Linux ハードディスク丸ごとコピーddコマンド

理工学図書
Linux ハードディスク丸ごとコピーddコマンド
次の手順で別のハードディスク HDD に元の HDD の内容すべてコピー(OS も含む)させる。
① 既存のパソコンに別の HDD(ハードディスク)が取り付けることができるかを調べる。
マザーボードに未使用の SATA コネクタがあるかどうかを調べる。
あれば、ハードディスクを購入する。購入する HDD の容量は同等以上のものを選ぶこと。
今回は、SSD 128GB で、購入する HDD 160GB であった。
② サンワサプライ 下 L 型シリアル ATA3 ケーブル 0.5m TK-SATA3-05SL が必要になる。
③ 電源 OFF を確認する。
④ ハードディスクを 2 台取り付けを確認する。
元の HDD(SSD)の取り付け状態を確認してから、
Linux OS パソコンに追加の HDD160GB に電源ケーブルと L 型シリアル ATA3 ケーブル取り付ける。
⑤ 電源 ON する。
⑥ Linux が立ち上がり、
端末を開いて、
su
パスワードを入力
fdisk –l(エル)
でそれぞれのハードディスクのデバイス名を確認する。コピー元の HDD が「/dev/sda」、コピー先の HDD
が「/dev/sdb」であるかどうかを調べる。デバイス名が同じなら次のように dd コマンドを入力し、HDD
の丸ごとコピーを実行させる。
dd if=/dev/sda of=/dev/sdb bs=4M
「if=」にコピー元を、「of=」にコピー先を指定する。間違えると消えてしまいますので注意する。
「bs=」には、コピーするブロックサイズを指定する。ブロックサイズを指定しないと、かなりの時間が
掛かかる。コピーに要した時間は 128GB で 1 時間程度、250GB で 1 時間 30 分程度かかった。
⑦ これで HDD を丸ごとバックアップできる。
⑧ Linux パソコンをシャットダウンさせる。
⑨ 元の HDD(SSD)の配線を取り除く。
⑩ 追加した HDD の配線を確認し、電源 ON にして Linux が起動できるかどうか動作確認する。
⑪ Linux パソコンをシャットダウンさせる。
⑫ 元の HDD(SSD)の配線をする。追加した HDD の配線を取り除き、予備として本体にそのまま
設置しておく。
SATA 電源ケーブル
SATA 信号ケーブル
L 型シリアル ATA3ケーブル
追加した HDD
この付近に SATA コネクタ
SATA 信号ケーブル
SATA 電源ケーブル
ハードディスク
SATA 電源ケーブル
/dev/sda
SATA 信号ケーブル
SSD 128GB
/dev/sdb
HDD 160GB
fdisk –l コマンドを実行するとデバイス名/dev/sda が分かる。