(注4)設定における注意事項があります。

平成 27 年 1 月 14 日更新
利用者クライアントソフト(Mac 版)の注意事項について
利用者クライアントソフト(Mac 版)について、動作検証の結果、設定における注意事項が判
明しましたので、以下に示します。
記
(1)JRE のダウンロードの問題(既知の問題)
OS X 10.7 以降は、デフォルトで JRE がインストールされていないため、利用者クラ
イアントソフトのインストールが失敗します。
【回避策】
JRE がインストールされていない環境の場合は、下記の手順で、最新の利用者クラ
イアントソフトをご利用ください。
① 動作作検証を行ったバージョンの JRE を Web サイトからダウンロードおよびイ
ンストールを実施
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html
②利用者クライアントソフトを下記の公的個人認証サービスポータルサイトから
ダウンロードおよびインストールを実施
http://www.jpki.go.jp/download/mac.html
(2)IC カードを利用するための機能のサポートに関する問題(既知の問題)
OS X 10.7 以降は、仕様変更により IC カードを利用するための機能が Apple 社か
らサポートされなくなりました。
【回避策】
下記のページより Mac OS Forge(*1)が提供する Smart Card Services のインストー
ラをダウンロードし、インストールすることにより、利用者クライアントソフト(Mac
版)が動作します。
Mac OS Forge の Smart Card Services Installers のページ :
http://smartcardservices.macosforge.org/trac/wiki/installers
*1) Mac OS Forge とは
アップル社が自身のオープンソースプロジェクトをホストするために立ち上げた
ウェブサイト。 (Wikipedia より)
アップル社が Smart Card Services を廃止し、Mac OS Forge がそれを引き継ぐ
かたちとなっている。
また、Macintosh 上の動作や操作についてのご質問に対して、OS X 本体について
はアップル社に、Smart Card Services については、Mac OS Forge に直接お問い
合わせいただくようお願いします。
1
(3)Safari6.1.4 および Safari7.0.1 以降で Java アプレット動作時、カード AP ラ
イブラリ(JNI)および、ローカルファイルにアクセスできない現象(既知の問題)
【回避策】
アクセス制限を解除する設定として、Java アプレットを実行する Web サイトに
対し、
「安全でないモードで実行」を設定することにより、問題なく Java アプレ
ットが動作いたします(図1)
。
図 1.Safari Web サイトのプラグイン設定画面(設定時)
図1のように設定を行った後、確認した場合には図2のように表示されます。
図 2.Safari Web サイトのプラグイン設定画面(設定後確認時)
2
(4)Java アプレット動作時に Java プロキシ認証画面が表示される現象(既知の問題)
以下の操作で図3の Java のプロキシ認証画面が表示されます。
・Java アプレット動作 「官職証明書検証」の実行時
・Java アプレット動作 「有効性確認」の実行時
【回避策】
ユーザ名、パスワードを入力することにより、問題なく動作いたします。
図 3.Java プロキシ認証画面
(5)OS X 10.9 環境において、IC カードアクセスの際、パスワード入力時に Exception
が発生する場合がある。
(既知の問題)
・利用者クライアントソフト:証明書表示、有効性確認、官職証明書検証、
署名付与/検証、オンライン失効申請
・ユーティリティ:プロキシ設定、パスワード変更
・カード AP ライブラリ(JNI):証明書取得、署名付与/検証
・個人認証サービス AP(C 言語 I/F,Java I/F):証明書表示、有効性確認、
官職証明書検証、基本 4 情報取得
【回避策】
IC カードのパスワードを入力し、
「OK」ボタン押下、処理を続行すると正常に動
作することを確認しております。
3
(6)ダウンロードした利用者クライアントソフトインストーラ及びアンインストー
ラが実行できない。
(新しい問題)
・OS X 10.8.5 及び OS X 10.9.5 において、ダウンロードした利用者クライアン
トソフトのインストーラ及びアンインストーラをクリックで実行した場合、
図4の警告ダイアログが表示され、実行できません。
図4.ダウンロードした利用者クライアントソフト実行時の警告ダイアログ
OS X 10.7.5 及び 10.8 より追加された Gatekeeper の機能により、署名が付与
されていないアプリケーションの実行がブロックされます。
なお、OS X 10.7.5 では、デフォルトの設定により Gatekeeper の機能が無効化
されています。
【回避策】
利用者クライアントソフトインストーラ及びアンインストーラを右クリックま
たは「control」キーを押下した状態でクリックし、表示されたメニューから「開
く」を選択します(図5)。図6の警告ダイアログの「開く」ボタンを押下するこ
とにより、インストール及びアンインストールを実行することができます。
図5.右クリックまたは「control」キー押下状態で表示されるメニュー
4
図6.「開く」ボタンのある警告ダイアログ
以上
5