p.15-34 実施報告書2(PDF:528KB)

Ⅲ 『住みたい・住み続けたいまち』の実現に向けた検討結果
「住みたい・住み続けたいまち」にするために力をいれていくべきこと、それを実現するため
に自分たちにできることについて、各グループでの検討結果を参加者から発表してもらいました。
発表後、参加者の熱い思いを受けて、市長が講評を行いました。
1
検討方法
まず、テーマ①で『住みたい・住み続けたいまち』になるために力を入れていくべき分野につ
いて、以下の1から15の施策分野の中から選び、その【特に力を入れるべき理由】と【特に力を
入れるべき内容】を検討してもらいました。
次に、テーマ②で『住みたい・住み続けたいまち』の実現に向け、テーマ①で挙がった【特に力
を入れるべき内容】を中心に、それに対して【自分たちでできること】を検討してもらいました。
特に力を入れた方が良いと思う分野はどれですか?
~施策分野一覧~
1.
子育て分野
2.
国民保険年金事務、介護保険事務、障害者施策、高齢者施策など
3.
健康づくり
4.
多文化共生施策、男女共同参画施策、人権施策、自治会施策など
5.
学校教育分野
6.
青少年の育成
7.
文化・学習活動分野
8.
緑の保全、公園整備、自然環境の保持など
9.
ごみ処理分野
10. 防犯・防災分野
11. 土地利用、駅前整備など
12. 道路・公共交通分野
13. 農業・商業・観光分野
14. 情報環境分野
15. その他
2
各グループの検討結果
(1)青色グループ
◆子育て分野
≪特に力を入れるべき理由と内容≫

共働きの家庭が多いため。
⇒保育所の受け入れ人数を増やす。

子育てに関する情報の入手手段が分からず不便なため。
⇒駅やスーパーなど日頃利用する場所に掲示したり、窓口を設けたりするなど情報を
入手しやすい工夫をする。
≪自分たちができること≫

子育てに関する情報を積極的に収集し、友達などで身近な人に共有する。
◆学校教育分野
≪特に力を入れるべき理由と内容≫

特定の友達と遊んだり、1人で行動したりする子どもが増えているため。
⇒他の学校との交流を促進させる。

保育園が良くても学校が良くないとそのまま育てられる場所だと思えないため。
⇒学校や学童で、補習や宿題のお手伝いをするなど学力向上の支援を図る。
(元気な高
齢者を活用したボランティアなどを通して)
◆青少年の育成
≪特に力を入れるべき内容≫

青少年を育成するために、ボランティア活動を広める。
≪自分たちができること≫

身近な人にボランティアへの参加を勧める。
◆ごみ処理分野
≪特に力を入れるべき内容≫

資源の活用のため、民間主導のリサイクルを市が進める。
◆防犯・防災分野
≪特に力を入れるべき理由と内容≫

街灯が少ないところが多く危険であり、子どもたちの安全が守られているのか心配で
あるため。
⇒市内の街灯を増設する。
⇒市内に防犯ブザーを設置する。

市から発信される情報の詳細が分からない場合はその情報への対応が遅れるため。
⇒市役所・警察署・消防署等で連携して、全ての情報を提供できるような場を設ける。
≪自分たちができること≫

防犯・防災に関する予備知識を入手しておく。(消火器の使用方法等)

消火器を購入する等、周りの方にも消火器を身近に置くことを勧める。

会社や学校の防犯訓練等に積極的に参加する。
◆土地利用、駅前整備など
≪特に力を入れるべき理由と内容≫

駅周辺の人の賑わいがやや少なく感じるため。特に隣の駅の所沢と比較するともっと
活発になってほしいため。
⇒駅周辺の道路を整備する。
⇒赤ちゃん休憩室付のカフェなど、小さい子どもと一緒にお喋りできる場所を確保す
る。
◆道路・公共交通分野
≪特に力を入れるべき理由と内容≫

自転車の交通量が多いが、その割に、道路幅等が狭く自転車と接触しそうになるため。
⇒自動車、自転車、歩行者の安全を確保できるよう、道路を拡幅するなど整備を促進
する。
⇒多摩湖自転車道のように、歩行者・自転車専用道路を市内に整備する。

市内を巡るときにバスの本数が少なかったり、歩く距離が長かったりと、特に老人に
は不便を感じるため。
⇒カーシェア、自転車シェアなど、バス以外の交通手段で工夫してみる。
⇒バスの本数を増加させる。
≪自分たちができること≫

道路の拡幅はすぐに出来ないため、各個人が今一度道路の使用方法やルールなどを再
確認し、通行する。
◆農業・商業・観光分野
≪特に力を入れるべき理由と内容≫

地域の畑(農家)
、お店等を知る機会がなく、どこにどんなものがあるかが分からない
ため。
⇒マルシェなど地域の農業、商業に参加し、直接市民と触れ合いが持てるイベントを
開催する。

東村山をアピールするものが極端に少ないため。
⇒東村山名物を増やし、PRする。スーパーやコンビニエンスストア等にも商品を置
き、手の届きやすい名物にする。

「東の村の山」という市の名前が田舎を連想させるため。
⇒市の名前を改名する。
≪自分たちができること≫

駅弁の製作やムラコンの開催、果物の特産品の売り込みなどの活動を、SNSを介し
て紹介し、東村山市をPRする。

パンフレットを持っていき、知り合いのお店等に配置してもらう。

グルメガイドや散策マップを元に友達と市内を巡り遊ぶ。(東村山の情報に敏感な人
を増やすことができ、さらに口コミやSNSで発信してもらうことが出来る)
◆情報環境分野
≪特に力を入れるべき理由と内容≫

「東村山市はこんなに住みやすい」と感じてもらえるようなアピールをすることで、
市外からの転入者が増える可能性があるため。

市のホームページや市報には多くの情報が掲載されているが、自分で積極的に情報を
調べないと分からないことが多いため。

市のホームページをさらに活用するべきであると考えるため。

個人事業をしており、個人でも気軽に作業できる場が欲しいため。
⇒図書館や公民館にフリーWi-Fiを設置する。
≪自分たちができること≫

紙や電子媒体で情報を共有させる。

東村山情報サイトをつくる。
(2)ピンクグループ
◆子育て分野
≪特に力を入れるべき理由と内容≫

待機児童が0ではないが、子育て環境については結婚する上で住居をどこにするかの
基準になるため。
⇒保育所を増園する。

子育てに関する情報をもっと知りたいため。
⇒待機児童の改善状況について情報を開示する。
⇒地域の子育てに関する他市と比較する情報があまりないため、市のホームページで
も他市比較による子育て情報を掲載する。
◆健康づくり
≪自分たちができること≫

日々の健康づくりのために、食事や運動に努力する。

公助だけに依存するのではなく、自助の気持ちを持つ。
◆多文化共生施策、男女共同参画施策、人権施策、自治会施策など
≪特に力を入れるべき理由と内容≫

国際化に向けて、気軽に市民と外国人が交流できる機会を増やすべきだと思うから。
インターネット等を通じた国際交流関連情報の入手が難しいため。
⇒インターネットによる情報を増やし更新を頻繁にする。

多様化する行政サービスを市役所のみで賄うことが難しくなってきている中、新たな
公共の担い手として自治会や町内会の役割が大事になってくるため。
⇒自治会加入率向上へ向けた取り組みを行う。
≪自分たちができること≫

無料の国際交流イベントを開催する。
(子どもの将来のためにも、広い世界に関心を持
つきっかけとする)

市や地域のイベントに参加してみる。

ご近所付き合いを面倒くさがらずに大切にし、日々の挨拶を行う。
◆学校教育分野
≪特に力を入れるべき理由と内容≫

東村山の良さや特徴について関心が高まると思うため。
⇒地域ならではの教育を充実させる。

子どものころから学ぶことで、関心が高まり定住意向にもつながるため。
(ハンセン病
や、野火止用水、正福寺等について)
◆青少年の育成
≪特に力を入れるべき理由と内容≫

豊かな心を持つ子どもを育てるには、大人もそうした心を持っている必要があるため。
またそれが住みやすいまちづくりにつながるため。

子どもが大人を尊敬できない現状があるため。
⇒大人がしっかりする。
◆緑の保全、公園整備、自然環境の保持など
≪特に力を入れるべき理由と内容≫

東村山市の特色である豊かな緑を強化することで、他の自治体との差別化を図ること
が出来るため。
⇒八国山や北山公園等の観光資源のPR活動を行い、市内各所での緑化活動も進める。
≪自分たちができること≫

落ちているゴミを拾う。

レジ袋ではなく、なるべくマイバックを使用する。
(そのために、常にマイバックを持
ち歩く)
◆防犯・防災分野
≪特に力を入れるべき理由≫

災害時にもしっかりと市民に情報が伝わった方が良いため。
≪自分たちができること≫

回覧板を回しに伺う際に、近所の方の様子を気にかけてみる。災害が発生した際に、
災害の情報の入手が難しい方(特に単身高齢者)を予め把握することができる。

普段から健康を維持するための体操教室などに参加し、災害時にも要援護者とならな
いようにする。
(教室への参加の動機づけにもなる)
◆土地利用、駅前整備など
≪特に力を入れるべき理由と内容≫

商業施設が少ないため。

空きテナントが多いため。
⇒自営業希望者に向けて、店舗出店の際に参考となる国勢調査等の情報や地域及び市
民情報を提供する。
⇒空きテナント情報の公開やカフェ情報誌でカフェの案内をする。
≪自分たちができること≫

カフェ情報誌を作る。
◆道路・公共交通分野
≪特に力を入れるべき理由と内容≫

通勤通学に利用しやすい時間帯の公共交通の利便性が向上すると、ずっと住み続ける
上で選ばれるまちになる可能性が高まると思うため。
⇒現状の公共交通機関の利便性を向上させる。
⇒ダイヤの設定をもっと利用しやすいように改善する。

道路が狭く危ないため。
(府中街道や西口バス通り)
◆農業・商業・観光分野
≪特に力を入れるべき内容≫

個人経営の商店をもっとPRし、入店しやすくする。
≪自分たちができること≫

色々なお店に入ってみたり、個人商店を利用してみたりする。
◆情報環境分野
≪特に力を入れるべき理由と内容≫

市政に関心を持つ人を増やした方が良いため。
⇒市民のインターネット利用を促進する。

情報を入手しやすいようにした方が良いため。
⇒市のホームページ自体にツイートボタンをつくる。
⇒市のホームページ上で、更新日、担当課を全てのページに記載する。
≪自分たちができること≫

市役所が発信した情報の中で、大切かつ便利で役立ちそうな情報は、積極的にSN
Sで拡散する。
(情報の出典が不正確だと混乱してしまうため、出典が正確なもの)
◆その他
≪自分たちができること≫
 自分たちの考えや企画などは、積極的に市に要望を出していく。
(3)水色グループ
◆子育て分野
≪特に力を入れるべき理由と内容≫

家族が安心して暮らしていくために、子育ては基礎となり、その環境を整えていくこ
とが選ばれるまちになると思うため。
⇒子育てしているママやお子さんが気軽に集えるサロンや喫茶スペースを設ける。

子育て世代の核家族化が進んでいる中、第三者や地域コミュニティなどによるサポー
トや支援が子どもの健やかな成長につながると考えられるため。
⇒子育てママたちが主役となり、それぞれの得意分野や資格、知識などを活かし、シ
ェアし合えるワークショップを企画する。
(出店希望ママの登録)
≪自分たちができること≫
 高齢者らのお話などを子育てに生かせるように、おばあちゃんのお話会のようなもの
を開催するなど、高齢者の知識を子育て世代に伝えていく
 世代を超えた交流が出来るような行事へ参加する。
 親子で利用できる遊びスペースやワークショップに参加したり、カフェの運営をした
りすることで、高齢者の方との交流の促進を図る。
◆国民保険年金事務、介護保険事務、障害者施策、高齢者施策など
≪特に力を入れるべき理由≫

老いは誰にでも訪れる課題で、障害もいつ何時身近な人がその境遇になるのか分らず、
共通の問題であると思うため。
≪自分たちができること≫

自治会などで若い人中心に、高齢者の存在を認識し定期的に訪問したりイベントを行
ったりする。

徘徊している認知症の高齢者や、困っている障害者の方を見かけたら近くの公的機関
や駅係員に連絡する。
◆健康づくり
≪特に力を入れるべき理由と内容≫

身体や心を健康に保ち、一人ひとりが活動的に過ごすことが、地域の幸福度を上げ、
活性化することにつながるため。
⇒食に対する意識を高めるため、食の安全(自然農法、在来種野菜)などの勉強と市
民の意識付け(地産地消)を行う。
⇒健康診断、人間ドックの費用を市が補助する。
≪自分たちができること≫

自然農法や在来種など、農業に詳しい方と一緒に東村山市内で野菜づくり体験を企画
する。

健康な生活を心がける。
◆多文化共生施策、男女共同参画施策、人権施策、自治会施策など
≪特に力を入れるべき理由と内容≫

人口を増やすためには、外国人が住みやすい環境を整備する必要があるため。
⇒海外からの留学生を受け入れる体制や制度をつくる。(家賃の補助やアルバイトの
斡旋等)
≪自分たちができること≫

自治会に加入しやすい雰囲気をつくる。
◆学校教育分野
≪特に力を入れるべき理由と内容≫

将来、高校教員を目指していることもあり、学校教育の充実は大切であると思うため。
⇒市内の中学生たちにもっとボランティアを紹介するような機会をつくる。

高校の英語教員を目指しているので、ALTなどが増えると良いと思うため。
⇒市内の小中学校に常駐のALTを導入する。
≪自分たちができること≫

生徒達にボランティアの紹介をしてくれるよう、教員に協力を呼びかける。
◆青少年の育成
≪特に力を入れるべき理由と内容≫

最近は中学生や高校生でもたばこを吸ったり、お酒を飲んだりしているのをよく耳に
するため。
⇒たばこやお酒がなぜいけないのか、その危険性を実際の講話等を通じて理解させる。

核家族が増えていく中、世帯単位だけでなく、地域で子育てをサポートすることが大
切だと考えるため。
≪自分たちができること≫

地域の人達で子ども達を見守り、子育てしやすい環境を地域で作る。
◆文化・学習活動分野
≪特に力を入れるべき理由と内容≫

ふるさと歴史館や、正福寺などの歴史あるものをアピールして欲しいため。
⇒交通機関の中吊り広告を利用する。
◆緑の保全、公園整備、自然環境の保持など
≪特に力を入れるべき理由と内容≫

子ども達が安全に楽しく遊べるような公園が欲しいため。
⇒バーベキューや花火などができる場所をつくる。(市内にそのような場所があれば
地域の人と交流しやすい)。

自然が市の魅力なのに、それが活用できていなため。
≪自分たちができること≫

毎月決まった期間は皆が利用できるような公園にするため、他の人の利用方法に対
して理解する気持ちを持つ。
◆防犯・防災分野
≪特に力を入れるべき理由≫

大地震が想定される中で、防災対策はまず取り組むべき課題だと思うため。
≪自分たちができること≫

防災に関する情報を収集し、防災グッズを準備しておく。(自分の身は自分で守る)
◆土地利用、駅前整備など
≪特に力を入れるべき理由と内容≫

東村山駅前(特に西口)
、新秋津駅などに活気が欲しいため。

久米川駅(南口)が暗いため。
⇒ただの交通機関ではなく、何かのイベントを開催する場所として駅を活用する。
⇒子どもや大人が交流できる、楽しい場所だと感じてもらえるような企画をする。

景観は建物や設備だけではなく、人や空気(雰囲気)を含めたトータルで形成される
ものであるため。
⇒子どもの視点で人と空気を考慮したまちづくりを進める。
≪自分たちができること≫

野菜の販売等の朝市企画を行う。
◆道路・公共交通分野
≪特に力を入れるべき理由≫

交通量が多いため道路の道幅が狭い地域があり、子育て世代や障害者、高齢者が不安
な状況があるため。
◆農業・商業・観光分野
≪特に力を入れるべき理由と内容≫

市の収入を増やすことで新しいサービスを提供できるようになるため。

大前提だと思うため。

静かで落ち着いた環境も重要だが、活気のないまちには若い世代は魅力を感じないた
め。
⇒企業の誘致に取り組むことで、法人税収入や労働人口を増やす。
⇒東村山市内の中小企業や商店街を活性化させる。
⇒一つだけの製品を売るのではなく、ガイドマップのようなもので、飲食エリアやお
土産エリア等で分けてみる。

もし市内で雇用が確保されていれば、転勤や解雇といった不安がなくなるため。
⇒雇用の創出を図る。
≪自分たちができること≫

地域の商店街で買い物をする。

地元の野菜をできるだけ消費するなど、地産地消を徹底する。

非営利型株式会社(NPO的な)のような、利益を地域に還元できるような組織を設
立する。
◆情報環境分野
≪自分たちができること≫

SNSやFacebook、Ustream等で東村山をPRする。
◆その他
■外部の視点(市外の視点、子どもの視点)を持つこと
≪特に力を入れるべき理由≫

現状は残念ながらもあらゆる点で市全体において外部の視点が欠けているため。
≪自分たちができること≫

常に他者の視線(視点)を意識し、まちの雰囲気を損ねるような行動はとらない。
■東村山市市民の経済的負担(税金、保険等)を減らすこと
≪特に力を入れるべき理由≫

生活に直結する上、実家が市内ではない家庭にとっては居住地を決める上で最も大き
な問題のため。
(4)黄色グループ
◆子育て分野
≪特に力を入れるべき理由と内容≫

妊娠・出産時に子育てのビジョンができると東村山市へ移住する人を増やしたり、転
出する人を減らしたりすることができるため。
⇒情報を必要とする妊婦さんまで子育てサービスに関する情報が入ってきづらいた
め、情報の発信方法を工夫する。
⇒多忙な働く女性も利用しやすいようなカフェ付の託児所を設置する。
⇒東村山市内の職場内託児所が充実するよう、支援制度や体制の充実を図る。
≪自分たちができること≫

東村山版「ひよこクラブ」のような雑誌を児童施設利用者で作成する。
(文字のみでは
なく、写真やコメントも掲載し、作成者の名前も記載する)

情報誌や口コミ誌を月1回程度制作する。

公園マップを作成し、配布・掲示をする。

実際に遊んでいる様子を撮影してYouTube等で公開する。
◆国民保険年金事務、介護保険事務、障害者施策、高齢者施策など
≪特に力を入れるべき内容≫

国民保険事業の適正化を図る。
◆健康づくり
≪特に力を入れるべき理由と内容≫

親の体力の低下を目の当たりにしており介護予防の必要性を感じているため。
⇒身の回りの身近な人が声掛けを行う。

平均寿命を上げ長生きできるまちという評判やイメージをつけた方がいいため。
≪自分たちができること≫

身近にかかわる人と接する中で、様子を見ながら、自分の知る行政の情報を伝える。
(地域内の見守り)

親と子、親と孫など、家庭内での見守りを行う。

自治会散歩バトンリレー等の企画を開催する。
(運動では歩行が一番健康に良いため、
自治会の回覧版や連絡ノート等に記載し、皆で意識付けを行う)
◆多文化共生施策、男女共同参画施策、人権施策、自治会施策など
≪特に力を入れるべき理由と内容≫

核家族化が進んでいるため、地域での連携による安心・安全な街づくりを進める必要
があるため。

地域コミュニティの関係が希薄で多様性への許容度が低いと思うため。
⇒こども会をつくる。
⇒地域にどのような国籍の方がいるのか等の情報を共有する。
⇒北山公園で多国籍祭りを開催する。
≪自分たちができること≫

長年住んでいる方たちと協働で「地域版ムラカイ」をつくる。
◆青少年の育成
≪特に力を入れるべき理由と内容≫

東村山市の良さを子ども達が知ることができるため。

いじめや引きこもり、SNS等の新しいツールの普及により問題が深刻化・複雑化し
ているため。
⇒小学生の携帯電話の使用を禁止する。
≪自分たちができること≫

青少年から高齢者までの世代を超えたコミュニティネットワークを作り、社会的役
割・責任を持つことで生きがいを提供する。

育成事業で行っていることを発信していく。
◆文化・学習活動分野
≪特に力を入れるべき理由と内容≫

長寿が進む中、退職後の学習により認知症などを予防し元気なお年寄りを増やすため。
⇒シルバー人材センターを有効活用する。
⇒シルバー人材センターや老人クラブに加入していない人の能力を引き出していく
ための支援に取り組む。

様々なジャンルの企画をすることでまちとして面白くなると思うため。
⇒外国や異文化に関する講座を開設する。
◆緑の保全、公園整備、自然環境の保持など
≪特に力を入れるべき理由と内容≫

自然の豊かさを求める人が多いため。
⇒子どもが伸び伸びと遊べる場所を確保する。
◆防犯・防災分野
≪特に力を入れるべき理由と内容≫

東南海地震や立川断層に対する防災対策を拡充する必要があると感じるため。
⇒個人としてどれだけの備蓄が必要なのかを市が発信する。
⇒自助を進めるために、月1個の標語のみを押し出し、自治会等を通じてアピールす
る。
(例:水の貯蓄は3ℓ)
⇒市民の防災知識を向上させるため、市の後援の元、消防や警察が主体となり産業ま
つりの場などを通じてイベントを開催する。
≪自分たちができること≫

個人で防災対策グッズを準備する。

市が用意した被災時備品を購入する。
◆土地利用、駅前整備など
≪特に力を入れるべき理由と内容≫

ふるさと歴史館等の公共施設の活用について土地利用の観点から検討をする必要が
あるため。
⇒ふるさと歴史館の廃止など、利用率の低い施設の見直しを図る。

大型ショッピングセンターやモール、大型レジャー施設等を作り、知名度を上げるこ
とにより活性化を図った方が良いと考えているため。
⇒モールや企業等の誘致や補助金の助成を行う。

地主が広い土地を抱えているように見えるが、その土地の有効活用を検討した方が良
いため。
◆道路・公共交通分野
≪特に力を入れるべき理由と内容≫

線路が多く移動が分断されてしまうため。
⇒連続立体交差を進め、踏切をなくす。
⇒歩道橋をなくす。
◆情報環境分野
≪特に力を入れるべき理由と内容≫

市議会だよりの改善が必要であると考えるため。
⇒改善の申し出をした際に、
「検討する」という回答の場合は、回答する市の担当者は
「いつまでに」
「どのような形で」と分かりやすい回答をする。市議会だよりだけ
では市政に関する情報は不十分である。
◆その他
■市政運営
≪特に力を入れるべき理由と内容≫

全体的な事業の縮小を図る必要があると考えるため。
⇒スクラップアンドビルドの方式で経営資源の選択を行う。
⇒市債等の借金で事業を行わないようにする。
⇒市内でスタンプラリー等による街興しを行い、地域経済の循環を図る。
(5)緑グループ
◆子育て分野
≪特に力を入れるべき理由と内容≫

周りで子育てしている友人らは子育てに関する悩みを抱えていたり、不安に感じたり
る事をどこに相談するのかわからないという実情があるため。
⇒子育て情報誌を作成する。
⇒市内で利用できるパパ・ママ券があると市内のカフェやお店で利用しやすい。
◆健康づくり
≪特に力を入れるべき理由と内容≫

一人でやっても継続が難しいため、人と人との触れ合いを楽しむといつまでも若々し
く健康的な生活を過ごすことができると考えるため。
⇒市民に呼びかける際に、市報の記載箇所では小さくそのまま見落としてしまうこと
もあるため健康づくりのためのスポーツ体験等の専用ページを設けて掲載する。

もっといろいろな場所でスポーツ体験が出来ると良いと思うため。
◆多文化共生施策、男女共同参画施策、人権施策、自治会施策など
≪特に力を入れるべき理由≫

国際的なコミュニティがあると楽しいと思うため。
◆学校教育分野
≪特に力を入れるべき理由≫

教育は国の宝であり、学校だけでなく様々なところで人生の先生となる人と触れ合う
機会を持つことは大切であると考えるため。

学校で学習する内容の見直しが必要であると思うため。(ダンスの必修化は不要)
◆青少年の育成
≪特に力を入れるべき理由≫

東村山の子なら「これができる!」というものがあると良いと思うため。
(東村山音頭
等)
◆文化・学習活動分野
≪特に力を入れるべき理由≫

一緒に取り組める仲間がいるコミュニティがあるとより継続しやすいため。
◆緑の保全、公園整備、自然環境の保持など
≪特に力を入れるべき理由と内容≫

もっと遊具を増やしてほしいため。
⇒カラフルな遊具を導入する。
◆ごみ処理分野
≪特に力を入れるべき理由と内容≫

ごみの収集日が決まっているため家庭で保管するのが大変なため。

収集日をもっと増やしてほしいため
⇒燃やせないゴミの日を増やす。
⇒リサイクルボックスを増やす。
◆防犯・防災分野
≪特に力を入れるべき理由と内容≫

変質者の対応を強化するべきであると考えるため。

節電を機に街で暗くなったエリアがあるため。(青葉町2丁目)
⇒街灯が暗いため、帰宅時はせめて終バスが終わる時間帯までは明るくする。

子どもへの軽犯罪が増えていると感じるため。(子どもがトイレに連れ込まれそうに
なった)
⇒パトロールを増やす。
≪自分たちができること≫

怪しい人がいたら躊躇せずに声掛けをしてみる。

防犯ブザー等を購入し予防に備える。
(購入にあたり市からの補助金があると尚良い)

暗くなる時間帯はきちんと電灯をつける。
(センサー設置等に市から補助があると尚良い)

防犯マップ等(インターネット、メール等)があれば、市民からの情報提供で多くの
人に知らせることが出来る。防犯メールだと情報が多く、また一括で多数の市民に知
らせることが出来る。ただそのような情報は30分単位などリアルタイムで発信して
もらう方が良い。

市内のパトロールをする。(パトロールの最中は、パトロール中である腕章を示す)

「はっくくんの家」があっても使いづらいため、人を常駐させるようにする。
◆道路・公共交通分野
≪特に力を入れるべき理由と内容≫

自転車・歩行者が安全に通行できるようにしたいため。
⇒自転車専用レーンをつくる。
⇒歩道を広くし、右側通行・左側通行など一人ひとりが交通ルールを守る意識を持つ。

コミュニティバスを増やしてほしいため。
≪自分たちができること≫

安全運転を心がける。
◆農業・商業・観光分野
≪特に力を入れるべき理由と内容≫

東村山の魅力を上げるため豊かな賑わいを創出し、産業を振興する必要があると感じ
るため。
(現在の東村山の魅力は志村けんさん以外にないため)

市外の人に東村山の魅力が伝わりにくいため。

市内の観光名所が欲しいため。
⇒人を東村山に集めるためには…
 所沢市や西武沿線の他市とコラボした企画で観光客を呼び込む。
 パワースポットを作る。
 観光の名所や市民も訪れる場所として川越の菓子屋横丁のようなものを作る。
 名前が地味なため、駅名を変更する。
 住みたい街ナンバーワンを目指す。
 東村山を全国にアピールするキャッチコピーを考える。(例:“出会える街”)
 若者に優しすぎる街宣言をしたり、街コン等の開催で若年層を呼び込み、結婚・子
育て…と定住してもらう。
 各種イベントを開催する。
(マラソン大会、うどんのスタンプラリー、黒焼きそばソ
ースを使用した料理コンテスト、スポーツイベント、地域住民も多数参加できる地
域イベント、市内観光名所めぐりのバスツアー)
 市公認でお墨付きをもらう名店や名産物をブランド化する。
(志村けんの銅像、だい
じょうぶだぁ饅頭)
・市内の隠れた名店をつくる。
 敢えて「脱・志村けん宣言」を行い東村山の他の魅力を発掘する。
 市庁舎が暗いため、イベントの際に市庁舎をイルミネーションにする。
 姉妹都市柏崎市との交流を行う。
⇒被災地支援ツアーなどバスツアーを実施する。
≪自分たちができること≫
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自分でも友達にアピールし、地元で遊ぶようにする。

実際にムラコンを開催する際には、自分もお手伝いしたり参加したりする。

スポーツイベント等の各種イベントの実行委員になり開催に携わる。

東村山市アピール大使を東村山市民から就任させ、市外の人にPRできるよう名刺を
作ったり、東村山市内のお店で利用できる無料券等を配布する。
◆情報環境分野
≪特に力を入れるべき理由≫
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若年層が面白そうなイベントの情報を気軽に入手する方法がないため。
≪自分たちができること≫

情報誌の作成をする。
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市長からのコメント
本日は東村山ワカモノ会議 ムラカイにご参加いただきまして誠に有り難うございます。
本市は現在総合計画の第4次目を迎え、前期基本計画期間の3年を終えて後期5カ年の策定に
さしかかっております。
前期基本計画策定時の5年前と比べて状況は変化しており、前期基本計画では盛り込まれてい
なかった東日本大震災を踏まえ、防災という観点から改めて計画を見直す必要があります。
特に人口については、平成23年までは順調に伸びておりましたが、東日本大震災後の平成23年
8月頃から減少が顕著になっています。特に20代、30代の転出が顕著になっております。将来の東
村山市を担うその若い世代に東村山市に住んでもらえるようなまちづくりを進めていかなければ、
今後増々人口は先細ってしまいます。昨今話題にもなっております消滅自治体に今後東村山市が
なる可能性は低いかもしれませんが、人口減少への危機感は抱いております。
若い世代への政策は主に子育てが中心となりますが、子育てしやすいまちをつくることは大切
であり、待機児童の解消や、幼稚園に預けている方々の支援、施設に預けるまでの間の家庭での
子育て期間の支援の充実を今後も継続していきたいと思います。
一方で市内の道路は狭くて危険なため、東村山駅付近の連続立体交差化の推進も含めて安全安
心に道を歩けるまちづくりを進めていきたいと思っております。
また、住んでもらえるまち、選んでもらえるまちとなるためには、まちのイメージ作りを上手
く市民と作り出していくことが今後はより大切になります。今回の参加者の中にも結婚を機に東
村山市に転入されている方もいらっしゃっているようで、非常に嬉しく思っております。
そして、グループの検討結果発表では幾つか面白い意見も伺うことが出来ました。例えば、外
国人の方の交流や外国語の習得がしやすい環境という意見は面白く感じました。また街コン等の
出会いの場を提供することも大切であると感じるとともに、これらの活動は行政だけではなしえ
ないものであり、自分もこういうことをやりたいと志す市民とともにぜひ活動していければと思
います。
皆さまからのご意見にもございましたように、市債による歳出は極力避けたいと考えておりま
すが、学校の耐震化等の喫緊の課題については進めていかなければならないものであることも御
認識いただければと思います。ただ財政難に陥らないように、返す額より借りない、ということ
を続けることで、最小限の市債に留め財政の健全性を維持してまちづくりの推進を図ってまいり
ます。
若年層を対象とした会議は今回が初めての開催であり、皆さまには朝から熱心にご議論いただ
き、このいただいたご意見をより多く実現出来るよう努力して参りたいと思います。
市民とともに行政も、これからも引き続き頑張って参りますので、市民として何をすべきか何
ができるかについて、ぜひ皆さまも考えて実践していただきたいと思います。
本日は熱心なご議論をいただいたことを心より感謝申し上げます。