平成25年度錦岡保育園の自己評価について

平成26年5月
保護者の皆様
錦岡保育園
園長 上田
正一
平成25年度錦岡保育園の自己評価について
新年度がスタートして1カ月余り経過し、4月から入園した子どもたちも保育園での生
活に次第に慣れ、落ち着いてきている感じがしております。
さて、保育の質の向上を目的として保育園の自己評価を実施しておりますが、25年度
の評価をとりまとめましたので結果をお知らせいたします。
Ⅰ「保育園の運営全般や保育計画に関すること」、Ⅱ「保育活動に関すること」、Ⅲ「保
護者との対応や支援に関すること」、Ⅳ「保育環境や支える取り組みに関すること」の4分
野の主要な観点について、職員の意識調査と日常業務や研修会等の状況からA~Eまでの
5段階で評価しました。なお、この評価に関連して、先にひまわり組の保護者と保育士を
対象に実施したアンケート調査の集計結果は保育園内に今月末まで掲示しておりますので
ご参照いただきたいと思います。
この評価を踏まえまして、達成度が低い項目の向上に努め、皆様のご期待にそえるよう
尽力致しますので、率直なご意見や要望をお聞かせくださいますようお願いします。
Ⅰ「保育園の運営全般や保育計画に関すること」
(1)園の運営の理念や方針の認識については、説明機会も少なく理解が十分深まって
いるとは言えず、今後さらなる努力が必要
<やや不十分でD>
(2)保育計画の理解度については、策定段階の検討や担当者同士の打ち合わせで一定
程度の理解した上で実践に結びついている
<ほぼ十分でB>
(3)情報発信については、楽しく読みやすいお便りづくりに心がけ、時間に追われな
がらも予定していた情報発信をほぼ達成できた
<B>
Ⅱ「保育活動に関すること」
(1)日常の保育活動については、本園が重視して取り組んでいる保育の実践及び保育
士の資質向上については努力の跡が認められる
<B>
(2)特に重視している裸足保育、ドロ遊び、リズム活動については、条件整備から実
践まで一貫して取り組めた
<十分実施しておりA>
(3)子どもたちの基本的生活習慣や健康と安全管理については、職員間の連携をとり
ほぼ計画にどおりに実施でき、大きな事故やケガも防止できた
<B>
(4)保育士の力量アップについては、世代や経験年数の開きが大きく相当のバラつき
があり、全体的な資質向上には引き続き努力を要する
<B~C>
Ⅲ「保護者との対応や連携に関して」
(1)保護者とのコミュニケーションは、交代変則勤務の中できめ細かく配慮しながら取
り組み、昨年度の反省点を踏まえて取り組んだ結果、改善できた
<B>
(2)保護者懇談会や親子行事については、保護者の意向もお聞きしながらできる限り積
極的に取り組み、必要に応じ個別懇談を行うなど充実できた
<B>
(3)トラブルや苦情の対応は少なかったが、意見箱の存在や第三者機関の存在を周知
するとともに、日頃からの保護者との情報交換に配慮した
<B>
Ⅳ 「保育環境や支援する取り組みについて」
(1)事故防止や保健衛生対策については、予期せぬ転倒等によるケガは発生したが、
全職員が危機管理意識を共通にしながら取り組めた
<B>
(2)保育士個々人の資質向上の努力については、個人差もあり更なる向上に向けて、
継続的に個別対応などが必要と考えている
<B~C>
(3)職員集団としての結束力は、担当業務以外のことについても相互に補完し合うな
ど、組織として機能するよう取り組んだ
<B>
(4)親の会との連携や保護者との協力関係では、親子レクへの参加や園行事への協力
など、保護者には理解と多くの協力をいただけた
<A>
≪総括的な評価と課題の改善に向けて≫
・本園には20歳代前半から60歳代まで、正職員、嘱託職員、臨時職員と立場の異
なる職員が混在しており、価値観や経験年数もさまざまであることから、日頃から
「ほうれんそう」の徹底により意志の疎通を充分図るよう取り組んでおりますが、
さらに職員相互のコミュニケーションの円滑化に努めます。
・組織で仕事をするという意識を高めるよう取り組んできて、全体的にはその意識が
浸透してきていると考えておりますが、より一層組織で仕事をするとの意識の向上
を図り、個々の担当を超えた園全体の業務に対する関心と理解を深めて、スムーズ
な協力体制がとれるよう取り組みます。
・園の運営理念や方針に関して、十分理解が深まっていない点もみられるので、引き
続き年間計画策定時や職員会議、職場研修等の機会に、理事長及び園長から繰り返
し説明するとともに、保育計画と結びつけた理解ができるよう努力します。
・業務多忙の中、情報発信に努めているが、保護者に向けてはより多くの情報を発信
することが大切であることから、主要行事アンケートの集計結果と園からの説明を
知らせるとともに、各クラスだよりも1回でも多く発行するよう努めます。
また、26年度からインターネット上で本園のホームページを作成し、情報発信
の充実を図ります。
・保育士の資質向上の取り組みでは、職場内研修の企画を交代で担当したり、できる
限り多くの職員を園外研修に派遣する機会をつくるとともに、参考資料の購入や紹
介などにより継続して職員の自己研鑽を奨励して参ります。
・苦情や要望等には、速やかかつ懇切丁寧に対応することと、日頃よりできる限り早
い段階でお申し出いただけるよう制度の周知や話のしやすい環境づくりに努めます。