水素遠隔測定装置

水素遠隔測定装置
Hydrogen Telemeter
空間水素濃度分布の測定
<特徴>
3.水素を選択的に検知
1.遠隔から水素濃度を測定
4.小型・軽量で携帯型
2.測線上の濃度分布がわかる
本装置はレーザーが気体に照射された場合に、気体から発生するラマン散乱光を利用しています。ラマ
ン散乱光の波長は気体の種類に固有なので、水素のみを選択的に検知できます。ラマン散乱の強さは
気体密度に比例するので気体の濃度を測定できます。レーザーを照射してからラマン散乱光が観測され
るまでの時間から距離が求められます。本装置では10m先の水素を検知可能ですが、延長することも可
能です。また、フィルターの交換で水素以外のガス検知も可能です。さらにガラス越しの測定が可能であ
り、密閉空間内の濃度測定も可能です。
水素遠隔測定装置(試作器)
基本仕様
・外形寸法:150W×198H×340D
・重量:5.8kg
・電源:Liバッテリー内蔵
(最大3時間駆動)
・測定濃度範囲:1%~100%
・測定距離:3m~10m
(濃度1%測定可能範囲)
・測定精度:±10%
・測定時間:1秒
測定イメージ
水素固有(波長)のラマン散乱
光の強度⇒ガス濃度
水素濃度と検出感度
水素ガス
レーザー照射からラマン散乱光
検知までの時間⇒ガスの位置
水素配管な
ど
水素濃度と検出感度
(石英ガラス越しで測定)
九州電子技研株式会社
九州大学
株式会社四国総合研究所