P157-158_2C 13.9.11 17:21 ページ156 (2)グレイジングチャンネル構法 技 術 サ ポ ー ト ・ ご 注 意 コーンシーリング材は使用しないでください。 (3)グレイジングビード構法 各種クリアランス、かかりしろの寸法について 止水・排水性に劣るグレイジングチャンネル構 呼び厚さ6.8ミリ以下の素板で構成される複層 法は、複層ガラスの納まりとしては、好ましく ガラスを、簡易な建築物で使用する場合はグレ は、sP162「板ガラスの納まり寸法標準」を ありません。呼び厚さ6.8ミリ以下の素板で構 イジングビード構法による施工ができます。 ご参照ください。 成される複層ガラスを、住宅や簡易な集合住宅 サッシはJIS A 4706に適合する、水抜き機 などで使用する場合で、かつ、孔明きグレイジ 構を備えたサッシをご使用ください。 ングチャンネル等水抜きに配慮した特別なグレ グレイジングビードは、JIS A 5756に適合 標準仕様書・同解説ガラス工事(JASS17)にお イジングチャンネルを用いる場合に限って、 グレ する良質のものをご使用ください。 イジングチャンネル構法による施工ができます。 グレイジングビード構法では、下辺にセッティ サッシはJIS A 4706に適合する、水抜き機 ングブロックの敷き込みが必要です。 構を備えたサッシをご使用ください。 各種クリアランス、かかりしろの寸法について グレイジングチャンネルは、JIS A 5756に は、sP162「板ガラスの納まり寸法標準」を 適合する良質のもので、水抜きに配慮したタイ ご参照ください。 プのものを必ずご使用ください。 *1 セッティングブロックの長さの算出は、建築工事 ける計算式に基づき、簡易式にしています。 (2)グレイジングチャンネル構法 止水・排水性に劣るグレイジングチャンネル構 法は、合わせガラスの納まりとしては、好まし くありません。 呼び厚さの合計が8ミリ未満の合わせガラスを、 住宅や簡易な集合住宅などで使用する場合で、 (4)小口の露出 < 図 5 図 6 図 7 参照> 小口を露出したり、突き合わせなど、複層ガラ 各種クリアランス、かかりしろの寸法について スのエッジ部がサッシに呑み込まれない納まり は、sP162「板ガラスの納まり寸法標準」を は、封着部の劣化の原因になりますので、お避 ご参照ください。 けください。 かつ、孔明きグレイジングチャンネル等水抜き に配慮した特別なグレイジングチャンネルを用 いる場合に限って、グレイジングチャンネル構 法による施工ができます。 サッシはJIS A 4706に適合する、水抜き機 たて部の水の移動 浸入した水 (下に向けて移動) ■ 合わせガラスの標準納まり 注 意 合わせガラスのエッジ部が長時間水に接する と、中間膜が白濁したり剥離したりする恐れが あります。できるだけ止水・排水性の高い納ま りをご採用ください。 (1)弾性シーリング材構法 止水・排水性に優れた弾性シーリング材構法 は、合わせガラスに最も適した納まりです。サ ッシはJIS A 4706に適合する、水抜き機構 図5 を備えたサッシをご使用ください。セッティン 隅部からの水の落下 グブロックは、硬度90° 程度のクロロプレンゴ ムを下辺に2個使用してください。セッティン グブロックの長さなどの寸法は次の数値として ください。クロロプレンゴムには合わせガラス の接着部に影響を及ぼすものがあります。影響 を与えない材質の選定やボンドブレーカーを貼 るなどして合わせガラスの接着部と直接接触し たて部の水は直接 下部エッジクリアランス部に落下 グレイジングチャンネル 先端を残して切断 ないような処理をお願いします。 セッティングブロックの長さω(cm)*1 ω≧2.5A (クロロプレンゴムの場合) ここで A:ガラス面積(m2) 図6 孔明きグレイジングチャンネルを使用した複層ガラス セッティングブロック断面の幅a ガラスの呼び厚さ以上で、セッティングブロッ ク断面の高さ以上としてください。 セッティングブロック断面の高さb 下辺エッジクリアランスおよびかかりしろとの 関係から求めてください。 バックアップ材は、ポリエチレンフォーム、発泡 ゴム、中空ソリッドゴムなどをご使用ください。 複層ガラス 孔明きグレイジングチャンネル 図7 156 シーリング材は、JIS A 5758に適合する、 シリコーン系またはポリサルファイド系の良質 のものをご使用ください。ただし、酢酸系シリ 構を備えたサッシをご使用ください。 グレイジングチャンネルは、JIS A 5756に 適合する良質のもので、できるだけ水抜きに配 慮したタイプのものをご使用ください。 各種クリアランス、かかりしろの寸法について は、sP162「板ガラスの納まり寸法標準」を ご参照ください。 (3)グレイジングビード構法 呼び厚さの合計が8ミリ未満の合わせガラスを、 簡易な建築物で使用する場合はグレイジングビ ード構法による施工ができます。 サッシはJIS A 4706に適合する、水抜き機 構を備えたサッシをご使用ください。グレイジ ングビードは、JIS A 5756に適合する良質 のものをご使用ください。グレイジングビード 構法では、下辺にセッティングブロックの敷き 込みが必要です。各種クリアランス、かかりし ろの寸法については、sP162「板ガラスの納 まり寸法標準」をご参照ください。 (4)小口の露出 小口を露出する納まりは、特殊フィルムの劣化 の原因になりますので、お避けください。 小口をシーリング材等で突き合わせ施工する場 合には特殊フィルムの劣化を防ぐために開発さ れた合わせガラスが必要となります。ご採用に あたっては、ご相談ください。
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