横 浜 市 記 者 発 表 資 料 西区連合町内会自治会連絡協議会資料 平 成 2 7 年 1 月 1 9 日 財政局公共施設事業調整室 平 成 2 7 年 1 月 5 日 財政局公共施設・事業調整課 「公共施設管理基本方針(素案)」をとりまとめました ~施設の安全とサービスを確保するための取組を整理しています~ 横浜市では、大量の公共施設を昭和 30 年代中ごろから平成の初めにかけて集中的に整備して きました。今後、老朽化が進むことによる保全・更新にかかる財政需要の平準化や、少子高齢化・ 人口減少社会によるライフスタイル変化に伴う市民ニーズの変化への対応などが課題となって きています。 これらの課題に対応すべく、本市でこれまで進めてきた、公共施設の安全確保や長寿命化を柱 とする保全・更新の取組を踏まえ、「公共施設管理基本方針(素案)」を取りまとめました。 これまで以上に計画的かつ総合的な公共施設の管理に継続的に取り組んでいくとともに、市民 の皆様が普段ご利用いただいている公共施設の状況や保全・更新などの取組について、よりご理 解を深めていただきたいと考えています。 【策定のポイント】 ◆ 横浜市が保有する全ての公共施設(都市基盤施設および公共建築物)が対象 ◆ 「横浜市中期4か年計画 2014~2017」の「施策 31 のサイクルを構築するための全庁的な方針 公共施設の保全・更新」に掲げる、保全・更新 ◆ 国が平成 25 年 11 月に策定した「インフラ長寿命化基本計画」、並びに 26 年4月に総務大臣から策 定要請のあった「公共施設等総合管理計画」に対応して策定 ◆ 本市がこれまで取り組んできた、安全確保や長寿命化の取組を踏まえ、平成 21 年3月に策定した「公 共施設の保全・利活用基本方針」を改定 横浜市中期4か年計画 (2014~2017) インフラ長寿命化基本計画(国) (H25.11 策定) 行動計画 進 横浜市公共施設管理基本方針(素案) 改定 【国や地方公共団体の各機関に要請】 インフラの維持管理・更新等を着実 に推進するための中期的な取組の方 向性を明らかにする計画。 推 基本方針 保全・更新に関する長期的かつ全体的な方針 横浜市公共施設の 保全・利活用基本方針 (H21.3 策定) イコール 公共施設等総合管理計画 (総務省) 【各地方公共団体に要請】 長期的な視点をもって、更新・統廃合・長 寿命化などを計画的に行うことにより、財 政負担を軽減・平準化するとともに、公共 施設の最適な配置を実現するための計画。 行動計画 計画的な保全・更新や効率的なサービス提 供、公民連携、環境整備など、中期的な取組 ※3月に「横浜市公共施設管理基本方針」を策定・公表する予定です。 ※ 「横浜市公共施設管理基本方針(素案) 」はホームページでご覧いただけます。 http://www.city.yokohama.lg.jp/zaisei/org/kokyo/hozenrikatuyo/kanrikihonhoushin.html お問合せ先 財政局公共施設・事業調整課 保全・利活用計画担当課長 足立 哲郎 Tel 045-671-3801 裏面あり 参 考 横浜市は、都市基盤施設(公園:約 2,600 公園、下水道管きょ:約 11,800km、道路: 約 7,600km、水道管:約 9,100km など)や公共建築物:約 2,600 施設(市営住宅:約 110 施設、学校施設:約 520 施設、市民利用施設:約 460 施設、社会福祉施設:約 310 施設等) など大量の公共施設を保有しています。 これらの施設は、昭和 30 年代半ばから平成の初めまでに収集して整備してきたため、 その多くは整備後 30 年以上経過し、老朽化が進行しています。 ◆ 公共施設の整備状況(都市基盤施設の供用開始年代別割合) 2,638 (公園) 総量 11,804 26 2,160 (km) (千m3/日) (箇所) 100% 7% 11% 9% 90% 5 (工場) 4% 12% 1,720 (橋) 39 (箇所) 7% 20% 14% 10,158 (m) 9,127 (km) 9% 4% 23% 25% 23% 70% 35% 28% 53.4 (km) 12% 21% 12% 18% 80% 26 (箇所) 平成 13~25 年度 24% 12% 15% 34% 平成 3~12 年度 19% 60% 40% 28% 50% 34% 28% 41% 35% 40% 24% 10% 24% 19% 昭和 56~平成 2 年度 8% 30% 42% 20% 27% 20% 10% 23% 7% 6% 2% 3% 3% 0% 昭和 26~35 年度 17% 23% 10% 8% 0% ー 水 再 生 セ ン タ 5% 8% 3% 0% 3% 道 路 橋 り ょ う 道 路 ト ン ネ ル 0% 大 規 模 ポ ン プ 場 22% 昭和 46~55 年度 20% 下 水 管 き ょ 公 園 27% 34% 21% 20% 焼 却 工 場 4% 22% 14% 6% 港 湾 岸 壁 水 道 管 12% 浄 水 場 ・ 配 水 池 昭和 36~45 年度 鉄 道 昭和 25 年度以前 ◆ 公共建築物の整備状況(公共建築物の築年度別整備状況) (万㎡) 50 その他 市営住宅 学校施設 市民利用施設 社会福祉施設 45 40 35 保有床面積 30 合計 25 約 1,000 万m2 20 15 10 5 0 昭 和 25 年 度 以 前 昭 和 30 年 度 昭 和 35 年 度 昭 和 40 年 度 昭 和 45 年 度 昭 和 50 年 度 昭 和 55 年 度 昭 和 60 年 度 平 成 2 年 度 平 成 7 年 度 平 成 12 年 度 平 成 17 年 度 平 成 22 年 度 横浜市公共施設管理基本方針(素案)の概要 【 趣 旨 】 2 公共施設を取り巻く状況 「横浜市中期4か年計画 2014~2017」の「施策 31 本編 3~ 10 ページ 公共施設の状況や社会的状況を整理 公共施設の保全・更新」を推進するため、 本市のこれまでの取組を踏まえ、保全・更新に係る取組を改めて整理した「横浜市公共施設管 (1) 公共施設の状況 ・ 大量に保有する公共施設の老朽化の進行、耐震化の推進 理基本方針(素案)」をとりまとめました。 (2) 人口の推移・推計 ・ 少子高齢化の進展、将来の人口減少想定 今後、市民・関係団体への広報を実施し、年度内に最終版を取りまとめる予定です。 ○ (3) 財政に係る状況 ・ 施設等整備費の減少傾向、今後の保全・更新需要の増加想定 目次(構成) 1 位置づけ 2 公共施設を取り巻く状況 (1) 公共施設の状況 (2) 人口の推移・推計 (3) 財政に係る状況 (4) 担い手の状況 3 課題 (1)継続的な安全の確保 (2)サービス提供における将来の不確実性への対応 (3)取組推進の基礎となる効率と効果の追求 4 基本方針 【基本方針1】安全で強靭な都市づくり 【基本方針2】必要な機能の持続的な提供 〔支援方針①〕公民連携をさらに推進 〔支援方針②〕取組推進のための環境整備 5 中期の行動計画(平成 26 年度~平成 29 年度) (1) 局行動計画 (2) 全庁行動計画 6 推進体制 7 行動計画等の見直し (4) 担い手の状況 ・ 保全・更新の担い手減少、より一層の公民連携推進が必要 3 課 題 「取り巻く状況」を踏まえ、 課題を整理 本編 11~12 ページ (1) 継続的な安全の確保 (2) サービス提供における将来の不確実性への対応 市民生活や経済活動などの安全・安心を確保するため、 都市を支える公共施設を常に健全に保つことが必要 将来のニーズの変化に対しても必要な機能やサービスを継 続的に提供していくため、柔軟な対応が必要 (3) 取組推進の基礎となる効率と効果の追求 1 位置づけ 本編 1~ 2 ページ 本基本方針策定の背景と他の取組との関連 横浜市中期4か年計画 (2014~2017) 【施策 31:公共施設の保全・更新】 横浜市将来にわたる責任ある 財政運営の推進に関する条例 推 進 横浜市中小企業 振興基本条例 厳しい財政状況や担い手が減少している中、継続的に保全・更新を行っていくた め、財政や情報、人材などの経営資源を最大限活用できる環境整備が必要 4 基本方針 前 提 H26.6 策定 横浜市 資産活用基本方針 H22.3 策定 公共施設等総合管理計画(総務省) 【各地方公共団体に要請】 イコール 保全・更新計画【施設群ごと】 法定点検や劣化調査、長寿命化対策工事、 耐震補強工事やその考え方を整理した実施 方針。 行動計画 【国や地方公共団体の各機関に要請】 個別施設計画 【各インフラの管理者に要請】 インフラ長寿命化基本計画(国) (H25.11 策定) 支える 支える 20 〔支援方針①〕 従来の発想にとらわれない公民連携をさらに推進します 支える ・連携機会拡大のための環境づくり ・新たな技術・手法の活用 ・民間のノウハウや資金の活用推進 ・施設等の有効活用による財源の創出 支える 2017 ) 【今後】施設群毎 の保全・ 更新の 実施方針を策定 相互補完・連携 2014 ・将来の不確実性への対応 ・管理・運営の改善 ・管理・運営における環境負荷の低減 ・効率的な施設量による機能の提供 ・「保全・更新計画」の策定 ・マニュアルに基づく確実な点検と的確な診断 ・ライフサイクルコストの低減を図りつつ更新 ・耐震化等による防災機能の強化 支える 〔支援方針②〕 取組を推進するための環境を整備します ・施設情報等を一元管理するデータベースの構築 ・局間連携体制の強化 ・人材育成とそれを活かす体制づくり ・適切な予算編成と充当可能な財源の積極的活用 ・市民等の理解の増進 年) を見据える】 横浜市公共建築物 マネジメントの考え方 【基本方針2】 変化に対応しながら 必要な機能を持続的に提供します 【 長期( 概ね (平成 26 年度~平成 29 年度) H21.3 策定 横浜市中期4か年計画( ~ 連携 行 動 計 画 横浜市公共施設の 保全・利活用基本方針 本編 13~17 ページ 【基本方針1】 将来にわたり 安全で強靭な都市づくりを推進します 【 未来のまちづくり戦略】 を踏まえて 踏まえる 基 本 方 針 改定 【 今回】横浜市中期計画4か年におけ る保全・ 更新に係る取組を整理 横浜市公共施設管理基本方針(素案) 保全・更新の取組を推進 するための基本方針 5 中期の行動計画(平成 26 年度~平成 29 年度) 1 ストックマネージャー制度の充実 2 保全・更新の担い手である市内中小企業との連携の深化 3 財源の拡充に向けた取組 6 推進体制 4 資産活用基本方針との連携 5 公共建築物マネジメントの取組 6 新地方公会計制度との連携 今後のスケジュール(予定) 【国】 インフラ長寿命化基本計画に 基づく各省庁の「 行動計画」 (2)全庁行動計画(組織横断的な調整が必要な事項) 本編 18~82 ページ 歩調を合わせつつ推進 ・※一般公共建築物所管局 ・ 教育委員会事務局( 学校施設) ) 2017 ・ 病院経営局 ・ 建築局( 市営住宅) ・ 交通局 ・ 水道局 ・ 港湾局 ・ 道路局 ・ 都市整備局 ・ 資源循環局 2014 ・ 環境創造局( 下水道) 31 ・ 環 境創造局( 公 園・ 緑地) 取組を整理 横浜市中期4カ年計画( ~ 【 施策 】 (1)局行動計画 「4基本方針」に基づき取組(行動)を整理 ※一般公共建築物所管局 政策局、総務局、財政局、 市民局、文化観光局、経済局、 こども青少年局、健康福祉局、 消防局、教育委員会事務局 (学校施設を除く) 取組の進行管理、情報共有・課題対応の体制 素案公表(財政局ホームページ) 1 月5日 市 民 ・ 関 係 団 体 広 報 3月 中旬 案 策 ・本基本方針の進行管理 ・「5(2)全庁行動計画」の推進および全庁的な課題対応 ◎ 都市基盤施設(部会) ・施設所管局ごとに「5(1)局行動計画」を推進 ・情報共有や技術協力等については部会において対応 ◎ 公共建築物(部会) ・施設所管局ごとに運営や施設機能の見直し等の取組を推進 ・再編整備や保全・更新については組織横断的な体制を構築し推進 PDCA サイクルによる管理 〇 解決が難しく様々な課題がある中、行動計画 等を見直しながら長期にわたり一つひとつの 取組を着実に積み重ねていくことが必要 〇 基本計画(=中期4か年計画)策定にあわせ 行動計画等を見直し 本編 84 ページ ① 行動計画等を改定 ④ 課題の見直し 成 本編 83 ページ ◎ 全庁的な体制(=ストックマネージャー会議) 7 行動計画等の見直し 完 PDCAサイクル による管理 ③ 行動計画等の振り返り・評価 ② 取組の実施 定 ・ 公 表
© Copyright 2025 ExpyDoc