マーケット・トレンド ファンダメンタル分析シリーズ 2015年1月13日 株式会社フジトミ 情報サービス室 齋藤 和彦 この資料は投資判断の参考になる情報提供を目的とするもので、投資勧誘を目的としたものではあり ません。内容についても、信頼すべきと判断した情報に基づいておりますが、その正確性を保証する ものではありません。投資の最終判断は投資家ご自身でなさいますようお願い致します。 Copyright(c)2015 FUJITOMI Co.,Ltd 1.順ザヤ相場と逆ザヤ相場 ①順ザヤ 供給過剰=弱気スプレッド *サヤ滑り・・強気筋の仕掛けは短期勝負 時間の経過とともに自然に損失拡大 ②逆ザヤ 供給タイト=強気スプレッドが活発化 *サヤ出世・・長期的に買いの保有が可能 注)納会事情による当限だけの独歩高は逆ザヤ形成にあてはまらず 1 Copyright(c)2015 FUJITOMI Co.,Ltd 東京ゴム 月足チャート(2004年~) ---------------------------------------------------------------------------------青・期近限月↓ ↓赤・期先限月 2004年 チャートは全て株式会社インベステックのWin-Station(R)を使用しています。 2 Copyright(c)2015 FUJITOMI Co.,Ltd 東京ゴム 日足チャート(2014年7月~) ---------------------------------------------------------------------------------↓赤・期先限月 ↑青・期近限月 2014年 チャートは全て株式会社インベステックのWin-Station(R)を使用しています。 3 Copyright(c)2015 FUJITOMI Co.,Ltd 東京ゴム 日足チャート(2010年1月~) ---------------------------------------------------------------------------------- ↓青・期近限月 ↑赤・期先限月 2010年 チャートは全て株式会社インベステックのWin-Station(R)を使用しています。 4 Copyright(c)2015 FUJITOMI Co.,Ltd 2.季節的要因による価格変動パターン 1)タイの増産期と減産期 ①増産期 10月~12月 ②減産期 4月~6月 ソンクラン(お祭り)=4月13日~15日明けが減産期 2)中国の大型連休 旧正月(1月もしくは2月)・国慶節(10月上旬) 大型連休のため、その前後に中国の購入が活発化することも!? *ここ数年、中国の購入が期待外れで急落することも多い 5 Copyright(c)2015 FUJITOMI Co.,Ltd 3.その他の変動要因(1) 1)産地の現物相場 タイのオファー価格 産地の荷圧迫やタイト感を把握するうえで最も重要な指標 *タイの在庫に注目 2)上海ゴム市場 日本時間午前10時~16時(12時半~14時が中断) 世界最大の天然ゴムを輸入する中国の市場 *10時前後に東京市場の取引が活発化 *中国のゴム在庫も注視 上海・チンタオ ※海外市場参加者の動向 とりわけ、中国の参加者が多いため、上海ゴム相場を先取りする動きや 上海株式相場の値動きに敏感に反応することも 6 Copyright(c)2015 FUJITOMI Co.,Ltd 3.その他の変動要因(2) 3)経済指標 ①中国 新車販売台数(上旬)、HSBC製造業PMI(下旬) ②日本 新車販売台数(月初) *軽自動車の販売台数が多く、天然ゴム相場の材料になりにくい状況 全国生ゴム営業倉庫在庫、TOCOM発表の指定倉庫在庫 ③米国 *当用買いのため、注目度は定下 新車販売台数(月初) *ここ数年、天然ゴムの使用がほぼ横ばいのため、材料視されず 4)生産国による生産・出荷・輸出調整 ゴム相場の下落抑制=タイ、インドネシア、マレーシアの3カ国による協議 出荷調整(政府、輸出業者、生産者などによる在庫積み上げ)がほとんど *3カ国の足並みの乱れも多く、協議の行方は不透明!? *ベトナムの参加を要望 7 Copyright(c)2015 FUJITOMI Co.,Ltd 4.過去の変動要因 ①ブリヂストンの決算・・アジア市場参加者が注目=夜間取引に反映 ②為替相場 ③原油相場 8 Copyright(c)2015 FUJITOMI Co.,Ltd
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