新施設・整備等の基本的な条件 [PDFファイル/225KB]

新施設・設備等の基本的な条件
1
建物の構造及び敷地内配置
(1)事務棟及び検査棟は2階建て又は平屋建てとし、解剖棟・資材庫・保冷施
設は平屋建てを基本とする。
(2)事務棟、検査棟は土足禁止とする。
(3)解剖棟は、外部からの家畜等の搬入口を確保し、搬入口はトラックの荷台
から搬入しやすい高さとする。
(4)保冷施設については、飛び地に配置する。
(5)保冷施設周囲に、大型トラックが転回できるスペースを確保する。
(6)保冷施設における職員従事者数は1日当たり2~3名であり、両エリアの
の移動は、1日当たり1~2往復程度の徒歩での移動を想定。
2
建物内の配置等
(1)事務棟(2階建てを想定した場合の配置例です。)
ア
次の部屋は1Fに配置する。
事務室、所長室、トイレ(職員及び来所者用、ユニバーサル対応)
イ
玄関は、職員専用の下駄箱と来所者用の下駄箱を区分して配置する。
ウ
事務棟から検査棟へは雨に濡れずに移動できるようにする。
(2)検査棟(2階建てを想定した場合の配置例です。)
ア
次の部屋は1Fに配置する。
防疫課・衛生指導課検査室、洗濯室、シャワー室、動物管理室、エライ
サ検査室
イ
トイレは、1F、2F両階に設置する。
ウ
洗濯室、シャワー室、動物管理室は、なるべく解剖棟に近い場所に配置
する。
エ
検査棟から解剖棟へは雨に濡れずに移動できるようにする。
(3)解剖棟
3
ア
検査棟に一番近い場所に、解剖準備室を配置する。
イ
外部からの搬入口に近い方から、係留場、解剖室の順に配置する。
その他
福島県では、「ふくしま県産材利用推進方針」及び5カ年計画である「ふく
しま県産材利用推進計画」を策定し、低層の建築物は原則木造化を図ること、
また、木造化ができない場合は、可能な限り木質化を図ることなどを定め、県
産材利用の促進に取り組んでおり、その点を十分考慮した設計とすること。
1
新施設設備等の基本的条件
(2階建てを想定した場合の一例です)
棟の種類
室名
事務室
事務棟
室面積(案)
(㎡)
構造・内装条件
15
15
17
17
10
所長室(小会議室兼用)
30
必要設備・備品等
セキュリティ・機器異常等の集中表示盤
打合せスペース確保
LANシステム、TV
壁面にビルトインでなるべく多くの書棚を設置
打合せスペース確保
し、その上を棚として利用できる構造とする。
コピー・FAX・プリンター複合機
ロッカー
ロッカー
和室
押し入れ
和室
押し入れ
電気コンロ、給湯器
224 1Fに配置
更衣室男
更衣室女
休憩室男
休憩室女
給湯室
トイレ男(来所者兼用)
トイレ女(来所者兼用)
ユニバーサル対応トイレ(来所者兼用)
資材室
機械室
配置・動線条件
1Fに配置
出入口は事務室からのみとする
20 1Fに配置
20 1Fに配置
6 1Fに配置
5
5
10名程度の打合せが可能な構造
LANシステム
洋式
洋式
洋式
洗面台
洗面台
会議室
2Fの階段に一番近いところに配置
100人が着席できること。
160 間仕切りにより、複数の区画が確保できるよう
暗幕等により遮光できること。
にする
会議室付属の納戸
書庫
図書室
玄関・廊下等
事務棟合計
20
30
32
219
845
閲覧場所(2人分)確保
2
据置スチール棚
配電盤
LANシステム
ステージ、スクリーン、音響設備及び集中操作盤
プロジェクター、演台
会議用長机、椅子
スライド式書棚
書棚、小型テーブル、椅子
新施設設備等の基本的条件
(2階建てを想定した場合の一例です)
棟の種類
室名
洗濯室
薬品資材室
滅菌洗浄室
防疫課・衛生指導課検査室
廃棄物保管室
室面積(案)
配置・動線条件
構造・内装条件
(㎡)
30 1Fの解剖棟に近い場所に配置
床面を水洗できる構造
1Fに防疫課・衛生指導課検査室の隣室として
30
配置
30 1Fに配置
90
5
動物管理室
20
トイレ女
トイレ男
シャワー室女
シャワー室男
エライサ検査室
15
15
10
10
30
病理検査室
100
検査棟
生化学検査室
90
細菌検査室
110
ウイルス検査室
110
1Fに配置
車庫に近い部分に配置
専用のエントランススペースを設置し、職員の
検査棟外との出入りができるようにする。
1Fに配置
1Fの解剖棟に近い場所に配置
室内に接種室を引戸等で仕切って配置する
1Fに配置
1Fに配置
1Fの解剖棟に近い場所に配置
1Fの解剖棟に近い場所に配置
1Fに配置
入口近くに執務スペースを確保する。
検査室内に、暗室・保管室・切出包埋室・薄切
室を引戸等で仕切って配置する
入口近くに執務スペースを確保する。
検査室内に、HPLC室・薬品保管室を引戸等で
仕切って配置する
入口近くに執務スペースを確保する。
検査室内に、BSL2室とその前室を引戸等で
仕切って配置する
入口近くに執務スペースを確保する。
検査室内に、BSL2室とその前室、及び孵卵
室を引戸等で仕切って配置する
細菌検査室、ウイルス検査室に隣接させ、両
室から出入できる配置とする。
検査室内に、電気泳動室→抽出室の動線で引
戸等で仕切って配置する。
遺伝子検査室
45
2F洗浄滅菌室
24
BSE検査室
36 前室を設置する
冷蔵冷凍保管室
2F男子トイレ
2F女子トイレ
出入口・廊下等
検査棟合計
窓の下に鏡検スペースを広く設置
一部に外部との出入り口を設置
床面を水洗できる構造
据付実験台(アスピレーター用流し、ガスバーナー、棚
付き)、流し2カ所
ケージ、実験台、流し
洋式
洋式
脱衣スペース確保・3人分
脱衣スペース確保・3人分
実験台、流し、棚、冷凍冷蔵庫、プレートリーダー、PC
LANシステム、有機溶媒排気装置、実験台、流し、顕
有機溶媒排気装置2台を設置する構造とする 微鏡、棚、薬品庫、鍵付きスチール棚、複数の大型検
査機器等
ドラフトチャンバー1台を設置する構造とする
LANシステム、ドラフトチャンバー、実験台、流し、棚、
薬品庫、電子天秤、複数の大型検査機器等
クリーンベンチ1台を設置する構造とする
LANシステム、クリーンベンチ、実験台、流し、棚、薬
品庫、電子天秤、複数の大型検査機器等
安全キャビネット2台を設置する構造とする
LANシステム、安全キャビネット、実験台、流し、棚、
薬品庫、電子天秤、複数の大型検査機器等
実験台、流し、棚、複数の大型検査機器等
熱気を充満させない設備とする
3
洗濯機、乾燥機、長い流し
薬品棚、資材保管棚、業務用冷蔵庫、検体保存用冷
凍庫、鍵付き保管庫(毒劇物用)
長い流し(お湯使用可能)、乾熱滅菌器、ガス滅菌器、
オートクレーブ、乾燥棚
一部に外部との出入り口を設置
安全キャビネット1台を設置する構造とする
24
10
10
296
1,140
必要設備・備品等
流し、実験台、棚、アイスクラッシャー、アイスメー
カー、蒸留水製造装置、乾熱滅菌器
流し、実験台、棚、超低温冷凍機、冷蔵庫、プレート
リーダー、PC
冷凍庫、冷蔵庫をそれぞれ複数
新施設設備等の基本的条件
(2階建てを想定した場合の一例です)
棟の種類
室名
解剖室
50
係留室
解剖棟
配置・動線条件
構造・内装条件
係留室から、移動式クレーンで家畜を牽引す
る。
解剖準備室
10台分
事務室
検査棟に近い部分に配置
解剖室と隣接させる
24 解剖室と隣接させる
24
12 解剖室及び焼却炉室と隣接させる
64
21
227
30
60
30
30
150
検査棟の防疫課・衛生指導課検査室のエントラ
210
ンススペースに近い場所に配置
20
30
洗濯スペース
男子用トイレシャワー室
女子用トイレシャワー室
保冷施設
荷さばき所
保冷室
保冷施設合計
合計
床面は水洗できる構造とする
必要設備・備品等
移動式クレーン
牛2頭を繋養できる構造とする
床面は水洗できる構造とする
枠場、、電動ウインチ
搬入スペースは外部からの視線を遮り、天候
に左右されない構造とする。
12 外部との搬出入口を設置
資材室
機械室
冷凍室
焼却炉室
出入口・廊下等
解剖棟合計
消石灰備蓄室
動力噴霧器収納室
資材庫
防護服等備蓄室
消毒薬備蓄室
資材庫合計
車庫
室面積(案)
(㎡)
8
8 洋式
8 洋式
外気と遮断できる受付スペースを確保する。
受付スペースは出入り口を3カ所(事務室通用
口、職員用の荷さばき所出入口、来所者用の
80 荷さばき所出入口)設置する。
トラックが進入できる幅、高さのシャッターを取
り付ける。
来所者出入り口を設置する。
190
324
2,896
4
床面は水洗できる構造とする
すのこ、長靴置き場、資材整理棚
床面は水洗できる構造とする
床面は水洗できる構造とする
床面は水洗できる構造とする
床面は水洗できる構造とする
資材棚、薬品棚
フォークリフトで出入りできる構造とする
フォークリフトで出入りできる構造とする
搬出入口を広く(ドア2枚分)確保する
搬出入口を広く(ドア2枚分)確保する
据付棚
資材棚
資材棚、薬品棚
職員専用の出入り口を設置
荷さばき所への職員通用口を設置
1台分
1人分
1人分
大型トレー
焼却炉
LANシステム、給湯設備
洗濯機
洗面台
洗面台
移動式クレーン、電動ウインチが設置できる構
移動式クレーン、壁付け電動ウインチ、脱臭装置、
造とする。
フォークリフト、整理棚
床面は、水洗できる構造とする。
床面は水洗できる構造とする。
棚、ユニットクーラー、脱臭装置