猪肉 - 観光から関係へ -Relational Tourism

小豆島 のできごとを毎 月15 日にお届けします。
おもて
クイズ
神戸 と小豆島を結ぶジャンボフェリーで運航しているフェリーの
名前は、
「りつりん 2」と「○○○○2」。空白に入るのは?
A . かんかけ B . こんぴら C. おへんろ D. おうどん
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地 域 おこし協力隊 に国 際 経 験 豊 かな 仲 間 が 加 わりました!
2015 年 2 月
02号
大人の健 康体操をしませんか?
写 真家 のパトリック・ツァイさんが 6 人目の小豆
島 町地域おこし協力隊に 就 任しました。カリフォ
アメリカ出 身 / 写真家
ルニア、ニューヨーク、北京、台北、東京と世界中で
パトリック・ツァイさん
活 動をしてきた パトリックさんは、昨年の夏、小豆
Patrick Tsai ( 愛称 : パト)
島で作 品 制作をしたときに、絵 画教室をしている
地域おこし協力 隊 の 岡村美紀さんと出会い、小 豆
島に 学びの場をつくりたいと感じたそうです。今
後は、岡村さんと草壁地区に拠点をもち、地域の人
日本語も話せます!
よろしくお願いします。
に向けた絵 画教室、英 語教室を開く予定です。
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プロフィール
羽子板をつくってあそびました
ウマキキャンプ
Umaki campでは、平 均 健康 寿命を1 歳伸ばす
ことを目標に、2月から7 月までの半年間、毎月 2 回
の 健康体 操をおこないます。手遊びやお茶も用意
地 域 おこし協力隊になったパトリックさんが、
して、体も心も健康 になれる時 間を目指していま
ニューヨーク大学を卒業後、台湾、中国に移り
同じく地域おこし協力隊の岡 村さん、向 井さんと
すので、ぜひご参 加ください 。
住み、写真家として活動。代表作は、フォトダイ
協力し、羽子板をつくってあそぶ ワークショップを
アリーシリーズ の《 My Little Dead Dick 》と
開きました。板を切る作業 は向井さん、絵 付けは
1981年にアメリカ カリフォルニアで生まれる。
マイ リトル デッド ディック
トーキング バーナクル
《Talking Barnacles》。2008年に東京へ移住し、
A LT( 外国語指導助手)を務めながら、日本で
2 ∼ 7 月 の 第 1・3 木 曜 日 *雨 天中止
岡村さん、遊びかたはパトリックさんが 先生となり、
第 1 木曜日 14:00-15:00
それぞれの 特 技を活かして、子どもたちに 教えま
作品制作を行なう。2011 年には、写真家の登竜
した。個性豊かな羽子板が完成すると、
門として知られる写真新世紀で優秀賞を受賞。
みんなで寒さを忘れて遊びました。
最近では、鳥 取を 拠点に活 動している
“うかぶ
坂本真一健康運動指導士による講座
第 3 木曜日 14:00-14:30
ビデオを使った健康体操
( ei[えい]旧JA香川県坂手出張所)
ザ ワールド アバブ
L LC ”と共 同 制作した《 The World Above》を
場 所:馬 木 キャンプ( 真光寺 下)
発表。昨年のアート小豆島・豊島2014 醤の郷+
参 加 費:100 円( お菓子 代 )
坂手港プロジェクトでも作品制作を行なう。
持ち 物:ハンドタオル、動きやすい服装
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無病息災 を祈るとんど焼
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小豆島八十八ヶ所霊場島開き法要
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瀬戸内国際芸術祭2016 にむけて
弘法大 師 空 海 の月命日にあたる 1 月 2 1 日に 、
お遍路さんの 1 年の安全を祈る「島開き法要」が行な
われました。土庄港ではほら貝などを持った坂手の
山伏「坂手洞雲山行者講」を先頭に、霊場の住職や
地元の園児たちが、兵庫県からきたお遍路さんをお
迎えし、約 400人で総本院まで練り供養をしました。
( 土庄港)
お正月明けの恒 例行事である「とんど焼 」
では、
醤の郷+坂手港プロジェクト ディレクターの椿昇
無 病 息災や家内安全を願うため、正月飾りやしめ
さんやクリエイターのみなさんが来島し、瀬戸内
縄を持ち寄って燃やします。早朝からたくさんの人
国際芸術祭 2016 の展開を考えるために視察を行な
で炎を囲むこの行事は全国さまざまな地域で行な
いました。前回の芸術祭では作品を設置していない
われています。坂手地区では豚汁が振る舞われたり、
池田地区や草壁地区にも構想が広がり、新たな地
残り炭でお餅を焼いたりして満腹な朝になりました。
( 坂手地区 )
これまでのできごと
域の魅力が引き出される芸術祭になりそうです。
(12月21日)
( 小豆島町)
これからの予定
劇団 ままごと《 わが星 》公演日程決定!
1 月
2 月
1 5日 瀬戸内国際芸術祭 2016 実行委員会総会 場所 : 高松市
15日 第 3 回小豆島合唱祭 場所:サンオリーブ
1 7 日 羽子板であそぶワークショップ 遊児老館や瀬戸芸などについて坂手地元説明会 場所:坂手公民館
1 8日 椿昇教授来島・瀬戸芸に向け各地区のみなさんとの挨 拶や現地視察
18 日「わが星」小豆島公演について劇団ままごととの打ち合わせ
19日 第 4 回 福祉と医療の推進会議(小豆島町)
20日 すくすく子育ち応援会議(小豆島町)
21 日 小豆島八十八ヶ所霊場島開き法要
26日 第 6 回福祉と医療の推進会議(小豆島町)
30日 第5 回 福祉と医療の推進会議(小豆島町)
3 月
2 月
3 日 小豆っこ誕生プロジェクト第 1 回デザイン案協議(デザイナー赤井佑輔さん参加)
内海八幡神社 節分祭
4日 坂手自治会より小規模多機能支援拠点施設の設置の要望書を町へ提出
5 日 森口屋 絵画についてのミーティング(小豆島町)
6日 苗っこフェスティバル(苗羽小学校)
8 日 つたえる♥メッセージカードの会
10 日 小豆島町小学生議会(苗羽小学校)
場所:池田保険センター
5 日 小豆島町議会(∼ 24日)
8 日 第 8 回ふるさと発見!小豆島町健康ウォーク
9 日 工業デザイナー清水久和さんによる「愛のバッドデザイン」ワークショップ
場所:サンオリーブ
●「大人の 健康体操 」
場所:Umaki camp
2月5日 14:00 - 15:00、19日 14:00-14:30、3月5日 14:00-15:00
小豆っこ誕生プロジェクト 第 2 回デザイン案協議(赤井さん参加)
サロンなど自主的な活動を行う人の養成講座
● 介護予防・認知症サポーター、
1 1 日 つたえる♥メッセージカードの会
「オリーブ健康塾 」
場所:坂手公民館 *事前申し込み制
(小豆島えんむすび実行委員会)
、
つたえる♥メッセージカードの会
14日 婚活パーティ
2月5 日、2月12日、2月19日、2月26日の各日 10:00- 15:00
発行日:2015 年 2 月1 5 日 発行元:小豆島アートデザインプロジェクト
ままごとさんのプロフィール
2009年に、劇作家・演出家の柴幸男によって旗揚げされた、柴幸男の
作品を上演する団体です。近年は小豆島や公園など公共空間で、
“その
時、その場所で、その人たちとしかできない 演 劇 ”を模索しています。
3日 小豆島高校卒業式
15 日 ふじもとロックフェス
東 京 公 演 2015 年 5 月16 日 - 6 月14日
三 鷹市芸術文化センター 星のホール
小豆島公演 2015 年 7 月 18 日 - 20日
香川県小豆島高等学校 体育館特設ステージ
THE SHODOSHIMA NEWSLETTER THE ADZUKI BEAN
演劇を「ままごと」のようにより身近に。より豊かに。
向井さん家の
ご近 所ギフト
「 た べ だ す け 」で、人と 人 が つな が る小 豆 島 のくらし 。
ここではご近所さんからの頂きものを感謝の気持ちを込めて紹介します。
お世話になっている近所のお母さ
んから。1 月に獲れたイノシシの
お肉は身が締まっていてスタミ
ナ 満 点。向 井さんはボロネー
ゼにしていただきました。
猪肉
クイズの答え : B. こんぴら
特集
うら
小豆島一番の愛されヤギ
ありがとう 大 好きな庄 平
2015 年 2 月
02号
なまえ:庄平(しょうべ)
Umaki campの土地の持ち主である塩田
町長の屋号「 庄平」が、そのまま名づけら
れました。日本ザーネンという種類のオス
ヤギで、両耳の脇についているお肉の塊が
チャームポイントです。
庄平 の波瀾 万丈な生涯
時期不明 讃岐(東讃地区)で誕生。
時期不明 小豆島の建設会社で飼われる。
池田地区の山で、
他のヤギたちと暮らす。
時期不明 他のヤギが野犬に襲われたり、体調不良の
ため亡くなり、ひとりぼっちになる。
2013 年春 Umaki camp 建設中の向井くんと出会う。
2013 年夏 瀬戸内国際芸術祭 2013 をきっかけに、
新しい飼い主になった向井くんに引き取
られ、Umaki camp で暮らし始める。
「 庄平(しょうべ)」と 命名される。
2014年夏 足腰が衰弱し、寝たきり状態となるが、
まわりの人に支えられて生活する。
2015 年冬 みんなに見守られて永眠する。
ウマキキャンプ
さようなら、ありがとう
庄平 と Umaki camp
1 月 10 日、午前 9 時 20 分に、Umaki campの
瀬戸内国際芸術祭 2013 で Umaki camp をセル
アイドルヤギの 庄平(しょうべ )が 永眠しました。
フビルドした dot architects は、
「小さな社会実験」
ご近 所の人をはじめ、観光客、クリエイターのみな
の場として地域と人を繋げるために様々なコンテ
さんに愛された庄平のご冥福をお祈りいたします。
ンツを考えました。そのひとつとして動物の飼育
ドットアーキテクツ
が提案されたとき、地元の人からの紹介で巡り会っ
たのがヤギの庄平でした。庄平は、地域の人同士
の関係を深めるきっかけとなり、またその様子を
いつも穏やかに見守ってくれていました。
庄 平を 支 えた 人た ち から のメッセージ
当日の 15 時から行なわれた告別式には 40人以上が
参列し、お花や野菜をお供えして Umaki campから
送り出しました。島外のクリエイターのみなさんか
庄平は 多くの人と人を繋げ、人と地域を繋げてきました。
こどものころ同じ場所にヤギが飼われ
庄平の世話をしながら、助けられていたのは私でした。なに
ていた。ぼくをこどものころのぼくに
より一緒に世話をしてくださった地域の方々、遊びに来てく
戻してくれた庄平。ありがとう。
れた園児たちにも心から感謝を申し上げたいと思います。
塩田幸雄 町長
らも、弔 電 やきれいなお花をいただき、改めて庄
瀬戸内国際芸術祭2013でdot architectsの
平の人気と人望の厚さを感じました。庄平がいなく
メンバーとしてUmaki campを建 設。現在は
なっても 庄平が 繋いでくれた 関係は続いています。
小豆島町地域おこし協力隊になり、
イベント
子どもたちからの贈りもの
のうま
Umaki camp がある場所で育った
企画や事業立ち上げの応援など地域活性の
庄平の親友でお世話をした
向井達也さん
ウマキキャンプを訪れた誰もが、心を
癒された庄平。今思い返せば、庄平に
とっても幸せな日々であったと思う。
ご近所代表で一心会会長の
ための活動を行なう。
石井富男さん
http://umakicamp.main.jp/
昨夏に、苗羽幼稚園の園児たちがピザをつくりに
訪れた時には、庄平は子どもたちを優しく見守り
ました。園児たち
これからも、いつでも、どこでも、庄平を思い出せば、
庄平はこれからも私たちを支えてくれ
そこに現れるでしょう。また会いましょう。
る大切な存在です。庄平がくれたきっ
かけをしっかりと未来に繋げたい。
しゃくしろ
からは、ありがとう
家成俊勝、赤代武志、土井亘の 3 人からな
の気持ちを込めて
る建築ユニット。大阪・北加賀屋を拠点に
活動。建築設計だけに留まらず、現場施工、
庄平の絵をいただ
きました。
アートプロジェクト、さまざまな企画にも
Umaki campを建てた
ドットアーキテクツ
dot architects
発行日:2015 年 2 月1 5 日 発行元:小豆島アートデザインプロジェクト
かかわる。
http://dotarchitects.jp/
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庄平のお世話を手伝った
くつな さゆみ
久綱彩友美 さん
親切にしてくださったみなさん
ありがとうございました。