平成26年度和歌山県障害者虐待 防止・権利擁護研修実施にあたって 和歌山県障害福祉課 平成27年2⽉10⽇ 和歌⼭県障害者虐待防⽌・権利擁護研修 前年度からの状況の変化 ○ 千葉県の障害者支援施設で虐待による死亡事 案発生(平成25年12月) (平成26年1月) 厚生労働省から虐待防止の再徹底の通知 以降、千葉の事案や厚生労働省実施の状況調査を 踏まえ、追加措置等を検討 ※ 平成26年12月 国の障害者虐待防止マニュアル改正 2 本県研修の変更点 国の研修を受けて、次の点を変更 <主な変更点> ・ 全コースとも国研修に大幅に近づけた内容で実 施するとともに研修時間を増加 ・ 施設従事者コースの廃止及び虐待防止マネジャー コース(本県では人権擁護推進員コース)の新設 → 国研修でマネジャーコースが新設されたことに 伴う変更 3 各コースの特記事項 <管理者コース> ・ 管理者について、都道府県研修の受講状況を 把握し、未受講者へは受講を勧奨 <人権擁護推進員コース> ・ 伝達研修の実施及び県への報告を研修修了 の要件として追加 4 本研修で学ぶこと <管理者コース及び人権擁護推進員コース共通研修> ・ 障害者の虐待防止と権利擁護に関する知識 ・ 法人、事業所での取組について ・ 行動制限を廃止する取組について <コース別研修(管理者コース)> ・ 虐待事案が起きた場合の対応 ・ 指導が必要な職員と職員集団に対する介入や指導方法 <コース別研修(人権擁護推進員コース)> ・ 虐待防止マネジャー(人権擁護推進員)の役割 ・ 伝達研修の実施方法 5 研修受講者に期待すること <管理者コース> 管理者については、施設、事業所虐待防止に関する体制整 備などの取り組みを実施していく立場です。 ただ、それをさらに具体的に行うのは、虐待防止マネジャー (人権擁護推進員)というように本研修では、位置づけられて います。 (以上から) ・ 法人、事業所において、虐待防止に関する体制整備など の取り組みを実施してください。 また、実施するときは、法人として意思を統一して取り組 みを行ってください。 6 研修受講者に期待すること <人権擁護推進員コース> ・ この研修を受講しただけでは、研修を修了したことには なりません。 ・ この研修で学んだ内容を法人や事業所において伝達 研修として実施、県へ報告をお願いします。 また、原則、全従業員に対して伝達研修を行うことが前 提です。 ・ 虐待防止マネジャーについての役割は、虐待防止委員 会等で決まった体制整備などの取り組みを実質的に実行 していく役割を担います。 そのため、管理者などと連携しながら虐待防止に関す る取り組みを実施してください。 7 人権擁護推進員コース受講者の皆様へ <県への伝達研修の実施報告について> ○ 平成27年8月31日までに県へ報告すること ○ 報告書様式は県ホームページに掲載 ○ 原則として、所属する従事者全員へ実施後、報告すること (できない場合はできるだけ多くの従事者へ研修するととも に全員に対して研修を実施できる見込みを報告) ○ 最低限、実施する内容は人権擁護推進員コースで使用する 伝達研修テキスト掲載内容(約20分程度) ○ 伝達研修テキストを使用せずに研修することは可能 ただし、その場合でも伝達研修テキスト内容はすべて盛り込 むこと 8 人権擁護推進員コース受講者へ <研修をする際の注意点> ○ 必ず受講者の方が伝達研修を行う。 ○ 虚偽報告をしない(全員受講したかのように装う、研修をして いないのに関わらず研修したように装う)。 → 虐待事案が発生し、調査した結果、虚偽だったという事実が 判明した場合は、法人全体の体制が問題があったということに なります。 ○ 不都合な内容をわざと省くなど意図的に情報を操作しない。 本当に重要なことはしっかりと説明する。 9 最後に <管理者と人権擁護推進員を兼務している方に> ・ どちらのコースでも虐待防止に関する取り組みを実施して いくことは同じ ・ 両方の役割を担うことになるため、役割を整理しておくこと が必要 10
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