オリンピック等を契機とした「(仮)WELCOME JAPAN」キャンペー ンの実施等について 【提案先】国土交通省 1.提案内容 (1)地方の魅力発信の強化 ○観光立国の実現に向けた、中長期的な「(仮)WELCOME JAPAN」キャンペーンの実施 ○歴史的・文化的資産などをはじめ、様々な観光資源を有する「地方の個性や魅力」 の積極的な発信、誘客の推進 (2)「おもてなし環境の整備」 、「移動利便性の向上」の推進 ○旅行者が快適に過ごせる「おもてなし環境の整備」を強力に推進。 ・観光施設等の多言語化を促進するための支援制度の構築 ・無料かつ、継ぎ目なく使える Wi-Fi 環境の整備促進 ・駐車場や観光トイレの整備に対する支援制度の構築 ・広域的なモデルコースを採択し、集中的に環境整備の強化を図る仕組の構築 ○継ぎ目なく移動できる「鉄道の共通割引パス」や「高速道路の共通パス」の提供な ど、地方への立ち寄りを誘発するための、旅行者の「移動利便性の向上」の推進。 2.提案の理由 ○東京 2020 オリンピック・パラリンピックや関西におけるワールドマスターズゲームズ の開催等の注目が集まる機会を捉え、訪日観光市場の底上げにつなげることが重要。 ○このため、歴史的・文化的資産など様々な観光資源を有する地方の個性や魅力を積極 的に発信、誘客を推進することで、地域経済の活性化につなげることが重要。 ○さらには、観光施設等の多言語化対応や、無料で使い易い Wi-Fi、駐車場や観光トイ レなど、旅行者が快適に過ごせる環境の整備が急務。 ○中部・北陸~(滋賀)~関西、関東~(滋賀)~関西間における、継ぎ目のない「割引乗 車制度」や「高速道路の共通パス」の提供促進により、地方への立ち寄りに期待。 (本県の取組状況と課題) ■これまでの取組(海外への発信、誘客実績) ・「go.biwako」をキーワードに、多言語(英・ 中(繁体字・簡体字)、ハングル)WEB サイトを構築、発信(H23 年度~) ・海外の旅行会社やメディアの担当者等へ、 概ね 3 か月後のイベント情報を毎月メール で配信。(H24 年度~) ・VJ事業等によるPRとの相乗効果や他の 要因も寄与し、平成 25 年の外国人宿泊客数 「go.biwako」(冊子版) が 19%伸びたが、国全体の伸びを 10%下回る。 人 メールニュース ■今後の取組 ・新たに外国人旅行者向けパンフレットを作成、訪日旅行予定者に届く仕組を確保。 ・多言語サイトのコンテンツ充実 ・留学生等を活用した、施設等の多言語化推進 ■課題 ・滋賀県は多くの歴史的・文化的資産、自然、体験などの観光素材を有するが、 大都市圏間の通過地になりがちであり、認知度向上と旅行客への動機づけが必要。 ・県内では、来訪客の多くを占める国内旅行客の受入対応が中心であるが、訪日外 国人旅行客2000万人の高みを目指すためには、受入環境の整備促進が必要。 ・滋賀県は各圏域の結節点に位置しているが、旅行者の利便性向上のためには、 一枚の共通パスで圏域を越え、広域に移動できる環境の提供が必要。
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