水道施設整備事業 統合簡易水道事業再評価及び 簡易水道統合整備事業事前評価 平成26年3月 山形県最上部真室川町 評価の内容(平成2 5年度実施) ■事業の概要 事業主体 伜(ニ 事業箇所 ハy 齏ゥ ノ*ツ 事業名 亶 ゥ9リリxャ Y Y;倬hシb 齏ゥ ノ*ネキ 「隧瓜2 補助区分 豫 Y Y;俐I]) I (真室川町真室川.及位.釜淵) 事業着手年度 兌ル 総事業費 テ ID ツ霍 ゥ Y; リリy 餔X馼シb 餔X馼シh,ツ 9リリxャ Y Y; 簡易水道再編推進整備事業の 簡易水道統合整備事業) 当初 工期 変更 兌ル (平成26年度) テCSづ都i 齏ゥ テ ID [ル テ#吋 平成26年度∼平成28年度) x冷 兌ル (769,940千円) テ ID [ル テ#YD 平成26年度∼平成28年度) 概要図 +lrAJ rろ1■■36qd/日 仙人E)690人 --uIij喜M…3..J三-=1==B3-.i ⊂:::::::=コ 1■EiJl lL*人E)■2〇人 i.諾仇5d,2t山1m7TJJ日 ■■… 一1-●● ;琵ニS/^Rに瀧一一-暮J-,.A.∼tIー■士■▲■ 二1-.----17 ぎLi. 剪 / フE≡≡≡警二一一一去/ドrI=, 劒D「 N--_広喜王正正ヨ ■★^Ell.341^ 一九1521nJ/El 仰山ヾ.+.芯ご.、+J⊥ご∵∵ ■1 乙QOl人 d=tEiJl 剪 (m■13/) S ・1- 目的、必要性 侘ク* x4 ィ7h6x5 ネ8ィ5x4X8 轌Uxスク*ィノ +8.ィ+リ+ ,jHクネゥ瓜8ャ 旧及位簡易水道では、水腹の浅 易水道では、水源の真室川表流水が高濁度となった際、既設の緩速ろ過では浄水処理が困難であった ことから、新たな浄水場の建設が必要であったo そこで、両簡易水道の浄水設備を整備するとともに、配水を融通できるよう連絡管の布設、及び既 設石綿セメント管の更新を行うことで、将来にわたり安定した給水と効率的な運営基盤を確保するこ とを目的とし、及位統合簡易水道事業を平成14年度から実施してきたo これまで統合簡易水道整備事業では、両簡易水道を連絡する連絡管整備、及位水源の膜ろ過施設整 偏、釜淵浄水場急速ろ過機整備、及び石綿セメント管の更新を実施した8 しかし近年、高濁度に加えて釜淵浄水場水源の真室川の渇水が懸念される状況となり、水源水量の 安定取水に問題があることから、新たな釜淵浄水場の建設を中止し、釜測地区-の安定給水のため真 室川上水道からの送水を行うこと、かつ、事業費の節減となることから、真室川上水道と及位簡易水 道を統合すべく、簡易水道統合整備事業に移行するものであるo 経緯 从ネキ ィャ Y Y; リ諸 C吋 リ+8.ィ+ヤHヲX郢 リ,ノ hク 嶌*ゥ 旧釜淵簡易水道は昭和43年に、 なか、及位水源においてクリプトスポリジウム指標菌が検出され、浄水施設整備が必要となったo釜 淵浄水場にあつては真室川の表流水を取水しているが、降雨等の急激な濁度上昇に既設緩速ろ過方式 の浄水処理では取水停止を余儀なくされる状況であるD統合簡易水道事業着手後においても、平成 16年と平成22年に豪雨による取水停止を余儀なくされ、断水措置を執った○ また、両簡水とも老朽化した石綿セメント管に起因する漏水事故対策のための配水管更新、水量不 足を解消するための配水池の増設など、配水機能の安定化を図るため、平成13年度に県知事の変更 認可を受け及位簡易水道に統合し、平成14年度から統合簡易水道事業を実施しているo 町財政状況から事業完成年度が延長され、平成24年には事業着手から10年を迎え、統合簡易水道 事業の再評価を行ない、投資効果の確認を行ったo しかし近年、釜淵水源である真 俯ゥ ネ,ネィ X*ィノノD +8.ィ. 8サX, +リ+リ-ⅸハx ワX 8ヤネ司w X/ 水している真室川上水道から釜淵地内に送水することとした○よって、水道施設整備事業の再評価及 び事前評価を行うo 2 ■事業をめぐる社会経済情勢等 当該事業に係る水需給動向等 X,ネ ,舒 8*ケ Hヌh+X+リネク悴H馼シhェ驅冦ゥUx,ノ[ル テ#吋 磯 平成15年度から平成24年度ま で、-El当り最大給水量が752m3となり、事業認可における計画給水量800m3/日を下回る見込みで あるo 真室川上水道のEl最大給水量は2,l70m3となり計画給水量2,240m3を下回ることになる.そのうえ 最上広域用水との基本受水量1,680m3で上水道配水区域(自然流下区域993m3+加圧給水区域272m3+ 秋LLI水系905m3-合計2,170m3)の自然流下区域993m3と加圧給水区域272m3を給水し、釜淵地区 427m3の内415m3は送水することが可能である(993+272+415=l,680m3)o釜淵地区での不足水量 427-415-12m3は及位地区での余裕水量360-325-35m3〉12m3を連絡配水することでまかなえるo 水源の水質の変化等 8*ⅸゥ瓜9 YZ 齏ゥ 近年の局所的な集中豪雨の影響 ほどの急激な濁度変動が生じ、取水停止することがあるo ・2・ ノUノzノ R X ) X 謁リ郢 ルEノ│リ/ +H曁+x. 当該事業に係る要望等 特になし○ 関連事業との整合 儷8鳧邵ヤ ラ8*H+ ,h,h+ZH5(5 x クヒ リ, ,H*(.薬 県道等の改良計画がある場合は 技術開発の動向 特になLo その他関連事業 霆I│ 愃ナク/ ヌh柯+X,H* 芥ト ゥ サJH キi7仆JH゙(岑サH*ィ・ h,b 真室川上水道区域内で、山形県 なるD橋梁添架水道管の更新が行われるが、真室川上水道から釜淵地区-の送水実施により配水管を 増径する必要はないことから、上水道事業の単独事業として対応するので、簡易水道統合整備事業の 対象にはならないo ■事業の進捗状況 用地取得の見通し rリヒ 9Gゥ X+x.俤ク,唔Tケwh,h, 侏 9]佶ィ夊,ノw & uノ. X,B 旧及位簡易水道から旧釜淵簡易 いたが、これらを県道待避場内等に地下式ボックス埋設整備したことから、今後の用地取得は不要と なった○ 今後、真室川上水道から釜淵地内に送水を計画することで、第5配水池(広域受水配水池)と川の 内配水池おいて増設が必要となるoまた、上水道給水区域末端の栗谷沢地内に釜淵受水池-送水する ための送水ポンプ室が必要となるoこれらの用地取得については、建設工事を平成27年度と平成28 年度で計画しているため、平成25年度に用地取得の内諾を得ているo 関連法手続等の見通し H,レI;刋 駅 H憖 ノ 駅 9 Yn) ルk8*& 現在の統合簡易水道事業に関し ただし、真室川上水道から釜淵地内に送水を計画することで、及位統合簡易水道の経営認可は、真 室川上水道に統合されることになるので、平成25年度中に真室川上水道の経営変更認可を申請許可 されるべく山形県と協議を進め作業を行っている○ ・3・ 工事工程l事業費ベースでの事業進捗率67.3% 当初計画 凵ヒ Hl4 B 配水管布設しこ3,724Ⅰ⊃ 劔Gゥ Hl5 買 XャyWゥ リ+X+ 2テs#Fメ R 配水管布設L=4,228Ⅰ⊃ 連絡管布設L=1.951h ul6 僭ゥ XャyWゥ tI17 H18 I 「 減圧弁l基 lt22 ルw 綿uC# 劍ヒ JR推進3箇所 9] ョ #" Y')'ゥ H24 H25 儖 b 買# 櫨) ゥGゥ 買 r 友テ H20 lI23 亶 sf 買 lll9 Ⅰl21 ヤテモ2 買 #3 モ:Hヌi Y ルOVネ 買#2 買#B Jル6Hエ ョ H25 H26 買#b H27 H28 僭ゥ Y') ル ル cS」 C テ モ2ノ ネ,ノ> sゅFモ2 事業実施上の課題l 町財政上年度毎の事業費支出が抑制傾向にあり進捗率が伸び悩んでいるため、工期を平成28年度ま で延長したo補助事業を統合簡易水道事業(2,458,976千円)から簡易水道統合整備事業(2,358,046 千円(内翌年度以降769,940千円))に移行することで、事業費が100,930千円節減できるo補助金が 109,718千円減り、起債額が8,600千円増えるので町の負担は実質では増えるが、毎年の維持管理普 を1,055千円圧縮できるo ・4・ その他の関連事項 特になLo ■新技術の活用、コスト縮減及び代替案立案の可能性 新技術の活用の可能性 (、 ネ ケ Y'X* h- hネ.ク暹 Y'X, (*(,INHァ(ノ :(+X+リ*ェH4 ィ7b 及位水源の浄水施設について、′ トスポリジウムの除去とともに、水振上流側が河川改修されていないため、降雨時等に上昇したこと がある色度(5.2度、H22.9.7)が設置基準を超えることからと、濁度の除去効果を重視し、膜ろ過 装置を平成24-25年で整備したo コスト縮減の可能性 ZI 9 yhI メツ モ 6メ X 邵+X,H*(.鑓-ネ+リワI h4 5 H4 配管埋設深度を道路管理者と協 ト、再生クラッシャーランの再生材料を積極的に活用しコスト縮減しているo 代替案立案の可能性 愛 _ケd *ィ, レIGゥ Y'(,ノvY│ゥW9 ク, (*(,H,ル ル リ,Y 陌 老朽化した石綿セメント管は更 外代替案はないo 釜淵浄水施設の建設は、平成13年度で上水道から受水した場合の事業費と比較し、統合簡易水道 事業として浄水場整備を計画したoLかし、近年釜淵浄水場が取水している水源である真室川で、渇 水の影響が懸念される状況になってきたことから、水源施設更新等で再度事業費、管理費等の比較検 討を行い、総事業費で100,930千円の節約となり、維持管理費でも1,055千円/年、軽減されるなど、 真室川上水道との連絡送水の広域整備の優位性が確認されたo よって、当初計画での釜淵浄水場の更新建設は中止し、真室川上水道から釜淵地区-送水を行うた め、統合簡易水道事業から簡易水道統合整備事業に変更することとした○ ■費用対効果分析 事業により生み出される効果 ノ 俎8, h. Y; ィ諍w ,X*ク, ( 9 H/ ゥ. x.薬 ①既設水道施設及び管路の老朽化 各家庭が独自で井戸を建設する費用、クリプト対策として各家庭が設置する浄水器等費用、飲料 水してボトルドウオーターを購入する費用を便益とする○ ②真室川上水道と統合による釜淵浄水場巡回.点検費の節減額 真室川上水道からの送水することで釜淵浄水場が不要となり、巡回点検委託費用を軽減できるo (診石綿セメント管の更新に伴う税夫の軽減額 漏水破損による漏水修繕費用を便益とするo -5- x. 8イ 費用便益比(事業全体) (D 費用便益比の算定方法 「水道事業の費用対効果マニュアル」に基づき、換算係数法により「総費用」 「総便益」を算出D ②便益の算定 釜淵地区の各家庭が独自で井戸を建設する費用と、及位地区の各家庭が浄水器、ボトルドウオータ ー等を購入するものとして積上げた。また上水道との統合により釜淵浄水場巡回・点検委託費軽減 額と石綿セメント管の更新に伴う損失の軽減額とした。 (回避支出法) 総便益費- 4,486,844 千円 ③費用の算定 費用については、建設費、更新費、用地費と維持管理費を加えた合計額。 総費用- 3,735,450 千円 ④費用便益比の算定 費用便益比(B/C) - 1. 20 > 1.00 費用便益比が1.0以上となることから、投資効果は有効であるo 費用便益比(継続事業) ① 費用便益比の算定方法 「水道事業の費用対効果マニュアル」に基づき、換算係数法により「総費用」 「総便益」を算出。 ②便益の算定 及位地区は施設整備が完成しているので、便益は計上しない。釜淵地区の各家庭が独白で井戸を建 設する費用と、上水道との統合により釜淵浄水場巡回・点検委託費軽減額と釜淵地区での石綿セメ ント管の更新に伴う損失の軽減額とした。 (回避支出法) 総便益費- 3,813,238 千円 ③費用の算定 費用については、残っている建設費、更新費、用地費と維持管理費を加えた合計額。 総費用- 1,153,986 千円 ④費用便益比の算定 費用便益比(B/C) - 3.30 > 1.00 費用便益比が1.0以上となることから、簡易水道統合事業に移行し事業を継続することでも投資効果 は有効である。 ■その他(評価にあたっての特記事項等) ー6- 1対応方針 釜測地区の水源である真室川においては、「渇水及び豪雨時での安定した取水量の確保 が困難であり、真室川上水道からの受水にて安定した給水が図られる」、かつ、「費用便 益比が全体事業で1.20、継続事業で3.30と共に基準値1.0以上で投資効果は有効である」 ことから、総合的に適当であると判断し、及位統合簡易水道事業から簡易水道統合事業で ある「真室川町.及位水道統合整備事業」に移行継続するものであるo ■学識経験者等の第三者の意見 釜捌地区の水源である真室川において、「河川の渇水に起因する安定した取水量の確保」、 「平成16年と22年、釜捌水源において豪雨による取水停止からの断水措置」及び、「高 濁度時の浄水処理が困難である」など、釜捌水源の脆弱さが課題として挙げられるo 課題に挙がったように、釜倒水源の継続利用は、水道を利用する住民にとってとても不 安なものがあるo 水道は生活の基盤として不可欠なものであり、安定した給水は水道事業者の責務である○ 本書にて、釜測水源継続利用の「及位統合簡易水道事業」と、県営最上広域用水利用の 「真室川.及位水道統合整備事業」の計画を比較した結果、安定した給水が図られること、 かつ、事業費及び維持管理費の軽減が図られることが分かったo よって、再評価対象の「及位統合簡易水道事業」を中止し、事前評価対象の「真室川. 及位水道統合整備事業」の事業を実施し、建設費の効率化と予算の確保に鋭意努力し、早 急な整備を図り、早期の事業完了を望むo ■問合せ先 厚生労働省健康局水道課技術係 〒100-8916東京都千代田区霞ヶ関卜2-2 真室川町役場建設課上下水道整備担当 〒999-5312山形県最上郡真室川町大字新町127-5 ・7-
© Copyright 2024 ExpyDoc