化学剤検知器 ケミプロ100

ケミプロ100
2
3
機器概要
①
②
③
④
⑤
⑥
⑦
1
6
プラスチックケース(圧力調整バルブ付)
ケミプロ100本体
布製携帯用ケース
パワーアダプタ
バッテリーパック
インレットフィルター予備
テストスティック
4
7
5
主要部名称
1
①
②
③
④
⑤
⑥
2
6
インレットキャップ
LED
ソフトキー
ソフトキー
オンキー(3秒長押し)
ソフトキー
バックライト液晶ディスプレイ
5
3
4
通常時液晶ディスプレイ
日付と時刻
使用中のライブラリ
アラーム音量
バッテリーの状態
検知された物質
キーメニュー
化学剤検知時ディスプレイ
・化学剤名
・類別
Nerve:神経ガス
Blister:びらん剤
Blood:血液剤
Unknown chemical:認識されない化合物
Nerve
Low
Menu
・危険レベル
(High-Med-Low)
メニューリスト
Menu
キーロック機能
メニュー機能
1、Trend:トレンド
2、Bar Graph:バーグラフ
3、Alarm Volume:アラーム音量
4、Sensor Test:センサーテスト
5、Alarm Memo:アラームメモ
6、Diagnostics:自己診断
7、Settings:セッティング
8、Clock/Date:時刻と日付
1)
2)
3)
4)
5)
6)
Gas Library:ガスライブラリ
Clear Alarm Memo:アラームメモのクリア
Clear Diagnostic:自己診断のクリア
Set Password:パスワードのセット
Miscellaneous Settings:その他の設定
Log Settings:ログの設定
作動原理
最先端のIMS(イオンモビリティスペクトル)で約1.0ℓ/分の定量のエアーをサンプリ
ングし解析しいる。このIMSセンサーは、内部に幾つかの電界が、エアーの流れに対して
それぞれ垂直に配置されている。センサーに入ってくる気体の分子は、アメニシウムアル
ファ線源によってイオン化される。そのイオンは電界の中を移動するが、移動距離はイオ
ンの質量や電荷によって異なり、その移動距離によって決まったユニットを本機に搭載さ
れたデータユニットと照らし合わせ、物質を判断する。
性能・検知限界
類別
神経ガス
Nerve
びらん性ガス
Blister
血液性ガス
Blood
化学剤
タブン
サリン ソマン
VX
マスタード
ルイサイト
検知限界
0.004mg/㎥
0.003mg/㎥
0.005mg/㎥
0.002mg/㎥
0.2mg/㎥
0.01mg/㎥
青酸ガス
20mg/㎥
致死量
150~400mg/㎥
100mg/㎥
50mg/㎥
0.1mg/㎥
諸元
・
・
・
・
・
・
・
寸法;24cm×8cm×4cm
重量800g
本体は振動、衝撃に強い構造である。
密閉性があり、降雨に耐性がある。
充電時間が約4時間で、概ね8時間作動できる。
動作温度は、-30℃~+55℃の範囲で使用できる。
50種類までのライブラリ(1ライブラリに物質100まで)を保存可能。
放射線
ケミプロ100は、低濃度放射線イオン化源を使用している。これは家庭用の煙感知器に
使用されるものと似ている。放射線源はアメニシウム241で放射能レベルは2.95MB
qである。鉛でシールドされた、干渉回避モジュールに納められており、ユーザーが放射
線の脅威にさらされる 心配は全くない。
メンテンナンス
・ 電源オフ時にすぐにエアキャップを閉じれば、本機が汚染されるのを防ぎます。
・ ケミプロ本体の外部表面は、低刺激性の石鹸と水で洗うことが出来ます。
(エアキャップが閉じられていることを確認する。)
・ 保管時は必ずエアキャップが閉じられていることを確認する。
・ エアキャップとフィルターの状態を定期的に点検する。
・ フィルターに目詰まりがある時はフィルターを交換する。
・ エアキャップ部の汚れは水を含ませた綿などで汚れを拭き取る。
・ その際、サーミスターには絶対に触れない。(フィルターの下部にある)
メンテナンスが必要な部品
エアーポンプ 寿命3000時間
IMSセンサー 寿命3000時間
バッテリー
フィルター
保管時の注意事項
・ 本機を、強い臭いのする場所(洗浄剤のある場所等)に保管しない。
手が薬品で汚染されている可能性のあるとき(ガソリンを扱った等)は、本機のインレッ
・
ト部に触らない。
・ インレット・フィルターを交換する際は、手が清潔であることを確認する。
・ 分解しない。
・ 振動、衝撃、防水であるが、乱暴な扱いは避け、慎重に取り扱うこと。
充電を行う場合、パワーアダプタ接続は真っ直ぐ慎重に挿入し金具を右に回し固定する。
・
離脱する場合も慎重に行う。
・
インレット・フィルターのを離脱した場合、その本体内部(インレットポート、サーミス
ター)は絶対に触れたり損傷を与えたりしない。
通常の使用方法
インレットキャップ
スタートアップ
Ⅰ
① インレットキャップを半時計周りに180℃回して開放する。
② Cを三秒間連続して押し続けると、電源がオンになります。
初期設定動作に、室温で約30秒かかります。
※全ての初期設定が完了し、使用できるまでには約2分かかります。
③ 電源がオンになると、自己診断プログラムが起動して、
ユニットの作動状況を監視します。
問題が生じた場合は、警告メッセージが表示されます。
自己診断プログラムがありますが、動作を確実にするために
使用毎にセンサーテストを実施してください。
センサーテストの方法
B(メニュー)を押して、C(右→キー)を押してセンサーテスト
に移動します。次にB(セレクト)を押すとテストを開始します。
テストステックをエアーキャップに近づけます。
正常に動作すればOKの表示がされます。
Ⅱ
シャットダウン
① メインスクリーンの右側のメニューキーにオフの表示が
あれば、2段階のボタン操作でシャットダウンできます。
② Cを三秒間押し続けます。シャットダウンが表示される。
A(OK)を一秒以内で押します。
B
A
C