農業用水で「川の国埼玉」の実現！～水と緑の田園都市・水辺再生事業～埼玉県では「川の再生」プロジェクトに取り組んで今年で３年目を迎えます。平成年には、県民の皆さんからの提案で農業用水３０箇所を含む１００箇所が出そろいました。そのうち３箇所は、比企地域の農業用水です。整備内容は、親水護岸、遊歩道、水質浄化対策など多彩です。農家の皆さんが守ってきた農業用水を地域の開かれた水辺とします。「川の再生」プロジェクトをきっかけとして、より多くの皆さんが農業用水に愛着をもち、本来の役割と多面的機能を理解していただけたらと考えています。県民みんなで支える「埼玉の農業・農村」をめざして、これからも事業を進めていきます。 22 【谷在家沼下地区】滑川町福田地内では平成年度から「ほ場整備事業」が実施され、谷津田地帯における水不足を解消するため、農業用水の確保を目的とするため池が整備されました。平成年度からは、このため池において、県が事業主体となり、親水護岸や散策道の整備等を実施し、安らぎと賑いのある水辺空間を創出します。 16 22 【八丁湖地区】八丁湖は吉見町黒岩地内にある農業用ため池です。吉見町が事業主体となり、平成年度から事業に取り組んでいます。平成年度は、堆積土などによる水質の悪化を解消するため池底の浚渫を行い、清流の復活を図りました。平成年度は、湿性花園等の整備を行い、安らぎと賑いのある水辺空間を創出します。 21 21 22 【長楽用水地区】長楽用水は川島町正直地内を流れる農業用水です。川島町が事業主体となり、平成年度から整備を実施する予定です。現在は土水路で川幅が狭く、一部崩れている箇所もあることから、樹木の伐採や除草をし、護岸を行うことで水量を確保することとしています。また、遊歩道も整備して安らぎと賑いのある水辺空間を創出します。 22