年末調整の流れとQ&A

平成 26 年
『給与大臣』
年末調整の流れとQ&A
◇年末調整の際に是非ご活用ください◇
応研株式会社
平成26年『給与大臣』
第1章
年末調整の流れとQ&A
目次
年末調整の流れと前準備
1.年末調整処理方法 ..........................................................................................................................................2
2.年末調整の前準備 ..........................................................................................................................................4
第2章
年末調整Q&A
1 年末調整先行入力...................................................................................................................................... 10
Q1 12 月給与、最終賞与を入力する前に年末調整入力を行いたい。 ------------- 10
Q2 年調欄に「済」が表示されていて、金額を修正できない。 ------------------ 10
Q3 整合チェック(「申告分 社会保険料の合計(控除額)を超える国民年金保険料等
の金額が設定されています。」)が表示される。 --------------------------- 10
Q4 「配偶者合計所得額」の欄にはどういう金額を入力すればよいのか。 ---------- 10
2 年末調整入力 ............................................................................................................................................... 11
Q1 本人が直接支払っている国民年金などの保険料を入力したい。 -------------- 11
Q2 生命保険料控除(地震保険料控除)を入力するには?------------------------- 12
Q3 配偶者特別控除を入力するには? ---------------------------------------- 13
Q4 住宅借入金等特別控除申告の情報を入力するには? ------------------------ 14
Q5 住宅借入金等特別控除適用数とは? -------------------------------------- 15
Q6 前職の収入金額、社会保険料、所得税額を入力するには? ------------------ 15
Q7 課税支給、社会保険、所得税額の合計を調整したい。また、データ入力してい
ない金額を含めたい。 -------------------------------------------------- 16
Q8 配偶者特別控除が正しく計算されない。 ---------------------------------- 17
Q9 基礎・扶養等控除額の内訳を確認するには? ------------------------------ 18
Q10 年末調整入力中に本人区分や扶養者数を変更するには?------------------- 19
Q11 年末調整入力後に扶養者の変更を行ったが、控除額に反映されない。 ------- 20
Q12 年末調整入力後に修正した給与、賞与、前職金額を反映するには? --------- 20
Q13 差引過不足額が 12 月分給与(最終賞与)に反映されない。 ----------------- 20
Q14 差引過不足額を平成 27 年度 1 月分給与に転送したい。 ------------------ 22
Q15
整合チェック(「申告分 社会保険料の合計(控除額)を超える国民年金保険料
等の金額が設定されています。」)が表示される。 ------------------------- 22
Q16 年末調整区分が 12 月給与だが、12 月給与計算時の所得税の値を知りたい。
---------------------------------------------------------------------- 22
Q17 年末調整区分が「12 月給与」・「最終賞与」で、差引過不足額の転送先項目を
誤った設定で転送してしまった。 ---------------------------------------- 23
1
3 年末調整チェックリスト........................................................................................................................ 25
Q1 赤文字で表示されている項目がある。 ------------------------------------ 25
Q2 家族登録内容の整合が不整合になっている。 ------------------------------ 26
Q3 年末調整対象が赤文字で対象になっている。 ------------------------------ 27
Q4 不整合の社員だけ一覧で表示したい。 ------------------------------------ 27
4 源泉徴収票発行........................................................................................................................................... 28
Q1
家族情報、社員登録の備考が出力されない。または登録している内容と違う。
---------------------------------------------------------------------- 28
Q2 家族登録を行っていないが、摘要欄に社員登録の備考の内容を出力したくない。
---------------------------------------------------------------------- 30
Q3 摘要欄に家族の生年月日を出力したい。 ---------------------------------- 30
Q4 役職名を出力したくない。 ---------------------------------------------- 31
Q5 「支払金額」に対して「給与所得控除後の金額」等、金額が正しくない。 ---- 31
Q6 摘要欄に、「住宅借入金等特別控除可能額」が表示されない。 -------------- 32
Q7 退職社員を出力したときに、
「給与所得控除後の金額」等に金額が出力される。
源泉徴収税額が 0 になっている。 --------------------------------------- 32
Q8 「配偶者の合計所得」「新生命保険料」「旧生命保険料」「介護医療保険料」
「新個人年金保険料」「旧個人年金保険料」「旧長期損害保険料」に金額を入
力するには?---------------------------------------------------------- 33
Q9 扶養者の*印や人数が正しくない。 -------------------------------------- 34
Q10 配偶者有無の*印が正しくない。--------------------------------------- 35
Q11 連続用紙(ドットプリンタ)で印刷すると上下が切れる。 ------------------- 35
Q12 印字位置がずれている。 ---------------------------------------------- 36
5 源泉徴収票電子データ作成.................................................................................................................. 37
Q1 エラーがないのに出力されない社員がいる。 ------------------------------ 37
Q2 給与支払報告書を提出する際の指定番号が設定できない。 ------------------ 38
Q3 源泉徴収票は出力されるが、給与支払報告書が出力されない。 -------------- 38
6 銀行振込電子データ作成........................................................................................................................ 39
Q1 USBメモリに出力されない。 ------------------------------------------ 39
7 年末調整一覧表........................................................................................................................................... 40
Q1 出力されない社員がいる。 ---------------------------------------------- 40
Q2 年末調整不要の社員(乙欄、退職、災害被災者など)が集計される。 -------- 40
Q3 表示する項目を選択したい。 -------------------------------------------- 40
2
8 年末調整合計表........................................................................................................................................... 41
Q1 源泉徴収票の税務提出対象者に○がついていない。 ------------------------ 41
Q2 源泉徴収票の税務提出対象者の判定をやり直したい。 ---------------------- 42
Q3 支払金額・源泉徴収税額が合わない。 ------------------------------------ 43
9 年末調整総括表........................................................................................................................................... 44
Q1 受給者総人員が合わない。 ---------------------------------------------- 44
Q2 市区町村ごとの報告人数が合わない。 ------------------------------------ 44
Q3 表示されない社員がいる。 ---------------------------------------------- 45
10 データ入力................................................................................................................................................. 46
Q1 平成 26 年 12 月分給与が入力できない。 -------------------------------- 46
11 年次更新 ..................................................................................................................................................... 47
Q1 年末調整を行う前に年次更新をしたい。 ---------------------------------- 47
Q2 家族登録の扶養区分の「更新する」とは? ---------------------------------- 48
Q3
家族登録の扶養区分の、「家族登録の情報を、社員登録の扶養者情報に転送す
る」とは?------------------------------------------------------------- 48
3
《メモ》
4
第1章
年末調整の流れと前準備
1-1.年末調整処理方法
1.年末調整処理方法
『給与大臣』では、年末調整の処理方法が 3 つあります。処理方法によって手順が異なりますので注意してください。
12 月給与 本年最後の支払が 12 月分給与であり、過不足税額を 12 月分給与の明細に表示します。
最終賞与
本年最後の支払が賞与であり、過不足税額を賞与の明細に表示します。
単独処理
本年最後の支払給与または賞与の所得税額を通常どおり徴収し、その税額を含めて年末調整
を行い、過不足税額を単独で精算します。
※差引過不足額を転送する項目について
[社員登録・修正]の「年末調整区分」で、「12 月給与」または「最終賞与」を指定している社員がいる場合は差引過不足額
を転送する項目を選択することができます。
転送先に所得税以外の控除項目を設定した場合は、12 月給与または最終賞与の所得税を省略せずに年末調整の計算
を行います。
また、「年末調整区分」が「12 月給与」かつ転送項目が「所得税」の場合に、年末調整転送先項目設定画面で「12 月給与の
所得税計算を行う」にチェックを入れた場合、12 月給与データ入力時に、12月給与に対する所得税額が計算されま
す。ただし、差引過不足額を転送すると、所得税項目の値は差引過不足額となります。
2
1-1.年末調整処理方法
(12 月給与・賞与の計算前に年末調整先行入力で生命保険支払額など、各申告書の登録ができます)
◆12 月給与・最終賞与で還付の場合
①12 月給与・賞与の
通常通り計算を行います。
計算
年末調整に必要なデータを入力
します。算出された過不足税額
を給与・賞与に転送します。
③12 月給与・賞与支給
年末調整による過不足税額を
加味した金額を支給します。
⑤源泉徴収簿の発行
⑥年次更新処理
①12 月給与・賞与の
通常通り計算を行い、支給しま
す。
計算・支給
②年末調整データ入力
④源泉徴収票の発行
◆単独処理の場合
②年末調整データ入力
年末調整に必要なデータを入
力します。過不足税額が算出
されます。
③還付金支給明細書の
還付金明細書を発行し、支給の
準備を行います。
発行
源泉徴収票を発行します。
④源泉徴収票の発行
源泉徴収簿を発行します。
⑤源泉徴収簿の発行
年次更新処理を行い、次期の
デ-タを作成します。
⑥年次更新処理
源泉徴収票を発行します。
源泉徴収簿を発行します。
年次更新処理を行い、次期の
データを作成します。
3
1-2.年末調整の前準備
2.年末調整の前準備
年末調整先行入力
年末調整処理前に各申告書(生命保険支払額、地震保険支払額、配偶者合計所得等)の登録ができます。
この年末調整先行入力は、必ずしも行っていただく必要はありません。
また年末調整先行入力だけでは年末調整処理を行ったことにはなりません。
年末調整先行入力のデータ受入ができます。
(累計調整金額も入力、受入できます。)
[済]になっていない社員
のみ入力ができます。
(年末調整入力で登録を行
うと[済]になり先行入力
はできません。)
カーソルをあわせて直接
金額を入力できます。
社会保険申告控除分
給与や賞与から源泉徴収された分(社会保険給与等控除)については、
『給与大臣』が集計を行いますの
で、社会保険料控除の申告分のみを入力してください。
申告分の内、国民年金保険料等の金額は「内 国民年金等」に入力してください。
小規模共済等掛金の控除額
小規模企業共済等掛金の控除額を入力してください。
生命保険料支払額、地震保険料支払額
支払った金額を入力してください。(控除額は『給与大臣』が自動計算します)
配偶者の合計所得金額
配偶者の合計所得金額(必要経費等を差し引いた金額)を入力してください。
住宅借入金等特別控除額
「給与所得者の住宅借入金等特別控除申告書」等に記載されている住宅借入金等特別控除額を入力して
ください。
居住開始年月日、特別控除区分、借入金等残高
住宅借入金等特別控除額がある場合は、居住開始年月日を入力してください。
住宅借入金等特別控除区分、住宅借入金等の残高を入力してください。
累計調整金額
『給与大臣』で入力していない金額を年末調整計算に含める場合に入力してください。
4
1-2.年末調整の前準備
『給与大臣』で年末調整を行うには、データの前準備が必要となります。年末調整処理を行う前に、今
年度のデータが全て揃っているか、扶養人数に変更は無いか等確認します。
(1)今年度の給与データを揃える
1 年間の給与・賞与のデータを揃えてください。
・ 給与・賞与のデータ入力
・ 中途導入(年の途中から『給与大臣』をご使用いただいた場合など)
参考
社員より回収する資料
□ 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書
□ 給与所得者の保険料控除申告書兼配偶者特別控除申告書
□ 給与所得者の住宅借入金等特別控除申告書
□ 国民年金保険料等についての社会保険料控除を受ける場合はその証明書
□ 前職がある方は前職の源泉徴収票
(2)社員マスターの確認
① 扶養者確認
社員の「扶養控除等(異動)申告書」にもとづいて[社員登録]で扶養者を登録します。
①合計人数を確認します。
5
1-2.年末調整の前準備
② 年末調整還付方法確認
12 月給与・・・・12 月分給与の明細で還付
最終賞与・・・・・・本年度の最終賞与の明細で還付
単独処理・・・・・・給与や賞与で還付するのではなく別明細で還付
③ 前職収入金額確認
本年度の中途入社社員で前職がある場合は、前職の源泉徴収票にもとづいて、前職の総収入金
額、総社会保険料、総所得税額を登録します。
②年末調整還付方法確認
③前職総収入金額確認
F8[前職]をクリックして、最後に離職した前職の内訳を入力してください。
前職が複数ある場合にはチェックを入れ、前職分の総額を入力してください。
6
1-2.年末調整の前準備
(3) 家族名の登録
源泉徴収票の摘要欄に記載する家族の名前を登録します。登録方法は 2 種類あります。どちらかを
選択してください。
※A の[家族登録]が未入力の場合は、B の[社員登録・修正]の備考を転送することができます。
A.人事管理情報[家族登録]として入力する
7
1-2.年末調整の前準備
注)扶養区分が「対象外」以外の家族の続柄と名前と生年月日だけ転送されます。
[家族登録]の画面を確認する時には、続柄にカーソルをあわせ、F11[続柄設定]を開き、各続柄の「直
系尊属対象」の設定も正しいか確認してください。
直系尊属とは、父母・祖父母・曾祖父母など本人または配偶者より前の世代に属する人
で、本人または配偶者と直系の関係にある続柄をいいます。子や孫、伯父・伯母などは
含まれません。
この区分により、老人扶養(同居老人扶養親族、その他老人扶養)の自動判定を行いま
す。
B.[社員登録・修正]の備考欄に入力する
注)備考欄に入力できる文字数は全角換算 17 文字です。
以上の事柄を、年末調整処理を行う前に確認します。
8
第2章
年末調整Q&A
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給与大臣
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2-1 年末調整先行入力
1 年末調整先行入力
Q1
12 月給与、最終賞与を入力する前に年末調整入力を行いたい。
[年末調整]-[年末調整先行入力]から社会保険申告控除分や小規模企業共済等掛金の控除
額、生命・地震保険料の支払額、配偶者の合計所得金額、住宅借入金特別控除申告の先行
入力が行えます。
(「P.4 年末調整の前準備-年末調整先行入力」をご参照ください。
)
12 月分給与・最終賞与データを入力した後、年末調整入力画面を開いて、F3[一括計算]
をクリックするか、または社員を呼び出して F12[登録]を行ってください。
Q2
年調欄に「済」が表示されていて、金額を修正できない。
年末調整データが既に登録されています。
年末調整入力画面で社員を呼び出し、F7[削除]を行って年末調整先行入力からやり直しを
するか、年末調整入力画面で直接、金額の修正を行ってください。
Q3
整合チェック(「申告分 社会保険料の合計(控除額)を超える国民年金保険料等の金額が設定
されています。」)が表示される。
「合計(控除額)」 <
「内国民年金等」
になっていませんか?
申告による社会保険料の控除額が国民年金保険料等の場合は、「合計(控除額)」に「内国民年
金等」と同額を入力してください。
F6[形式]で、「国民年金保険料等の金額を自動転送」を“する”にチェックをつける
と、国民年金保険料等の金額を社会保険料合計(控除)へ自動転送します。
Q4
「配偶者合計所得額」の欄にはどういう金額を入力すればよいのか。
配偶者の収入金額から給与所得控除額を差し引いた金額を入力してください。
※配偶者の所得が給与所得だけである場合は、収入金額から一律 65 万円を差し引いた金
額が、配偶者合計所得になります。
10
2-2 年末調整入力
2 年末調整入力
Q1
本人が直接支払っている国民年金などの保険料を入力したい。
「社会保険申告控除分」に入力してください。
申告の社会保険料の内、国民年金保険料および国民年金基金の掛金がある場合は、申告社
保控除分欄にカーソルを移動し、F3[国民年金等]をクリックして、金額を入力してくださ
い。
(国民年金保険料等の金額は源泉徴収票の摘要欄に表示されます)
11
2-2 年末調整入力
Q2
生命保険料控除(地震保険料控除)を入力するには?
《 生命保険料控除 》
生命保険料控除欄にカーソルを移動し F3[生命保険]をクリックして、旧保険料(平成 23
年 12 月 31 日以前締結分)の一般生命保険料と個人年金保険料、新保険料(平成 24 年
1 月 1 日以降締結分)の一般生命保険料と介護医療保険料と個人年金保険料の支払額を入
力してください。[OK]をクリックすると、生命保険料控除が自動計算されます。
(各保険料の支払額は源泉徴収票に反映されます)
《 地震保険料控除 》
地震保険料控除欄にカーソルを移動し F3[地震保険]をクリックして、地震保険料と旧長
期損害保険料の支払額を入力してください。[OK]をクリックすると、地震保険料控除が
自動計算されます。
(旧長期損害保険料の支払額は源泉徴収票の「旧長期損害保険料」に反映されます)
12
2-2 年末調整入力
Q3
配偶者特別控除を入力するには?
配偶者特別控除欄にカーソルを移動し F3[配偶特控除]をクリックして、配偶者合計所得
額(必要経費等を差し引いた金額)を入力してください。[OK]をクリックすると、配偶
者特別控除が自動計算されます。
(配偶者合計所得は源泉徴収票の「配偶者の合計所得」に反映されます)
配偶者がいる場合に受けられる控除
配偶者控除
配偶者特別控除
(扶養者控除)
控除対象
○(38 万円)
×
控除対象外
×
○(金額は合計所得による)
(源泉徴収票の右下部分)
13
2-2 年末調整入力
Q4
住宅借入金等特別控除申告の情報を入力するには?
住宅借入金等特別控除額欄にカーソルを移動し F3[住宅控除]をクリックして、住宅借入
金等特別控除適用数を 1 以上にして居住開始年月日を入力してください。[OK]をクリッ
クします。
(居住開始年月日等は源泉徴収票の摘要欄に反映されます。住宅借入金等特別控除額が 0
円の場合は居住開始年月日等を設定しても源泉徴収票の摘要欄には反映しません)
住宅借入金等特別控除額がある場合、住宅借入金等特別控除適用数に1以上を入力
してください。
住宅借入金等特別控除適用数が 1 の場合、1 回目の居住開始年月日と特別控除区分
の入力ができます。また、控除区分が「3:特定増改築等」または「4:震災再取得等」
の場合は、住宅借入金等の残高も入力できます。
住宅借入金等特別控除適用数が 2 以上の場合、すべての項目が入力できます。
住宅借入金特別控除適用数が 0 の場合は、住宅借入金特別控除額を入力することが
でき、年末調整の計算もされますが、電子申告する場合には正しい情報とみなされ
ません。
住宅借入金等特別控除適用数が 3 回以上ある場合、3 回目以降の居住開始年月日や
特別控除区分は、先行入力や年末調整で入力できません。源泉徴収票の摘要欄に直
接記入してください。
14
2-2 年末調整入力
Q5
住宅借入金等特別控除適用数とは?
住宅借入金等特別控除適用数は、控除を受けた年数ではないのでご注意ください。
例えば平成 22 年に家屋を新築し住宅借入金等特別控除の適用を受けた、といった場合、
4 年控除を受けているので 4 回というわけではなく控除の回数自体は 1 回なので 1 にな
ります。
その後増改築を行った際も控除の適用を受けた場合は、2 になります。
Q6
前職の収入金額、社会保険料、所得税額を入力するには?
年末調整入力から F4[社員マスター]-[個人情報2]で入力してください。
F8[前職]をクリックして、最後に離職した前職の内訳を入力してください。
前職が複数ある場合にはチェックを入れ、前職分の総額を入力してください。
15
2-2 年末調整入力
Q7
課税支給、社会保険、所得税額の合計を調整したい。また、データ入力していない金額を含
めたい。
年末調整入力で年末調整項目にカーソルを合わせて、F7[累計調整]をクリックして入力し
てください。入力する金額は差額分になります(マイナス金額入力可)。
※ 年末調整を行う場合の調整になります。
16
2-2 年末調整入力
Q8
配偶者特別控除が正しく計算されない。
年末調整入力から F4[社員マスター] をクリックし[扶養者]のページで「配偶者有無」
「控
除対象配偶者」の設定を確認してください。
「配偶者有無:あり」「控除対象配偶者:なし」と設定している場合に、配偶者特別控除が計
算されます。
給与所得控除後給与等の金額が 1,000 万円を超えている場合は配偶者特別控除を受ける
ことはできません。
給与所得控除後給与等の金額が、
1,000 万円を超えている場合は、
配偶者合計所得額にかかわらず配
偶者特別控除は、0 円になります。
17
2-2 年末調整入力
Q9
基礎・扶養等控除額の内訳を確認するには?
F8[基礎等控除]をクリックしてください。基礎・扶養等控除額の内訳が表示されます。
F8[基礎等控除]より、控除額を入力することもできますが、源泉徴収票の扶養者数等に反
映しません。F4[社員マスター]をクリックし、[扶養者]のページで変更してください。
18
2-2 年末調整入力
Q10
年末調整入力中に本人区分や扶養者数を変更するには?
年末調整入力から F4[社員マスター]-[扶養者]をクリックしてください。本人区分、扶養
者数を変更して社員マスターを登録すると、年末調整の計算をやり直します。
本人区分、扶養者数、
障害者区分を変更し
て登録すると、年末調
整の計算をやり直し
ます。
19
2-2 年末調整入力
Q11
年末調整入力後に扶養者の変更を行ったが、控除額に反映されない。
年末調整入力を行った後、扶養者の設定を変更してもすぐに控除額には反映されません。
年末調整入力で変更した社員を呼び出して、F5[控除再転送]を行ってください。
Q12
年末調整入力後に修正した給与、賞与、前職金額を反映するには?
年末調整入力で該当社員を呼び出し、F12[登録]を行ってください。
また、全員の再計算を行う場合は、F3[一括計算]を行ってください。
扶養者情報を修正した場合は、一括計算では反映しません。Q11を参照してください。
Q13
差引過不足額が 12 月分給与(最終賞与)に反映されない。
《 Answer 1》
差引過不足額を 12 月分給与(最終賞与)に反映させるには、年末調整入力画面で F11[転
送]の操作が必要です。
(社員を選択していない時に F11[転送]が表示されます。
)
20
2-2 年末調整入力
《 Answer 2》
年末調整入力画面で F11[転送]の操作を行っているのに過不足額が反映されない場合は、
[社員登録・修正]-[個人情報2]の年末調整区分が 12 月給与(最終賞与)に設定されている
か確認してください。
年末調整区分を変更した場合は、もう一度年末調整入力画面を開き、
F3[一括計算]をクリックするか、変更した社員を呼び出して登録し、その後 F11[転送]
を実行してください。
《 Answer 3》
転送先の控除項目が正しいかを確認してください。年末調整入力画面で F2[項目設定]の
操作が必要です。(社員を選択していない時に F2[項目設定]が表示されます。)
21
2-2 年末調整入力
Q14
差引過不足額を平成 27 年度 1 月分給与に転送したい。
平成 27 年 1 月分への転送はできません。差引過不足額の転送先に指定できるのは、「12
月給与」「最終賞与」のみです。年末調整を「単独処理」で行い、平成 27 年 1 月分のデータ
入力をするときに差引過不足額を手入力してください。
Q15
整合チェック(「申告分 社会保険料の合計(控除額)を超える国民年金保険料等の金額が設
定されています。」)が表示される。
「申告社保控除分」
<
F3[国民年金等]の「国民年金保険料等の金額」
になっていませんか?
申告による社会保険料の控除額が国民年金保険料等の場合は、「申告社保控除分」に「国民
年金保険料等の金額」と同額を入力してください。
Q16
年末調整区分が 12 月給与だが、12 月給与計算時の所得税の値を知りたい。
差引過不足額の転送先項目に、所得税以外の項目を選択することができます。
差引過不足額の転送先項目に、所得税以外の控除項目を選択した場合は、12 月給与の所
得税を含めて年末調整の計算を行います。
よって、年末調整還付額転送が終わった状態では、12 月給与の所得税と、12 月給与の
所得税を含めて計算した年末調整還付額を、別々に見ることができます。
年末調整入力画面で F2[項目設定]の操作が必要です。
(社員を選択していない時に F2[項
目設定]が表示されます。
)
22
2-2 年末調整入力
Q17
年末調整区分が「12 月給与」・「最終賞与」で、差引過不足額の転送先項目を誤った設定で
転送してしまった。
差引過不足額転送先項目の変更の流れ
①給与・賞与項目の再計算
12 月給与または最終賞与で、誤って差引過不足を転送してしまった項目を、0 円にし
ます。
12 月給与または最終賞与データ入力の明細形式画面で、F3[一括計算]を開きます。
処理内容を「選択項目再設定」にチェックをつけます。
ファイル指定を「99:一時ファイル」にして、Enter を押してください。
「一括計算個別選択」の画面が開きます。
分類を、「3:給与 控除固定項目」または「4:給与 控除計算項目」に設定します。
「項目一覧(A)」にあがってきている、0 円にしたい控除項目をクリックします。
項目の表示が反転しましたら、[追加]をクリックしてください。
選択した項目が「選択内容(B)」に移動します。
[OK]をクリックしてください。
「給与一括処理」の画面に戻ります。最後に、[OK]ボタンをクリックしてください。
選択した項目が 0 円になります。
※誤って転送した項目の項目区分が変動の場合、一括での再計算はできません。
データ入力画面で、手修正をお願いします。
②年末調整入力で、差引過不足額の転送先項目を設定します。
年末調整入力画面で F2[項目設定]をクリックします。
(社員を選択していない時に F2[項
目設定]が表示されます。
)
差引過不足額の転送先の控除項目を指定してください。
23
2-2 年末調整入力
③年末調整の計算を、再計算します。
年末調整入力画面で F3[一括計算]を行ってください。
(社員を選択していない時に F3[一
括計算]が表示されます。
)
④再度、年末調整の転送作業を行ってください。
年末調整入力画面で F11[転送]の操作が必要です。
(社員を選択していない時に F11[転
送]が表示されます。
)
24
2-3 年末調整チェックリスト
3 年末調整チェックリスト
Q1
赤文字で表示されている項目がある。
社員情報と扶養者情報、年末調整計算の情報を整合した結果、不整合の場合は赤文字で表
示されます。F10[社員選択]をクリックしてください。不整合内容の詳細を確認したい社
員列を選択してF11[不整合詳細]をクリックしてください。不整合ダイアログの画面が表
示されますので原因を確認してください。
① 項目
不整合の項目名を表示します。
② 社員情報
社員登録の<扶養者情報>などの情報、
または年末調整情報を表示します。
③ 大臣情報
大臣上での判定結果、家族登録の情報を表示します。
④ 原因
不整合の起こった原因を表示します。
⑤ 判定条件
項目にカーソルを合わせると、その項目の判定の条件を表示します。
①
②
③
④
⑤
25
2-3 年末調整チェックリスト
Q2
家族登録内容の整合が不整合になっている。
不整合になっている社員列を選択して F11[不整合詳細]をクリックしてください。不整合
ダイアログの画面が表示されますのでF5[扶養者情報]をクリックして不整合のある扶養
区分の詳細を確認してください。
不整合の場合は、家族登録の生年月日、扶養区分、続柄の直系尊属対象の設定を確認して
ください。
F5[扶養者情報]の事由で続柄不整合が出ている場合は、家族登録・修正の F11[続柄設定]
を確認してください。詳しくは(年末調整の前準備 P.8)をご参照ください。
26
2-3 年末調整チェックリスト
Q3
年末調整対象が赤文字で対象になっている。
年末調整不要の社員の[年末調整入力]が計算済みになっていないかを確認してください。
計算済みになっている場合は、[年末調整入力]で社員を呼び出して F7[削除]を行ってくだ
さい。
以下の条件にあてはまる社員が、年末調整不要の社員です。
○本年中に主たる給与の収入金額が 2000 万円を超える社員
○課税区分が乙、またはなしの社員
○年末調整区分が年調不要の社員
○本人災害者に該当する場合
Q4
不整合の社員だけ一覧で表示したい。
F6[形式]で、「集計対象」を「不整合のある社員」にチェックを入れてください。
27
2-4 源泉徴収票発行
4 源泉徴収票発行
Q1
家族情報、社員登録の備考が出力されない。または登録している内容と違う。
《 Answer 1》
[源泉徴収票発行]で社員を呼び出してください。
摘要欄にカーソルを合わせて F3[摘要コピー]をクリックしてください。
カーソルを合わせると
黄色になります。
摘要欄に反映させたい項目にチェックを入れて[OK]をクリックしてください。
年末調整入力時期より以前に、退職者の源泉徴収票の発行や、ファイル出力での確認をさ
れる場合があるかと思います。その際、社員指定で選択されている社員は、全員源泉徴収
票登録済みとなり、その時点での金額・扶養者等の内容が保存されます。
登録されている内容と違う場合は、源泉徴収票を削除してください。
削除の方法は
《 Answer
3》をご参照ください。
28
2-4 源泉徴収票発行
《 Answer 2》
[源泉徴収票発行]で社員を呼び出して F7[削除]を行ってください。その後、再度呼び出し
て F12[登録]を行ってください。
(源泉徴収票の削除を行っても年末調整の情報は消えません。)
《 Answer 3》
全社員を削除する場合は、F8[一括削除]で削除し、F5[一括]で登録ができますが、摘要
欄に手入力した情報も削除されますので、一括登録後に再度入力してください。
29
2-4 源泉徴収票発行
Q2
家族登録を行っていないが、摘要欄に社員登録の備考の内容を出力したくない。
[家族登録]を行っている場合は、[家族登録]の内容が摘要欄に反映します。
[家族登録]を行っていない場合は、[社員登録]の備考欄の内容を摘要欄に出力するかどう
かの設定ができます。
F6[形式]で、「家族未登録時、社員備考からの転送」を「しない」にチェックを入れてくださ
い。
Q3
摘要欄に家族の生年月日を出力したい。
F6[形式]で、「家族生年月日出力」を「する」にチェックを入れてください。
30
2-4 源泉徴収票発行
Q4
役職名を出力したくない。
F6[形式]で、「役職出力」を「しない」にチェックを入れてください。
Q5
「支払金額」に対して「給与所得控除後の金額」等、金額が正しくない。
[年末調整入力]を行った後、給与・賞与の入力・修正を行っていませんか?その場合、入
力・修正した金額が年末調整に反映されていません。[年末調整入力]を開き F3[一括計算]
を行うか、変更した社員を呼び出し登録しなおしてください。年末調整チェックリストで
所得控除後金額が正しいかどうか確認ができます。
31
2-4 源泉徴収票発行
Q6
摘要欄に、「住宅借入金等特別控除可能額」が表示されない。
年末調整する際に算出所得税額から控除しきれない住宅借入金特別控除がある場合のみ、
「住宅借入金等特別控除可能額」が出力されます。
Q7
退職社員を出力したときに、「給与所得控除後の金額」等に金額が出力される。源泉徴収税
額が 0 になっている。
[源泉徴収票発行]で退職社員を呼び出した時、年調処理が処理済になっていませんか?
F7[削除]を行った後に[年末調整入力]で退職社員を呼び出し、F7[削除]を行ってください。
32
2-4 源泉徴収票発行
Q8 「配偶者の合計所得」
「新生命保険料」
「旧生命保険料」
「介護医療保険料」
「新個人年金保険
料」「旧個人年金保険料」「旧長期損害保険料」に金額を入力するには?
[年末調整入力]の「配偶者特別控除」にカーソルを合わせて F3[配偶特控除]をクリックし、
金額を入力してください。同様に、新生命保険料、旧生命保険料、介護医療保険料、新個
人年金保険料、
旧個人年金保険料は「生命保険料控除」にカーソルを合わせて F3[生命保険]、
旧長期損害保険料は「地震保険料控除」にカーソルを合わせて F3[地震保険]をクリックし
て、入力してください。
入力方法については、
(P.12-Q2)(P.13-Q3)をご参照ください。
(源泉徴収票の右下部分)
33
2-4 源泉徴収票発行
Q9
扶養者の*印や人数が正しくない。
[源泉徴収票発行]で社員を呼び出し、F7[削除]で一度削除を行った後、[社員登録・修正]
で扶養者の設定が正しいか確認してください。扶養者情報を変更した場合は、[年末調整入
力]で社員を呼び出し F5[控除再転送]をクリックしてください。その後、源泉徴収票の登
録を行ってください。
(源泉徴収票の削除を行っても年末調整の情報は消えません。)
34
2-4 源泉徴収票発行
Q10
配偶者有無の*印が正しくない。
源泉徴収票の配偶者有無は、控除対象配偶者を指します。
[社員登録・修正]-[扶養者]で、配偶者有無と控除対象配偶者の区分を確認してください。
※扶養者情報を変更した場合は、[年末調整入力]で F5[控除再転送]をクリックしてくださ
い。
課税区分
有
無
従有
従無
老人
Q11
配偶者
控除対象配偶者
甲
かつ
有
かつ
一般
甲
かつ
有
かつ
なし
甲
かつ
無
-
-
乙
かつ
有
かつ
乙
かつ
有
かつ
なし
乙
かつ
無
-
-
-
―
-
-
老人
一般
または
または
老人
老人
連続用紙(ドットプリンタ)で印刷すると上下が切れる。
F2[出力]の F2[プリンタ設定]で、給紙方法が正しいか確認してください。
(トラクタフィ
ーダ・プッシュトラクタ・リアトラクタ・プルトラクタなど)また、源泉徴収票にはファイ
ルに閉じるための穴が左に 2 つあります。穴のある用紙にプリンタが対応しているかも確
認してください。
35
2-4 源泉徴収票発行
Q12
印字位置がずれている。
F2[出力]の F3[詳細設定]で、余白の調節を行ってください。
上下または左右にずらしたい量(ミリ数)を、現在の余白の値に加減します。マイナスの
値も入力できます。
移動方向
左をプラス +(
左をマイナス -(
上をマイナス(-)
)
)
上をプラス(+)
ページプリンタの場合は[印字位置補正]ボタンで右部 2 片の印字位置と下部 2 片の印字位
置を変更できます。
36
2-5 源泉徴収票電子データ作成
5 源泉徴収票電子データ作成
Q1
エラーがないのに出力されない社員がいる。
《 Answer 1》
源泉徴収票が未登録になっていませんか?[源泉徴収票発行]を開き F5[一括]を行うか、該
当の社員を呼び出し登録してください。
《 Answer 2》
税務署提出するになっていますか?[源泉徴収票発行]を開き該当社員を呼び出してF4[税
務署提出]をクリックしてください。
「税務署に源泉徴収票を提出」を「する」に変更して
ください。
37
2-5 源泉徴収票電子データ作成
給与支払報告書(市区町村提出分)の電子データ作成では、税務署提出の設定にかかわ
らず、源泉徴収票が登録されていれば出力されます。
Q2
給与支払報告書を提出する際の指定番号が設定できない。
[自社データ登録・修正]の会社情報2タブで市区町村登録モードを「拡張モード」に変更
してください。[市区町村登録・修正]で指定番号が入力できるようになります。
Q3
源泉徴収票は出力されるが、給与支払報告書が出力されない。
[社員登録・修正]で該当社員を呼び出して F5[納付先設定]をクリックしてください。年
末調整総括表(給与支払報告書)提出先が「0.:市区町村なし」になっていませんか?
正しい市区町村を指定してください。
38
2-6 銀行振込電子データ作成
6 銀行振込電子データ作成
Q1
USBメモリに出力されない。
○で囲んでいるアルファベットがドライブを指します。ここがリムーバブルディスクに設
定されているか確認してください。
変更する場合は[ファイル名変更]をクリックし、保存する場所に[リムーバブルディスク]
ドライブを指定してください。
39
2-7 年末調整一覧表
7 年末調整一覧表
Q1
出力されない社員がいる。
年末調整を行った社員のみ集計されます。退職者など年末調整を行っていない社員は集計
されません。
Q2
年末調整不要の社員(乙欄、退職、災害被災者など)が集計される。
年末調整入力で処理済になっています。[年末調整入力]で年末調整が不要な社員を呼び出
し、F7[削除]を行ってください。
Q3
表示する項目を選択したい。
F4[項目選択]にて表示する項目を選択できます。
40
2-8 年末調整合計表
8 年末調整合計表
Q1
源泉徴収票の税務提出対象者に○がついていない。
[源泉徴収票発行]の画面で、登録作業は済んでいますか?
[源泉徴収票発行]画面で未登録の社員の場合、「未登録」と表示されます。
[源泉徴収票発行]の新規登録時に税務署に提出する社員であるかどうかを判定します。
下の条件にあてはまる社員が、
「源泉徴収票を提出する者:〇」となる社員です。
<年末調整をした場合>
○源泉徴収票の支払金額が 500 万円を超えた非役員
○源泉徴収票の支払金額が 150 万円を超えた役員
<年末調整をしなかった場合>
○退職者で源泉徴収票の支払金額が 250 万円を超えた非役員
○退職者で源泉徴収票の支払金額が 50 万円を超えた役員
○源泉徴収票の支払金額が 2000 万円を超えた社員
○乙欄適用で源泉徴収票の支払金額が 50 万円を超えた社員
○災害者で源泉徴収票の支払金額が 250 万円を超えた非役員
○災害者で源泉徴収票の支払金額が 50 万円を超えた役員
上記以外で対象にしたい社員は、[源泉徴収票発行]で社員を呼び出し、F4[税務署提出]で
「税務署に源泉徴収票を提出:する」に設定し F12[登録]を行ってください。
41
2-8 年末調整合計表
≪役員か非役員かの設定≫
[役職登録]の区分欄で、「1:役員」か「0:役員以外」かの設定を行ってください。
[社員登録]で指定した役職によって、該当の社員が役員か非役員かを判定します。
Q2
源泉徴収票の税務提出対象者の判定をやり直したい。
《 Answer 1》
全社員の税務提出対象者の判定をやり直す場合は、F5[一括]をクリックします。一括処理
を行う際に、「税務署提出設定の再設定を行う」にチェックをつけてください。
《 Answer 2》
[源泉徴収票発行]で社員を呼び出して F7[削除]を行ってください。その後、再度呼び出し
て F12[登録]を行ってください。
(源泉徴収票の削除を行うと摘要欄に手入力した内容も削除されます。)
(源泉徴収票の削除を行っても年末調整の情報は消えません。)
42
2-8 年末調整合計表
Q3
支払金額・源泉徴収税額が合わない。
その年内の支払総額の支払金額・源泉徴収税額には、中途入社社員の前職金額は含まれま
せん。
43
2-9 年末調整総括表
9 年末調整総括表
Q1
受給者総人員が合わない。
平成 27 年 1 月 1 日現在において給与の支払を受けている者の総人員です。
平成 27 年 1 月 1 日以前に退職した社員は含まれません。
Q2
市区町村ごとの報告人数が合わない。
[社員登録]-[個人情報 1]に登録されている市区町村を確認してください。
また、年末調整総括表提出先の市区町村の確認を行ってください。
① メニュー画面から[社員登録]を開きます。
② 市区町村が変更になる社員を呼び出し、F5[納付先設定]をクリックします。
③ 「年末調整総括表(給与支払報告書)提出先」の欄で設定を行ってください。
44
2-9 年末調整総括表
Q3
表示されない社員がいる。
報告人員には、源泉徴収票を登録した社員のみ表示されます。
[源泉徴収票発行]でその社員を呼び出し、登録してください。
45
2-10 データ入力
10 データ入力
Q1
平成 26 年 12 月分給与が入力できない。
[初期設定]-[自社データ登録・修正]-[会社情報2]の年末調整範囲が「12~11 月」の
場合、平成 26 年 12 月給与の入力前に年次更新が必要です。
[特殊処理]-[年次更新]を実行してください。
『給与大臣』を終了せずに引き続き平成 27
年度の処理を行う場合は、[特殊処理]-[データ変更]を行い平成 27 年度データを起動し
てください。
46
2-11 年次更新
11 年次更新
Q1
年末調整を行う前に年次更新をしたい。
年末調整終了後に年次更新を行うのが理想的です。
年末調整を行う前に年次更新を行うこともできますが、年次更新後に平成 26 年度データ
で登録・修正を行った内容は平成 27 年度データに反映されません。
内容を変更する場合は、平成 27 年度のデータで登録・修正を行ってください。
年次更新は[特殊処理]-[年次更新]を実行してください。
家族登録を行っていない場合、
ここにチェックを入れると、社
員登録の扶養者情報が消えて
しまいます。ご注意ください。
また、一度年次更新を行い、平成 27 年度データを作成後、再度年次更新を行うと以下の
メッセージが表示されます。[OK]で進めると、作成済みの平成 27 年度データは削除さ
れ、新たに作成しなおしますのでご注意ください。
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2-11 年次更新
Q2
家族登録の扶養区分の「更新する」とは?
家族登録で登録されている扶養区分を、年次更新と同時に、生年月日から更新します。
・[家族登録]を使用していない場合
年次更新画面の「家族登録の扶養区分」の「更新する」のチェックは入れずに年次更新を行っ
てください。
年次更新後に、扶養区分の変更がある場合は、平成 27 年度データで、[社員登録]の扶養
者情報を手修正してください。
・[家族登録]を使用している場合
年次更新画面の「家族登録の扶養区分」の「更新する」のチェックを入れて年次更新をすると、
[家族登録]に登録された家族の生年月日から年齢を計算し、扶養区分を自動判定して更新
されます。
Q3
家族登録の扶養区分の、「家族登録の情報を、社員登録の扶養者情報に転送する」とは?
年次更新と同時に、家族登録で登録されている扶養区分を、社員登録の扶養情報に転送し
ます。
Q2 のように、更新をした場合は、社員登録も自動で更新されるので便利です。
しかし、家族登録を行っていない場合、ここにチェックを入れると、社員登録の情報が、
家族登録の内容に更新され、扶養者情報が消えてしまいますので、ご注意ください。
≪家族登録の配偶者の登録について≫
配偶者が控除対象配偶者ではない場合も、家族登録で配偶者の登録が必要です。
家族登録で配偶者を登録せずに、この「家族登録の情報を、社員登録の扶養者情報に
転送する」のチェックを入れると、社員登録の配偶者有無のチェックがはずれてしま
います。
※控除対象配偶者でない場合は、扶養区分は“対象外”にしてください。
名前がわからない場合は、名前欄は空欄で問題ありません。
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