調査結果の概要

Ⅰ
調査結果の概要
●退職給付制度の有無は「ある」が 92.5%(4、5、6 ページ)
有効回答 3,286 社のうち、退職給付制度が「ある」のは 3,040 社(92.5%)。従業員
数別にみると、従業員数が多い方が「ある」の割合が高くなる傾向がある。分析可能
なサンプル数(N≧30)の業種別では、「製造業」「卸・小売業」
「建設業」
「医療、福祉」
は「ある」が 95%を超える。一方「生活・娯楽」
「宿泊、飲食業」は「ある」が 6 割台
と低い。
●ポイント制退職金制度採用企業は退職一時金制度を採用する企業の 29.4%(13 ページ)
「退職一時金制度がある」と回答した企業 2,834 社のうち、ポイント制退職金制度
を「採用しており、廃止の予定は無い」のは 833 社(29.4%)。「採用の予定はない」
は 1,727 社(60.9%)。
従業員数別にみると、「1,000 人以上」では「採用しており、廃止の予定は無い」が
4 割を超え、他層より高い。
●ポイント制退職金制度の導入理由は「能力・業績要素の反映」が 66.3%(21 ページ)
ポ イ ント 制 採 用 ・採 用 予 定 企業 に お け る導 入 理 由 は 、「 能 力 ・業 績 要 素 の反 映 」 が
66.3%で最も多く、次いで「月例賃金から明確な分離、賃上げのストレートな反映の
回避」が 37.6%、「勤続年数に着目した制度の改定」が 33.5%と続いた。
●ポイントの考慮要素は「職能・資格」「勤続年数」が約 7 割で拮抗(35 ページ)
ポイントの考慮要素は、
「職能・資格」
(72.5%)と「勤続年数」
(68.6%)が 7 割前後で
拮抗している。分析可能なサンプル数(N≧30)の従業員数別にみると、「1,000 人以上」
では「勤続年数」が他層よりやや低い。
●1 ポイントあたりの単価は、1 万円が約半数(89 ページ)
1 ポイントあたりの単価としては、
「10,000 円」が 48.4%と約半数を占め、次いで「5,000
円未満」が 27.7%となった。分析可能なサンプル数(N≧30)の従業員数別にみると、
「1,000
人以上」は「5,000 円未満」が 43.5%と他層より高い。
1