第2次気仙沼市障害者福祉計画(案)概要版(PDF文書)

第2次 気仙沼市障害者福祉計画(案)概要版
(第2次 気仙沼市障害者計画・第4期 気仙沼市障害福祉計画)
●策定の趣旨
この計画は、障害者一人ひとりが自分らしく自立した生活を送ることができる地域の実
現に向けて、本市の障害福祉施策の基本的な方向性を定め、必要な施策を着実に推進する
ため策定しました。
策定にあたっては、障害者の家族や支援団体、サービス事業者等の関係者を委員とする
「気仙沼市障害者福祉計画策定委員会」を設置し、審議していいただくとともに、広く市
民の意見や提言を伺うためにアンケート等を実施しました。
なお、障害者計画と障害福祉計画の二つの計画を総合的に推進するため、「第2次気仙
沼市障害者福祉計画」として一体的に策定しました。
●障害者計画と障害福祉計画の関係
障害者計画
障害福祉計画
障害者施策の総合的な計画
①障害福祉サービスの充実と円滑なサ
ービス提供のための取組を示す実施
計画
②生活・就労・居住等の障害福祉サー
ビスと地域生活支援事業の提供体制
の整備、サービス見込量の設定、
見込量確保の方策等を定める。
計画期間
9年間(市町村の任意期間)
3年
根拠法令
障害者基本法
障害者総合支援法
第2次 気仙沼市障害者計画
(計画期間:平成27~35年度)
第4期 気仙沼市障害福祉計画
(計画期間:平成27~29年度)
内
容
『第2次 気仙沼市障害者福祉計画』
- 1 -
●障害のある方の状況
4000
■ 障 害 手 帳 所 持 者 の状 況
人
(各年度末)
223
237
544
242
258
274
3000
547
547
561
525
2000
2872
2768
2685
2700
2714
1000
精神保健福祉手帳
療育手帳
身体障害者手帳
0
平 成 21年 度
平 成 22年 度
平 成 23年 度
平 成 24年 度
平 成 25年 度
■ 身 体 障 害 者 手 帳 所 持 者 数 の状 況 (障 害 等 級 別 )
人
3000
2500
2000
(各年度末)
412
394
376
382
377
1037
1018
994
991
1002
1423
1356
1315
1327
1335
1500
1000
500
5・6級
3・4級
1・2級
0
平 成 21年 度
平 成 22年 度
平 成 23年 度
平 成 24年 度
平 成 25年 度
■ 療 育 手 帳 所 持 者 数 の状 況 (障 害 等 級 別 )
人
600
(各年度末)
500
400
249
249
247
243
295
298
300
318
296
平 成 24年 度
平 成 25年 度
229
300
200
100
A
B
0
平 成 21年 度
300
平 成 22年 度
平 成 23年 度
■ 精 神 保 健 福 祉 手 帳 所 持 者 数 の状 況 (障 害 等 級 別 )
人
250
200
51
150
62
100
110
50
47
55
60
56
130
131
3級
(各年度末)
52
51
1級
63
71
144
151
2級
0
平 成 21年 度
平 成 22年 度
平 成 23年 度
平 成 24年 度
平 成 25年 度
■気仙沼公共職業安定所管内(気仙沼市・南三陸町)の障害者雇用の状況
項目
対象企業数
平成22年
(社)
基礎となる労働者数 (人)
雇用障害者数
(人)
雇用率
(%)
平成23年
平成24年
(各年6月1日)
平成25年
平成26年
38
28
38
46
47
5,126.0
3,402.5
4,406.0
5,020.0
5,171.0
85.0
47.0
82.5
88.5
90.5
1.66
1.38
1.87
1.76
1.75
※対象企業は、常用雇用労働者が50人以上の民間企業(24年以前は56人以上)
※雇用障害者数は、重度の身体及び知的障害者は、1人を2人、重度以外障害者の短期労働者は、
1人を0.5人として計上しています。
- 2 -
●障害者計画の概要(計画期間:平成27~35年度)
基本理念
基本目標
基本施策
1 市民理解と権利擁護の推進
(1) 相互理解の促進
(2) 社会教育の充実
(3) 権利擁護の推進
2 生活環境の整備
(1) 生活環境のバリアフリー化
(2) 情報アクセスの整備
ともに生き こころがかよう 気仙沼
安心して暮らせる
生活環境の整備
3 福祉サービスの充実
(1) 相談支援体制の充実
(2) 地域生活支援サービスの充実
(3) 拠点施設の整備
4 障害児の育成・教育の充実
(1) 幼児保育・教育の充実
(2) 学校教育の充実
自立した暮らしを
実現できる
体制の推進
(3) 放課後活動の充実
5 雇用・就労の充実
(1) 雇用・就労の充実
(2) 就労に向けた支援・就労後の支援
6 保健・医療の充実
(1) 保健サービスの充実
生きがいをもって
社会参加できる
まちづくり
(2) 医療サービスの連携
(3) 地域リハビリテーションの充実
7 スポーツ・文化活動の充実
(1) レクリエーション・スポーツの振興
(2) 文化活動の推進
8 安全・安心の地域づくり
(1) 防災対策の充実
(2) 防犯体制の充実
- 3 -
●障害福祉計画の概要(計画期間:平成27~29年度)
1
平成29年度の数値目標
本計画では障害者障害者等の自立支援の観点から、地域生活への移行や就労支援といった課題に
対応するため、平成29年度を目標年度として、本市の現状を踏まえて数値目標を設定します。
(1) 施設入所者の地域生活への移行・施設入所者削減数の目標値
地域における居住の場としてグループホームの整備を促進するとともに,居宅介護事業の充実
や地域移行支援事業等の活用により、福祉施設入所者の地域生活への移行を促進します。
国の基本指針
平成25年度末時点の施設入所者数の12
%以上を地域生活へ移行する。
平成29年度末時点の施設入所者数を、
平成25年度末時点から4%以上削減す
る。
目標値
6人
0人
考え方
平成25年度末入所者数=110人
110人×5.5%=6人(H27~29年度の移行者数)
110人×0%=0人
平成26年12月末現在の待機者=8人
(2) 地域生活支援拠点等の整備目標値
今後の国の具体的方針や動向を見据えながら、地域生活支援拠点等のあり方を検討し整備等に
努めます。
国の基本指針
目標値
考え方
市町村又は圏域に少なくとも1箇所整
備する。
1箇所
相談、体験の機会・場、緊急時の受入・対応、専門
性、地域の体制づくりを行う機能を有した拠点等
(3) 福祉施設から一般就労への移行者数の目標値
福祉施設の利用者や特別支援学校卒業生に対し、一般就労に向けた訓練機会を提供する就労移
行支援事業の充実を図ります。
国の基本指針
平成29年度の福祉施設から一般就労へ
の移行者数を、平成24年度の実績の
2倍以上とする。
目標値
9人
考え方
平成24年度一般就労移行者=3人
3人×3倍=9人
(4) 就労移行支援事業の利用者の目標値
新規の事業所の開設による利用者の増加が見込み、利用促進を図ります
国の基本指針
平成29年度末における就労移行支援事
業の利用者数を、平成25年度末の利用
者数から6割以上増加する。
目標値
40人
- 4 -
考え方
平成25年度末の利用者=16人
16人+16人×15割=40人
(5) 就労移行率が3割以上の事業所の目標値
本市においては、就労移行支援事業所は3事業所であり、これまでの実績から本計画の目標年
度である29年度において1事業所の目標とし相談窓口や関係機関との連携体制の充実を図るとと
もに、事業所対する障害者への理解を深める取り組みを進めます。
国の基本指針
目標値
考え方
就平成29年度末における、就労移行率
平成29年年度の事業者数見込み=3事業所
1事業所
が3割以上の就労移行支援事業所を全
3事業所×33%=1事業所
体の5割以上とする。
2
障害福祉サービス等の見込量と確保策
障害福祉サービス等の見込量については、サービス提供を計画的に一層推進していくために、平成
27年度から29年度までの障害者福祉サービスの見込量について、これまでのサービス利用実績をもと
に利用者数を推計し、施設整備予定及びアンケート結果を踏まえながら設定しました。
(1) 訪問系サービス
[サービス見込量]
(1月あたりの利用量)
サービス区分
単位
平成27年度
平成28年度
平成29年度
居宅介護等
時間
446
499
563
[見込量確保のための方策]
今後も利用者の増加が見込まれることから、必要とされるサービス量を安定して提供するため、
サービス提供事業所に対しホームヘルパーの確保と養成を促します。
(2) 日中活動系サービス
[サービス見込量]
(1月あたりの利用量)
サービス区分
単位
平成27年度
平成28年度
平成29年度
生活介護
人日分
4,179
4,295
4,412
自立訓練(機能訓練)
人日分
0
0
0
自立訓練(生活訓練)
人日分
93
31
31
就労移行支援
人日分
643
715
715
就労移行支援(A型)
人日分
20
200
200
就労移行支援(B型)
人日分
2,068
2,135
2,220
療養介護
人
11
11
11
短期入所
人日分
141
141
151
※「人日分」:月間の利用者数×1人1月当たりの平均利用日数
[見込量確保のための方策]
適正なサービスの提供を促すとともに利用促進を図り、増加が見込まれるサービスについては、
定員枠の拡大や施設整備を促進します。
- 5 -
(3) 居住系サービス
[サービス見込量]
(1月あたりの利用量)
サービス区分
単位
平成27年度
平成28年度
平成29年度
共同生活援助
人
65
69
73
施設入所支援
人
112
111
110
[見込量確保のための方策]
施設入所者のうち地域での生活が可能な方について、本人や家族の意向を尊重しながら、地域
移行支援・地域定着支援等の活用を促すなど地域生活への移行を支援します。
また、地域における居住の場としてグループホームのサービス基盤整備を促進します。
(4) 相談支援
[サービス見込量]
(1月あたりの利用量)
サービス区分
単位
平成27年度
平成28年度
平成29年度
計画相談支援
人
38
40
41
地域移行支援
人
3
3
3
地域定着支援
人
1
1
1
[見込量確保のための方策]
計画相談支援については、障害福祉サービスの利用者は今後も増加が見込まれるため、事業所の
体制の充実と、新たな事業所の参入について働きかけを行います。
(5) 障害児支援
(1月あたりの利用量)
サービス区分
単位
平成27年度
平成28年度
児童発達支援
人日分
113
113
113
放課後等デイサービス支援
人日分
846
846
846
障害児相談支援
人
6
6
6
[見込量確保のための方策]
児童福祉の関係部署との連携を十分に図りながら、サービスの周知に努めます。
- 6 -
平成29年度
【障害者福祉サービス等の体系図】
気仙沼市
自立支援給付
障害福祉サービス
介護給付
●居宅介護
●療養介護
●重度訪問介護 ●短期入所
●同行援護
●施設入所支援
●行動援護
●重度障害者等包括介護
●生活援護
訓練等給付
●自立訓練(機能・生活)
●就労移行支援
●就労継続支援
●共同生活援助
自立支援医療
●更正医療
●育成医療
●精神通院医療
補装具
障
害
者
地域生活支援事業
●相談支援事業 ●成年後見制度利用支援事業 ●意思疎通支援事業
●日常生活用具の給付 ●移動支援事業 ●その他の日常生活又は社会生活支援
支 援
●専門性が高い相談支援
●広域的な対応が必要な事業
●人材育成等
宮城県
●計画の推進と進行管理
1 推進体制
市の関係部局や関係機関・団体等の連携・協調のもと,自立と社会参加等を支援していきます。
また,市民のニーズや社会情勢の変化等に対応しながら,計画の見直しが必要となる場合,市民や
関係団体,サービス事業所等との情報交換の機会を設けながら対応します。
2
計画の進行管理
地域自立支援協議会において、その役割を担い、第2次気仙沼市障害者福祉計画における「障害者
計画」と「障害福祉計画」の両計画について、継続的に計画の進捗状況を点検・評価するとともに、
その結果を公表しながら、課題等への具体的な対応を進め、施策の重点化を図りながら、見直しや次
の計画に反映します。
- 7 -