新しい未来へ - 環境社会新聞

発行人:堤 九十生 発行所:環境社会新聞社〒621-0262 京都府亀岡市畑野町広野平井3-17☎0771-28-5041
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新しい未来へ
日イスラム国が、拘束中の後藤健二さん(ジ
地 方 創 生 の是 非 が日 本
の未来を決めると、官も民
も取組んでいる。
メデ ィアの責 任 は重 い。
「アイ アム ケンジ」を称
え、未来の子供たちに愛
と恵みを・・・・、そして新
しい未来へ
繋ごう。
と、資金 は充て られた が
知恵が不 足の官 との情 報
の共有にずれがある。
全知全 能を駆 使し戦 略
的な周知 をして 民間の 現
場の叡智 を資源 にしな け
ればこの 地方創 生活動 は
成功しない。
今の まま では 総理 への
報告は体 裁だけ 、国債 は
益々増えるだろう。
持続可能な社会はあるのか?
報復は最善の処置か
月
ヨルダ ン国 は自 国 のパ
イロットの殺 害 が明 らか
にな り直 ち に報 復 を 開
始した。報復が最善の処
置 か、ジャー ナリストと
デ
ャーナリスト)
を、殺害した報道に衝撃が走った。
1
総理は 担当大 臣をも 任
命して発 信した が、現 地
で空回り してい ること に
気付く。 閉塞地 の活性 化
運動は全 国で展 開され て
いるが知 恵と経 験はあ れ
ども資金が不足の民間
目次
新清流
持続可能な開発・発
展・社会という考え方
は 、一 九 八 〇年 に 国 際自
然 保護 連 合 と国 連 環 境計
画 がま と め た「 世 界 保全
戦略」ではじめて現れる。
「 環境 」 と 「開 発 」 の共
存 を提 言 し てい る 。 ここ
で いう 環 境 は自 然 の こと
で あり 、 開 発は 資 本 主義
に おけ る 経 済開 発 の こと
である。
結論 か ら いう と 自 然と
経 済開 発 は 相反 す る 。人
間 以外 の 生 き物 は 自 然に
沿 い、 自 然 を利 用 す るだ
け だが 、 人 間は 自 然 の資
源 を採 り 尽 くし 、 自 然を
破壊する。
自然の資源は有限だ
が 、経 済 開 発で は 自 然の
資 源を 無 限 だと 前 提 して
い る。 こ の 前提 が 無 限の
成 長思 考 へ つな が り 、自
然 破壊 に 歯 止め が か から
なくなっている。
もう ひ と つ、 経 済 開発
の 前提 が あ る。 そ れ は自
然 は管 理 可 能だ と い う前
提 であ る 。 元々 「 環 境」
と いう 概 念 は管 理 可 能な
ものを指して使われる。
自然を環境ということ
ば に置 き 換 える の は ここ
か らき て い る。 自 然 は人
間 に管 理 で きる よ う なも
のではない。
自然 を 管 理し て 、 持続
可 能な 開 発 を行 い 、 持続
可能な発展を促すこと
は 、経 済 開 発が 「 成 長」
を 基準 に し てい る 限 り不
可 能で あ る 。自 然 は 質量
一 定( 例 え ば、 地 球 の空
気 や水 は 一 定で あ る )で
循 環し て い る。 人 間 が為
すべきことは自然に沿
い 、自 然 の 循環 を 断 絶し
な いこ と で ある 。 経 済開
発 はど れ だ け制 御 し よう
と して も 自 然の 質 量 を変
え、循環を断ち切る。
縄 文太
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2
民間主導で地方創生を
アイ アム ケンジ
②新年特集(続)
③全ての出会いに感謝
④いざ、地方再生へ 体験記①
⑤遺伝子組み換え事情①
⑥自然循環社会の幕開け(67)
⑦自然エネルギーを優先
⑧石門心学
⑨代理店・推薦、廃棄物情報
⑩推薦書・企業他
⑪いきいきつながる会
⑫廃棄物情報
⑬北方領土・隊友会
⑭道路族
⑮直観塾・植物との対話
⑯中村天風に学ぶ(2)・ふなあん
⑰緊急警鐘病気をつくる病院
⑱ニッセイ財団,足温ネット
⑲生物多様性
⑳有明海の実態(26)・羽生結弦4コマ漫画
※フ―テンの虎(休み)
阿保農法
弱者優先
食糧危機
循環社会の構築
原発ゼロ
温暖化ストップ
平成27年2月16日(毎月16日発行)
昭和52年12月7日認可)
(第三種郵便物
第467号
(1)
◆新年特集(続)
環境配慮型
石綿対策工事を実践する年
新年 あけましてお めでとうご ざい
ます。
本 年 、平 成 年 1月 日 は「阪 神 淡
路大震災から 年の節目」と成ります。
私が在住する兵庫県は、アスベストとの
関 係 が非 常 に深 い地 域 が多 いと ころで
す 。まず 、アスベスト製 品 の原 料 が輸 入 ・
陸上
二十二世紀に向けた成功体験を
新年 あけましてお めでとうご ざい
ます。
そして 年前、日本国民の誰もがアス
ベストの存 在 を知 るきっかけと成 った「ク
ボタショック」の工場が兵庫県尼崎市に有
ります 。そのクボタの工 場 に一 番 近 い場
所にある中 学校「小田 南 中学 校」に昭和
年代に約8ヶ月 間通 学 していた私 は、
この「アスベスト」と言 われる物 質 に興 味
を持ちクボタショックの翌年、当時は唯一
の石 綿 含 有 建 材 の調 査 資 格 で有 った「ア
スベスト診 断 士 」を取 得 して建築 物 の「石
綿の有無ま
京オリンピックが開催された時代と
は、人々の心のありどころが、明らか
に異なっているように感じます。
確かに少子高齢化の社会の中で、輝
かしい未来を考えることは難しいこと
なのかも知れません。しかし、だから
こそ、海外に向けて自分自身の未来を
切り拓いていくことが重要なのではな
いでしょうか。
そのためには、まず自分自身に「自
信」を持つことが大切です。どのよう
な環境変化があっても、自信を持って
生きていけるという心を持つことが重
要です。
綿の有無の事前調 査」を行うことと成り
ました。
その後、神戸市内での解体工事に伴
う 「アスベスト問 題 」に市 民 の立 場 からさ
ま ざ ま な 活 動 を 行 い、行 政 ・業 界 と は
「対 立 」の構 図 に成 ることが多 々 ありま
したが、この「アスベスト問 題 」は業 界 ・被
害 者 ・行 政 ・国 民 の全 てで知 恵 を出 し合
い対応する以外に解決できる問題では無
いとの結論に至りました。
その目 的 を達 成 す るため、関 西 2府 4
県のアスベスト診断士 に呼 びかけ「関西 ア
スベスト診 断 士 協 会 」を設 立 して市 民 相
談 や 行 政 との連 携 を拡 充 す ることと成
りました。東 日 本 大 震 災 では、当 時 、私
が会 長 をしていた日 本 アスベスト調 査 診
断協会に厚生労働省化学物質対策課及
び環 境 省 大 気 課 の両 課 長 より依 頼 が有
り「被 災 地 のアスベスト対 策 」に協 力 す る
陸 上 げ さ れた量 が一 番 多 いのが神 戸 港
です 。また、 年 前 の阪 神 淡 路 大 震 災
が「災 害 時 のアスベスト問 題 の深 刻 さ 」を
我々に突き付けており、当時の被災地で
ある阪神間を中心にこれから「石綿疾病
の深 刻 さ 」が様 々 な形 で現 れて来 ること
でしょう。
世紀の1/5が経過する20
20年に開催される東京オリンピッ
クに向けて、日本も大きく変わろう
としてい ます。
ますます加速する経済のグローバ
ル化に対応するため、大学入試改革
が計画されるなど、来たるべき社会
で、国際的に活躍するための人材育
成の準備は着々と進んでいるようで
す。しかし、一方で現在の学生さん
の多くは内向き指向だといわれてい
ます。海外留学生の減少や公務員就
職志望者の増大がそれを裏付けてい
ます。
り「被 災 地 のアスベスト対 策 」に協 力 す る
ことと成りました。
国との連携をはかりつつ、私が注力した
のが平 成 年 に知 事 認 可 を受 けて「解
体 ・改 修 時 の石 綿 飛 散 防 止 及 び石 綿 ば
く露対策」
を重点的に研修、実践する目
的 で活 動 を 始 めた「神 戸 市 環 境 建 設 事
業 協 同 組 合 理( 事 長 :渡 邉 健 司 氏 」で
)
す。
本年は、この組合が市民及び行政と連
携 して神 戸 市 内 及 び阪 神 地 区 で建 設 業
界のモデルと成る「環境 配慮 型石綿 対策
工 事 」を実 践 す る年 とするため、より一
層の精進を重ねて行く所存です。
平成 年1月吉日
環境社会新聞社
論説委員:松村正光
自信を持つためには、幼少期からの
小さなチャレンジと達成する喜びを体
験することです。挫折を乗り越えてチ
ャレンジし続ける精神を涵養すること
によって、大きな壁にでも挑んでいけ
る「人」を創っていけるのです。
教育は「一〇〇年の計」と言うよう
に、一朝一夕に成し得るものではあり
ません。即ち次世代である 世紀に向
けた「ひと創り」は既に始まっている
のです。
「成功体験」の積み重ねによって、
輝かしい日本の未来が実現できると信
じています。
22
10
23
27
論説委員
松村 正光 氏
17
株式会社オーク
代表取締役
大久保 浩 氏
40
21
20 27
輝かし い一 年の始 まりを 謹んで お祝
いを申し 上げま す。
世紀 の 華々 し い 幕開 け から 早く
余年が 経過し ました 。
も
10 21
平成 27 年 2 月 16 日(毎月 16 日発行)
昭和 52 年 12 月 7 日認可)
(第三種郵便物
第 467 号
(2)
20
24
18
9
(故)東 信雄 氏
3
個人
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26
御購読のお申込みくださいますと
毎月 16 日に配信又は配送致します。
11
★PDF 版がお得です。
カラー・拡大してお読みいただけますヨ!。
166頁~
共通的生命の歓喜のために働け
「「 魂 」 の は い ら な い 仕 事 は ど こ か に
隙が出来る。
・・・・
古代の日本人は「魂の人間」であっ
て、利害で働く人間ではなかった。
彼は何よりも魂を尊ぶ人間であった。
何事を愛するにも「魂の愛」のゆえ
にそれらを愛したのであった。されば
書を書いては書道となり、花を活けて
は華道となり、茶を淹れては茶道とな
った。医者は病める者を見ては利益を
絶して救う事を喜びとしていた。それ
ゆえに医は仁術であり、医道であっ
た。刀工が刀を鍛えても値段をもって
売るために鍛えたのではなかった。彼
は刃にあらわれる「魂の匂い」を愛す
るために三尺の秋水を鍛えたのであ
った。名工の打った日本刀はただ見る
だけでもわれわれの魂が清まるので
ある。それは実にその仕事に生命が籠
められているからである。
昔の築城師が城を築くのは今の建
築家が家を造る比ではなかった。
・ゆうちょ銀行00960-4-298566
彼は城を築けば、城の構図の秘密を
知る唯一の人として生命を召される
ことを知りながら城を築いて、工事が
出来上がると同時に(註)従容(しょ
うよう)として切腹したのであった。
これこそ文字どおり命を賭けた仕事
であった。」
(註)従容:ゆったりと落ち着いて
いるさま。(デジタル大辞泉)
URL:http://www.kankyousyakai.com
(脱原発と生命の実相)
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・PDF 版は 1 回 100 円 10
年間 1,200 円+消費税=1,29640
円
料金
・紙ベースは
1 部 300 円
年間 3,600 円+消費税=3,888 円
「拝読感動した箇所を随時御紹介し
て参ります。」
信 者 の 方 お 願 い 間: 違 い が あ れ ば 御
指摘下さいますようお願い申し上げま
す。
受付 FAX 0771 2-8 5-042
メール
[email protected]
メール: [email protected]
(右)
法人
年間 10,000 円
消費税込み=10,800 円
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・三井住友銀行・天満橋支店(普)1464019
・平成 年5月、取材の途上で「生長
の家」の信者の国領正俊さんに出会い、
「宗 教者 が 脱“ 原 発 を” 決 めた 理由 『世
代への決断』谷口雅宣著」を贈呈して
頂き拝読し、これにも共感し、感銘を
受けまし た。
・平成 年1 月、「 直観 塾」 の取 材で
「我が
東 信雄 氏(写真右)に出会い、
人生に悔いなし」を御寄稿頂きました。
「生命の実相」第7巻104頁~105
この御寄稿文中に、東様の人生を決定
頁より
づけたと記載の「生命の実相」 巻を
御預かりして拝読し、これまた感激し
わが心の王国を支配せよ
ています。東様は同年 月 日逝去な
され、御寄稿文は私の「至宝」として
「・・・毎日の新聞の三面記事を見よ。
大切に保管していますが、この哲学書 い っ た ん の 激 情 が ど ん な に 自 分 の 生 命
転機
「生命の実相」は現社会への指導書と を傷つけたか。どんなに他人の生命を傷
弊紙 は 平成 年 に 弊紙 を 継承 して
実感し、
「石門心学」同様、広くお薦め つけたか。どんなに自分の現在と将来と
以来、取 材の 折々に 素晴ら しい方 々と
し た く 推 薦 書 と さ せ て い た だ き ま し の生活を傷つけたか。生長せんとする者
出会いま す。 全ての 方に感 謝申し 上げ
た。
に怒りは禁物である。怒るなかれ、猛る
ます。
今、企業も社会も誰もが正しく強い なかれ。吼えるなかれ。態度の優美を失
(心優先)
道徳の覚醒が不可欠と感じています。 うなかれ。これが「生長の家」の金言で
・平成 年3月 日の東日本 大震災
そうした視点で、今後も共鳴する考え、
あ
る
のだ。
で、被災 され た方々 の犠牲 を無駄 にし
活動の様子をその都度御紹介して参り
言葉は「創造者」であるとともにこれ
てはなら ないと 、
多 くを学 んで猛 省し 、
社主 堤 九十生 を逆用すれば、恐るべき「破壊者」とな
ます。
報道の姿 勢を 「経済 優先」 から「 心優
るのだ。
先」に転 換を 誓い、 本店を 亀岡に 移転
「生命の実相」7巻/全40巻
われわれは自然に腹が立たなくな る
しました 。
より紹介
ということをもって、理想的境地とする
(失われた日本の至宝)
のであって、その境地に達する方法は後
に説くが、その境地に達しないものは腹
が立つたときに、その腹立ちを言葉にあ
らわしてはならない。手紙に書いてはな
らない。行為にあらわしてはならない。
言葉にあらわしては最後の宣告に等 し
い。
・・・・」
23
・平成 年 月、世界的な日本の倫理
学者の石田梅岩先生の精神「石門心学」
と当地で 出会 いまし た。一 流の企 業経
営者はこの「石門心学」他「中村天風」
「生命の 実相 」等を 経営精 神にし てい
ると知り 、深く 感激し ていま す。
支援金 1 口 10,000 円~10 口以内
全ての出会いに感謝!
平成 27 年 2 月 16 日(毎月 16 日発行)
昭和 52 年 12 月 7 日認可)
(第三種郵便物
第 467 号
(3)