1/4 構 造 シリコンモノリシック集積回路 製 品 名 バイポーラステッピングモータドライバ 形 名 BD6423EFV 特 長 ・PWM 定電流制御可能Hブリッジ型ドライバ2回路内蔵 ・CLK-IN 制御方式対応トランスレータ回路内蔵 ・Full, Half, Quarter step モード対応 ・Mix decay control ○絶対最大定格(Ta=25℃) 項目 電源電圧 記号 VCC1,2 定格 単位 -0.2~+45.0 V 1.1※1 W 許容損失 Pd 4.0※2 W 制御入力電圧 VIN -0.2~+5.5 V RNF 最大印加電圧 VRNF 0.7 V 出力電流 IOUT 1.0※3 A/相 動作温度範囲 Topr -25~+85 ℃ 保存温度範囲 Tstg -55~+150 ℃ 接合部温度 Tjmax +150 ℃ ※1 70mm×70mm×1.6mm ガラスエポキシ基板実装。Ta=25℃以上で使用する場合は、1℃につき 8.8mW を減じる。 ※2 4 層専用基板実装。Ta=25℃以上で使用する場合は、1℃につき 32.0mW を減じる。 ※3 Pd、ASO 及び Tj=150℃を超えないこと。 ○動作条件(Ta= -25~+85℃) 項目 記号 電源電圧 VCC1,2 出力電流(連続) IOUT ※4 Pd 及び ASO を超えないこと。 最小 19 - 標準 37 0.5 耐放射線設計はしておりません。 REV. A 最大 42 0.7※4 単位 V A/相 2/4 ○電気的特性 (特に指定のない限り、Ta=25℃、VCC1,2=37V) 項目 記号 最小 規格値 標準 最大 全体 スタンバイ時回路電流 ICCST 1.0 2.5 回路電流 ICC 2.0 5.0 制御入力(CLK, CW_CCW, MODE0, MODE1, ENABLE, DEC1, DEC2, PS) H レベル入力電圧 VINH 2.0 L レベル入力電圧 VINL 0.8 H レベル入力電流 IINH 35 50 100 L レベル入力電流 IINL -10 0 出力(OUT1A, OUT1B, OUT2A, OUT2B) 出力オン抵抗 RON 2.0 2.6 出力リーク電流 ILEAK 10 電流制御部 RNFX 流入電流 IRNF -40 -20 VREF 流入電流 IVREF -2.0 -0.1 VREF 入力電圧範囲 VREF 0 3.0 コンパレータスレッショルド VCTH 0.57 0.60 0.63 最小 ON 時間(ブランクタイム) tONMIN 0.5 1.5 3.0 REV. A 単位 条件 mA mA PS=L PS=H, VREF=3V V V μA μA VIN=5V VIN=0V Ω μA IOUT=0.5A, 上下合計 μA μA V V μs RNFX=0V VREF=0V VREF=3V C=470pF, R=82kΩ 3/4 ○外形寸法図・標印図 品番 BD6423 Lot No. HTSSOP-B24 (単位:mm) ○ブロック図 ○端子番号・端子名 Regulator CLK 13 7 GND CW_CCW 14 MODE0 16 Translator RESET MODE1 17 ENABLE 18 12 PS UVLO TSD OCP VREF 11 + - 2bit DAC 5 VCC1 + - Blank time PWM control CR 8 DEC1 9 DEC2 10 TEST 15 OSC Mix decay control 3 RNF1 Predriver RNF2 2 OUT1B Control logic RNF1 4 OUT1A + - 20 VCC2 端子番号 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 端 子 名 GND OUT1B RNF1 OUT1A VCC1 NC GND CR DEC1 DEC2 VREF PS NC : Non Connection 21 OUT2A 23 OUT2B 22 RNF2 1 GND REV. A 端子番号 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 端 子 名 CLK CW_CCW TEST MODE0 MODE1 ENABLE NC VCC2 OUT2A RNF2 OUT2B NC 4/4 ○使用上の注意点 (1) 絶対最大定格について 印加電圧及び動作温度範囲などの絶対最大定格を超えた場合、破壊の可能性があります。破壊した場合、ショー トモードもしくはオープンモードなど、特定できませんので絶対最大定格を超えるような特殊モードが想定 される場合、ヒューズなど、物理的な安全対策を施すようお願い致します。 (2) 電源ラインについて モータの逆起電力により回生した電流の戻りが生じるため、回生電流の経路として電源-GND 間にコンデンサ を入れるなどの対策をし、容量値は電解コンデンサには低温での容量ぬけが起こることなど諸特性に問題のな いことを十分にご確認のうえ、決定してください。なお、接続されている電源が十分な電流吸収能力を持たな い場合、回生電流によって電源ラインの電圧が上昇し、本製品及びその周辺回路を含め、絶対最大定格を超え る恐れがありますので、電圧クランプ用のダイオードを電源-GND 間に入れる等、物理的な安全対策を施すよ うお願い致します。 (3) GND 電位について GND 端子の電位はいかなる動作状態においても、最低電位になるようにしてください。 (4) 裏面のメタルについて(IC の標印側を表面とします) 裏面のメタルは IC チップの裏面とショートしていますので必ず GND 電位と接続してください。裏面のメタル を GND 以外の電位とショートされると誤動作や破壊の可能性がありますのでご注意ください。 (5) 熱設計について 実際の使用状態での許容損失(Pd)を考え、十分マージンを持った熱設計を行ってください。本製品は、パッケー ジの裏側にフレームを露出させておりますが、この部分に放熱処理を施し放熱効率を上げて使用することを想 定しておりますのでご注意ください。基板表面だけでなく基板裏面にも放熱パターンをできるだけ広くとって ご使用ください。 (6) 強電界中での動作について 強電界中のご使用では、誤動作をする可能性がありますのでご注意ください。 (7) ASO 本 IC を使用する際には、出力 Tr が絶対最大定格及び ASO を超えないように設定してください。 (8) 熱遮断回路 本 IC は熱遮断回路(TSD 回路)を内蔵しています。チップ温度が Tjmax=150℃を超え、さらに温度上昇しますと モータへのコイル出力をオープン状態にします。熱遮断回路は、あくまでも Tjmax=150℃を超えた異常状態 下での熱的暴走から IC を遮断する事を目的とした回路であり、セットの保護及び保障を目的とはしておりま せん。よって、この回路の機能を利用したセットの保護設計はしないでください。 (9) GND 配線パターンについて 大電流 GND と小信号 GND がある場合、大電流 GND パターンと小信号 GND パターンは分離し、パターン配線 の抵抗分と大電流による電圧変化が小信号 GND の電圧を変化させないように、セットの基準点で一点接地す ることを推奨します。外付け部品の GND 配線パターンも電圧変動しないように注意してください。 (10) 誤装着について プリント基板に取り付ける際、IC の向きや位置ずれに十分注意してください。誤って取り付けた場合、IC が 破壊する恐れがあります。 (11) TEST 端子について TEST 端子は、GND 接続にてご使用ください。 REV. A Notice ご 注 意 本資料の一部または全部をロームの許可なく、転載・複写することを堅くお断りします。 本資料の記載内容は改良などのため予告なく変更することがあります。 本資料に記載されている内容は製品のご紹介資料です。ご使用にあたりましては、別途仕様書を必ず ご請求のうえ、ご確認ください。 本資料に記載されております応用回路例やその定数などの情報につきましては、本製品の標準的な 動作や使い方を説明するものです。したがいまして、量産設計をされる場合には、外部諸条件を考慮 していただきますようお願いいたします。 本資料に記載されております情報は、正確を期すため慎重に作成したものですが、万が一、当該情報の 誤り・誤植に起因する損害がお客様に生じた場合においても、ロームはその責任を負うものではありません。 本資料に記載されております技術情報は、製品の代表的動作および応用回路例などを示したものであり、 ロームまたは他社の知的財産権その他のあらゆる権利について明示的にも黙示的にも、その実施または 利用を許諾するものではありません。上記技術情報の使用に起因して紛争が発生した場合、ロームは その責任を負うものではありません。 本資料に掲載されております製品は、一般的な電子機器(AV機器、OA機器、通信機器、家電製品、 アミューズメント機器など)への使用を意図しています。 本資料に掲載されております製品は、 「耐放射線設計」はなされておりません。 ロームは常に品質・信頼性の向上に取り組んでおりますが、種々の要因で故障することもあり得ます。 ローム製品が 故障した際、その影 響により人 身事故、火 災 損害 等が起こらないようご使 用機 器での ディレーティング、冗長設計、延焼防止、フェイルセーフ等の安全確保をお願いします。定格を超えた ご使用や使用上の注意書が守られていない場合、いかなる責任もロームは負うものではありません。 極めて高度な信頼性が要求され、その製品の故障や誤動作が直接人命を脅かしあるいは人体に危害を 及ぼすおそれのある機器・装置・システム(医療機器、輸送機器、航空宇宙機、原子力制御、燃料制御、 各種安全装置など)へのご使用を意図して設計・製造されたものではありません。上記特定用途に使用 された場合、いかなる責任もロームは負うものではありません。上記特定用途への使用を検討される際 は、事前にローム営業窓口までご相談願います。 本資料に記載されております製品および技術のうち「外国為替及び外国貿易法」に該当する製品または 技術を輸出する場合、または国外に提供する場合には、同法に基づく許可が必要です。 ローム製品のご検討ありがとうございます。 より詳しい資料やカタログなどご用 意しておりますので、お問合せください。 ROHM Customer Support System http://www.rohm.co.jp/contact/ www.rohm.com © 2011 ROHM Co., Ltd. All rights reserved. R1120A
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