市民意見提出制度実施結果 1 意見提出者数及び意見提出件数 意見提出者数 意見提出件数 2 持 参 1人 郵 送 1人 メール 1人 FAX その他 1人 計 4人 持 参 3件 郵 送 1件 メール 3件 FAX その他 9件 計 16件 提出された意見の概要と市の考え方 ①条例(案)全体について 意 見 概 要 市 の 考 え 方 ○目次がついていないので、全体像がつ ○今回の「春日部市市民参加推進条例 かみにくい提起となっている。 (案)」にかかる市民意見提出制度は、 ○各条文に「条」が記されていない ご指摘のとおり条例案にかかるご意見 をいただくために実施したものである ため直接的に条例形式にて資料を提示 することも選択肢の一つでありますが、 当市では市民の方々がわかりやすいよ うに今回のような簡便な形式で提示し ています。また、ご意見いただきました 「目次」の必要性につきましては、対象 案件にもよりますが、基本的によりわか りやすくなるものについては是非取り 入れていきたいと考えております。 ○まちづくりにおいての市民参加の対 ○ご指摘いただきましたとおり近年、公 象は公共であり、近年その概念が広がり 共の概念は広がっているところではあ つつある。条例案では旧来の公共を市民 ります。しかし、その概念が春日部市に 参加の対象としているが、これから制定 おいて確立されている状況ではないと する市民参加の条例なのになぜ後戻り 考えております。そのため、まずは第一 しようとするのか。これでは社会の動向 歩といたしまして行政活動に対する市 (少子高齢化/自立化など)についていけ 民参加の基本を確立し、その参加手続を ない。「市民が公共を支える姿」が春日 明確にすることがこの条例制定の意義 部のアイデンティティになればと願っ であると考えております。 ているが、そのためにも新しい公共を担 う市民参加を条例にて裏付けることが 重要だと考える。春日部は市民と行政が 協力し「市民が躍動する先進的なまちづ くり」を目指したい。 ○ワークショップ提言書の趣旨が尊重 ○ワークショップからいただきました されず、条例の骨格の部分に市民の意思 提言書につきましては、十分な内容の検 が反映されない。 討を行い条例案への反映も行っており 本条例は市民参加のワークショップを ます。 踏まえ制定しようとするものであり、条 本条例案では、第1から第5までに市民 例の骨格は市民の声の代表であるワー 参加の理念を盛り込んでおり、第6から クショップの提言を尊重すべきと考え 第14までは参加の手続としておりま る。ところが骨格となる市民参加の対象 す。地域コミュニティやテーマコミュニ 範囲が尊重されてなく、市民の代表意見 ティに対する市民参加は、市民と行政と が条例案に反映されていない状態だ。 が協働してまちづくりを行っていく上 <市民参加の対象範囲> では大変重要な事項でありますが、様々 提言書 行政+地域コミュニティ+ な協働が考えられることから、個別に具 テーマコミュニティ(NPO 等) 体的に指針を策定し、実効性のあるもの 行政 として整理することが必要ではないか 条例案 もし、提言書と違う形に骨格を変えるの と考えております。 であれば、戦略的な根拠を明確化してい 今後、本市におきましては「市民活動セ ただきたい。 ンター」の設置が検討されており、その 中でご指摘の点に関しても考慮してま いります。 ○市民が行政の施策に参加する手続が ○条例制定後は、明確な条例の運用がで 明確化されたことは良いことだと思う。 きるよう努めてまいります。 ②前文について 意 見 概 要 市 の 考 え 方 ○1行目「多くの人に支えられて・・」 ○文章を再度精査し、「歴史ある文化と は人ごとのような表現なので、「多くの 多 く の 人 に 支 え ら れ 発 展 し て き ま し 人の力により・・」等の表現にする。 た。」を「歴史ある文化を継承し、多く の人の力により発展してきました。」と 改めさせていただきます。 ○3行目「市民の豊かな未来」の「豊か」 ○ご指摘いただきましたように曖昧な という表現はあいまいなので、また「生 表現となっておりますので、文章を再度 活」という文言がどこにも使われていな 精査し、「市民の豊かな未来のために」 いのは問題だと考えるので「市民生活の を「市民生活の豊かな未来のために」と 確かな未来」等の表現にする。 改めさせていただきます。 ○10 行目「参加できる仕組みを作る・・」 ○この条例案で規定している「参加」は、 の「参加」について、これから様々な仕 「参画」も含めたものと考えておりま 組み作りに取り組むための目指すべき す。より多くの方に参加いただくために 目標を明記するという意味で「参画でき は、様々な仕組みを作る必要がありま る仕組みを作る・・」とする。 す。そのため、より広いイメージを持つ 「参加」を使用しています。 ③目的について 意 見 概 要 市 の 考 え 方 ○3行目「暮らしやすい春日部市」の「暮 ○「暮らしやすい」の中にはご指摘の居 らしやすい」は曖昧な表現であるので、 住生活、職業生活、余暇等全てにおいて 市民が居住生活・職業生活・余暇等すべ の快適さ、活動しやすさなどを含めて使 ● ● てにおいて「生 存し活 動する」ことの 用しております。 充実を目指して「生活しやすい春日部 市」とする。 ○条例の目的と対象に一貫性がなく矛 ○ご指摘のとおり、第1の目的や第2の 盾を感じさせる。目的を「市民と市の機 定義などを総じて見ると、条例案におい 関との協働による暮らしやすい春日部 ては「市民参加」を政策の立案、実行、 市をつくること」としているのは強い決 評価など市の機関が行うあらゆる活動 意の表れだと理解する。ところが、市民 に対する参加としながら、第6の対象は 参加の対象は行政だけに絞り、暮らしや その一部に限定されております。この条 すいまちづくりへの寄与度を削いでい 例は第1から第5までは「市民参加の基 る。これで暮らしやすいまちづくりを狙 本条例」、第6から第14までは「市の うのか論理的に矛盾を感じる。暮らしや 機関が行う活動のうち政策の立案部分 すいまちづくりを目的とするには、地域 に対する手続条例」という複合条例の形 コミュニティやテーマコミュニティ(N をとる予定です。結果的に、目的と対象 POなど)との協働が必要だと思う。本 に一貫性がないとのことでありますが、 条例案は今後のまちづくりにおいて市 まずは行政活動に対する市民参加の推 民の活動を限定するものとなり、市民社 進を図ろうとするものであり、市民と市 会を活性化しようとするエネルギーが の機関によりまちづくりを進める一歩 抑制されてしまう恐れがあるのではな と考えておりますので、ご理解を願いた いか。 いと思います。なお、地域コミュニティ やテーマコミュニティとの協働に関し ては、重要な事項であると認識してお り、様々な協働が考えられることから、 第16において規定している「指針」に より個別に規定し、実効性を伴うものに したいと考えております。 ④定義について 意 見 概 要 市 の 考 え 方 ○市の機関の考え方にある図について、 ○市民と議会そして市の機関によって 「議会」の位置関係が適切でない。議会 「春日部市」は成り立っていると考えて 制民主主義の原点を再確認する意味で います。ご指摘どおり図は3者の位置付 も、春日部市の文字のすぐ下辺りに記さ けが不適切に捉えかねないものですの れるべきである。 で、訂正させていただきます。 ○行政活動の定義において、「暮らしや ○「暮らしやすい」の中にはご指摘の居 すいまち」の「暮らしやすい」は曖昧な 住生活、職業生活、余暇等全てにおいて 表現であるので、市民が居住生活・職業 の快適さ、活動しやすさなどを含めて使 ● ● 生活・余暇等すべてにおいて「生 存し活 用しております。 動する」ことの充実を目指して「生活し やすいまち」とする。 ⑤市民の責務について 意 見 概 要 市 の 考 え 方 ○2項の「市全体の利益」では主体が曖 ○「春日部市」は市民、議会、市の機関 昧になるので、「市民全体の利益」とす の3者によって成り立っていると考え る。 ております。そのため、より良いまちづ くりをしていくためには、それぞれが自 らの利益だけを考えるのではなく全体 の利益を考えることが重要であるとの 考えから「市全体の利益」と規定いたし ます。 ○市民が自由な発言をしたことにより、 ○ご意見の内容は非常に重要なことと 被害を受けたりしないように保護され 考えております。そのため、基本理念に なければならない。 おいて「市民が参加の有無により不利益 な取扱いを受けないこと」として規定し ております。 ⑥市民政策提案手続について 意 見 概 要 市 の 考 え 方 ○春日部市市民参加推進審議会の中立 ○市民政策提案手続において市民参加 性を明記するようにしてほしい。 推進審議会の役割は、市の機関が寄せら れた提案に対して十分な検討を行った かを確認することであり、ご指摘のとお り中立性が重要となりますので、その立 場を大事にしていきたいと考えており ます。なお、条例に明記することについ ては「中立」という言葉は曖昧なもので あることから、そぐわないと考えており ますのでご理解を願います。 ⑦その他について 意 見 概 要 市 の 考 え 方 ○住居表示を、南桜井駅をはさんで南側 ○今回の市民意見提出制度の募集趣旨 を南桜井、北側を庄和としてほしい。 から外れていますので、残念ながらここ で個別に回答することはできません。い ただいたご意見は、所管課に回付させて いただきます。
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