注 意

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(2)グレイジングチャンネル構法
技
術
サ
ポ
ー
ト
・
ご
注
意
コーンシーリング材は使用しないでください。
(3)グレイジングビード構法
各種クリアランス、かかりしろの寸法について
止水・排水性に劣るグレイジングチャンネル構
呼び厚さ6.8ミリ以下の素板で構成される複層
法は、複層ガラスの納まりとしては、好ましく
ガラスを、簡易な建築物で使用する場合はグレ
は、sP162「板ガラスの納まり寸法標準」を
ありません。呼び厚さ6.8ミリ以下の素板で構
イジングビード構法による施工ができます。
ご参照ください。
成される複層ガラスを、住宅や簡易な集合住宅
サッシはJIS A 4706に適合する、水抜き機
などで使用する場合で、かつ、孔明きグレイジ
構を備えたサッシをご使用ください。
ングチャンネル等水抜きに配慮した特別なグレ
グレイジングビードは、JIS A 5756に適合
標準仕様書・同解説ガラス工事(JASS17)にお
イジングチャンネルを用いる場合に限って、
グレ
する良質のものをご使用ください。
イジングチャンネル構法による施工ができます。
グレイジングビード構法では、下辺にセッティ
サッシはJIS A 4706に適合する、水抜き機
ングブロックの敷き込みが必要です。
構を備えたサッシをご使用ください。
各種クリアランス、かかりしろの寸法について
グレイジングチャンネルは、JIS A 5756に
は、sP162「板ガラスの納まり寸法標準」を
適合する良質のもので、水抜きに配慮したタイ
ご参照ください。
プのものを必ずご使用ください。
*1 セッティングブロックの長さの算出は、建築工事
ける計算式に基づき、簡易式にしています。
(2)グレイジングチャンネル構法
止水・排水性に劣るグレイジングチャンネル構
法は、合わせガラスの納まりとしては、好まし
くありません。
呼び厚さの合計が8ミリ未満の合わせガラスを、
住宅や簡易な集合住宅などで使用する場合で、
(4)小口の露出
< 図 5 図 6 図 7 参照>
小口を露出したり、突き合わせなど、複層ガラ
各種クリアランス、かかりしろの寸法について
スのエッジ部がサッシに呑み込まれない納まり
は、sP162「板ガラスの納まり寸法標準」を
は、封着部の劣化の原因になりますので、お避
ご参照ください。
けください。
かつ、孔明きグレイジングチャンネル等水抜き
に配慮した特別なグレイジングチャンネルを用
いる場合に限って、グレイジングチャンネル構
法による施工ができます。
サッシはJIS A 4706に適合する、水抜き機
たて部の水の移動
浸入した水
(下に向けて移動)
■ 合わせガラスの標準納まり
注 意
合わせガラスのエッジ部が長時間水に接する
と、中間膜が白濁したり剥離したりする恐れが
あります。できるだけ止水・排水性の高い納ま
りをご採用ください。
(1)弾性シーリング材構法
止水・排水性に優れた弾性シーリング材構法
は、合わせガラスに最も適した納まりです。サ
ッシはJIS A 4706に適合する、水抜き機構
図5
を備えたサッシをご使用ください。セッティン
隅部からの水の落下
グブロックは、硬度90°
程度のクロロプレンゴ
ムを下辺に2個使用してください。セッティン
グブロックの長さなどの寸法は次の数値として
ください。クロロプレンゴムには合わせガラス
の接着部に影響を及ぼすものがあります。影響
を与えない材質の選定やボンドブレーカーを貼
るなどして合わせガラスの接着部と直接接触し
たて部の水は直接
下部エッジクリアランス部に落下
グレイジングチャンネル
先端を残して切断
ないような処理をお願いします。
セッティングブロックの長さω(cm)*1
ω≧2.5A (クロロプレンゴムの場合)
ここで A:ガラス面積(m2)
図6
孔明きグレイジングチャンネルを使用した複層ガラス
セッティングブロック断面の幅a
ガラスの呼び厚さ以上で、セッティングブロッ
ク断面の高さ以上としてください。
セッティングブロック断面の高さb
下辺エッジクリアランスおよびかかりしろとの
関係から求めてください。
バックアップ材は、ポリエチレンフォーム、発泡
ゴム、中空ソリッドゴムなどをご使用ください。
複層ガラス
孔明きグレイジングチャンネル
図7
156
シーリング材は、JIS A 5758に適合する、
シリコーン系またはポリサルファイド系の良質
のものをご使用ください。ただし、酢酸系シリ
構を備えたサッシをご使用ください。
グレイジングチャンネルは、JIS A 5756に
適合する良質のもので、できるだけ水抜きに配
慮したタイプのものをご使用ください。
各種クリアランス、かかりしろの寸法について
は、sP162「板ガラスの納まり寸法標準」を
ご参照ください。
(3)グレイジングビード構法
呼び厚さの合計が8ミリ未満の合わせガラスを、
簡易な建築物で使用する場合はグレイジングビ
ード構法による施工ができます。
サッシはJIS A 4706に適合する、水抜き機
構を備えたサッシをご使用ください。グレイジ
ングビードは、JIS A 5756に適合する良質
のものをご使用ください。グレイジングビード
構法では、下辺にセッティングブロックの敷き
込みが必要です。各種クリアランス、かかりし
ろの寸法については、sP162「板ガラスの納
まり寸法標準」をご参照ください。
(4)小口の露出
小口を露出する納まりは、特殊フィルムの劣化
の原因になりますので、お避けください。
小口をシーリング材等で突き合わせ施工する場
合には特殊フィルムの劣化を防ぐために開発さ
れた合わせガラスが必要となります。ご採用に
あたっては、ご相談ください。