『まちづくりかわら版 No.3(裏表紙)』(PDF形式)

【伊東駅前地区まちづくりかわら版 『№3』】
● 『 まち づ くり 』 の知 識
このコーナーでは、『まちづくり』に関す
る知識を紹介します。
第3回は、『まちづくりのルール』につい
てです。
整った街並みづくりを促す、
『まちづくりのルール』!
近年では、景観についての議論が全国で起こ
っていますが、今回は住民や市町村などが、ま
ちの景観や、建物の使い方などを積極的にコン
トロールする試みの一つである『まちづくりの
ルール』について、全国の事例を取り上げなが
ら一緒に学んでみましょう。
神奈川県の真鶴町では、「真鶴町まちづくり
条例」の中で独特な「美の基準」を定め、「場
所、格付け、尺度、調和、材料、装飾と芸
術、コミュニティ、及び眺め」の8つの視点
から、『まちづくりのルール』を示していま
す。
真鶴町のように、市町村などが景観に関し
て定めた条例は、全国各地で見られます。
伊東市においても、平成8年度に「伊東市
都市景観条例」を制定しており、その中で、
自然景観や湯の街情緒、そして文化の香りが
醸し出すまちの景観を引き継ぐことを謳って
います。
一方、市町村より小さな地域の単位でも、
その土地の独自性を反映させた『まちづくり
のルール』づくりが行われています。
蔵の町並みで有名な、埼玉県川越市の一番
街商店街では、「町づくり規範」を定めていま
す。この規範では、町並みの規制などを定め
ていますが、単に歴史的な建物の外観を残す
だけではなく、本来の町家のあり方に配慮し
ながら、商店街の活性化のために積極的に利
用している点でも高く評価されています。
また、横浜市元町地区では、商店街に面し
た店舗の1階部分を道路から後退させ、歩行
者が買物しやすい空間を生み出しています。
これらの試みは、住民同士が話し合い、合
意して定めた「建築協定」というルールによ
って実施されています。
小さな擁壁
擁壁自体を緑で覆う
自然の緑
コンクリート
■
観光地の賑わいを感じさせる街並みづくり
を目指す伊東駅前地区でも、単なる景観づく
りではなく、建物の使い方まで含めた、どの
ような『まちづくりのルール』が考えられる
のか、話し合ってみましょう!
●
植栽
裸地
■
真鶴町「美
の基準」の一
部。
建築のあり
方について、
好例と好まし
くない例を示
している。
横浜市元
町地区の街
並み。
協調して
歩行者空間
を広げてい
る。
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ださい。
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【伊東駅前地区まちづくり協議会】
伊東市大原二丁目 1 番 1 号
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●事務局(伊東市都市計画課
■ファクシミリ 0557-36-0320
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