中で使用する語句の定義等 VIS:全周を見渡して半分またはそれ以上の範囲で共通した視程(卓越視程)を(m)で表す。 CIG:雲量が 5/8 以上の雲層のうち、一番低い雲層の雲底の高さを(ft)で表す。 RVR:滑走路視距離計で観測した滑走路視距離を(m)で表す。 風:RWY06R に設置した観測装置の値(関西国際空港の代表風)を、風向を真方位(°)で風速を(kt)で表す。 風配図は、RWY 06R の、正時から 10 分毎の 10 分間平均風を、月毎の風向別に百分率で表す。 Calm(静穏)は、10 分間平均風速の値が 0.4kt(0.2m/s)以下の場合をいう。 ガストは、平均風速を 10kt 以上上回る最大瞬間風速があった場合に報じられる。 ウィンドシアー:鉛直方向又は水平方向の風速や風向の差をいう。 平年値:アメダスの関空島地域気象観測所として算出した平年値を使用している。 関空島の統計期間は、2003-2010 年(但し、日最大 10 分間降水量及び日最大瞬間風は 2009 年から)。 2 気象観測施設の配置とデータ利用について 気象観測施設は、関空島の A-RWY(3500m)と B-RWY(4000m)周辺に配置した屋外観測装置(第 1 図)と、当台観測 課(航空庁舎ペントハウス)に設置した気象観測報の作成、配信等の処理を行う屋内観測装置で構成する。 屋外観測装置からのデータは屋内観測装置に表示し、METAR-AUTO 報として 10 分毎に自動配信するとともに、屋上 で行う目視による観測とあわせて航空観測気象報(METAR 報、SPECI 報)で配信する。 航空観測気象報で通報する風は「06R」の観測値である。障害等で「06R」が使用できない時は「06L、24L、24R」の順に 代用して通報し、RMK に使用した風向風速計名を記載する。(例:WIND BY EQPT/06L) 3 航空気象観測月表の解説資料 平均気圧:毎正時の観測値の平均を、ヘクトパスカル(hPa)の 1/10 位まで、小数点を省いて記載。 飛行場現地気圧(QFE)は、飛行場の標点から 3m の高さに合わせた気圧値。 海面気圧(QFF)は、平均海面上の気圧値。 気温:摂氏(℃)の 1/10 位まで、小数点を省いて記載(0℃未満の場合は、「-」を前置)。 日平均気温は、毎正時の観測値の平均を記載。 相対湿度:パーセント(%)で記載。 日平均相対湿度は、毎正時の観測値の平均を記載。 最大風速及び最大瞬間風速:風速はノット(kt)単位、風向は 10 度(°)間隔で発生時の起時の値を記載。 降水量:ミリメートル(mm)の 1/10 位まで 0.5mm 間隔で、小数点を省いて記載。 日降水量は、毎正時の観測値の合計を記載。 最大 1 時間及び最大 10 分間は、任意の 1 時間並びに 10 分間の最大値を記載。 降雪の深さ:09 時、15 時及び 21 時の、前回の観測時刻以降に降った雪の深さを、センチメートル(cm)で記載。 降雪の深さの合計は、09 時、15 時及び 21 時の観測値の合計を記載。 積雪の深さ:9 時の積雪の深さをセンチメートル(cm)で記載。 積雪の深さが 1cm に満たない場合は 0cm と記載。積雪は、飛行場の半分以上が雪などの固形降水(暖候期のひょうを 除く)に覆われている場合を「積雪あり」とする。 大気現象:大気現象を略号により記載(略号の意味は、第 1 表のとおり)。 視程・RVR及び最低雲高継続時間:欄の区分に該当する値未満であった時間の合計を記載。 継続時間は、METAR・SPECI から該当する値を引用して算出する。 第 1 表 大気現象と略号 大気現象 略号 雨 RA しゅう雨 SHRA 着氷性の降水 FZRA 着氷性の霧雨 FZDZ 霧雨 DZ 雪 SN しゅう雪 SHSN みぞれ RASN しゅう雨性のみぞれ SHRASN 関空島内の気象観測機器配置状況 霧雪 SG 凍雨 PL 雪あられ/氷あられ SHGS ひょう SHGR 霧 FG 煙 FU 黄砂 SA 雷電 TS 2015.2 関空島 Weather Topics 編集部
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