平成26年度市内公共交通の 運⾏⽅針(案)について ―参考資料編― 1. 移動実態の整理 2.市内公共交通機関利⽤実態の整理 1 移動実態の整理 アンケート調査結果をもとに市⺠の皆さんの普段の移動実態を整理しま した。 |1 1-1. 市内の⼈⼝・世帯の状況 東⽇本⼤震災以降も引き続き ⾼齢化が進展、今後も進む⾒込み。 • • • 現在の⾼齢化率は34%(概ね3⼈に1⼈が65歳以 上の⾼齢者)であるが、平成32年には43%に達 する⾒込み。 ⽮作町、横⽥町、気仙町、⼩友町、広⽥町といっ た地域においては⾼齢化率が40%を超える地区も ある。 ⾼齢化に伴い、⾃分で運転することが困難になる ⽅が今後増加する可能性がある。 ⾼齢化率の推移 50% 現在 「34%」 40% H32には 「43%」 30% H12 H17 H22 H25 H27 H32 資料:国勢調査、住⺠基本台帳データ(H25) 将来推計については国⽴社会保障・⼈⼝問題研究所 70歳以上⾼齢者の世帯構成 ⾼齢者の半数近くが 単⾝または夫婦のみで⽣活。 • • ⾼齢者の半数近くが単⾝(⼀⼈暮らし)もしくは 夫婦のみで⽣活。 同居家族に送迎してもらったり、⽤⾜しをしてき てもらうなど、共助による⽣活が難しい⽅が現時 点でも多くいる状況にあり、今後、⾼齢化の進展 でますます深刻化する可能性がある。 無回答 その他 7% 10% 単⾝ 13% 三世代 単⾝・夫婦のみ の世帯が全体の 「43%」を占 める 夫婦のみ 14% 31% 親と⼦供 25% 資料:市⺠アンケート調査結果 |2 1-2. ⽬的別移動実態・施設分布 ⽵駒町・⽶崎町が商業中⼼。 交通機関は⾃家⽤⾞に依存。 • • 現在、市内の買い物先としては、⾼⽥町以⻄では⽵駒町、以東で は⽶崎町を選択する割合が⾼い。 交通⼿段については⾃動⾞(運転及び送迎)が約8割を占めている。 ⾼齢者を中⼼に公共交通及びマイヤお買い物バスの利⽤が1割程度 を占める。 買物流動 買物時の利⽤交通⼿段 ⽶崎町以東の中⼼ は「⽶崎町」 公共交通等利⽤者が 「13%」 タクシー マイヤバス その他 2% 5% 徒歩・⼆輪 1% 7% 公共交通 ⾼⽥町以⻄の中⼼ は「⽵駒町」 6% ⾃動⾞ (送迎) 18% ⾃動⾞(運転) 61% 凡 例 【買物先シェア】 :50%以上 :25%以上 :10%以上 ⾃動⾞利⽤者が 「79%」 資料:市⺠アンケート調査結果 資料:市⺠アンケート調査結果(N=968) |3 1-2. ⽬的別移動実態・施設分布 市内中⼼部の中でも特に ⽵駒町滝の⾥周辺に集積。 • ⽵駒町滝の⾥周辺では、マイヤ滝の⾥店をはじめ、仮設商店街、 ホームセンター、銀⾏、郵便局等の施設が集中しており、移動需要 が⾼くなっている。 市⺠がよく訪れている買物施設 ⽵駒町滝の⾥周辺 への訪問者が多い ※市⺠アンケート調査にて回答者数5名以上の施設を掲載 ※円の⼤きさは訪問者数の⼤⼩を意味する ※施設名の後の数値は回答者数 ⽵駒町滝の⾥周辺 資料:市⺠アンケート調査結果 |4 1-2. ⽬的別移動実態・施設分布 主な通院先は ⽶崎町及び⼤船渡市。 交通機関は⾃家⽤⾞に依存。 通院流動 • • 市内では⽶崎町、市外では⼤船渡市への通院が多い。 交通⼿段については買物と同様に⾃動⾞(運転及び送迎)が約8割 を占めている。⾼齢者を中⼼に公共交通の利⽤が15%程度を占め ており、買物時よりも利⽤が若⼲多い。 市外の中⼼は 「⼤船渡市」 通院時の利⽤交通⼿段 公共交通等利⽤者が 「15%」 マイヤバス その他 タクシー 1% 3% 徒歩・⼆輪 5% 5% 公共交通 9% 市内の中⼼は 「⽶崎町」 ⾃動⾞(送迎) 21% ⾃動⾞(運転) 56% 凡 例 【通院先シェア】 :50%以上 :25%以上 :10%以上 ⾃動⾞利⽤者が 「77%」 資料:市⺠アンケート調査結果 資料:市⺠アンケート調査結果(N=894) |5 1-2. ⽬的別移動実態・施設分布 利⽤が多い医療施設は、 ⾼⽥病院、⼤船渡病院。 • • 県⽴⾼⽥病院・県⽴⼤船渡病院への通院者が多い。 軽微な症状、慢性疾患については個⼈病院(⿃⽻医院・鵜浦医院 等)や診療所(広⽥・⼆⼜・⾼⽥)で受診することもある。 市⺠がよく訪れている医療施設 気仙地区医療施設の中⼼ 「県⽴⼤船渡病院」 市内医療施設の中⼼ 「県⽴⾼⽥病院」 市内で最も利⽤者が多い ※市⺠アンケート調査にて回答者数5名以上の施設を掲載 ※円の⼤きさは訪問者数の⼤⼩を意味する ※施設名の後の数値は回答者数 県⽴⾼⽥病院(⽶崎町) 資料:市⺠アンケート調査結果 |6 1-3. 復興事業の今後 今後まちの姿が⼤きく変化 復興途上のまちの形に合わせて柔軟に対応できる公共交通が重要 • • 次年度以降、災害公営住宅の建設や各種公共施設の再建が進み、まちの姿が⼤きく変化する。このような中、公共交通 機関は施設間を有機的に連携させる役割を担うことになる。 まちが完成するまでには年⽉を要するため、今後数年間の市内公共交通網は復興途上のまちの形に合わせて柔軟に対応 できるものとするのが望ましい(停留所位置・経路、幹線との接続箇所、時刻表等)。 陸前⾼⽥市復興計画 ・災害公営住宅 下和野、⽔上、⻄下、 柳沢前 ・市コミュニティホール ・消防庁舎 ・⾼⽥保育所再建 平成26年度 主要事業ロードマップ ・災害公営住宅 栃ケ沢、中⽥、⼤野、⽥端 ・⾼⽥⾼校再建 平成27年度 ・災害公営住宅 今泉②、⻑部、脇ノ沢 ・⾼⽥東中校舎新築 平成28年度 ・今泉保育所再建 ・市⺠総合体育館整備 ・県⽴⾼⽥病院再建 ・広⽥コミセン整備 平成29年度 本計画の対象年次 平成26年度 資料:陸前⾼⽥市 ※資料中の予定については平成25年12⽉10⽇時点の案であり,今後変更する可能性があります |7 2 市内公共交通機関利⽤実態の整理 乗降データ等をもとに市内公共交通機関の運⾏実態を整理しました。 |8 2-1. 公共交通機関の概要 的場線 陸前⾼⽥住⽥線 (的場-⽶崎⼩) 1⽇6便 運⾏:岩⼿県交通 (住⽥⾼-⽶崎⼩) 1⽇8便 運⾏:岩⼿県交通 ⼀関⼤船渡線 (⼀関駅前-⽴根) 1⽇8便 運⾏:岩⼿県交通 細浦経由⾼⽥線 合場線 (合場-⽶崎⼩) 1⽇6便 運⾏:岩⼿県交通 (鳴⽯団地-⽴根・ ⼤船渡病院) 1⽇11便 運⾏:岩⼿県交通 マイヤAP-滝の⾥店線 (マイヤAP-滝の⾥) 1⽇4便 運⾏:⾼⽥タクシー、 気仙タクシー JR⼤船渡線BRT (気仙沼-盛) 1⽇63便 運⾏:JR東⽇本 福伏-マイヤAP店線 (福伏-マイヤAP) 1⽇4便 運⾏:⾼⽥タクシー、 気仙タクシー 図内⻘吹出し路線=市内公共交通路線(市で⽅針を検討する路線) • 路線バス 的場線 • 路線バス 合場線 • 乗合マイクロバス ⽮の浦線 • 乗合マイクロバス 広⽥線 • 乗合タクシー 福伏-マイヤアップルロード店線 • 乗合タクシー マイヤアップルロード店―マイヤ滝の⾥店線 • デマンド交通(気仙町・⼩友町・広⽥町) ⽮の浦線 (⽮の浦-⽶崎⼩) 1⽇4便 運⾏:碁⽯観光企画 広⽥線 (広⽥⼩-⽶崎⼩) 1⽇4便 運⾏:碁⽯観光企画 |9 2-2. 運⾏状況・利⽤状況 各公共交通機関の利⽤者は概ね横ばい。 多くの路線が空⾞もしくは1名のみ乗⾞の割合が⾼い状況。 公共交通機関の利⽤者は⽉によって変動はあるものの、概ね横ばい傾向にある。 利⽤者は的場線が他路線と⽐較して多く1⽇平均20名程度の利⽤、その他路線の利⽤者は10名/⽇以下。 的場線は2名以上の乗合が5割成⽴しているが、他路線は利⽤者なしもしくは1名のみ乗⾞割合が5割以上を占める。特に ⽮の浦線については空⾞率がいずれの⽅向も5割を超えており、今後の利⽤活性化が必要とされる。 公共交通機関別平均利⽤者数の推移 路線別延べ利⽤者数の割合 100% 42% 73% 39% 停留所⇒小友広田 小友広田⇒停留所 停留所⇒気仙 気仙⇒停留所 マイヤAP店⇒マイヤ滝の里店 マイヤAP店⇒福伏 合場⇒米崎小学校 米崎小学校⇒的場 的場⇒米崎小学校 0% 停留所 小 →友広田 0% 小友広田 停 →留所 0% 停留所 気 →仙 0% 気仙 停 →留所 乗合タクシー 0名 マイヤ滝の里 マ →イヤAP 乗合率が低い マイヤAP マ →イヤ滝の里 ⽮の浦線は マイヤAP 福 →伏 乗合率が⾼い 乗合マイクロ 福伏 マ →イヤAP 的場線は 路線バス 米崎小 広 →田小 路線バス 合場線 乗合マイクロ 広田線 乗合タクシー マイヤAP-マイヤ滝の里線 デマンド交通 小友・広田地区 広田小 米 →崎小 9月 米崎小 矢 →の浦 8月 1名 19% 矢の浦 米 →崎小 7月 米崎小 合 →場 6月 2名以上 31% 19% 合場 米 →崎小 路線バス 的場線 乗合マイクロ 矢の浦線 乗合タクシー 福伏-マイヤAP線 デマンド交通 気仙地区 5月 62% 54% 42% 29% 10% 米崎小 的 →場 4月 50% 83% 80% 25% 56% 20% 21% 12% 11% 3月 72% マイヤ滝の里店⇒マイヤAP店 25% 30% 0.0 30% 12% 29% 40% 5.0 56% 23% 50% 20% 38% 22% 60% 0% 2月 29% 69% 69% 17% 20% 38% 48% 56% 31% 70% 28% 34% 福伏⇒マイヤAP店 % 10.0 80% 的場 米 →崎小 ) 人 / 日 15.0 ( ) ( 平 均 利 用 者 数 20.0 17% 29% 21% 米崎小学校⇒広田小学校 25.0 6% 広田小学校⇒米崎小学校 が最も多い 12% 90% 矢の浦⇒米崎小学校 的場線の利⽤者 いずれの路線も 概ね横ばい 米崎小学校⇒合場 1 便 当 た り の 延 べ 利 用 者 数 シ ェ ア 米崎小学校⇒矢の浦 • • • デマンド交通 資料:岩⼿県交通(株)、陸前⾼⽥市 ※H25.2-H25.9の実績をもとに集計 ※四捨五⼊のため合計が100%にならない | 10 2-3. 路線別運⾏状況・利⽤状況 的場線 • • • • 市内の商業中⼼の⽵駒町滝の⾥周辺及び通院者の多い県⽴⾼⽥病院と⽮作町内を連絡する路線。 BRT、細浦 経由⾼⽥線、陸前⾼⽥住⽥線と接続している。なお、⼆⼜以東は合場線と重複している。 市内路線では最も利⽤者が多く、⽮作町内では⽮作駅前、⽮作中学校、⽮作清⽔、落合などで需要が集中。 利⽤者の主な⽬的地は⾒世前・県⽴⾼⽥病院。鳴⽯団地前で細浦経由⾼⽥線に乗り換える利⽤もある。なお、 BRT陸前⽮作駅とは停留所を共有していない状況。 現在、25名乗りバスで運⾏しているが、利⽤者に対して⾞両が⼤きい。ただし、⾞内⼈数が10名以上になる こともあり、ジャンボタクシーでは積み残しが発⽣する可能性がある。 時刻表 ⽅⾯ 第1便 第2便 第3便 10 8 的場⇒⽶崎⼩ 7:50 10:05 13:10 ⽶崎⼩⇒的場 9:00 12:00 16:00 25⼈乗りバス⾞両で運 ⾏。利⽤者に対して⾞ 両が⼤きい。 最⼩ 最⼤ 140円 利⽤状況 2 500円が上限 2.3 6 4 運賃 便別平均延べ利⽤者数 9.8 8.5 1.9 4.0 市内路線 内では最 ⼤の利⽤ 者数 3.3 2.9 的場 ⇒⽶崎⼩ 3.9 : 第3便 : 第2便 : 第1便 ⽶崎⼩ ⇒的場 【課題】 BRT陸前⽮作駅と停留 所が共有されていない 【利⽤実態】 ⽮作町内では⽮作駅 前で利⽤が集中 【利⽤実態】 鳴⽯団地前で細浦経由⾼ ⽥線に乗換え 資料:陸前⾼⽥市(H25.12-H26.1乗降客数調査結果より算出) | 11 2-3. 路線別運⾏状況・利⽤状況 合場線 • • • • 市内の商業中⼼の⽵駒町滝の⾥周辺及び通院者の多い県⽴⾼⽥病院と⽮作町内を連絡する路線。 BRT、細浦 経由⾼⽥線、陸前⾼⽥住⽥線と接続している。なお、⼆⼜以東は的場線と重複している。 的場線と⽐較して利⽤者が若⼲少ない。⽮作町内では⽮作駅前、合場などで需要が集中。 利⽤者の主な⽬的地は⾒世前・県⽴⾼⽥病院。鳴⽯団地前で細浦経由⾼⽥線に乗り換える利⽤もある。なお、 BRT陸前⽮作駅とは停留所を共有していない状況。 現在、25名乗りバスで運⾏しているが、利⽤者に対して⾞両が⼤きい。ただし、⾞内⼈数が10名以上になる こともあり、ジャンボタクシーでは積み残しが発⽣する可能性がある。 便別平均延べ利⽤者数 時刻表 ⽅⾯ 25⼈乗りバス⾞両で運 ⾏。利⽤者に対して⾞ 両が⼤きい。 第1便 第2便 第3便 10 8 合場⇒⽶崎⼩ 8:10 10:25 14:20 ⽶崎⼩⇒合場 9:20 13:00 15:30 運賃 最⼩ 最⼤ 140円 利⽤状況 500円が上限 利⽤者は的場線の⽅が多い 5.8 6 4 4.1 2 1.2 1.1 1.8 合場 ⇒⽶崎⼩ 1.7 1.9 2.2 : 第3便 : 第2便 : 第1便 ⽶崎⼩ ⇒合場 【課題】 BRT陸前⽮作駅と停留 所が共有されていない 【利⽤実態】 鳴⽯団地前で細浦経由⾼ ⽥線に乗換え 資料:陸前⾼⽥市(H25.12-H26.1乗降客数調査結果より算出) | 12 2-3. 路線別運⾏状況・利⽤状況 ⽮の浦線 利⽤者数の状況 市内東部の商業中⼼であるマイヤアップルロード店と ⼩友町⻄部を連絡する路線。三⽇市以⻄は広⽥線と重 複している。 平均利⽤者数は市内路線の中で最も少なく、特に⽮の 浦〜モビリア区間の利⽤者は少ない状況。 利⽤者の主な⽬的地はマイヤアップルロード店及び⽶ 崎⼩学校前。 現在、28名乗りマイクロバスで運⾏している関係で、 県⽴⾼⽥病院付近での⾞両転回ができないため、県⽴ ⾼⽥病院への乗り⼊れができていない。 • • • • 【課題】 県⽴⾼⽥病院まで 乗り⼊れていない 便別平均延べ利⽤者数 8 市内路線内では最⼩の利⽤者数 6 4 : 第2便 : 第1便 1.0 2 0.7 0.4 0.6 ⽮の浦⇒⽶崎⼩ ⽅⾯ 時刻表 第1便 0.6 【利⽤実態】 三⽇市等で乗継可能 だが利⽤は少ない 0.1 ⽶崎⼩⇒⽮の浦 第2便 ⽮の浦⇒⽶崎⼩ 7:30 11:55 ⽶崎⼩⇒⽮の浦 13:45 16:00 運賃 中学⽣ 以上 200円 ⼩学⽣ 介護⼈ 100円 未就学児 ⾝障者 無料 28⼈乗りマイクロバス⾞両で 運⾏。⾼⽥病院で転回できない。 【課題】 ⽮の浦〜モビリアまでの 利⽤が特に少ない 資料:陸前⾼⽥市(H24.10-H25.9の実績をもとに算出) | 13 2-3. 路線別運⾏状況・利⽤状況 広⽥線 利⽤状況 市内東部の商業中⼼であるマイヤアップルロード店と 広⽥町を連絡する路線。三⽇市以⻄は⽮の浦線と重複 している。 市内路線の中では⽐較的利⽤者が多く、岩倉海岸・広 ⽥⼩周辺の住⺠の利⽤が特に活発。 利⽤者の主な⽬的地はマイヤアップルロード店及び⽶ 崎⼩学校前。柳沢・⼩友駅でBRT、バスに乗り換える 利⽤もある。 現在、28名乗りマイクロバスで運⾏している関係で、 県⽴⾼⽥病院付近での⾞両転回ができないため、県⽴ ⾼⽥病院への乗り⼊れができていない。 • • • • 便別平均延べ利⽤者数 8 6 4.5 0.4 4 2 ⽶崎⽅⾯に向かう 利⽤の⽅が多い 4.1 0.1 2.0 1.9 広⽥⼩⇒⽶崎⼩ ⽅⾯ 時刻表 第1便 : 第2便 : 第1便 【課題】 県⽴⾼⽥病院まで 乗り⼊れていない 【利⽤実態】 柳沢・⼩友駅でBRT、細浦 経由⾼⽥線に乗り換え いずれも第2便 の利⽤が少ない ⽶崎⼩⇒広⽥⼩ 第2便 広⽥⼩⇒⽶崎⼩ 8:20 13:00 ⽶崎⼩⇒広⽥⼩ 12:20 17:00 運賃 中学⽣ 以上 200円 ⼩学⽣ 介護⼈ 100円 未就学児 ⾝障者 無料 28⼈乗りマイクロバス⾞両で 運⾏。⾼⽥病院で転回できない。 資料:陸前⾼⽥市(H24.10-H25.9の実績をもとに算出) | 14 2-3. 路線別運⾏状況・利⽤状況 福伏-マイヤアップルロード店線 通院者の多い県⽴⾼⽥病院と気仙町内を連絡する路線。 利⽤者は⽮の浦線に次いで少ない。ただし、福伏⇒マイヤアップルロード店第1便(福伏8:00発)については通院利⽤者を中 ⼼にまとまった利⽤がある。また、気仙町内各停留所からそれぞれ乗降がある。 利⽤者の主な⽬的地は県⽴⾼⽥病院。 福伏〜⻑部での乗降者は上⻑部仮設を経由する必要があり、経由に伴い乗⾞時間が若⼲かかっている状況。 気仙地区の住⺠は通院・買物に関しては⾼⽥・⽵駒⽅⾯への移動が多いが、同路線を使って⾼⽥・⽵駒⽅⾯に⾏くためにはマ イヤアップルロード店で乗継する必要がある。(ただし、BRT及びデマンド交通により直接向かうことは可能)。 BRT⻑部駅とバス停が共有できていないため、両者の乗り継ぎが困難。 9⼈乗りジャンボタクシー⾞両で運⾏。 • • • • • • • 利⽤状況 便別平均延べ利⽤者数 8 ⽶崎⽅⾯に向 かう利⽤の⽅が 6 いずれも第2便 の利⽤が少ない 多い 4 2.7 0.3 2 0.5 1.2 福伏 ⇒マイヤAP ⽅⾯ 時刻表 第1便 マイヤAP ⇒福伏 第2便 福伏⇒マイヤAP店 8:00 13:10 マイヤAP店⇒福伏 12:30 16:00 【課題】 BRT⻑部駅と停 留所が共有でき ていない 運賃 中学⽣ 以上 200円 ⼩学⽣ 介護⼈ 100円 【利⽤実態】 県⽴⾼⽥病院 への利⽤が⼤ 部分 : 第2便 : 第1便 1.7 2.4 【課題】 ⾼⽥・⽵駒 ⽅⾯に⾏く ためには乗 継が必要 未就学児 ⾝障者 無料 9⼈乗りジャンボタクシー ⾞両で運⾏ 資料:陸前⾼⽥市(H24.10-H25.9の実績をもとに算出) | 15 2-3. 路線別運⾏状況・利⽤状況 マイヤアップルロード店-マイヤ滝の⾥店線 市内⻄部の商業中⼼であるマイヤ滝の⾥店周辺と東部の中⼼であるマイヤアップルロード周辺を結ぶ路線であり、⽶崎町・⾼ ⽥町内の主要住宅・仮設住宅を連絡している。また、通院者の多い県⽴⾼⽥病院も経由する。 市内路線の中では⽐較的利⽤が多く、かつ⽅⾯別・便別の利⽤者にばらつきが少ない点が特徴的である。 ⾼⽥町内各停留所からそれぞれ乗降がある。 利⽤者の主な⽬的地はマイヤ滝の⾥店、マイヤアップルロード店、県⽴⾼⽥病院など。 ⾼⽥町内陸部の⾼台仮設住宅を経由することに伴い、乗⾞時間が若⼲かかっている状況にある。 利⽤者は安定している⼀⽅で、⾼⽥町・⽶崎町内には停留所までの徒歩移動が困難な地域も存在する。 9⼈乗りジャンボタクシー⾞両で運⾏。 • • • • • • • 便別平均延べ利⽤者数 8 利⽤状況 ⽅⾯・便の利⽤者数が ⽐較的分散している 6 4 3.6 2.0 2 1.8 1.6 1.0 マイヤAP ⇒マイヤ滝の⾥ ⽅⾯ 時刻表 第1便 : 第2便 : 第1便 2.8 【課題】 ⾼⽥町・⽶崎町内に停 留所までの徒歩移動が 困難な地域が存在 マイヤ滝の⾥ ⇒マイヤAP 第2便 マイヤAP店⇒滝の⾥ 8:30 13:40 マイヤ滝の⾥店⇒AP 8:55 15:30 運賃 中学⽣ 以上 200円 ⼩学⽣ 介護⼈ 100円 未就学児 ⾝障者 無料 9⼈乗りジャンボタクシー ⾞両で運⾏ 資料:陸前⾼⽥市(H24.10-H25.9の実績をもとに算出) | 16 2-3. 路線別運⾏状況・利⽤状況 デマンド交通(気仙地区) • • • • 気仙地域と市内主要施設を連絡する路線であり、町内については⾃宅⽞関前まで送迎を⾏う。 利⽤者は午前中に集中しており、午後の利⽤は少ない。 利⽤者の居住地域は⽐較的偏っている(要⾕・古⾕・上⻑部・荒川沢・⼆⽇市に限定)おり、⼀部地域(特に⼀般住宅住⺠) においては認知が進んでいない。 利⽤者の主な⽬的地はマイヤ滝の⾥店、鵜浦医院、県⽴⾼⽥病院など。 利⽤状況 便別平均延べ利⽤者数 8 6 : : : : 8:30便で外出、 11:00便で帰宅する 利⽤が多い 第4便 第3便 第2便 第1便 【運⾏実態】 乗合タクシーでは直接 向かうことができない ⾼⽥・⽵駒⽅⾯への利 ⽤が多い 4 2 1.4 1.3 ⾃宅 ⇒停留所 停留所 ⇒⾃宅 0.3 1.1 0.3 1.0 【利⽤実態・課題】 利⽤者の居住分布が偏っており、 ⼀部地域で認知が進んでいない ※利⽤なし便も含めた延べ⼈数の平均値 時刻表 ⽅⾯ 第1便 第2便 第3便 第4便 ⾃宅⇒停留所 8:30 10:00 12:00 14:00 停留所⇒⾃宅 11:00 13:00 15:00 16:30 運賃 中学⽣以上 300円 ⼩学⽣・介護⼈ 150円 【運⾏実態】 気仙町内は⾃宅⽞ 関前まで送迎 凡 例 利⽤者の居住地 利⽤者の⽬的地 未就学児 ⾝障者 無料 資料:陸前⾼⽥市 (H25.7-9の集計に基づいて算出、円の⼤きさは乗降客の⼤きさを⽰す、数値は集計期間中の乗降客数) | 17 2-3. 路線別運⾏状況・利⽤状況 デマンド交通(⼩友・広⽥地区) • • • • 利⽤状況 【運⾏実態】 ⽵駒・⾼⽥・⽶崎それ ⼩友・広⽥地域と市内主要施設を連絡する路線であり、 町内については⾃宅⽞関前まで送迎を⾏う。 利⽤者は午前中に集中しており午後の利⽤は少ない。 利⽤者の主な⽬的地はマイヤ滝の⾥店、鵜浦医院、県⽴ ⾼⽥病院など。 規模の⼤きい仮設住宅住⺠の利⽤が⽐較的多い⼀⽅で、 説明会等を⾏っていない⼀部地区の⼀般住宅では認知が 進んでいない。 ぞれの施設への移動に 使われている 凡 例 利⽤者の居住地 利⽤者の⽬的地 便別平均延べ利⽤者数 9:00便で外出、11:00便で 帰宅する利⽤が多い 8 : : : : 6 4 2.8 2.1 0.4 0.5 2 1.9 1.5 ⾃宅 ⇒停留所 停留所 ⇒⾃宅 第4便 第3便 第2便 第1便 【運⾏実態・課題】 規模の⼤きい仮設住宅で利⽤ 0.3 0.2 が多い(⼀部地区の⼀般住宅 等で認知が進んでいない) 0.1 ※利⽤なし便も含めた延べ⼈数の平均値 時刻表 ⽅⾯ 第1便 運賃 第2便 第3便 ⾃宅⇒停留所 9:00 10:00 14:00 停留所⇒⾃宅 10:00 11:00 13:00 第4便 15:00 中学⽣ 以上 300円 ⼩学⽣ 介護⼈ 150円 未就学児 ⾝障者 無料 【運⾏実態】 ⼩友・広⽥町内は⾃宅⽞ 関前まで送迎 資料:陸前⾼⽥市 (H25.7-9の集計に基づいて算出、円の⼤きさは乗降客の⼤きさを⽰す、数値は集計期間中の乗降客数) | 18 2-4. 配⾞状況(的場線・合場線) 岩⼿県交通(株) ⼤船渡営業所(⾞庫) 各路線⾞両1台・運転⼿1名で運⾏ ⾞両を⼤船渡市から⼿配するため 的場 (的場線起終点) 回送距離が⻑⼤化 • • ⼤船渡市⽴根町 現在、岩⼿県交通(株)では的場線・合場線それぞれ 運転⼿1名・⾞両1台で運⾏している。 震災により陸前⾼⽥市内のバスターミナルは甚⼤な 被害を受け、閉鎖したことから、両路線については ⼤船渡市⽴根の⼤船渡営業所から⾞両・運転⼿を⼿ 配しており、回送距離が⻑⼤化し、運営効率が悪い 状況にある。 約18km 約23km 合場 (合場線起終点) ⽶崎⼩学校 (的場線・合場線起終点) 約20km ⼤船渡から⾞両を⼿配するため 回送距離が⻑⼤ 的場線・合場線の配⾞状況(運⾏:岩⼿県交通) 7:50 8:36 10:05 10:51 13:10 13:56 :⽶崎⼩学校⾏き 的場線 :的場⾏き 9:00 8:10 8:49 9:46 12:00 10:25 12:46 16:00 11:04 14:20 16:46 14:59 :⽶崎⼩学校⾏き 合場線 :合場⾏き 9:20 6:00 7:00 8:00 9:00 9:59 10:00 13:00 11:00 12:00 13:00 13:39 14:00 15:30 15:00 16:09 16:00 17:00 18:00 19:00 20:00 21:00 | 19 2-4. 配⾞状況(乗合マイクロ・乗合タクシー) 乗合マイクロ・タクシーは、 • 1台の⾞両で2路線を連続して 運⾏できるように時刻表を設定 • 地元タクシー事業者・貸切事業者が運⾏を担当している 路線については、少ない⼈員を有効に活⽤するために、 1台の⾞両で連続して運⾏できるように時刻表を設定し ている。 そのため、いずれかの路線の時刻表を改正する際にはも う⼀⽅の時刻表との整合を考慮する必要がある。 ⽮の浦線・広⽥線の配⾞状況(運⾏:碁⽯観光企画) 7:30 7:51 11:55 12:16 :⽶崎⼩学校⾏き ⽮の浦線 :⽮の浦⾏き 16:00 16:21 13:45 14:06 8:20 8:52 13:00 13:32 :⽶崎⼩学校⾏き 広⽥線 :広⽥⼩学校⾏き 12:20 6:00 7:00 8:00 9:00 10:00 11:00 12:00 12:52 13:00 17:00 14:00 15:00 16:00 17:00 17:32 18:00 19:00 20:00 21:00 福伏-マイヤAP線・マイヤAP-滝の⾥線の配⾞状況(運⾏:⾼⽥タクシー・気仙タクシー) 8:00 8:25 13:10 13:35 :マイヤアップルロード店⾏き 福伏-マイヤAP線 :福伏⾏き 12:30 8:30 12:55 8:52 16:00 16:25 13:40 14:02 :マイヤ滝の⾥店⾏き マイヤAP-滝の⾥線 :マイヤアップルロード店⾏き 8:55 6:00 7:00 8:00 9:00 9:17 15:30 10:00 11:00 12:00 13:00 14:00 15:00 15:52 16:00 17:00 18:00 19:00 20:00 21:00 | 20 2-5. 運⾏にかかる経費 いずれも厳しい経営状況であり、 収⽀⽐率は10%前後。 路線定期運⾏の収⽀⽐率はいずれも10%以下。予約時のみの効率 的な運⾏が可能であるデマンド交通は収⽀⽐率が⽐較的⾼い。 路線バスに対しては1路線あたり年間956万円、乗合マイクロ・乗 合タクシーに対しては年間450万円程度の補助⾦を投⼊して維持 確保している状況にある。 • • 市内路線の収⽀状況 運賃収⼊ 200 的場線 延⻑:23.3km 運賃:区間制(上限500円) 合場線 延⻑:20.0km 運賃:区間制(上限500円) ⽮の浦線 延⻑:10.9km 運賃:1乗⾞200円 広⽥線 延⻑:17.7km 運賃:1乗⾞200円 福伏-マイヤアップルロード店線 延⻑:14.0km 運賃:1乗⾞200円 マイヤアップルロード店-滝の⾥店線 延⻑:11.1km 運賃:1乗⾞200円 デマンド交通気仙地区 延⻑:平均8.7km 運賃:1乗⾞300円 デマンド交通⼩友・広⽥地区 延⻑:平均10.9km 運賃:1乗⾞300円 経費(コスト) 0 104 72 14 49 30 47 7 14 200 400 600 800 1,000 (万円) 収⽀率:10.9% 956 収⽀率:7.6% 956 収⽀率:2.9% 収⽀率:10.3% 478 478 収⽀率:6.8% 440 収⽀率:10.6% 440 39 収⽀率:17.0% 143 収⽀率:12.7% 的場線・合場線の 必要経費は乗合マイク ロ・タクシーの2倍 デマンド交通は収⽀ ⽐率が⽐較的⾼い 資料:陸前⾼⽥市(平成24年度12か⽉分の実績、デマンド交通はH25.4-9の6か⽉分の実績) | 21 2-6. 交通事業者の運営状況(ヒアリング結果) 岩⼿県交通(的場線・合場線運⾏) • • • • 全社的に運転⼿が不⾜している状態。 陸前⾼⽥市にあった操⾞場が津波によって流出し、現在⼤船渡市から⾞両を回している状況。 特に的場線・合場線については、現状の利⽤者数から⾒てバス⾞両での運⾏が⾮効率なのは把握し ているが、⼩型⾞両を保有しておらず、⾞両⼩型化への対応が難しい。 現⾏以上の便数の設定は難しい状況。 碁⽯観光企画(⽮の浦線・広⽥線運⾏) • • スクールバスの運⾏もしており、スクールバスの運⾏時間帯については現状以上の運⾏内容の⽔準 向上が困難。 ⼈員が潤沢では無いため、スクールバス運⾏時間帯についても現状以上の⼤幅な運⾏区域拡⼤や運 ⾏便数拡⼤は難しい状況。 ⾼⽥タクシー、気仙タクシー(福伏-マイヤAP線・マイヤAP-滝の⾥線・デマンド気仙地区運⾏) ⾼⽥交通(デマンド⼩友・広⽥地区運⾏) • • • いずれの事業者も被災しており、震災後ますます運転⼿不⾜が深刻化している。 現在、3者ともタクシー事業の経営が厳しい中、何とか⼀般タクシー事業と乗合事業を両⽴しても らっている状況。 運転⼿が不⾜している現状では、今以上の運⾏区域拡⼤が困難な状況。特に朝8時以前のタクシー 事業が忙しい時間帯にこれ以上乗合事業に⼈員をかけることは難しい。 | 22 2-7. 市⺠の公共交通の利⽤状況・意⾒ 公共交通の主要な利⽤者は ⾼齢者と⾼校⽣。 • • 公共交通の利⽤割合 0% 20% 10代 免許・⾃家⽤⾞保有率の⾼い20代〜60代は 公共交通を利⽤することが少なく、公共交 通の主要な利⽤者は⾼校⽣及び70歳以上の ⾼齢者が中⼼。 BRTや地域間幹線バスが通っていない広⽥ 町では他地区と⽐較して公共交通利⽤者が 少ない。 20代 40% 60% 80% 77% 24% 100% 23% 76% 0% 矢作町 20% 40% 30% 60% 横田町 16% 84% 89% 竹駒町 18% 82% 40代 87% 気仙町 20% 80% 50代 17% 83% 高田町 60代 15% 85% 米崎町 28% 72% 小友町 30% 70% 70代 31% 69% 80歳以上 32% 68% 利用 非利用 32% 広田町 11% 100% 70% 30代 11% 13% 80% 68% 89% 利用 非利用 資料:市⺠アンケート調査結果 ※「利⽤」の定義は過去6ヶ⽉以内の利⽤ 現況に満⾜・不満が同程度。 不満は利⽤の多い幹線系統に集中。 • • • 現況の公共交通体系に対して、満⾜と不満 の意件数は概ね同程度である。 不満に感じる公共交通は利⽤者の多いBRT 及び路線バス(地域間幹線系統)に集中し ている。 本⽅針で扱う市内交通への不満は相対的に ⾒て少ないが、利⽤者⾃体も幹線系統と⽐ 較して少ないため(P27参照)、意⾒が⼗ 分に吸い上げられていない可能性がある。 公共交通の満⾜度 不満 44 20% やや不 満 65 29% 満足 41 18% やや満 足 73 33% 資料:市⺠アンケート調査結果(N=223) ※公共交通利⽤者に対して質問 不満に感じる公共交通 乗合タ デマン クシー ド交通 5% 6% 路線バ ス 41% その他 1% BRT 47% 資料:市⺠アンケート調査結果(N=109) ※無回答を除く、複数回答可 | 23 2-7. 市⺠の公共交通の利⽤状況・意⾒ 公共交通の不便要因は停留所までの徒歩移動と運⾏便数・運⾏時刻に⼤きく起因。 ⽮作町・横⽥町では幹線交通との乗継にも不満が集まる。 • • • 公共交通利⽤者にとって、停留所から⾃宅または⽬的地までの徒歩での移動が不便(停留所までのアクセスが悪い) である点と各⾃が移動したい時間帯と公共交通の運⾏便数・運⾏時間帯の不整合(⽣活スタイルとダイヤが合わな い)が不便要因の⼤部分を占めている。 ⽮作町・横⽥町では停留所までの徒歩移動に対する不満よりも利⽤したい時間に使えない点やBRT・幹線系統の路線 バスとの乗継に課題がある。 その他地域では停留所までの徒歩移動に対する課題が⼤きい。また、市内中⼼部では⽬的地到着までに時間がかかる 点に不満を持つ利⽤者も多い。 公共交通の利⽤時に不便に感じる点(左:市⺠合計、右:地区別割合) 0 50 回答者数(人) 100 停留所までのアクセスが悪い 146 生活スタイルとダイヤが合わない 109 到着まで時間がかかる 36 サービス内容が分かりにくい 停留所アクセス(徒歩 移動)の負担とダイヤ (運⾏便数・時間帯)に 33 運賃が高い その他 200 0% 10% 矢作町 19% 横田町 19% 20% 30% 40% 20% 50% 60% 9% 32% 70% 20% 4% 80% 90% 1% 6% 13% 4% 100% 13% 8% 13% 43 乗継が面倒 停留所で待つのが負担 150 26 関する要望が多い 16 竹駒町 44% 気仙町 44% 19% 19% 25% 高田町 36% 30% 米崎町 40% 30% 6% 6% 12% 6% 6% 6% 6% 3%3% 10% 10% 2% 7% 4%2% 9% 10% 46 小友・広田町 40% 22% 11% 停留所までのアクセスが悪い 生活スタイルとダイヤが合わない 到着まで時間がかかる 乗継が面倒 運賃が高い 停留所で待つのが負担 その他 資料:市⺠アンケート調査結果(N=223) ※公共交通利⽤者に対して質問(複数回答可) ※広⽥町の回答者数が少ないため⼩友町とまとめて集計している | 24 2-7. 市⺠の公共交通の利⽤状況・意⾒ BRT・路線バスについては利⽤率・認知率ともに⾼いが、 乗合マイクロ・タクシー及びデマンド交通はいずれも低い。 • • 市内公共交通のうち利⽤・認知が進んで いるのはBRT、路線バスであり、利⽤経 験ありもしくは運⾏内容が分かると回答 した⼈は市⺠の約8割にのぼる。 ⼀⽅、乗合マイクロ・タクシー及びデマ ンド交通については、運⾏対象区域の住 ⺠であっても認知率が5割程度であり、 更なる広報が必要である。 ≪BRT≫ 0% 矢作町 竹駒町 20% BRT 路線バス 乗合タクシー デマンド交通 40% 32% 19% 3% 2% 26% 乗合マイクロ・タク シー、デマンド交通は 認知率が低い 72% 33% 米崎町 16% 小友町 14% 18% 57% 28% 57% 27% 65% 7% 80% 46% 100% 22% 28% 62% 72% 利用している 0% 矢作町 20% 2% 38% 横田町 0% 36% 竹駒町 2% 30% 気仙町 9% 米崎町 0% 小友町 7% 4% 60% 80% 64% 52% 33% 37% 52% 48% 38% 竹駒町 10% 気仙町 10% 17% 米崎町 16% 37% 34% 70% 20% 52% 30% 59% 20% 24% 61% 19% 69% 26% ≪デマンド交通≫ 100% 0% 20% 40% 29% 60% 24% 76% 竹駒町 0% 21% 72% 気仙町 12% 51% 米崎町 0% 小友町 広田町 50% 24% 5% 100% 47% 72% 35% 7% 80% 57% 横田町 0% 高田町 0% 49% 100% 28% 56% 高田町 57% 33% 80% 60% 矢作町 0% 49% 60% 57% 広田町 5% 33% 64% 15% 高田町 広田町 40% 40% 15% 小友町 19% 65% 20% 横田町 3% 36% 44% 13% 0% 矢作町 20% 52% 高田町 100% ≪乗合マイクロ・タクシー≫ 60% 53% 34% 80% 65% 7% 気仙町 ≪路線バス≫ 60% 62% 17% ≪市内合計≫ 0% 40% 27% 横田町 広田町 各公共交通機関の利⽤・認知状況 20% 53% 48% 49% 40% 49% 運行内容が分かる よく分からない 資料:市⺠アンケート調査結果(N=223)※公共交通利⽤者に対して質問(複数回答可) | 25 2-7. 市⺠の公共交通の利⽤状況・意⾒ 現在公共交通を利⽤していない⼈の約2割が、 情報提供や運⾏内容の改善により今後利⽤する可能性がある。 • • • 公共交通を利⽤していない⼈の多くは、現在公共交通を利⽤する意向は無く、将来⾞が利⽤できなくなった際に利 ⽤すると回答。 ただし、公共交通に関する適切な情報提供(乗り⽅、時刻表、運⾏経路等)、運賃や便数等の運⾏内容の改善によ り利⽤可能性があると回答した⼈が全体の2割を占める。 特に、⽵駒町・⽶崎町などの⽐較的公共交通の利便性が⾼い地域を中⼼に、今後は情報提供による利⽤促進策がう まく機能する可能性がある。 今後公共交通を利⽤する可能性(左:市⺠合計、右:地区別割合) 情報提供や運⾏内容 改善により利⽤者開拓 31人 4% 120人 14% 145人 17% 514人 59% 57人 6% 0% 矢作町 横田町 10% 20% 40% 50% 9% 70% 80% 90% 運賃や便数などのサービ ス内容の改善 気仙町 10% 1% 将来、車を手放すことが あれば 高田町 11% 2% 公共交通の利用は考え ていない 米崎町 その他 小友町 5%2% 広田町 11% 1% 2% 18% 66% 62% 9% 17% 73% 9% 3% 20% 15% 72% 6% 5% 19% 55% 6% 17% 100% 11% 2% 61% 5% 竹駒町 15% 60% 76% 7% 4% 乗り方や時刻表、ルート が分かれば ⽵駒町・⽶崎町等を中⼼に、 情報提供が有効に機能する 可能性が⾼い 30% 61% 9% 4% 17% 乗り方や時刻表、ルートが分かれば 運賃や便数などのサービス内容の改善 将来、車を手放すことがあれば 公共交通の利用は考えていない 3% その他 資料:市⺠アンケート調査結果(N=867)※公共交通⾮利⽤者に対して質問、無回答を除く | 26 2-7. 市⺠の公共交通の利⽤状況・意⾒ 移動時間帯と市内公共交通の • 運⾏時間帯は概ね整合 • 各⾏動(外出・帰宅)と市内公共交通の運⾏時間帯は概ね整合して おり、最低限の移動⼿段は確保できている状態にある。 特に、公共交通利⽤が⽐較的多い通院・買物⽬的の⾏動と公共交通 の運⾏時間帯は概ね整合している(ただし、公共交通の運⾏時間に 合わせて⾏動している⼈も多い)。 移動時間帯と公共交通の運⾏時間帯の⽐較 出発(居住地⇒⽬的地)⽅向の動き 6時 7時 8時 9時 10時 11時 12時 13時 通勤(⾃家⽤⾞利⽤多い) ⾏動 時間帯 14時 15時 16時 17時 18時 19時 20時 21時 14時 15時 16時 17時 18時 19時 20時 21時 各⾏動の出発時 間と概ね整合 通学(スクールバス利⽤多い) 買物・⼿続き・娯楽 通院 的場線 合場線 公共交通 ⽮の浦線 運⾏時間帯 広⽥線 福伏-マイヤアップルロード店線 マイヤアップルロード店-マイヤ滝の⾥店線 帰宅(⽬的地⇒居住地)⽅向の動き 通勤(⾃家⽤⾞利⽤多い) ⾏動 時間帯 通学(スクールバス利⽤多い) 買物・⼿続き・娯楽 6時 7時 8時 9時 10時 11時 12時 13時 通院・買物の帰宅 時間とは概ね整合 通院 的場線 合場線 公共交通 ⽮の浦線 運⾏時間帯 広⽥線 福伏-マイヤアップルロード店線 マイヤアップルロード店-マイヤ滝の⾥店線 資料:市⺠アンケート調査結果をもとに作成 | 27 2-7. 市⺠の公共交通の利⽤状況・意⾒ 各地区それぞれ課題を保有しているが、 特に医療施設(⾼⽥病院・⼤船渡病院)までの移動⼿段の維持確保と 移動負担軽減のための幹線系統(BRT、路線バス)との接続が求められている。 ⽅⾯ 地域住⺠から寄せられている主な課題 鳴⽯団地前等の市内交通結節点での乗継利便性の向上(県⽴⼤船渡病院までの公共交通利⽤の利便性向上) ⽮作⽅⾯ 的場線・合場線の維持 的場線・合場線の増便 BRT⽵駒駅までの公共交通確保、横⽥町内へのBRT乗り⼊れ 横⽥⽅⾯ 鳴⽯団地前等の市内交通結節点での乗継利便性の向上(県⽴⼤船渡病院までの公共交通利⽤の利便性向上) 陸前⾼⽥住⽥線の増便 乗合タクシー、デマンド交通等の新規路線導⼊ BRT⻑部駅までの徒歩移動の負担軽減(現在、⼆次交通が整備されていないため⻑部駅まで到達するのが⼤変な状況) 気仙⽅⾯ デマンド交通と乗合タクシー両⽅の維持 ⾃宅から乗合タクシー停留所までの徒歩移動の負担軽減(古⾕地区など) ⾼⽥・⽵駒⽅⾯への移動⼿段確保 県⽴⾼⽥病院までの公共交通乗り⼊れ(現在、⽶崎⼩学校前から徒歩移動が必要) 柳沢等の市内交通結節点での乗継利便性の向上(県⽴⼤船渡病院までの公共交通利⽤の利便性向上) ⼩友広⽥ ⽅⾯ デマンド交通と乗合タクシー両⽅の維持 ⾃宅から乗合タクシー停留所までの徒歩移動の負担軽減(⾕地地区など) ⾼⽥・⽵駒⽅⾯への移動⼿段確保 乗合タクシーの増便 市内 中⼼部 ⼤船渡市内 BRT駅までの距離(陸前⾼⽥、⽵駒、⾼⽥病院、脇ノ沢) ⾃宅から乗合タクシー、バス停留所までの徒歩移動舗負担軽減(停留所まで距離がある仮設住宅等) デマンド交通の導⼊ 盛駅〜県⽴⼤船渡病院までの移動⼿段の確保(現在、盛駅前〜サンリアSCまでの徒歩移動が必要) ※⼤船渡市に要望 資料:市⺠アンケート調査結果、住⺠ヒアリング調査結果等をもとに作成 | 28 2-8. 課題を踏まえた運⾏⽅針案作成にあたっての⽅向性 陸前⾼⽥市における実態・課題 ⼈⼝動向 今後も⾼齢化が進展 ⾼齢世帯において⾃助・共助が困難に 公共交通は⾼齢者・⾼校⽣等の⽣活の⾜ 市⺠の移動実態 市内の商業の中⼼は⽵駒・⾼⽥・⽶崎 市外の商業の中⼼は⼤船渡 県⽴⾼⽥病院・県⽴⼤船渡病院への通院が多い 復興事業の進捗途中であり、今後まちの姿が⼤きく変化 公共交通の 運⾏実態 市⺠からの要望 事業者 利⽤者が極めて少ない路線・便が存在している 実態・課題を踏まえた計画の⽅向性 ⽣活の⾜として利⽤者の要望に最⼤限合致した 運⾏内容を検討する 交通弱者の⽅々(⾼齢者・⾼校⽣等)の移動⼿段の確保 市内主要商業・医療施設への移動⼿段確保 地域間幹線軸との接続向上(⼤船渡等へ向かう際) 空⾞率の⾼い路線の効率化(減便・⼩型化等) 復興段階に応じた路線⾒直し 公共交通の利⽤促進策の検討(説明会等の実施) 運⾏経費の低減(収⽀⽐率の改善) 利⽤者の需要と運⾏内容が整合していないことがある 現⾏路線を基本とした運⾏内容の改善 いずれの路線も厳しい収⽀状況の中で運営 停留所までの徒歩移動、運⾏便数・時間帯の改善 市内路線については⽐較的不満は少ない 公共交通に関する適切な情報提供 停留所までの徒歩移動、運⾏便数・時間帯に不満 運⾏事業者・市の持続可能性 運⾏内容の改善・適切な情報提供により利⽤増の可能性 厳しい経営状況の中で対応 継続的な公共交通の運営のためには、特に運⾏を委託 する交通事業者の「持続可能性」の確保を念頭に置い た計画策定が重要となる | 29
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