This issue sponsored by http://www.aiche.org/CCPS/Publications/Beacon/index.aspx www.aiche.org/ccps www.iomosaic.com Messages for Manufacturing Personnel 何がプロセスリスクか? 2015年1月 Process Safety Beaconの2014年11月号と12月号は史上最悪の二つの産業災害の30周年号となった。すなわち1984年11月のメキシコ、メキシコ市、 San Juan Ixhuatepecで起こった LPG基地での爆発火災（１）と1984年12月のインド、ボパールでの毒性ガスの放出（２）である。これらの事故は、数万の人々に影響を及ぼした大災害であった。これらのBeacon の“あなたにできることは？”の項は自分のプラントでも起りそうな最悪の事態、及びそれが絶対に起らないようにするための自分の役割を理解することを勧めた。しかしながら、自分のプラントで起こりうる最悪のプロセス事故が最も高いプロセスリスクと同じではないかもしれないことにも留意すべきである。リスクは事故がいかに起こりやすいかとその結果の被害の大きさとの組み合わせである（3）。自分のプラントで、最悪の結果をもたらすようなプロセス事故はそうは起こらないかもしれない。他のそれほどシビアでない事故の方がおそらく起こりやすく、最悪の結果をもたらす事故より高いリスクを作るかもしれない。自分のプラントのすべてのプロセスリスクとそれらのすべてのプロセスリスクを管理する時の自分の役割を認識しておくべきである。 1 2 3 起りやすさ結果 (可能性/頻度) (被害の大きさ) リスクあなたにできることは？自分のプラントにおけるすべてのプロセスリスクについて、2014年12月号の“Beacon”で取り上げた人たちに同様の質問をすること。  自分が働いている場所や業務の中での全てのプロセスリスクは何か？  プロセス事故の防止と起った時の被害軽減の両方について、これらのプロセスリスクを管理するための適切なシステムは何か？  これらのプロセスリスク管理システムが適正でうまく働いていることをどうすればわかるか？  自分のプラントにおける全てのプロセスリスクを管理するシステムが間違いなく適切に機能するための自分の役割は何か。プラントの全てのプロセスリスクとそれらを管理するための役割を理解すること！ AIChE© 2015.不許複製。非営利的な教育目的のための複写は奨励する。但し、販売目的のための複写は、AIChEの同意書面なしには禁止する。コンタクト先： [email protected] 又は 646-495-1371 Beacon は通常､アラブ､アフリカ、中､チェコ､デンマーク､オランダ､英､仏､独､ギリシャ､グジャラート､ヘブライ､ヒンディー､伊､日､韓､マレー、マラーティー､ノルウェー､ペルシャ､ポーランド､ポルトガル､ルーマニア､露､スペイン､スウエーデン､テルグ､タイ､トルコ､ベトナムの各言語で入手可能。